ヤップ島ってどこ？まず受ける質問がこれ。<br />なんたって年間観光客が約５０００人以下というからこれは仕方がない。<br />グアムとパラオの中間地点、ミクロネシア連邦の西端にあります。<br />コンチネンタル航空でグアムから１時間半。<br />パラオ行の経由地なんだけど、デルタ航空のパラオ直行便に対抗し<br />コンチネンタルも直行便を増便したためヤップ便は週２便に減。<br />ますます、行きにくい場所になったらしい。<br />テレビもネエ、ラヂオもネエ、お店もネエ♪<br />ほんとに何もないこの島での５日間のはじまりはじまり～<br />

目からウロコのヤップ島①

41いいね！

2011/01/08 - 2011/01/12

3位(同エリア43件中)

#ダイビング

エリア

ヤップ島(ミクロネシア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 4.0

ホテル: 3.0

グルメ: 3.0

ショッピング: 2.0

交通: 2.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

航空会社

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

グアムトランジットでヤップ国際空港に到着は深夜の
０時過ぎ。グアムまではほぼ満席、だったけどパラオ
行きのこの便もほぼ満席に近い。
ヤップで下りる人はまばらだが、なんと右半分の人は
強制的に検査のために一時的に降りることを命じられる。
イミグレーションもこんな感じ。
入国すると、上半身が裸の伝統衣装を
身に着けた若い女子に、ヤップ独特の
花と葉で作られたレイのようなものをかけてもらう。
左が外国人用、右が現地人用の窓口。
現地人側はほぼ顔見知りらしく、とてもイミグレーション
とは思えない談笑光景。
深夜の到着にもかかわらず、空港の外には大勢の地元民。
宿のお迎えのドライバの元へ行くと、他にもう１名の
日本人男性と思しき人が同乗することになっていた。
YAPで下りた日本人は我々を含めおそらく３名のみ。
日本人３名をのせた車は、漆黒の暗闇の中を
ホテルに向けて走る。
押し黙ったままの重苦しい空気の中、車の後部にある荷物から
はナゾの電子音が鳴り響いている。
２０分くらいたったであろうところでドライバが
何か買い物をするか？と聞いてきたので
とりあえず飲み物なんかを買い込む。
何もない暗闇に突如あらわれる、商店にちょってびっくり。
あたりを見回すと、若者らしき声が聞こえ深夜の
酒盛りをしている模様。
現地時間は日本より−１時間。
村に近づくと舗装道路は途切れ、かなりラフな
坂道を下る事数分。
暗闇に宿が見えてきた。
到着は現地時間の２時半ごろ。
ヤップには４つの島があり、そのうち
３つは橋でつながっている。
我々が宿泊するのは、一番奥にある
マープ島ワチュラブ村。
部屋の前はビーチになっており、朝日が
綺麗に望めます。
宿泊はヴィレッジビューホテル。高床式の
コテージ風の造りで１棟に２部屋あります。
部屋の内部はいたって簡素。ベットとバストイレのみ
で小さい冷蔵庫が備え付けてあります。
朝起きて、ホテルの周りの散策を開始。
見える建物はこの一本道の道路にあるだけ。
現地人の家ははジャングルみたいなところに
点在している様子
１１月から５月までは乾季にもかかわらず、連日スコールが
降っているらしく、今年はちょっと気候が異常ですと
ダイビングショップのめぐちゃんが話してくれました。
日本でヤップの天気を検索すると滞在中はずっと雨マーク。
一抹の不安を抱えて来島したけど、予報はあてにならない
という事にほっと一安心。
宿のはす向かいには、一軒だけあるレストラン。
その名もムーンライズカフェ。
お店も何もないので、ここで食事をとる以外は
方法がない。
ダイビングショップ「RIZE」のワンコたちは放し飼い。
特にこの２匹は滞在中我々と行動を共にすることが
多かった。
カフェの前にある東屋には村人が集まりのんびり話などをしている南国特有の光景。
この島の15歳以上の人口の6割が農業や漁業などの自給自足経済に従事し、給与所得のある人口は4割程度。
そんな島では太陽が時間を知らせてくれるシステム（笑）
ヤップ島社会の基本をなすのは「家＝土地」と「村」である。ヤップ人の名前は土地の名前ともいえ、漁をする海域から海岸、屋敷、芋田、畑、山まで名前と一緒に相続されるらしい。
しばらくすると、トラックにバナナを積んだ人々が
やってきて、その中の一人がヤシの木にしゅるしゅると
登り始めた。
どうやらヤシの実を取に来た模様。鉈を振って
下にボトボトと落すよく見る風景。
でも、最後には塊ごとローブに括り付け下まで
おろしていた。
こんだけの人数がいるのに働くのは若者２名くらい。
残りの人はただ眺めているだけ。
やっぱり南国だあ〜
カフェの隣には今回お世話になる、ダイビングショップ「RIZE」
ヤップに住む１０名弱の日本人のうちの２名がここに
住んでいる。
ライズの壁には怪しいペイントが施されている。
これは山口日記さんという不思議発見のミステリーハンター
などをやっていた人が描いた作品。
ちなみに、このショップのボスの奥様も
元ミステリーハンターの方だったよう。
深夜の到着だったので２DIVEで終了。
ワンコは常に自由。
では、遅めのランチに行きます。
メニューを見て注文するも、No。
明日の買い出しで復活するらしい。
とりあえずトロピカルカレーをオーダー。
レストランはフィリピン人のママが切り盛り。
小麦粉のとろみカレーだったなあ。
島には「メンズハウス」なるものが
村単位で存在し、女人禁制。
今はやりのエステじゃあ〜ありません。
漁に出る前の晩にメンズはここに宿泊する習わし。
なんでも、海の女神が嫉妬すると漁にも影響する
らしい。
ワンコの案内により、一本道の反対側に向かってみる。
もお、ガイドとしか言いようのない彼なのか彼女なのか
GoodJobの君に感謝。
YAPの村はほとんどが私有地なので
勝手に他の村をうろうろはできないシステム。
ここワチュラブ村はライズのボスのおかげで
自由に見せて頂けるようです。
ワンコにもテリトリーがあるらしく、案内してくれた
宿のワンコではない彼は自宅を守る様子。
村のお家は高床式。
海も凪になると鏡のように雲を映してくれる。
またしても、２匹のワンコの導きの元一本道を
戻ってくる。
時間も関係ないようなひと時は
現実を忘れさせてくれて。
もお、このままぼけてしまっても
いいのではと思わせる光景。
影の長さで時間を感じ
夕日の色にうつつをぬかす。
情報だらけの毎日に逆行する日々
うしゃしゃ?たのしいぞ?
２日目につづく（笑）

