![「農楽(ノンアッ)」<br /><br />「農楽」とも、「風物楽(プンムルノリ)」とも呼ばれている。<br />朝鮮半島に古くから伝わる伝統芸能で、<br />今尚、脈々と継承されており、尚かつ愛され続けている。<br /><br />文字通り農民の音楽であり、踊りであるからして、<br />農村のお祭り、儀式の時などなにがしかの節目の時などに催されたのだろう。<br /><br />同じく農村の伝統芸能である「仮面劇」もそうだろう。<br />最も有名な一つに、伝統美への旅「河回村(ハフェマウル)」の仮面劇がある。(ご参照 http://myfilter.exblog.jp/12728782/)<br /><br />こんなものが朝鮮全土で、各地域、農村でそれぞれに特徴をもって発展してきた。<br />伝統音楽の中でも、朝廷音楽である「国楽(クガク)」(ご参照 http://myfilter.exblog.jp/15645429/)とは違って、<br />広場で繰り広げられ、そしてその周りの誰でもが加わり一緒に踊る事ができた、<br />そんなオープンな雰囲気の、まさしく農民のお祭りだったのだろう。<br /><br />本当に、幸いにも初めて目にした「農楽」がまさしくこれで、<br />無関係者であるカメラマンが、徐々にではあっても踊りの輪のすぐ傍まで寄って、<br />超広角レンズで肉迫してくるその存在に対し、<br />笑顔をもって受け入れてくれた。<br />私自身いつの間にかそのリズミカルな打楽器のテンポと、<br />躍動的な踊りに酔いしれて、心から楽しんでいた。<br />そんな私のどこかほころんだ雰囲気に皆さんが、<br />「無関係者」から、「関係者」カメラマンと見なしてくれたのかもしれない。<br />(どうも、観光者が目にできる農楽などでは、実演者と観客は暗黙の線引きがあり、<br />その場から中には入っていきづらい、そんな雰囲気が通常な様ですが、<br />この方達は少し違ってたのか・・・)<br /><br />いずれにしても、非常に、非常に楽しいひと時だった。<br /><br /><br /><br />=韓国伝統芸能「農楽」=<br />「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」<br /><br /><br /><br />ご参照ブログ:マイフィルター http://myfilter.exblog.jp<br />ホームページ:フォトアート http://www.photoartplan.com<br /><br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/53/21/650x_10532164.jpg?updated_at=1293679802)
2010/11/18 - 2010/11/23
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「農楽(ノンアッ)」
「農楽」とも、「風物楽(プンムルノリ)」とも呼ばれている。
朝鮮半島に古くから伝わる伝統芸能で、
今尚、脈々と継承されており、尚かつ愛され続けている。
文字通り農民の音楽であり、踊りであるからして、
農村のお祭り、儀式の時などなにがしかの節目の時などに催されたのだろう。
同じく農村の伝統芸能である「仮面劇」もそうだろう。
最も有名な一つに、伝統美への旅「河回村(ハフェマウル)」の仮面劇がある。(ご参照 http://myfilter.exblog.jp/12728782/)
こんなものが朝鮮全土で、各地域、農村でそれぞれに特徴をもって発展してきた。
伝統音楽の中でも、朝廷音楽である「国楽(クガク)」(ご参照 http://myfilter.exblog.jp/15645429/)とは違って、
広場で繰り広げられ、そしてその周りの誰でもが加わり一緒に踊る事ができた、
そんなオープンな雰囲気の、まさしく農民のお祭りだったのだろう。
本当に、幸いにも初めて目にした「農楽」がまさしくこれで、
無関係者であるカメラマンが、徐々にではあっても踊りの輪のすぐ傍まで寄って、
超広角レンズで肉迫してくるその存在に対し、
笑顔をもって受け入れてくれた。
私自身いつの間にかそのリズミカルな打楽器のテンポと、
躍動的な踊りに酔いしれて、心から楽しんでいた。
そんな私のどこかほころんだ雰囲気に皆さんが、
「無関係者」から、「関係者」カメラマンと見なしてくれたのかもしれない。
(どうも、観光者が目にできる農楽などでは、実演者と観客は暗黙の線引きがあり、
その場から中には入っていきづらい、そんな雰囲気が通常な様ですが、
この方達は少し違ってたのか・・・)
いずれにしても、非常に、非常に楽しいひと時だった。
=韓国伝統芸能「農楽」=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
ご参照ブログ:マイフィルター http://myfilter.exblog.jp
ホームページ:フォトアート http://www.photoartplan.com
