2011/02/26 - 2011/02/26
568位(同エリア1062件中)
かとぽんさん
澤田酒造さんの蔵開きを満喫した帰り道、
欲張ってもう一箇所まわります。
NHK大河ドラマで話題のヒロイン江姫が最初に嫁いだ尾張の大野城。
お江さんといえば浅井三姉妹とゆーことで
滋賀県長浜が舞台・・・とばかり思っていたが
意外や意外、
なんと、地元知多半島に嫁にきていたのだ。
舞台となった尾張大野町は今、
町をあげての観光PRで盛り上がってますw
せっかくなんで寄っていこう〜♪
・・・しかし酒蔵でまったりしすぎて
時ははや、15時をまわってる・・・
見学できる資料館や展望台は16時まで。
さてさて、間に合うのか??
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-
澤田酒造の酒蔵訪問とお買い物を済ませ
急ぎ次なる目的地へ〜
ここからほど近い大野町へと向かいます。
大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」のヒロイン江姫の
ゆかりの地があるのです。
資料館の閉館時刻に間に合うかなぁ〜?? -
海岸沿いの252号線を一路大野に向かって走ります。
-
この辺りにも古い町家風の家が。
でも雨戸を閉ざして住んでる気配はなさそう。 -
潮風にあてられ傷みも早いんだろうか。
-
大野町に入り252号線から狭い路地を行ったり来たり迷いながら
なんとか16時ちょい前には到着しました。
尾張大野歴史資料館です。
大河ドラマの開始に合わせ、
大野町を愛する地元有志の皆さんが
町おこしのために立ち上げたそーです。
その名も「江」プロジェクト!
昨年から会議を重ねて様々な準備をすすめてこられました。
この資料館も大野郵便局の移転したあとの建物を利用して
期間限定(1/15〜12/4)週末と祝日に限り開館してるそうです。
10:00〜16:00
もう閉館間際なんでうろうろと外からうかがってると
中にいた男性が「どうぞどうぞ」と招き入れてくださいました。
(´∇`) ホッよかった〜 -
館内には壁一面にお江と最初の夫の大野城主・佐治与九郎一成関連の資料や
ここ大野の歴史や風土について紹介されてます。
江と与九郎一成相関図。
肖像画がずいぶんお年を召してる〜・・・
長女の茶々が一番若々しいw -
大野の絵地図
室町時代より産業文化が芽生え、
江戸時代に入ると海運業、醸造業、木綿、鍛冶等が発達し
多くの豪商が生み出され栄えたそうです。 -
張州雑志(1770〜1778)
尾張九代藩主徳川宗睦(むねちか)の命で編纂された100巻にも及ぶ大著から
大野の部分を抜粋してある。 -
江と与九郎一成の年表。
これによると江姫が与九郎一成のところへ輿入れしたのは
義父柴田勝家と母お市の方が
越前北の庄城落城で自刃した翌年のこと。
わずか10〜11才ほどのときなんですねー
政略結婚が常の戦乱の世とはいえ、なんとも切ない話です。
(・_・)......ン?そーなると
大河ドラマのヒロイン江を演じてる上野樹里さん、
現在の年齢設定は8〜9才??
うーん、ちょっとムリがないか? -
地元に伝わるお江伝説のあれこれ
このあとまわる予定の蓮台寺のことも書いてあります。
資料館の中央では60〜70代くらいとおぼしき男性が4〜5人
この資料館の番人がてら世間話をしながらまったりしていましたw
「江」プロジェクトのみなさんでしょーか?
このあとまわろうと思ってるビャクシンの木や蓮台寺、
城山公園のことをお聞きすると
親切におしえてくださいました。
「ビャクシンの木はここから左に行ってすぐまた左に曲がるとあるよー。
せっかくだから是非見に行ってらっしゃい。
城山公園の展望台は4時までだからちょっとムリかなー・・・
でも蓮台寺は開いてると思うよー」
そーかぁ、展望台はやっぱムリですかw
ありがとうございます〜 -
ちなみに大河ドラマでの
大野関連の放映日はこちらの通り。
注目ですねーw -
資料館でもらった案内MAPを手に、
裏通りへ出る。
ビャクシンの木をたずねて歩いていきます。
向こうに見えるのは茶店?