この旅行記のタグ

#ダイビング

この旅行記へのコメント（4）

開く

閉じる

とんちゃん健康一番さん 2011/02/15 09:50:50

素晴らしい風景♪

raico姉！！

素敵なところだねぇ〜♪
うぅ〜南の島ぁ〜！行きたいぃ☆
最後に行ったのはいつ？かなぁ〜。

こういうところでのんびりしたいぃ〜♪
右手にビアー左手にもビアー♪
ぐびぐびぃ〜☆
勝手に盛り上がる私ぃ〜☆

続きの旅行記、ゆっくり拝見させて頂きます！！

raicoさんからの返信 2011/02/15 23:03:43

ごぶさた＾＾

とんちゃん

こんばんは〜
YAP、ほんとにナニモナカッタです。
同じ場所から見る海の色は
時間とともに太陽の光で変わっていくんです。
高級リゾートぢゃあないけど、南の島独り占め
出来ますよ〜

raico

ログインして返信する
たおんさん 2011/01/25 09:59:12

素敵な島ですね〜。

raicoさん、こんにちは。

ヤップ島、名前は何となく聞いたことがありましたけど、
実際に行った事がある人の話は初めて聞きました。
いいお天気でよかったですね。
本当に、何にもない非日常的な場所は癒されますよね。
私も旅先では滅多にテレビとかつけませんもん。

まだ旅行記１日目、トロピカルカレーは美味しそうです
けど、そのあとのご飯は、この１軒だけのレストランだ
けで大丈夫かなと思いつつ・・。

ダイビングが出来たら、もっと海に行く楽しさを満喫で
きるんだろうになー、と思いますが、やっぱり私は専ら
海辺でビールですわ（笑）

続きを楽しみにしてますね。

たおん

raicoさんからの返信 2011/01/26 21:22:09

RE: 素敵な島ですね〜。

たおんさん

こんばんは！
もう、何もない。ビールもレストランに
行かないとないっ！
あるのは、美しい海と綺麗な星空のみ。
島も特に観光に力を入れるでもなく（笑）
沖縄の離島がさらに都会に見えてしまった!
私は、どこに行ってしまうのでしょうか（爆）
でも、都会の居酒屋も大好きなので
こんど是非^^
raico

ログインして返信する