アルケサルを後にして、この地域で一番大きな街<br />バルバストロ Barbastro にまずは寄りました。<br />街歩きはそんなに面白くなかったけれど、<br />アスンシオン大聖堂はなかなか見応えあり。<br /><br />そして、地図上に大きく「聖堂」と書いてあったので<br />ちょっと寄ってみたトーレシウダッ Torreciudad<br />そこにあったのは、1970年代に建築された近代的な教会。<br /><br />知らずに行ったこの2箇所は、たまたま両方とも<br />「オプス・デイ」に関連深い場所でした。<br /><br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br />今回の旅程　（●印がこの旅行記の部分）<br /><br />○１日目　Madrid → Loarre （Loarre泊）<br />○２日目　Riglos / Alquezar （Alquezar泊）<br />●３日目　Barbastro / Torreciudad / Ainsa / Can~on de An~isclo<br />　　　　　（Monte Perdido パラドール泊）<br />○４日目　Tella Sin / Janovas / Ainsa （Boltan~a泊）<br />○５日目　Abizanda / 帰路 Madrid へ<br />・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br /><br />表紙の写真：　バルバストロのアスンシオン大聖堂

歴史と自然の宝庫ウエスカ (Huesca)　-05-　バルバストロ (Barbastro) ・トーレシウダッ (Torreciudad)　

5いいね！

2010/12/04 - 2010/12/08

107位(同エリア128件中)

#遺跡・歴史

MILFLORESさん

アルケサルを後にして、この地域で一番大きな街
バルバストロ Barbastro にまずは寄りました。
街歩きはそんなに面白くなかったけれど、
アスンシオン大聖堂はなかなか見応えあり。

そして、地図上に大きく「聖堂」と書いてあったので
ちょっと寄ってみたトーレシウダッ Torreciudad
そこにあったのは、1970年代に建築された近代的な教会。

知らずに行ったこの2箇所は、たまたま両方とも
「オプス・デイ」に関連深い場所でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の旅程　（●印がこの旅行記の部分）

○１日目　Madrid → Loarre （Loarre泊）
○２日目　Riglos / Alquezar （Alquezar泊）
●３日目　Barbastro / Torreciudad / Ainsa / Can~on de An~isclo
　　　　　（Monte Perdido パラドール泊）
○４日目　Tella Sin / Janovas / Ainsa （Boltan~a泊）
○５日目　Abizanda / 帰路 Madrid へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

表紙の写真：　バルバストロのアスンシオン大聖堂

エリア

スペイン

旅行の満足度: 3.0

観光: 3.0

この地域（ソモンタノ）の中心となる街
バルバストロ　Barbastro

何があるか分からないけれど、アルケサルを出てまずはここにストップしてみた。

観光案内所でパンフレットもらって歩き始めたけれど、なんか余り感激しない平凡な町並み・・・
整備されすぎた Vero 川が町を突っ切っている。

奥に見えるのはサン・フランシスコ教会

（夫撮影）
半壊した家かと思ったけど、そうじゃないのか
オプス・デイの創設者ホセマリア・エスクリバー・デ・バラゲル（Jose Maria Escriva de Balaguer　1902-75）はこの町で生まれたとパンフレットに書いてある。
別に興味ないので生家のあった場所には行きませんでしたが。

オプス・デイとはカトリック教会の組織のひとつで、決してカルト集団ではありません。1928年創設の新興宗派ではありますが、その教えは「日常生活、つまり仕事・家事・勉強などを通してキリストにならうように努める」という分かりやすいもの。
オプス・デイ信者には社会的地位を確立した（政治家や経済人など）お金持ちが多い。

真面目なカトリック信者で良い人たちなんだけど、ちょっとしつこい。
スペイン滞在初めの頃にオプスの人々と交流あったのですが、「洗礼受けろ」と半ば強制してきたことがあった。

写真：　街路樹がオリーブの木
ちゃんと実が生ってました。
カテドラルだけでも見ることにしました。

Catedral de la Asuncion
アスンシオン大聖堂
（16世紀）

元々イスラムのメスキータがあった場所に建てられた。
メスキータのミナレット（塔）を利用した鐘楼なので、本殿から離れている。
カテドラル入り口

無料で中に入れます
イチオシ

オォー

外部からは想像できなかった立派さ！

６本の柱で支えられた天井がとても優美。
レース模様のようです。

（夫撮影）
主祭壇のレタブロも立派

（夫撮影）
周りの礼拝堂もそれぞれ素晴らしい

（夫撮影）
（夫撮影）
イチオシ

礼拝堂の内のひとつ
見上げるとクーポラに細かい彫刻！

（夫撮影）
ステンドグラスも綺麗です。

（夫撮影）

期待以上に立派でビックリしたバルバストロの大聖堂でした。
バルバストロを後にして、ピレネーへ向けて北上します。

途中ダムがあるのが見えた。
そして地図で見ると、近くに Santuario de Torreciudad （トーレシウダッ聖堂）と大きく書いてある。
何だろう？
行ってみよう！

ということで、街道を逸れてちょっと小高い場所へ。
現れたのは近代的な教会

「もしかして、これは・・・？」
「オプス・デイ・・・？」

私よりも夫が先に確信。

「やめよう、戻ろう」という夫をなだめて
せっかく見晴らしの良い所に来たんだし、
別に変な新興宗教じゃないんだし
とりあえず簡単に見ることにしました。

オプスの創設者ホセマリア・エスクリバーによって建設推進され、1975年に完成した聖堂は、この場所に昔からあったアンへレスの聖母を祀っています。
イチオシ

こちらが古い礼拝堂

幼少のエスクリバーは難病をこの聖母に治してもらったという。
そこで、この場所に聖母に捧げる聖堂を建てることにした。

（夫撮影）
聖堂の風見
教会に隣接した建物

多分、司祭たちの寮とか、信者の合宿所とか、それなりに立派な施設があるんだと思う。
何と言っても、オプス・デイはお金持ち宗派だから。
教会内部

レタブロはアラバスターの彫刻
そう言えばこのレタブロの写真、昔々見たような気がする。

お祈りのカードとか、クリスマスカードとか・・・

そっか、ここだったのか。

11世紀のアンへレスの聖母像が下段中央に安置されています。
ダムの部分

（夫撮影）
ギザギザの地形が面白い
霧の中の Torreciudad を離れて、北上続けます。

次のストップは Ainsa （アインサ）で昼食♪

【ウエスカ旅行記】　5/10（完）