横浜のたび　2010年12月　（３）横浜港クルーズ、氷川丸、人形の家、山下公園

2010/12/07 - 2010/12/09

本日は、
　横浜港クルーズ、氷川丸、人形の家、山下公園、
などを巡りました。

　横浜港は、よくデザインされた港だといことが、船からの景色で分かります。
　また、改装なった氷川丸、昔から何度か来ていたのですが、一段と良くなった気がします。
このレトロ感が好きですね。
　

エリア 神奈川

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩

3日目は、横浜港クルーズ。

マリーン・シャトルに乗って、60分間の船旅です。

入った途端に、ハーイとサンタさんが挨拶。

ロイヤル・ルームは一等客のみです。

実は、小学生達と同乗で、普通の運賃でもここを使ってよい、とのことで入ります。

ロイヤル・ルーム。

客は、３人ほど。静かなものです。

でも、外は子供達で大騒ぎ・・・

まずは、横浜ベイブリッジに向かって。

真っ青な空を背景に、日差しの中で白と影のオブジェ。

ベイブリッジを真上に見上げながら、橋下を通過します。

横浜港シンボルタワー。

船舶のための航路標識（正式には、本牧船舶通航信号所）と、一般の展望施設を兼ね備えた建物です。

泡立つ船の航跡。

扇島の高炉２基。

昔は、NKの京浜製鉄所の一画でしたが、川鉄と合併し、現在はJFEスチールの製鉄所になっています。

東京電力の横浜火力発電所。

右手が、ＰＲ館トゥイニー・ヨコハマで、ツインタワーが目印です。

最近工場萌えがはやっているそうですが、この機能本位の建物も面白いですね。

横浜・さとうのふるさと館。

これは何？とパチリ。

後で調べると、製糖会社のPR施設だったのですが、平成１６年５月２０日に閉館したそうです。

横浜市風力発電所の風車。

事業主体は、横浜市で都市型は珍しいとのこと。愛称は「ハマウィング」

次は、改装なった氷川丸。

日本郵船が1930年に竣工させた貨客船です。

北太平洋航路で長らく運航されました。そのサービスの良さが評判だったようで、チャーリー・チャップリンや、イギリス国王ジョージ6世の戴冠式からの帰国時の秩父宮夫妻など著名人が乗船したそうです。

