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軽井沢の聖パウロ・カトリック教会の設計者として知られるチェコ出身のアントン・レーモンド(1888~1976)は、数多くの建物を建ててきましたが、中でも教会建築には多くの作品を残しています。<br /><br />東京都内には彼の設計による教会が3件あります。「聖アンセルモ教会」、「聖オルバン教会」、「聖パトリック教会(カトリック豊島教会)」を設計しました。<br /><br />今回レーモンドと共に建設に携わった三沢浩氏(元レーモンド建築設形事務所スタッフ)の案内で、聖パトリック教会を訪問しました。建設にまつわる様々なお話しをうかがい、見学とともに興味ある秘話といったものを知ることができました。

レーモンド建築の魅力を求めて ① ー 聖パトリック教会

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2010/10/14 - 2010/10/14

195位(同エリア389件中)

2

28

Weiwojing

Weiwojingさん

軽井沢の聖パウロ・カトリック教会の設計者として知られるチェコ出身のアントン・レーモンド(1888~1976)は、数多くの建物を建ててきましたが、中でも教会建築には多くの作品を残しています。

東京都内には彼の設計による教会が3件あります。「聖アンセルモ教会」、「聖オルバン教会」、「聖パトリック教会(カトリック豊島教会)」を設計しました。

今回レーモンドと共に建設に携わった三沢浩氏(元レーモンド建築設形事務所スタッフ)の案内で、聖パトリック教会を訪問しました。建設にまつわる様々なお話しをうかがい、見学とともに興味ある秘話といったものを知ることができました。

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  • 東京メトロ有楽町線要駅を降りて5分位歩くと、山手通り沿いに聖パトリック教会 (カトリック豊島教会)があります。この教会は1956年(昭和31)年に建設されました。

    東京メトロ有楽町線要駅を降りて5分位歩くと、山手通り沿いに聖パトリック教会 (カトリック豊島教会)があります。この教会は1956年(昭和31)年に建設されました。

  • 屋根の上に大きな十字架があり、その下の庇にはPとXを組み合わせたエンブレムが飾られています。

    屋根の上に大きな十字架があり、その下の庇にはPとXを組み合わせたエンブレムが飾られています。

  • 教会入口です。

    教会入口です。

  • 長年レーモンドのもとで仕事をしてきた三沢浩氏です。この教会のことだけでなく、レーモンドが日本で携った数多くの作品について熱く語って下さり、氏のレーモンドへの傾倒をうかがい知ることができました。

    長年レーモンドのもとで仕事をしてきた三沢浩氏です。この教会のことだけでなく、レーモンドが日本で携った数多くの作品について熱く語って下さり、氏のレーモンドへの傾倒をうかがい知ることができました。

  • 聖堂内に入ると、静かな中にも凛とした雰囲気が漂い、心が引き締まる思いがしました。

    聖堂内に入ると、静かな中にも凛とした雰囲気が漂い、心が引き締まる思いがしました。

  • 礼拝堂の脇には小聖堂もあり、ここはふんだんに木を使っていて、落ち着いた空間となっています。

    礼拝堂の脇には小聖堂もあり、ここはふんだんに木を使っていて、落ち着いた空間となっています。

  • 祭壇の上部を見てみました。

    祭壇の上部を見てみました。

  • 祭壇前に椅子が3脚置かれていて、それぞれ背にブドウとハトの絵が描かれています。

    祭壇前に椅子が3脚置かれていて、それぞれ背にブドウとハトの絵が描かれています。

  • 「聖母マリア像」です。

    「聖母マリア像」です。

  • 窓にはステンドグラスというよりは色ガラスがはめ込れていますが、カトリック教会としては地味な印象を受けます。しかし、この教会としてはぴったりの色合いで、落ち着いた雰囲気を醸し出していると言っても良いでしょう。

    窓にはステンドグラスというよりは色ガラスがはめ込れていますが、カトリック教会としては地味な印象を受けます。しかし、この教会としてはぴったりの色合いで、落ち着いた雰囲気を醸し出していると言っても良いでしょう。

  • 会堂の左右にはめ込まれた色ガラスが太陽の光を受けて美しく輝いています。

    会堂の左右にはめ込まれた色ガラスが太陽の光を受けて美しく輝いています。

  • この色ガラスはすべてレーモンド夫人のデザインによるものだそうです。

    この色ガラスはすべてレーモンド夫人のデザインによるものだそうです。

  • 聖壇脇には洗礼を執り行う洗礼盤が置かれています。

    聖壇脇には洗礼を執り行う洗礼盤が置かれています。

  • このステンドグラスに描かれた聖人は「聖パトリック」で、アイルランドの守護聖人です。

    このステンドグラスに描かれた聖人は「聖パトリック」で、アイルランドの守護聖人です。

  • 2階から見た祭壇部分です。

    2階から見た祭壇部分です。

  • 大きなパイプオルガンが設置されています。ぜひ一度その音色を聞いてみたいものです。

    大きなパイプオルガンが設置されています。ぜひ一度その音色を聞いてみたいものです。

  • 壁に聖パトリックのイコンが飾られています。

    壁に聖パトリックのイコンが飾られています。

  • こちらも聖パトリック像です。

    こちらも聖パトリック像です。

  • 入口脇のこの部屋は、元は洗礼室として使われていましたが、今では保育室として利用されています。

    入口脇のこの部屋は、元は洗礼室として使われていましたが、今では保育室として利用されています。

  • 見学を終えて外に出ると、最初気がつかなかったのですが、教会の尖塔に十字架が掲げられていました。

    見学を終えて外に出ると、最初気がつかなかったのですが、教会の尖塔に十字架が掲げられていました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Yattokame!さん 2011/01/26 04:45:02
    現代アートのよう
    Tamegaiさん

    こんにちは。

    レーモンドの聖パトリック教会の訪問記拝見いたしました。

    聖パトリック教会の色ガラスを通じて入ってくる光に包まれた空間、写真を通じても心が落ち着く感じがしますね。この感覚は、メキシコシティで見たルイス・バラガンやフェリックス・キャンデラの設計した礼拝堂・教会に通じるように思われました。このデザインは、豪華さ・威厳よりも、中に入った時に救われるような感じがする空間をいかに表現しようか考えた結果なのかもしれませんね。

    Yattokame!

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2011/01/27 10:04:18
    RE: 現代アートのよう
    Yattokame さん、こんにちは。

    「レーモンドの聖パトリック教会訪問記」にご訪問と書き込みをいただきありがとうございました。

    確かに色ガラスを通じて入ってくる光に包まれた空間は、大変心が落ち着きます。これまでいろいろな教会を見てきましたが、内外ともにこの聖パトリック教会のような光に包まれたと言うような感覚は他にはありませんでした。メキシコシティのルイス・バラガンやフェリックス・キャンデラの設計した礼拝堂・教会は見たことがありませんので、私には比較することはできませんが、何か通じるものがありますか。ぜひ写真などがあれば見てみたいですね。何かありますか。

    聖パトリック教会は私の好きな教会の一つです。中に入ると、まるで現代アートという表現はぴったりです。私はこの教会の中を見た時、ジョルジュ・
    ルオーの作品を思い出しました。

    レーモンドの作品はこれから2月に掛けていくつか見学する予定でいますので、旅行記で紹介するつもりでいます。後日また見ていただければと思います。

    ありがとうございました。

    Tamegai

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