桜満喫・春の飛鳥路

2010/04/08 - 2010/04/08

我が家に遊びに来てくれた千葉の両親を連れて、
ちょっと足を伸ばして、大好きな春の飛鳥めぐりをしてきました。

数え切れないほど訪れている飛鳥ですが、今回は何処もかしこも桜満開で、しかも暖かかったおかげで、素敵な飛鳥の春を満喫できました。

何より、レンタサイクルで６時間走り回ったにもかかわらず、
バテもせずに行動を共にした70代の両親の元気さに脱帽です！！

エリア 飛鳥(奈良)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

名古屋から車で2時間余りで飛鳥に到着。

この日、車を置いて、チャリを借り、最初に訪れたのが欽明天皇陵だったのですが、いつもは閑散としている宮内庁の管理室に数人の人が・・・。

珍しいなと思って係の方に聞いてみると、どうやら宮内庁のエラいさんが月に一度ご参拝に来られるようで、ちょうどその日にぶつかったみたいです。

欽明陵の横にある吉備姫王の猿石を観に回ると、参拝準備の真っ最中でした。

おかげで普段、閉まっている格子の扉が開いていて、カメラを格子の中に押し込んで・・なーんてことをせずに、中の猿石をラクに撮影できました。

猿石 名所・史跡

それにしても今時、筵に座ってのご参拝とは、さすが伝統を重んじる宮内庁です。

この後は高松塚と天武・持統天皇陵を回り、


（この古墳は鎌倉時代の盗掘記録で棺桶と骨壷が確認されているため、　天武・持統天皇の合葬陵とほぼ断定されています。　持統天皇は火葬で葬られた最初の天皇なんです。　古墳は沢山ありますが被葬者が断定されている古墳って珍しいんですよ）

天武 持統天皇陵 名所・史跡

（裏に回ると墳丘を見ることが出来ます。立ち入り禁止っていう割には無防備・・・）

亀石を経て、


（この亀石が西を向くと大洪水が来るという言い伝えがあります。　ちなみに現在は南西向き）

亀石 名所・史跡

聖徳太子が生まれたという橘寺へ。

橘寺 寺・神社・教会

無人スタンドでみかんを買ったりしながら、のどかな田舎道を自転車で移動するのは気持ち良かったです。

ランチは石舞台近くの夢市茶屋で「古代米御膳」を頂きました。

赤米を使ったご飯に、地元産の食材を使ったかなり豪華な御膳にもかかわらず、これで1050円です。

店内の殆どの方がこれを召し上がってました。

食事の腹ごなしに石舞台へ。

桜吹雪の中、大勢の観光客が押し寄せてきていましたが、これが蘇我馬子の墓って認識している方って、案外少ないんじゃないかなぁ・・。

石舞台から酒船石や板葺宮跡（今は浄御原宮跡説が有力）を回り、飛鳥寺へ。

板葺宮跡から甘橿丘の遠望。

実は訪れたこの日は4/8。

4/8と聞いてピンと来る方は、かなり信心深い方♪

そう、お釈迦様のお誕生日「花会式」の日だったんです。

いつもは拝観できる本堂内もこの日は見学できなかったんですが、式典の関係で普段締め切りの本堂の正面扉が開けられていラッキー☆

飛鳥時代特有の杏仁形の目を持つ飛鳥大仏様を外から拝観させて頂きました。

ちなみに飛鳥大仏は、普段から撮影OKのありがたいご本尊さまです。

お寺様曰く、身近に感じて欲しい・・とのことです。

甘茶を掛ける母。

私たちも一緒にお釈迦様のお誕生日をお祝いさせて頂きました。

飛鳥寺を後にして、資料館を回って最後にたどり着いたのが甘橿丘。

標高１４８メートルほどですが、老人2人にはキツかろうと思いきや、元気に登る登る！！(笑)

安居院(飛鳥寺) 寺・神社・教会

途中、こ−んな物騒な看板もありましたが、お目にかからずに済みました。

最後に甘橿丘からの絶景です。

大和三山のひとつ「畝傍山」と、後方が大阪県境の二上山。

こちらも大和三山のひとつ、耳成山。

ちなみに香具山は平べったくて、あまり見栄えがしないので撮り忘れるんですよねぇ。。。

中途半端な三山でスミマセン。



以上で、春の飛鳥路紀行は終わりです。

最後までお付き合い下さってありがとうございました！