2010/09/04 - 2010/09/07
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sekinejunichiさん
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前篇より続く・・・
「是非、お願いします。私もどうしても行きたいです。お願いします。」
今日のスケジュールはアルメントフーベルへ行って、あとは自由行動だ。
井上夫妻を探す。
「僕たちも、どうしてもグリンデルワルトへ行きたいんです。連れて行って下さい。お願いします。」
「じゃあ、ご一緒しましょうか」
「はい!是非、お願いします」・・・やった!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 東武トップツアーズ
-
ホテルからバスで駅まで。井上さんとラウターブランネンからユングフラウヨッホ経由のグリンデルワルトまでの切符を買う。添乗員さんが切符売り場で面倒見てくれた。
申し分けない気持ちでいっぱいだった。
08:35の登山電車に乗る。降りてからケーブルカーまで少し歩く。ケーブルカーはすぐやって来た。
ケーブルカーでアルメルトフーベルへ。ユングフラウがハッキリ見える。
「珍しいわ、こんなに見えるなんて・・」添乗員さんも感激している。ユングフラウは「乙女」と言う意味で、恥ずかしがり屋でなかなか顔を見せないと言われているそうだ。
ラッキーだったと思う。 -
丸太を刳り抜いた水溜めがあって、そこへ牛が水を飲みに来た。佑介が大喜び。楽しそうだ。
しばらくして井上夫妻が、私達はそろそろ行きましょうかと言う。
そうですね。
添乗員さんに礼を言って下山。「気を付けてねー」「ハーイ」 -
ラウターブルンネンで下車。クライネシャイデックへ向かう。
クライネシャイデックからユングフラウヨッホまでは登山電車だ。
途中アイガーグレッシャーで止まった。何を思ったのか、圭介が駅舎のトイレへ。えっ大丈夫かな?
圭介が駅舎から出てくるや否や、ドアが閉まった。あわてる圭介。電車は走り始める。
デッキの少しだけ開いている窓から 次の電車でおいで。上で待っているから。バツ悪そうに「ウン」
登山電車はアイガーヴァントとアイスメーアで二度のトイレタイムがある。それと勘違いしたらしい。
ユングフラウヨッホからの眺めは流石に凄い。アイガーの北壁もユングフラウも間近に迫る。
この展望台で3454m。さすがに息が苦しい。苦しくて動けなくなる。空腹だったのでチキンサンドとコーヒー、佑介にもチキンサンドとコーラを買い、井上夫妻と一緒に食べる。
そろそろ次ぎの電車がきそうだ。圭介用にチキンサンドと水を買い、乗降口で佑介と待つ。
ガタゴトガタと音がして、電車が来た。人混みの中に圭介を見つける。 -
圭介にサンドと水を渡すと、佑介はその辺見て来るよ、と消える。
井上夫妻に 上に氷の宮殿などありますから行ってみませんか?と誘われるが、息が苦しくて動けそうもない。圭介を連れて行って貰う。
展望台でユングフラウとアイガーを見ながら佑介を待つ。
少し風が出てきたようだ。アイガーの頂上に雲が流れ始める。
ユングフラウの頂上はすでに雲で隠れている。
チョット興奮ぎみに佑介が来る。氷の宮殿へ行って来たらしい。携帯で撮った写真を見せて「これさー、みんな氷で出来てるんだよ。凄かったよ。・・・・父さん何処へも行かないの?」
「息が苦しくて動けなくて、ここで圭介達を待っているんだよ。」
まもなく井上夫妻と圭介が下りてくる。10分後に電車が来るらしいと伝える。
では、それに乗りましょう。時間もないし。と井上さん。そうですね。
クライネシャイデックで乗り換え、グリンデルワルト行きに乗る。 -
車窓からの景色は思った通りのどかだ。
線路に沿ってハイキングコースが見える。牧草地帯が広がって一面のグリーンだ。農家の家が点在する。
馬も牛も羊もいる。時間が、信じられないほど、ゆっくり、ゆっくり過ぎて行くようだ。
息子達は黙って車窓を流れる遠くの景色を眺めている。
そうか、君はこんな景色を見ていたのか。そう思った。
グリンデルワルトのあの写真の場所へ行ったら、妻に会えるかも知れない。
あの写真の姿のままで、私達が来るのを待っているのではないか。
勝手にそんな妄想を抱いていた。たまらなく恋しかった。妻に会いたいと思った。
心の奥のほうから、なにか熱いものが込み上げてくるような気がした。