ようこそ「尾張大野へ」と染め抜かれたノボリが目を引きます。
この案内MAPといい、ノボリといい、
けっこー観光戦略に力入ってますw<大野町 -
おじさんに聞いた話だとこの辺りだと思うのだが・・・
たしか、おなじようなのが木は2本あるけど
「手前のは新しいやつでホンモノは奥の方だよ」ということ。
うーん、あれじゃないのかな?? -
児童センターの園庭から奥へ行けそうです。
あの奥の木がそうだろうか?? -
案内MAPの写真と見比べながら、どーやらこれっぽい。
柏槇(びゃくしん)
県指定天然記念物
江戸時代の大庄屋平野邸にそびえる「いぶき」
樹齢700年を越えるそうです。
かの徳川家康もこの地を訪れたときに賞賛したという。 -
実際にはこの平野さんのお宅の庭に生えてるので
敷地内には入れません。
児童センターの敷地から囲いごしに見ていますw
樹齢700年とゆーことは
室町時代からずっとこの地で大野の移り変わりを見続けてきたってことですねー
いやー、感慨深いっす。
資料館のおじさんたちは「もう、大分枯れちゃってるよなー」とかおっしゃってましたが
まだまだ元気いっぱいにこれからも大野の町を見守り続けていくんでしょーね。 -
資料館に置いてあった車に戻り、
今度は蓮台寺へやってきました〜
けっこー込み入った狭い路地の中にあります。
軽だからよかったけど大きい車だと大変ですw
やはりここらへんは徒歩で散策しないとね・・・(;^_^A -
もう16時はとっくにまわっちゃったけど、
まだ山門は開いてました。
(´∇`) ホッ
山門の脇に大きな寺紋が掲げられてます。
折敷(三方のこと)に三文字は一遍上人が開祖の時宗の紋。 -
山門の横には立派な松の木が。
大野城落城の折、ここ蓮台寺に落ち延びた江姫が
井戸に身を投げて投身自殺したと見せかけるため
この松の小枝に着物をかけておいたとされている
衣かけの松です。 -
あかずの門
江姫が逃げ込んだあと固く閉ざされ
その後再び開くことがなかったとされる。 -
山門から入って中から眺めてみる。
かなり枝振りの立派な松です。 -
傍らにちゃんと説明書きが。
これも「江」プロジェクトの方たちが製作されたのかな? -
寿山塚
初代大野城主 佐治駿河守宗貞が埋葬されています。
その昔、宗貞公が修験者に乗り移り、
「この塚にて病気平癒などを願えばかなえよう」と言われたと
伝わっています。・・・と、書いてありました。
とりあえずお賽銭を入れてお参りだけしておこうw -
さて、蓮台寺を後にし、ここから車で5分ほどの
大野城跡がある城山公園にむかいます。
が、駐車場がわからずまた迷子に・・・
狭い登り坂をあがった所に数台停められそうなスペースが。
やはりこーゆうところは
車で来るべきじゃないかも・・・(;^_^A
時間があるなら歩いてゆっくり散策したいとこです。 -
椿?山茶花?
冬場の彩りに乏しい公園の中で赤が映えます。 -
ひと気のない公園をすすんでいく。
夕方とかだとちょっとコワイかもw -
展望台はどこ?
(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ
向こうのほうに山門のようなものが。 -
展望台の案内板が。
(´∇`) ホッ
ここからのぼっていくんですね。 -
山門をくぐってすぐ佐治神社の手水舎がありました。
-
これが参道とゆーことでしょーか??
ゆるやかな石段が続きます。 -
上りきったと思ったらまだあった・・・
(;^_^A アセアセ・・・
前方が明るくなってきました。 -
頂上に出てきました。
大野城址の石碑があります。 -
徒歩での散策だとここから入ってくるようでした。
こちらが正式な門だったのかな? -
展望台に到着〜
一見天守閣風展望台です。
実際の大野城を復元したものではありません。 -
開放時間は11〜2月は9時〜16時となっていたので
もう諦めてたのだがまだ開いてますー
やったw
来週はもう3月とゆーことで
延長してくれたんでしょーか?? -
管理人さんが閉めにこないうちに
急いで上っちゃいます。 -
階段を一気に上がっていくと
-
2階の踊り場部分
格子窓からのぞくと海がみえてきました。 -
ここ大野は室町時代より海運業が盛んでした。
日の丸扇は大野水軍を率いる佐治氏の家紋です。
この扇の紋を染め抜いた四半のまとい(四半とは
幅と長さの割合を1:1.5とにした布のこと)が
そのまま尾張藩の廻船の船籍を示す船印として
下田奉行に届け出がされていました。
また御用船には船印の他に
荷印の四半も立てられました。
尾張藩の尾の字が染め抜かれてあります。(案内板より要約) -
ここにもお江さんの肖像画が・・・
なになに?
