いにしえ旅行記　1987-88年　トルコーエジプト　その5　エジプト カイロ

1987/12/28 - 1988/01/11

カイロには当時勤めていた会社の駐在員事務所があったので、ツアーから離れ、自由行動をとらせていただきました。
ツアーの皆さんはタハリール広場にも行ったんじゃないかな。
私はカイロ市内より郊外へ出ました。
写真は少ないけど、充実した1日でした。

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

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カイロの朝です。

今日はツアーとは別行動。
朝ごはんだけみんなと一緒に食べて、ではまたねー。

先ずはカイロ博物館へ。
ここは良いですねぇー。
本当にどれもコレも、見るもの全て、圧倒的なスケールで、今まで見てきた他のどの博物館よりも迫力があります。
黄金製品って、金箔が張ってあるんじゃなくて中まで全部金。
2tくらいの金塊がドーン、ドーンですからねぇ〜。

大英博物館の方が充実していると聞いて、後日行ってみたけど、私はカイロ博物館の方が好きだった。

良い機会だからとラクダに乗せてもらいました。
ラクダって立ち上がるときがすごいスリリング。
ジェットコースターに乗っているみたい。
立ち上がってしまえば、後は楽だー。

ピラミッドの中へ入ります。
本当の入り口は左上のところ。
ここは閉まってて、現在、皆が利用しているのは墓泥棒があけた穴です。

大列柱室を抜けて玄室まで行きました。
私は霊感がないので、何も感じることなく無事到着。
玄室には石の箱状のもの（棺にしては短すぎ）があるだけで、壁画も無く、あっさりしたもの。

ピラミッドの隣には太陽の船の博物館があります。
ファラオがなくなると、魂は船に乗って移動します。
昼間の魂が乗るのが太陽の船。夜は月の船。

発掘されたものを元に復元された太陽の船です。
大きい。

ところで、この博物館で面白いことに気がつきました。
入場料、大人は5ポンドと書かれています。
コレは外国人にも読める。
私は5ポンドを払って5と書かれた入場券を得ました。

一緒に来てくれた駐在員は居住者のIDのようなものを見せたので、アラビア語のみのチケット。
私、仕事でアラビア語の書類のコピーを取っているうちに、数字だけは読めるようになりまして、このチケットが1ポンドであることに気づいてしまったのでありました。
外人からは5倍も取ってるのかよー！

これが太陽の船の博物館の外観。

実際にピラミッドを見るまでは、頂上にまで上ろうと(映画、ナイル殺人事件で見たんでね）思ってましたが、実物を見ると無理だとわかりました。
1個の石が私の腰くらいまでの高さがあるので、よじ登らないとダメ。
はるか彼方の頂上までよじ登りが出来るとは思えない。

スフィンクスとツーショット

ギザを後にして、サッカラへ向かいました。
道中、川沿いに農家が並ぶ道を通りながら、家畜と一緒に暮らす家や、川で洗濯する様子などを見ました。
やっぱり、生活は厳しいみたい。
都会以外の暮らしぶりを見れたのは、私にとっては良いことでした。

ギザには沢山いた観光客が、サッカラには1人もいなかった。
遺跡丸ごと借り切り状態。贅沢やなー。
風化して丸くなってしまった階段ピラミッドが、人のいない寂しさとよくマッチしていました。

中に入れるのがあったので、チップを弾んで入れてもらいました。
中にはキレイな規則正しい直線的な壁画。絵というより「柄」。なんか千代紙みたいだと思ったと日記に書いてました。

丸1日、自由に遺跡めぐりが出来て幸せでした。
夜は他社の日本人家族の方々も交え、日本食で宴会。日本食って贅沢ー。

1/10帰国日
「4:30am、部屋を出るまでにベランダへ出てみた。
ここは27F。下の方はスモッグかなー、かすんで見える。カイロではタバコを吸わない人も1日に40本吸っているのと同じくらい肺が汚れるという。確かに喉が痛い。雑多でゴミ溜め見たいなところがある街だけど、立ち去りがたいこの感じ。まだ消化不良。帰るのがもったいないな。」

この後、また飛行機を乗り継ぎ、乗り継いで、成田へ帰りました。
ツアーの大阪組が羽田へ移動するのを尻目に、国際線の伊丹行きに乗って帰りました（なんか、ラッキーだったみたい）。