2010/12/25 - 2011/01/05
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スタリモストさん
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□5日目(12/29)
12:45承啓楼発のバスに乗り、16:15廈門松柏BUS.ST近くで下車
16:25発のバス(31元)で泉州18:15着
「A家連鎖酒店」泊(149元)
□6日目(12/30)
街歩き①【関岳廟→清浄寺(3元)→骨董街】
明後日の上海行き新幹線切符(326元)を八一大酒店に入っている旅行社で購入
街歩き②【開元寺(10元)とその界隈→泉州博物館→古暦茶館】
崇武古城行きについて、ホテル近くの天安旅行社でアドバイス受ける
「A家連鎖酒店」泊(149元)
※清浄寺にて
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□5日目(12/29)(永定から泉州に)
12:45に承啓楼前を出発したバス(50元)は、3時間半ほど走って廈門の松柏BUS.ST近くに至った。そこで降ろしてもらい、5分ほど歩いて松柏BUS.STに着いたのは16:20。泉州行きのバス(31元)は、5分後の16:25発というので、急ぎ足でバスに乗り込んだ。バスは高速を快調に走り「泉州BUS.ST」に18:15に着いた。
さて次は宿の確保だ。以前にスタリモストが利用した「泉友旅社」をめざして、BUS.ST前の交差点を渡り、「温陵南路」にそって歩いて「前坂街」に入った。 -
「泉友旅社」はここから50m程先の左に見えたが、右横に「A家連鎖酒店」が目にとまり、こちらの部屋を見せてもらった。コンパクトにまとまった清潔なビジネスホテル仕様だったので、こちらにチェックインすることにした。
夕食はこのホテルの前で作り置き食堂で食べたが、炒め物や魚料理など数皿とビールを飲んで25元ほど・・実にリーズナブルで美味しかった。 -
□6日目(12/30)(泉州)
ゆっくり遅くまで寝た後洗濯をした。空は晴れ渡り空気も乾燥していた。気分は爽快だ。
今日はまず街歩きを楽しもう。そして、上海への帰りの手段を確保し、「崇武古城」への行き方を検討したい。
ホテル前の「前坂街」は、ミニ市場のような感じで、屋台が出て肉の切り身や野菜が露天に並べられ、地元の人達でにぎわっていた。この一画の店で熱々の肉饅頭と蒸しパンそれに小豆入り豆乳の朝食を食べ、街歩きに出かけた。 -
ホテル近くの「温陵南路」のバス停は「海関大楼」だが、スタリモストが2007年に訪れた時、このバス停で、同行した友人がパスポートをすられている。そして、 泉州は尖閣諸島問題で一躍有名になった中国漁船の船長の出身の街であり、滞在中は警戒心は持っていようと心がけた。(しかし、結果的にはその必要はなく・・好感度が増す一方だったが。・・)
陸橋の上から周囲を見渡すと、ビルが林立し650万人を要する大都市の風格が感じられた。7〜14世紀には中東や印度との交易で栄え、マルコ・ポーロの『東方見聞録』には「ザイトン」の名称で泉州が紹介されている。 -
路上で、老人が掛け布団をかけて布団に横たわり、その前でしきりに頭を下げて物乞いする男がいた。彼等も含め、廈門も泉州もやたら物乞いが多かったが、布団に寝るという趣向はひときわ目についた。
「新門街」を少し歩くと、関帝と岳飛を祭る「関岳廟」に至った。 -
小さな廟だが、瓦屋根に配された極彩色の竜の彫刻が目をひいた。
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廟内は参拝者が溢れ、線香の煙が澱み周りがかすむほどだった。
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そこからやや行くと、中国に現存する最古のモスク「清浄寺」があらわれた。1009年にアラブのイスラム教徒によって創建された立派なものだった。
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立派なアーチ型の門をくぐると、中は実に静謐であり、「関岳廟」界隈の賑わいが遠のいた。
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柱だけが残った「礼拝殿」跡にムスリムの男性が幼子を連れて、芝生の上で憩っていた。
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近づいて写真を撮らせてくれるようにお願いしたら快く応じてくれた。強面の顔が少し和らいだ。
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関岳廟側に少しもどり骨董品が並ぶビルの中を抜け、橋を渡ると「古暦茶館」が正面にあった。この界隈は、清代末期に建てられた家並みが残っていて、傷みは進行しているが門構えや装飾に流れた歳月の重みが感じられた。