覚えやすくまとめると「お江は3・3・3の人生」?
第1に3度の結婚
(佐治与九郎一成、羽柴小吉秀勝、徳川秀忠)
第2に3回の不幸
(父浅井長政を失う、母お市を失う、夫与九郎一成と離縁)
第3に3人の子供は女として望み得る最高峰
①皇室②公家③武家の頂点に立ったからだそう・・・ -
大野三代城主 佐治八郎信方夫人 於犬の方像
織田信長の妹君でもあります。
その息子が与九郎一成なのでお江さんとは従兄弟同士で結婚したんですね。
姉のお市の方も美しいが
このお犬の方もなかなかのもの。
と、ゆーことは息子の与九郎一成さんも
イケメンだったのだろーか??
ちなみに大河ドラマで与九郎一成を演じるのは
俳優平幹二郎を父親に持つ、
平岳大(ひら・たけひろ)さんだそーです。
江との結婚当時は15〜16才くらい。
なんとも若いカップルです。 -
続いてもう1階上がります。
-
おっ、海が見えてきましたー
-
手作り風の案内書きが。
「大野城主佐治与九郎一成と妻、お江が眺めた伊勢湾」
海が輝いて眩しいくらいです。 -
彼方に貨物船?がちらほらうかんでます。
当時は廻船が盛んに行き交ってたんでしょーか? -
北のほうをのぞむとはるか遠くに新舞子が。
2基の風力発電のプロペラが見えます。 -
こちらは南側。
あの小高いところに佐治神社が祀ってあります。
当時はあそこに物見やぐらがあったそうです。 -
政略結婚で若くして嫁いだ江姫と与九郎一成夫妻も
仲むつまじくこの風景を眺めていたのでしょーか。
しかしそれもほんのひとときの幸せに終わることになるのです。 -
与九郎一成と江姫の結婚後まもなく
小牧・長久手の合戦で秀吉方と家康方の勢力争いに巻き込まれ、
大野城を追われることに。
新婚生活は実質数ヶ月で終結することに。
はかな過ぎますね・・・ -
1階へおりてきました。
大河ドラマのポスターが貼ってあります。
今は静かですが
きっと大野が舞台になる4月にはたくさんの人で
賑わうんでしょう。 -
展望台から出ると左右に紅梅と
-
白梅が向き合っています。
戦乱の世に翻弄され
はかない新婚生活を終えたお江と
一成が梅に姿を変えたのか・・・なんつって。 -
鳥居から伊勢湾をのぞむ。
まもなく17時になろうという大野の町並み。
もうちょっと遅い時間だと夕日がきれいなんだろうなぁ〜 -
大河ドラマの人物相関図が貼ってあります。
すでに上段の男性陣はほとんどお亡くなりになってますなぁ。。。 -
佐治神社へも参っておきましょう。
-
佐治神社
4代城主佐治与九郎一成の像が祀ってあります。
毎年4月中旬、菩提寺・斎年寺の住職を招き
子孫や地区関係者がそろい、
佐治家の法要がここで営まれるそう。 -
ここには当時物見やぐらが据えられていたそうです。
のどかな伊勢湾の風景が広がります。
400余年前の落城の折には悲惨な光景が繰り広げられていたのだ。 -
再び展望台の前へ降りてきました。
辺りには人影もなくなりました。 -
地元知多半島でプチ歴史ロマンに浸りつつ、
大野城址をあとにしました。
手前に写ってるのは桜の木だと思うので
開花の頃にはまた違う表情を見せてくれることでしょう。 -
おまけの写真
帰り道新舞子マリンパークよりのぞむ夕日。
今頃大野でも同じ風景がのぞめたのかな?
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この旅行記へのコメント (9)
-
- はなかみno王子さん 2011/03/22 22:46:59
- ヤブツバキでしょうか
- ツバキとサザンカの見分け方。。
たいへんよく似た花ですが。。
サザンカは花弁がハラハラと散って消えてゆく。。。。
一方、ツバキは花の形を留めたまま一気に朽ちる。
が見分け方だそうです。。
戦国の世では、ツバキの潔い散り方が好まれたのかも
知れません。
果てさて、かとぽん様はどちらがお好きかな?