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- 5.0
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-
先ずは、全体像から。
5枚の組写真をどうぞ。
(5−1) -
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5枚の組写真をどうぞ。
(5−2) -
先ずは、全体像から。
5枚の組写真をどうぞ。
(5−3) -
先ずは、全体像から。
5枚の組写真をどうぞ。
(5−4) -
先ずは、全体像から。
5枚の組写真をどうぞ。
(5−5) -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
農楽の醍醐味の一つには、踊りの視覚的な優美さと躍動感があると思う。
例えば、頭の帽子の先に、ヨルトゥバルと呼ばれる長い白い紐をつけていて、
その長さは12歩幅もあり、それを首のスナップを利かせて大きく振り回す。
小鼓(ソゴ)を叩きながら、踊りに合わせ大きくヨルトゥバルを振り回す。
この軌跡が実に美しい、優雅である。
新体操のリボンはここから来たのかと思いたくなるぐらい。 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
ところがこのヨルトゥバルの動き、
徐々に、徐々に拍子のテンポが速まるにつれて、
優美というよりむしろ、パワフルさが増してくる。
テンポに合わせ頭もす少しづつ激しく動き出し、
しまいに「8」の字をヨルトゥバルが描く頃には、
頭がどうにかなりそうで・・・
酸欠状態にもなりそうで・・・
文字通り汗がほとばしり・・・
後ろで結んだ腰の紐は、背中とはあっち向きの逆方向へ大きくなびき、
まさしく、トランス状態。
すぐそばまで「寄り」、「肉迫」している、
今や「関係者」カメラマンとも成った私も、
同様にトランス寸前状態。 -
=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」 -
=韓国伝統芸能「農楽」伝統楽器=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
そしてもう一つの大きな魅力が「音」にある。
そしてこの打楽器の音が、非常に「パワフル」で「ソウルフル」である。
この音とリズムには、訳も無く心底からほとばしる、みなぎる「躍動」、
みたいなものを強く感じてしまう。
ゆっくりした調子で始まったテンポも、
いつしか徐々に、徐々にヴォルテージが高まっていく。
ケンガリと呼ばれる真鍮で作られた小さい薄い銅鑼がリズムとテンポをリードする。
そして、地鳴りの様な低音のプクと呼ばれる大太鼓が腹を突く。
もう、たまらない。
繰り返すけど、「パワフル」で「ソウルフル」だ。
彼等は実に、この演奏と踊りをぶっ続けで1時間以上もやっていたのだ。
韓民族の熱いソウルをここに見た思いだ。
ケンガリ:真鍮で作られた小さい薄い銅鑼。リードメーカー的役割。 -
=韓国伝統芸能「農楽」伝統楽器=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
チャンゴ:チャングともいう。砂時計型打楽器で、木をくり貫いた筒の両面に動物の皮を張った太鼓。形状は日本の鼓(つづみ)とほぼ同じ。 -
=韓国伝統芸能「農楽」伝統楽器=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
ソゴ:小鼓。小さな太鼓で手に持って踊りながら叩く。 -
=韓国伝統芸能「農楽」伝統楽器=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」
テピョンソ:日本のチャルメラによく似た管楽器。
プク:木をくり貫き、両面に馬や牛の皮を張った太鼓。 -
「関係者」カメラマン一行になってしまった私達、
途中でマッコリ(濁り酒)などを勧められたり・・・。
飲んでみると、アルコール度はいたって低く、カルピス感覚。
喉を潤すにはちょうどいい。
道化役の人もいてやはり農民の祭り、非常にフランクで楽しい。
このアジュモニ(おばさん)、私達に色々とお気遣いいただいた。 -
また、堅い豆腐(田舎豆腐みたいな)にキムチをのせて食べる、
そんな彼等の栄養補給の食料などもいただいた。
これ、日本のおにぎり感覚の非常食かも。 -
更には、伝統楽器ケンガリの使い方などを代表者にじかに教わり、
突然そんな体験など少し面食らって、思う以上にむずかしい、要領を得ない。
音を出す以前に、紐をちゃんともてずケンガリが固定できない。
どこが「関係者」なのか・・・・ -
そんなこんな、色々と「無関係者」な我々を快く受け入れてくれた皆さん、
この場にて厚く御礼申し上げます。
こんな「肉迫」した撮影はもう撮れないかもしれませんねえ。
非常に有意義で千載一遇、心底より楽しめたひと時を有難うございました。
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