2011/01/29 - 2011/01/29
1346位(同エリア1708件中)
まみさん
手芸は、不器用というよりはそれに必要な忍耐力がないために苦手な私は、せいぜいボタン付けくらいしかやりません。
そんな私が東京ドームの国際キルトフェスティバルに行ってみたのは、手芸すらやらないド素人が見てもきっと楽しめると思ったからです。
案の定、非常に手間ひまかけて丹念に制作したことがうかがえるすばらしい力作ぞろいで感嘆しました。
精巧な、あるいはダイナミックな絵を見ているようと思って近付くと、実はそれら1つ1つが刺繍だったり、アップリケだったり、生地の柄だったり。
二次元の平面の絵のようでありながら、布や糸の部分が微妙に立体的な三次元で、二次元の絵にはない魅力があります。
現代絵画でも、例えばコラージュ手法などで、微妙に立体的な材料をキャンバスに貼り付けて制作したりしますが、ああいう作品の、ただの絵の具によるラインや色彩では得られない魅力に通じるのかもしれません。
というわけで、そんなキルトの世界に4時間たっぷり浸ってきました。
そして、初めて行ったせいもあり、まるでカタログでも作ろうかって勢いで、気に入った作品の写真を撮りまくってしまいました。
ちなみに、この東京国際キルトフェスティバルの存在を知ったのも、最終日に間に合ったのも、実はフォートラベルの旅行記のおかげです。
<初めて行った東京国際キルトフェスティバルの旅行記のシリーズ構成>
□(1)グループ部門───凝ったデザインや心の原風景を呼び覚ますデザインに魅了される
■(2)日本画を見ているような和のキルト部門と、キルト作家たちのキルトガーデン
□(3)延々と飽きなかった「花」のパートナーシップキルトと過去の日本キルト大賞の作品
□(4)キルト作家たちによる新作の競演(前編)
□(5)キルト作家たちによる新作の競演(後編)
□(6)まさしく絵になった額絵キルト部門と愛らしいジュニア部門の作品とアーミッシュのキルティングビー
□(7)一枚の絵を見ているようだった創作キルト部門(完)
この旅行記に集めたのは、まずは和のキルト部門の作品です。
和のデザインを眺めていると、自分が日本人だなぁとつくづく感じます。
描かれたモチーフに全く縁のない今時の、情緒ない生活をしていても、やはりそういうのを目にすると、日本人としてのアイデンティティーが刺激されるのでしょう。
ただし、写真に撮ったのは、写真としてメリハリのきくデザインのものに片寄っていると思いますので、あしからず。
キルト作家たちのキルトガーデンは、たくさんのキルトに囲まれた、作家たちの理想のくつろぎの場が演出されていました。
ガーデンブースは写真が撮りにくいけれど、ちょっとのアングルの違いで写真の印象がかなり変わるため、撮り甲斐があります。
キルトガーデン・ブースには6人ほどのキルト作家のガーデンが並んでいました。
トークショーの最中のブースが見学客で混んでいるのは分かりますが、一つのブースだけ、見学しようと並ぶ人で蛇のような行列がずらっとできていました。
すき間からチラッと覗いたけれど、ド素人の私にはそのブースだけ極端に人が集まる理由は分かりませんでした。
あとでブログなどをひっくり返して、ひょっとしたら山口百恵さんのブースだったのかもしれないと気付きました。
そういえば誰かが「あの並んでいるところが“ももえ”ちゃんの作品よね」と話しているのが聞えたような(実はあの場では“ともえ”ちゃん、とも聞こえました)。
6人のキルト作家のキルトガーデンがある中で、そこだけ極端に人が集まっていたのは、やはりネームバリューでしょう。あんなに混んでいなかったら、私も他のキルト作家のブースよりも関心を持ったと思います。
あるいはやはり突出して人を惹きつけるものが作品にあったのかしら。
そのブースを除くと、最終日だからか、会場は思ったより混んでいませんでした。
同じ東京ドームで毎年2月に行われる世界らん展には平日の午後にお休みをとって出かけますが、それよりも混んでいなかったくらいです。
これがタレントのトークショーがある日だったりしたら、もっと混雑していたかもしれないと思うと、キルト・ド素人かつ芸能界に疎い私は、都合のついた日がそんな日でなくて良かったとつくづく思いました。
和のキルト部門とキルトガーデンを見学した後、KEY COFFEEのティーラウンジでケーキタイム休憩をとりました。
もちろんその写真もあります。ふつうのチョコレートケーキですけどネ。
東京国際キルトフェスティバル2011の公式サイト
(いつまで閲覧できるか分かりませんが)
http://www.tokyo-dome.co.jp/quilt/
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「蓮池」(中島洋子)
蓮池や かわず飛び込む 水の音───でしたっけ!?
カエルちゃん中心の近影も撮っておけばよかったです。 -
「紅葉に魅せられて」(作者メモし忘れ)
昨年のすばらしい紅葉はまだ記憶に新しいです。 -
一部に注目すると印象が変わる@
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近付くと刺繍部分が分かる
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可愛い紅葉グループ2つ
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「杜のフレーム」(村田厚子)
藍布で杜の中の草花小鳥をモチーフにしたそうです。
藍布は落ち着いて身近に感じられます。でも、手ぬぐいしか連想しなかった私は発想が貧困かしら。 -
デザイン化された草花や小鳥?