王子はサザンカの散り方が好き。
- かとぽんさん からの返信 2011/03/23 14:22:44
- RE: ヤブツバキでしょうか
- 王子様
またまた書き込みありがとうございます〜
震災以来被災地や原発のニュースに気も休まらず
4トラも放置状態で・・・
ツバキはたしかに散り際が潔いですが
どこかもの悲しさが・・・
戦国の武将には好まれたのかもですね。
再開された大河ドラマでも柴田勝家とお市の方が
自刃されてしまいましたね。
潔い最期でしたがかなしい別れ方でした。
私もやはり王子様と同じく
サザンカの方がいいかも〜??
- はなかみno王子さん からの返信 2011/03/23 20:40:52
- RE: RE: ヤブツバキでしょうか
- かとぽんさま
> ツバキはたしかに散り際が潔いですが
> どこかもの悲しさが・・・
お市さま亡き後の大河ドラマ。。。
王子、信じられない。。
お江ちゃん、これからがんばって。。
茶々は何だか魅力感じませんわ。。、
市さま信望no王子・・
-
- はなかみno王子さん 2011/03/09 23:04:42
- 3.3.3繋がり・・
- かとぽんさま
はじめまして。そしてご訪問いただきありがとうございます。
お江さんの娘、和子(まさこ)さんの情報です。。
ご参考まで。
http://4travel.jp/traveler/prince_of_hanakami/album/10544823/
でもパリ旅行記、チカラ入ってますね〜。
しっかり、そして思う存分楽しまれた様子が伝わってっきました。
時間作って11編の旅行記みてみます。。。
王子。
- かとぽんさん からの返信 2011/03/10 13:01:37
- RE: 3.3.3繋がり・・
- 王子様
ようこそ拙い旅行記においでくださいました〜
お江さん情報ありがとうございます〜
旅行記を拝見しましたところ
王子様におかれましては
お江様には格別の思い入れがおありのように感じますw
お江さんはご自身も波乱の人生でありながら
そのお子たちもそれぞれ劇的な人生をあゆんでおられたんですねー
賤ヶ岳も次男の住んでいる福井への道中、素通りするだけでしたが
これを機会にじっくりたずねてみたくなりました。
ドラマでもいよいよ舞台が賤ヶ岳へと移りますねー
ますます目がはなせません♪
- はなかみno王子さん からの返信 2011/03/16 23:41:36
- 伊吹野・大久保 セツブンソウの旅
- かとぽんさま
地震で罹災された方を思って、4trにはしばらく旅行記
アップしないことにしました。
もしご興味ありましたら、3/12に訪れた表題旅行記は
下記のURLからご覧ください。
PCの閲覧はこちら
http://www.imagegateway.net/p?p=C4HA4GjN2Uf&t=LCJ
パスワード: omiji
王子
- かとぽんさん からの返信 2011/03/18 13:31:58
- RE: 伊吹野・大久保 セツブンソウの旅
- 王子様
お知らせくださりありがとうございます。
早速拝見させていただきました。
セツブンソウ?というのは初めて拝見しますが
なんとも可憐な花ですね。
春は名のみの近江路で懸命に咲いてる姿が愛おしいです。
幻想的な竹生島の景色も心惹かれます。
この度の震災では大変な惨状ですが
王子様のお住まいではいかがでしょうか?
私は東北の祭りが大好きで毎年岩手県の
盛岡や北上に出かけ、
昨年は東北五大まつりもすべてまわってきたのですが
連日TVから流れる悲惨な光景に
ここ、去年訪れたところだ・・・などと思うと胸がつまります。
無力な自分に今できるのは募金に協力することくらいです。
東北や北関東の一日もはやい復興を祈るばかりです。
-
- ゆうこママさん 2011/03/06 19:41:15
- よくばり散策
- こんばんは〜。
ずいぶん欲張って廻りましたネエ。
お江さまが大野城に嫁いでいたとは、全く知りませなんだ。
世の中、知らないことだらけでございます。
大野は、昔はずいぶん栄えたのに今はすっかり寂れて何となく元気のない様子。
大河ドラマがらみで元気になると良いですね。
最後の1枚は、それまでの写真とうって変わって、どうしちゃったのヨ〜ってな写真ですねえ。
別の旅行記に勝手にとんでっちゃったかと思いました。
オッサレ〜。
- かとぽんさん からの返信 2011/03/07 08:46:26
- RE: よくばり散策
- (。・ω・)ノ゙ コンニチワ♪
1時間余りの駆け足散策でしたー
大野は海運で栄えた町ですが
今は人影も少なくひっそり。
でも地元有志のみなさんは
これをきっかけに町おこしをと、頑張っておられます。
私的にはグルメ面がもっと充実したらなぁ〜とか思うんですがw
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