新年ポーランド旅行2011⑤その1 ～いざ、巡礼の旅へ。カルヴァリア・ゼブジドフスカ～

2011/01/04 - 2011/01/10

ワルシャワも世界遺産、クラクフも世界遺産、アウシュヴィッツも世界遺産。
こうなったら巡り巡ってやる。ということで、
クラクフから行ける世界遺産を探していたら、ありました。

「カルヴァリア・ゼブジドフスカ : マニエリスム建築と公園が織りなす景観及び巡礼公園」

しかし、いかんせんマイナーなのか？なかなか訪問記がない。
こうなったら、自分で切り開いてやる。

ということで、カルヴァリアで巡礼してきました。

エリア その他の観光地(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 LOTポーランド航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発はクラクフ。
メインのバスターミナルではなく、
ミニバス集合の広場みたいなところが、駅前ショッピングモールの前にあります。

そこから、ヴァドヴィツェ方面行きのミニバスに乗る。

まぁ、前の小さな看板に「カルヴァリア」と書いてあったから大丈夫でしょう。

カルヴァリアまで、5PLN。

幹線道路をぶっ放して、
約1時間半で到着。

ってここはどこ?本当にカルヴァリア？

ひとまず地図があったらメモッておけ。
どうやら市内の東にバスターミナルがあるみたいです。

中心部へと向かいましょう。

よくポーランドで日本語で声をかけられたんだけれども、

ポーランドでは空手がポピュラーなんですね。
なるほど納得。

カルヴァリアの中心部にある教会。
あくまで中心部に立っているだけであって、
世界遺産の中心ではないみたいだった。

ちなみに、
ヨハネ・パウロ2世像もありました。

この教会、Parafia sw. Jozefa w Kalwarii Zebrzydowskiejでございます。

早速、中に入りましょう。

ひっそりと静まり返っている教会内。
神秘性が漂っていますね。

こじんまりとした教会です。

カルヴァリアについての説明版。

どうやら世界遺産の中心は丘の向こうにあるみたいだ。

歩く、歩く。

のどかで美しい形式が広がる。

なにせ、景観も世界遺産のうちですからね。

見えてきました。カルヴァリアの世界遺産の中心教会。

Zgromadzenie zakonne Ojcow Bernardynowです。

巡礼の起点ともいえる大きな教会です。

早速、中へ。
巡礼マップが描いてありますね。
赤コースと青コースがあるみたいです。

教会の中は、これまた豪華。
ちなみに無料です。

天井も注目すべき点でしょう。
美しい絵が描かれていました。

季節は年明けクリスマスシーズンですから。
宗教的人形が飾られていました。

これまた、つくりが細かい。
その世界へ引き込まれてしまいそうだ。

今回の旅の中で、
一番大きなミニチュアセットでした。

これは見ていて楽しいな。

絵が飾られていましたが、

これはやっぱり、ヨハネ・パウロ2世かな？

祭壇はこれまた豪華。
華美ながらに威勢を放っています。

室内以外にも回廊みたいな場所に絵が飾られていたりも。

美しき回廊。

ちょっと外を覗いてみると、
これまた美しき景色が広がる。

赤コースがPathways of Our Lord Jesus。キリストコース。
青コースがPathways of Our Lady。マリアコース。

都合上、マリアコースを選びました。反時計回り。
どちらも大変だぞ。

だって、いきなりこんな山道を登らせるんだ。
へたばってしまった。

巡礼路には、小さなほこらや宗教施設があります。

それを1つ1つ巡るわけですが、結構大変です。
早速発見。

残念ながら、中には入れません。
冬だから?

窓というか、策越しに中の様子がわかるので、写真を撮っておきました。

建物は、数メートル先から数100メートル先といろいろな距離。
こちらは先ほどの建物から目と鼻の先にありました。

こちらも中は入れず。
中の様子をカメラで。絵が飾ってあります。

次なる建物は、ちょっと下ったところにありました。

ろうそくが入り口の前に。
残念ながら、こちらも中には入れず。
中の様子もわからず。

急な坂を、雪解けなので足元が悪い中を下る。
道路を挟んでの巡礼路。

こちらも絵が飾られていました。
中には入れず。

巡礼路を進む。
ずっとこんな感じの繰り返しなんですよ。
見て進んで、見て進んで。

しかも、路面が凍っていたり、つるつる滑ったり。

結構命がけの巡礼でした。

なにやら記念碑的な建物。

マリアの持つ布にはイエスの顔？

先を進む。
橋を発見。
橋の下は、

鉄道です。単線がまたいい味を出している。

巡礼の旅はまだ続く。
足元凍って、本当に歩行が困難。

今度は雪部会坂道だったり。

次第に、何で来たんだろうという思いが頭をよぎったり。

またしても記念碑的な建物が登場。

その近くにはほこらというか礼拝堂というか。

広々とした野道。これも巡礼路。

小さな川を渡って、

またしても礼拝堂。

中には入れず、覗くだけ。

さらに道は続く。
これでも午前10時ごろ。

橋を発見。

橋の上にも礼拝堂。小さいです。

中はこんな感じで。

橋の上から見る景色もまた、美しい。

かなり大き目の教会が登場。

こちらも中に入れないかなと思ったけれども、
入れました。
よかった。

中はこのような感じで。
結構狭いんですが、広々と感じるのは天井が高いからかな。

そして、最初の教会へ戻る順路。
また橋の登場だ。

橋の上には彫像が立っておりました。

橋からの眺めもまた美しい。
この道を歩いてきたのか。

そして巡礼路の礼拝堂。

こちらも中には入れず。
残念だけれども、しょうがない。

またまた線路が登場だ。

まるでSTAND BY ME。

はっきりいって、道は舗装されていない。
獣道というか散歩道。
いい運動にはなりますね。

またしても礼拝堂。

光が入ってくるだなんて、ちょっとうっとり。

これにて巡礼一回り終了。

美しき景観と礼拝堂の数々。これが世界遺産なわけだ。

中心部へと戻る。
広告がかわいいね。ポップだね。

で、駅もあるということだから、どんなものか見ようと思った。
そしてたら、ちょうど電車が来るんだ。
しかも、クラクフ行きだよ。
もちろん乗り込みました。

間一髪というか偶然というか。
よかったよかった。

クラクフまでの道のりは約1時間半。
バスと変わりませんが、
バスの方が本数が多いので便利ですよ。