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「唐花唐草」(石池嵩子)
ステキなインテリアになりそう。 -
「夜菊の宴」(飯高悦子)
幻想的な秋の夜の花の競演。 -
「花筏」(山本与志子)
ああ、桜の季節が待ち遠しい……。 -
「茜空」(山本三千代)
絹を染めるところから手掛けたそうです。 -
家路に誘われる
わざと斜めに撮ってもいいかんじではないかと気付きました。 -
「富山の春」(坂上政子)
さくらの柄の古い着物を生かした作品です。
細かい金糸がきらきらしていました。 -
こぼれんばかりに咲く桜
一部だけ切り取って撮影すると、桜の豪華さより、桜のある日本人なじみの風景の印象の方が強まりました。 -
「潮騒」(上村義子)/奨励賞
夫の貝コレクションからインスピレーションを得たそうです。
きっとそのコレクションから海が感じられたのでしょう。 -
「雅のいろどり」(澤田仲子)
都おどりのイメージだそうです。
そういわれると、大勢で踊っているように見えなくもないです。 -
「手毬の詩」(佐藤茂子)
楽しいようなほっとするようななつかしいようなデザインです。 -
手毬をよく見ると……
ここまで凝っているのもあれば、布地の柄を生かしたアップリケみたいな手毬もありました。 -
「天璋院篤姫の生涯」(加川信子)
篤姫のイメージというより、篤姫が脱ぎ散らした絢爛豪華な着物を想像したものだそうです。 -
デザインの一部に注目
くねくねっと火の玉っぽいのに、篤姫の心意気としなやかな魂が感じられる!? -
「四季の花ものがたり」(小澤秀子)
結婚する長男の新婦が実家に挨拶しにきたのをきっかけに、長男夫婦の幸せを願って作成した、と確かメッセージにありました。
細部の花のデザインがすばらしくて、1つ1つ見入ってしまいました。 -
春ウララな桜の季節
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雛のえさやりに忙しいツバメがいる夏
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牡丹やシャクナゲや……スミレかな
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杜若の咲く初夏
花菖蒲……といいたいところですが、花びらの中心が黄色くないので違うでしょう。
あやめ……といいたいところですが、花びらの中心に文目(あやめ)模様がないので違うでしょう。 -
藤の花咲く初夏
左の白い花は、うーむ。 -
トンボと桔梗がある幻想的な秋
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「天の羽衣」(高原明美)
竹取物語の最終章からインスピレーションを得たそうです。 -
そのうちの一コマ@
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「竹時雨」(水上ミチコ)
こういうデザインを見ると、日本の梅雨もいいものかも、と思ったりします。 -
「輪舞曲」(舛蔵昌子)
和のようであり、洋のようであり。 -
和のキルト部門第1位
「犬がおしっこする時 片足を上げる訳」(吉田波知子)
かわいーのに、なんつータイトル@
作者からのメッセージには、タイトルの回答は特にありませんでした。
デザインに隠されているのかしら。
展示の作家のメッセージの全文引用
「第好きな犬張子がモチーフの2枚目のキルトです。犬用ビスケットの形に見えるパターンにして、全部古いきものの地を使いました。私、母、祖母、従姉妹、叔母、親戚中の思い出の詰まった布たちを、解いて洗ってが大変でした。」 -
犬張子、百面相!
青い犬張子がおしっこしようとしているところ!? -
斉藤瑶子先生による「スウェーデンの野趣あふれるフロントガーデン」より
ここからはキルト作家たちによる「ようこそ! キルトガーデンへ」のブースで撮影したものです。
やっぱり目を引きます、この布で作った家々は@ -
雪が降った町
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扉をあけて@
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キルトに囲まれたテーブルとイスと
表紙候補でした。 -
鷲沢玲子先生による、りんごの木のあるイギリスの庭より
青リンゴがかーわいっ@ -
はじけるようにたくさんのリンゴ
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収穫されたリンゴ
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壁にもリンゴのキルト@
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小関鈴子先生のパリのアパートの中庭より
無造作なのにおしゃれなテーブルの上と、エッフェル塔のキルトに惹かれます。 -
エッフェル塔のデザインバッグと、布で出来た花たち
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家主はちょっと席はずし
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フランスの国旗色と同じ……いや、逆に並べられたクッションのベンチがチャーミング@
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郷家啓子先生によるシンプルな都会のパティオより
シンプルでもやっぱりお洒落@ -
キルトの絵と、キルトのテーブルクロスがかかったテーブル
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テーブルの上、家主はちょっと休憩中
ハリネズミの針刺しがキュートです。 -
カラフルなバッグに布がぎっしり@
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キャシー中島先生の色鮮やかなハワイ風のガーデンより
くつろぎながらお仕事中。
コーヒーフロートのアイスがまだ溶けていません@
(近くでは確かめられませんでしたが、やっぱり布製かな。) -
キルトのパラソルで強い日差しを避けて
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衝立てのキルト
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黒羽志寿子先生による、井戸端のあるなつかしい裏庭より
藍布がアクセント@ -
可愛らしいミニチュア
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おこたの上に針道具
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井戸や藍染めの染色桶のある中庭
桶の用途はたぶんそうだと思うんですよ。 -
KEY COFFEEのティーラウンジに魅せられる@
ここらでちょと休憩タイムをとりたくなりました。
まだグループキルト部門と和のキルト部門とキルト作家によるキルトガーデンしか廻っていませんが、撮った写真も見直して整頓したくなったのです。 -
ケーキセット(1,000円)でひとときくつろぐ
「東京国際キルトフェスティバル2011(3)延々と飽きなかった「花」のパートナーシップキルトと過去の日本キルト大賞の作品」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10542069
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