抑えようとすればするほど胸が熱くなって、心が震えた。
車窓の景色がボンヤリと霞んできて、堪え切れなくなった熱いものが頬を伝っていった。
何度も、何度も涙を拭いた。拭いても拭いても、涙は止まらなかった。 -
いくらか落ち着いた頃、電車はグリンデルワルトへ着いた。
駅に着くと井上夫妻が ここで別れましょう。私達は私達で行くので。
そうですか。ありがとうございましたと礼を言う。グリンデルワルドは
アイガーの北壁がホントに間近にみえた。登山者も肉眼で見える。
周辺をウロウロ歩いてみた。写真にあったような場所は見つけれない。
小高い丘があって、上まで行って見る。ここでは無い。
それでも近くをいろいろ歩いてみる。まるで違う。 -
圭介が「やっぱ、添乗員さんが言ってたように、クライネシャイデックからハイキングしたんじゃない?」
「そうかなぁ」「そうだよ、きっと。人の言う事聞けばいいのに」
一言も無い。父さんが軽率だった。
あんな高原はいっぱいあるはず、そこから探せばなんとかなる。
そう思っていた。
歩き疲れて駅のベンチで休む。
くたびれた。
「・・帰ろうか・・・」「・・うん・・・」
インターラーケン・オクト行きの電車に乗る。
三人とも無言だ。 -
‘10・9・5
07:30 息子達を起こす。メシー!ロビーで待ってる事に。圭介が来る。
「佑介は?」「今来るでしょ」レストランに入る。暫くして佑介から電話。
「何処にいるの?」「レストランだけど」
「ロビーにいるって言ってたじゃん」怒っている。
「食事しよう。早くおいで」 -
09:00 ホテル出発。首都ベルンへ。
バスで約1時間。バラ公園へ寄る。ここからベルン市内が一望できる。
比較的丈の低いバラが奇麗に咲いている。ちゃんと手入れが行き届いている。 -
市街を散策。アインシュタインが住んでいた家の前を通り、大時計の前へ。
いま11時だ。仕掛け時計が11回鳴るのを見学する。 -
教会があった。中に入ろうとすると、今ミサの最中だからもう少し待ってと言われる。
すぐ傍で、なにやらロケ?TV?と聞くと、NON!MOIVE。と答えた。スタッフの女性のほうが奇麗だ。
ミサが終わったようだ。教会に入る。ここも凄い教会だ。ステンドグラスも本物だし、ホントに太陽光がステンドグラスから漏れてくる。この巨大なパイプオルガンも聞いてみたいものだ。 -
周辺を散策。
やがてベルンを後にルツェルンへ。
途中レストランでランチタイム
中は閑散としている。日曜日は暇だそうだ。
ビシッとスーツを着た爺さんが一人で食事している。何かカッコイイ。見つめてしまう。
食事を終えて外でタバコを吸っていると、さっきの爺さんがビッとクラクションを鳴らし、手を振っている。
バイバイ。VOLVOがウィーンと走り去った。カッコイイ爺さんだった。
途中だからと、「嘆きのライオン」を見学する事に。
驚いた。これは凄い。見た瞬間、涙が出そうになった。
あのフランス革命で、ルイ16世やマリーアントワネットなど王家の防衛にあたったスイスの傭兵786名は、テュイルリー宮殿に押し寄せた革命軍により、虐殺された。ルイ16世が攻撃命令を出さなかったからと伝えられている。
胸を矢で射抜かれた、瀕死のライオンが、見る人の心に何かを語りかけて来る。
涙が出そうになったのは、そのせいだ。
この1枚岩には、傭兵786名のすべての名が刻まれている。 -
バスはルツェルンへ
ルツェルンは日曜日とあってかなりの賑わいだ。ルツェルン湖が美しい。
アリーナはヨットがいっぱいだ。 -
ルツェルン湖に注ぐロイス川の畔はオープンカフェテラスだ。
花がいっぱいだ。街中を散策する。素晴らしく素敵なところだ。若い女性が美しい。 -
ルツェルンからチューリッヒへ。
この旅もそそろ終わりに近づく。 -
チューリッヒの市内でバスを止め、駅まで歩いて行く。日曜日は街中で開いているレストランは少ない。
バーンホフ通りを歩く。市電が走っていた。 -
チューリッヒ駅の地下にフードコートがいっぱいあると聞く。いろいろ廻ってみたが、結局最初に戻って怪しげなFFに入る。二人の中国人と三人の国籍不明でやっているようだ。いずれ地球人だ。
シンガポールヌードルとワンタンスープを頼むが、スープ、スープと言っても、はぁ?と言う顔をする。
圭介が「ドイツ語はスッペンて言うの」
「ワンタンスッペン・・」OK OK
通じた。シンガポールヌードルは、なんのことはないヤキソバだった。
チョットしょっぱいが、なかなか旨い。ハイネケンも頼む。
食後三人でぶらぶら歩く。みんな何処にいるんだろう?