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書画や調度の骨董をあつかう店が建ち並び、それらを見て歩くのも楽しかった。
錦繍荘来偶芸術館にも立ち寄って木偶戯の骨董も鑑賞した。 -
「百源路」に出て、北に少し行った所に旅行代理店があったので、中に入って上海行きの列車について聞いた。はじめに応対した男性だけなく女性も加わって親切に地図まで書いてくれ、「ここでは扱っていないけれど、温陵北路の八一大酒店に入っている旅行社で、上海行きの新幹線切符が買える。」と教えてくれた。歩いて15分ほど行くと、たしかに鉄道切符を扱う旅行社があって無事明後日の「動車組D3204」(326元)のチケットを手にすることが出来た。
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タクシー(13元)で「開元寺」に行った。
開元寺は、686年に創建された福建省の中でも最大規模を誇る仏教寺院だ。 -
「鎮国塔」(東側)と「仁寿塔」(西側)と名付けられた重厚な石造りの塔が特に有名で、高さ45mを越える両塔には、多くの人物や神将、鳳凰や花鳥が彫刻されていた。
※鎮国塔 -
境内に参拝者は少なく、しっとりした雰囲気が漂っていた。優しい日差しを浴びながら木陰でデイバッグに入れていた「沙糖桔」(ミカン)や甘菓子を食べていると、哀愁をおびた歌声が聞こえてきた。中年女性が向こうのベンチで中国の歌を口ずさんでいたのだ。
※後ろ、仁寿塔 -
門前の通りは何でもありの商店街で、楽しい一画だった。
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古本屋、玩具屋、洋服屋などがアトランダムに並び、
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建物の中には往時の繁栄を偲ばせる西洋風の重厚なものもあった。
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路線バスに乗って西湖公園に出て「泉州博物館」(無料)に行った。博物館は広大な敷地の中にドーンと建ち、博物館前の道路は地下にくぐらせ、西湖公園とつながるようにするなど、その手のかけようは半端ではなかった。この巨大な博物館は泉州の歴史と文化を知るには良いだろうが、展示品には大して見るべきものがなく、おまけに閑古鳥が鳴き、反対にうるさくて元気があったのは、2階の土産物コーナーの従業員たちだった。
この博物館早晩閉鎖されるかリニューアルされる運命にあるのではないか・・。 -
タクシーで「古暦茶館」にもどった。
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店は、清時代の面影を残す風雅な佇まい。中庭では、節回しが浪曲のような語りがなされていて、近所の老人たちがこれに耳を傾けていた。いかにも茶館の風情が濃厚で味わいがある。
高級烏龍茶(80元)とお茶受けを注文し、自ら湯を注いで楽しんだ。烏龍茶は、花や柑橘類のような甘みも感じられ、数回湯を注いでもその骨格が崩れなかった。
時々、飼われているオームが訳のわからない中国語をしゃべってみたりして、一層マッタリ感が醸されウトウトしてきた。 -
しかし、その後にわかに信じがたいことが起こった。5、6人の屈強な男たちが目の前を通り抜けた直後、奥の部屋の戸を激しく叩き蹴る音が聞こえた。一瞬大きな声が発せられた後は、静かになったが、何が起こったか皆目わからない。喧嘩なのか、それとも何なのか。店の人達はそんなにあわてる風もなかったので、先ほどのことは幻影ではないのかと自ら疑った程だ。
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そうこうしていると、先ほどの男たちが、一人一人別の男の肩に片手を置き、一列になって出てきた。よく見ると、腰には手錠がぶら下がり、中には警棒を握る男もいたから、これは、奥の部屋にいた男たちへの警察による強制捜査に違いない。浪曲グループの老人たちも、手首を合わせて「捕り物が行われたんだヨ」と小生らに知らせてくれつつ解散していった。
発砲につながる凶悪事案でなくてよかった。
※珍事に気づき、あわて始める老人たち -
たまたま見つけた「天安旅行社」で、「崇武古城」行きのツアーというのは催行しているかと聞いたら、若い女性が対応してくれて、路線バスで簡単に行けるからと、その行き方を丁寧に教えてくれた。
どこでも親切にアドバイスをしてくれるので大変ありがたい。泉州の好感度が増した。
ホテルに帰り、パリパリに乾いた洗濯物を取り込んだ後、再び、ホテル前の快餐食堂で夕飯を食べた。熱々ではないが口に合う味だったし、2人で20元は嬉しい。
しっかり観光し、明日からの旅程もつながって充実していた。
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