1960年の退役後、博物館船として公開。

2006年にいったん閉鎖されましたが、船体の修繕・内装の修復の後、2008年4月25日に再公開。

ここは、ダイニングルーム（一等食堂）。豪華に改装されています。

昔のキッズ・ルーム（一等児童室）。

木馬が置いてあるのが面白い。

エントランスロビーから、階段をのぼります。

手すりの模様が、どこかアールデコー調。

扉の向こうは・・・

社交室です。

グランドピアノまである、優雅なリビングです。

氷川丸は、北太平洋航路を航行していました。

神戸から横浜、北太平洋を渡りシアトルへ。太平洋の北側を航行するのは、距離が短いからです。（地球は丸い）

ニューヨークへは、そこからグレート・ノーザン鉄道での旅でした。

ここは一等喫煙室。

喫煙室なのに、禁煙とはこれいかに！？

一等客室。

テーブルを真ん中に、ソファーとベットがあります。

実際には、結構狭そうです。

ここは操舵室。

氷川神社の神棚。

船名は埼玉県大宮市（現：さいたま市大宮区）の氷川神社に由来するそうです。
いまだに操舵室に祭ってあります。

機関室。

三階分あります。でかい！

エンジンは、バーマイスター&ウェイン (現在はドイツのMAN社と合併) 製ディーゼル機関2基。

昔はもう少し汚かったのですが、きれいに塗装されています。現役時代は、これくらいきれいだったかも。

ここは三等客室。

船旅は、上下の差がはっきりしていますね。
この部屋で、上下段あわせて8人部屋。

マリンタワー。

横浜人形の家。

入り口は、右手をめぐる様にして、裏側です。

中に入ると、最初に。

・・・赤い靴の女の子。

世界の人形達。

色々な民族人形です。勿論、日本人形、こけし人形の集団もあります。

これから先は、写真禁止。

青い目の西洋人形や、日本の雛人形などの作り方、代表作品などを展示しています。

なぜか、シニアの女性客が多かったみたい。

館長は、石坂浩二さんに代わっています。

ちなみに、初代は兼高かおるさん。
先日テレビに出ていましたが、元気に飛び回っているみたい。

今回の宿泊は、ホテルモントレ横浜。

エントランスです。

山下公園を望み、みなとみらい線元町・中華街駅からも、歩いて５分程。
アクセスがよく、設備も奇麗でした。

ホテルモントレ横浜。

ベッドはツインですが、一人旅です。
十分な広さで、快適でした。

長崎や札幌でも利用しました。ここは結構お気に入り。

旧イギリス七番館。

ホテルのすぐ隣に有ります。

イギリス系商社バターフィールド＆スワイヤ商会として、横浜港に面する七番地に建てられ、かつてはイギリス七番館と呼ばれていました。

赤煉瓦（レンガ）の洋風建築で、外国人居留地の面影を今に伝えています。

そして現在は、創価学会の戸田平和記念館となっています。

ニューグランド。

横浜の老舗ホテル、クラシックホテルとして有名ですね。

チャーリー・チャップリンといったスターや、皇室や英国王室といった賓客が数多く訪れており、また1945年に来日直後のマッカーサーが滞在したことでも知られています。

これは、1927年開業時の本館。

ニューグランド。

右はニューグランドタワー。

昔は、ぼろな本館だけだったのが、いつの間にかニューグランドタワーを含めて奇麗になっています。

調べてみると、2004年 にJR東日本と業務・資本提携しており、全面リニューアルしてオープンしたとのこと。
。

水の守護神。

1960(昭和35)年に、姉妹都市のサンディエゴ市から送られたそうです。
サンディエゴ市庁舎前にも同じ像があるそうです。

みなとみらい方面を望みます。

ランドマークタワー、クイーンズスクエア、インターコンチネンタル、コスモワールド、パシフィコ横浜国立横浜国際会議場などなど。

この旅行記へのコメント （2）

• ciao66さん 2010/12/28 19:40:23

  JFEスチール&氷川丸

  JFEスチールの工場は東京のすぐそばで現役活躍中なんですね。
  船では行けないので、私はちょっと航空写真で眺めてみました。
  なかなか面白い光景を発見。
  煙がもくもく写っていますし、石炭？置き場や接岸した船、コンテナ？
  スチールの？屋根や多分高炉の塔も影が見えますね。
  http://map.yahoo.co.jp/pl?p=JFE%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%20%20%E6%89%87%E5%B3%B6&lat=35.47835649400722&lon=139.7246334368956&ei=utf-8&datum=wgs&lnm=%EF%BC%AA%EF%BC%A6%EF%BC%A5%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%88%E6%A0%AA%EF%BC%89%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A3%BD%E9%89%84%E6%89%80%E4%BA%AC%E6%B5%9C%E5%9C%B0%E5%8C%BA&idx=33&v=2&sc=3
  川崎・横浜両市にまたがるとは知りませんでした。それにしても広い！
  
  氷川丸も戦争中は病院船だったりして
  日本の歴史が詰まった船ですね。
  
  

  トムソーヤさん からの返信 2010/12/28 20:33:35

  RE: JFEスチール&氷川丸

  ciao66さん
  
  小生もgoogleで見てみました。
  
  右側は原料岸壁で、鉄鉱石と石炭をおろし原料ヤードに、手前が煙を上げる２基の高炉（コークス炉はその右側か）、真ん中は製鋼工場で、左が圧延工場、そして一番左側が製品岸壁でしょうね。
  製鉄所は、扱う物が重量物のため、合理的に、一貫した動線で建設されます。
  
  昔石炭の配船調整をしていたものですから、思わず懐かしくなりました。
  
  氷川丸はよく調べておいでですね。
  おっしゃる通り、一時病院船でも活躍しました。この船は、客船ではなく、貨客船というところが、ポイントです。
  
  氷川丸の歴史を映画にすると、戦前・戦後の物語と重なり、面白いでしょうね。