まだ集合時間には早い。
佑介はまた先に行ってしまった。圭介とベンチのある喫煙所を探す。
集合場所へ行くと、ほとんどみんな揃っていた。
佑介もいた。
皆さん揃ってますねー 出発しまーす と添乗員さん。
今日はルネッサンスチューリッヒホテル。
ここも近代的で良いホテルだ。☆☆☆☆☆です。 -
部屋で少し休んでから1階のバーへ。
SMOKING OK? NO−!OUT SIDE
はいはい了解。
外へ出ると、ベンチがあった。そばに灰皿。
一本吸って、さっきのバーへ。ビールを頼む。
モントルーのジャズフェスのビデオを見ながら一杯。
圭介が来た。圭介もビール。私はONCE MORE
22:00 就寝 -
08:00 朝食
いつもと変わりないようなハム・ソーセージ、スクランブルエッグ
まあこんなものでしょう。
09:30 ホテル出発。チューリッヒ空港へ。
手続きを済ませ、空港内へ。佑介はまだ不機嫌。
圭介とコーヒーを飲む。
まだ時間はたっぷりあると思っていたが、時間がドンドン過ぎていく。あっという間だ。
今回の旅行で息子達の成長を垣間見たような気がする。
圭介は、爽やかな好青年と同行の人達の評価だった。
いつもボーッとして、人の後ばかり付いていく、線の細い子だったが・・。
佑介は、無口で人付き合いの下手なおとなしい少年だが、胸の中に熱い物を秘めている。
人一倍、気のやさしい子だ。それは父さんが一番よく知っている。
もっと、もっと勉強をすると約束してくれた。
彼等の人生の何ページ目かに、何かの種を播くことが出来たのなら、
この旅行は意義のあるものになるはず。 -
本来の目的は達せられなかったが、いい宿題が出来たと思っている。
またスイスへ行こうと言う理由が出来た。もしも私が行けなくなっても、
息子達はいつか必ず、この地を再訪するに違いない。
今回の旅行を企画して下さった阪急交通社へ感謝。
そしてなによりも、なによりも、添乗員の小柳津 知子さんへ深謝、深謝。
13:25 スイスインターナショナルのLX-0160は、颯爽とチューリッヒ空港を離陸。
アウフヴィーダーゼェン スイス
もう一度かならず・・・。
そしてその時は、きっとあの高原へ・・・。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- とらいもんさん 2011/02/16 10:36:40
- またお邪魔しました
- すみません。
お写真で五枚目は、クールからサンモリッツ間の「ベルギュン」らしいです。なぜなら、昨年まで三年連続宿泊した所なので、もしか?と確かめましたので、多分!とおもました。
また6枚目の「アイガー」はクライネシャイデックくからブエンゲンに下るからからの撮影らしいです。画面の左尾根あたりがクライネシャイデックでしょう、と思います。
以上、間違ってましたら、お許しください。
失礼いたしました。
- sekinejunichiさん からの返信 2011/02/16 12:56:37
- RE: またお邪魔しました
- > すみません。
> お写真で五枚目は、クールからサンモリッツ間の「ベルギュン」らしいです。なぜなら、昨年まで三年連続宿泊した所なので、もしか?と確かめましたので、多分!とおもました。
> また6枚目の「アイガー」はクライネシャイデックくからブエンゲンに下るからからの撮影らしいです。画面の左尾根あたりがクライネシャイデックでしょう、と思います。
> 以上、間違ってましたら、お許しください。
> 失礼いたしました。
- sekinejunichiさん からの返信 2011/02/16 13:03:09
- RE: またお邪魔しました
- > すみません。
> お写真で五枚目は、クールからサンモリッツ間の「ベルギュン」らしいです。なぜなら、昨年まで三年連続宿泊した所なので、もしか?と確かめましたので、多分!とおもました。
> また6枚目の「アイガー」はクライネシャイデックくからブエンゲンに下るからからの撮影らしいです。画面の左尾根あたりがクライネシャイデックでしょう、と思います。
> 以上、間違ってましたら、お許しください。
> 失礼いたしました。
コメントを戴きありがとうございます。
いずれいつか妻の写真の地へ・・・
と思っています。
もし、具体的にお解りのようでしたら、
お知らせ下さい。
2〜3年後には再訪する予定でいます。
ありがとうございました。
- sekinejunichiさん からの返信 2011/02/16 23:00:47
- RE: またお邪魔しました
- > すみません。
> お写真で五枚目は、クールからサンモリッツ間の「ベルギュン」らしいです。なぜなら、昨年まで三年連続宿泊した所なので、もしか?と確かめましたので、多分!とおもいました。
> また6枚目の「アイガー」はクライネシャイデックくからブエンゲンに下るからからの撮影らしいです。画面の左尾根あたりがクライネシャイデックでしょう、と思います。
> 以上、間違ってましたら、お許しください。
> 失礼いたしました。
たぶんご指摘の通りだと思います。
記憶を辿り写真を再見しました。
現在掲載の写真は登山電車からクライネシャイデックへ
向う車窓から撮った写真だと思います。
いろいろ調べましたが、
文章と一番近い写真と思います。
ありがとうございました。
今回の旅行は同行の人達がヨーロッパの達人が多く
驚きましたが、まだまだ超達人がいっぱいいる事に
びっくり致しました。
いろいろお教え戴きたいと思っております。
-
- とらいもんさん 2011/02/16 10:05:28
- よかったですね
- おじゃまします。
はじめまして。
胸を打たれました。
神様は、素晴らしい「景色」を作ったんですね。
写真の中に「アイガー」の雄姿がありましたが、多分「クライネシャイデック」近辺と思います。
圭介君は、きっと今一度スイスに行かれることでしょう。
以上、お節介な内容ですが、コメントさせていただきました。
失礼いたしました。
グッラク。
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