2010/12/15 - 2010/12/15
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世界攻略者さん
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麗江から西に52キロ行った先にある町、石鼓鎮。ここには長江第一湾という観光スポットがあります。山に阻まれ、長江がほぼ180度方向を変えているのがこの場所です。最初は「それがどうした」としか考えていませんでした。しかし行ってみると、それはそれは楽しい一日でした。
**情報は2010年12月のもの。1人民元=12.5円で計算。
==麗江逃票日記 シリーズ一覧==
① 古城維持費なんていらない(獅子山公園、万古楼、木府)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10527829/
② 旅人は郊外をめざす(束河古鎮、白沙鎮、拉市海、ドクターホー)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10529215/
③ 私の大好きな黒龍潭公園(玉泉公園)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10528121/
④ 長江第一湾の極上の展望台(石鼓) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10528734/
⑤ ならず者のための玉龍雪山案内 (氷川公園、雲杉坪、ヤク坪)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10527815/
⑥ 理想じゃない村 宝山石頭城
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10532864/
==石頭城外伝 シリーズ一覧==
① 正面から見たければ対岸に渡れ
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10534262/
② 太子関はどこですか
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10534264/
③ 宝山郷バオバオ・トレック(郷政府への道)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10534460/
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[目次]
長江第一湾
石鼓村への道
石鼓村
紅軍長征渡江記念館
鉄虹橋
水辺のビューポイント
展望ポイントへの道
極上の眺め
本来の展望台
まとめ -
[長江第一湾]
長江第一湾を地図で見てみると、ほぼV字型に方向転換しているのがわかります。そのV字の先端にあるのが石鼓村。石鼓は、麗江と虎跳峡や香格里拉を結ぶ道路から10キロほど離れた場所にあるため、他の観光地へのツアーに組み入れられるのが一般的です。 -
そもそも、長江って雲南省だったっけ、という話もあります。玉龍雪山の西側を流れる金沙江は確かに長江の本流の一部で、地図を見ると重慶、武漢、南京を経て、上海まで繋がっています。この長い長い長江の一番曲がった場所、それが長江第一湾(左下の赤い点)なのです。そう思うと急に行ってみたくなりました。石鼓へ向かって出発です。
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[石鼓村への道]
石鼓村へは、巨旬方面のバスで行くことができます。麗江バスターミナルから一日3本程度(8AM,10AM,12:50PM。要確認)。便利なのは、乗り合いワゴン(写真)。香格里拉大通と長水路の交差点を少し西に行ったところから乗車できます。満員になりしだい出発。13元(160円)。 -
麗江から丘を超え、拉市海を過ぎ、さらに丘を超え、1時間15分ほどで石鼓村(写真)に到着しました。席は右側がおすすめ。
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[石鼓村]
この村には宿も何軒かありますが、観光で泊まる人はあまりいません。町自体も観光地化されている様子はなし。緑の棚田が美しい静かな山村です。
写真: 石鼓村。一番上にあるる建物が小学校。中に礼堂があります。 -
まずは町を散策することにします。降り場から見て左側の路地を入っていくと、そこが村の商店街。丘の上の道まで続いています。今日は、たまたまマーケットの日だったようで、道のあちこちで農作物や雑貨の路上販売が行われていました(写真)。
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田舎の町らしく、老人女性のほとんどははナシ族特有のエプロンのような、青い民族服を着ています。帽子はたいてい人民帽で、こちらも青色。若い女性は現代服ですが、大きな籠を背負って買い物する姿はどの世代も同じです。この雲南でよく見かける籠、竹製のもの以外に、布製、プラスチック製もあります。共通点はすべて手編みだということ。
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[紅軍長征渡江記念館]
丘の上の道を右に行った先に、「紅軍長征渡江記念館」があります。これは、1936年に紅軍(初期共産党の軍隊)が雲南地区を北上する際、ここで長江を渡ったのを記念して造られたもの。入り口の垂れ幕には「あなたが入隊すれば一家の誇り、一度服役すれば一生恩恵があり。」と一応記念館に関連した宣伝広告が掲げられていました。
入場料は5元(60円)。案内によると、展覧室、彫刻、鉄索橋(鎖のつり橋)に加え、長江第一湾の眺めがあるとのこと。5元を惜しまず入場することにします。 -
敷地内に入ると、小さな展示室があります。雲南省の「長征」関連では、シャングリラにある展示館のほうが、はるかに立派です。しかも無料。
展示室を出て少し下ると、長江の見える見晴らしのいい場所に出ます。そこには、紅軍兵士と船をこぐ現地民の彫刻が建てられていました(写真)。私はなぜか、内容豊富なシャングリラのものより、このしょぼい記念館の方が印象に残っています。それはひとえに、この景色から「この場所から川を渡ったんだ..」と体で感じることができたからだと思います。 -
肝心の長江第一湾の眺めですが、川岸の木が邪魔でぜんぜんダメ。ここよりさらに高い所にある小学校から見ても、やっぱり木が邪魔です。この方角からの眺めは全滅と考えていいでしょう。
長江の眺めには裏切られましたが、ここにはもうひとつの見所、鉄虹橋という橋あります。この彫刻の場所から階段を下った先に、つり橋が見えます(写真)。おそらくあれでしょう。 -
[鉄虹橋]
下までおりてみると、橋は道路のすぐそばにありました。ワゴンを降りた後、前に30メートルも歩けばよかったわけです。この橋は、映画「単騎、千里を走る」の撮影に使われました。古ぼけた橋で、手すりは鉄の鎖、両端には門楼があります。手前側の門楼には、中に老人がいて音楽を弾いていました。橋の向こう側はただの畑。渡ってすぐに帰ってきます。
橋を渡っても、とがめる人はいません。おそらく先の5元の中に鉄虹橋の観光料金が含まれているのでしょう。
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この橋のすぐそばにチケット小屋があり、道路側から記念館に来る人はここでお金を払います。小屋のオジサンは暇らしく、いつも近くをぶらぶらしています。この旅行記のテーマが「逃票」なので、チケットを買わずに中に入る方法を考えて見たいと思います。
まず、橋だけに興味がある場合は、橋の畑側から入って往復すれば(たぶん)問題なし。川に下りて橋を眺めるのも大丈夫でしょう。次に、上の彫刻や展示物にも興味があるなら、橋から中に入り、上へ続く階段を登って上の入り口から出ます。念のため、オジサンが知人と世間話をしている間に決行すれば確実です。とはいえ、たかが5元(60円)。普通に入場券を買って入るのをお勧めします。 -
鉄虹橋の手前にみやげ物屋兼記念写真屋があります。ここで面白いのは紅軍のコスプレができること。雲南省の観光地といえば、少数民族衣装の記念撮影が定番ですが、ここでは共産党の軍服です。人や世代によってはノスタルジーを感じるのかもしれません。
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子供用の服も用意されています。見本の中には、大人が男2人、女2人で上の彫刻の前に立ち、それを白黒写真でとったものがありました。これは、なかなか雰囲気があります。
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この鉄虹橋は観光スポットになっていますが、今でも現役で使われています。向こうの畑で取れた農作物を、この橋を渡って運んでくる人を何人か見ました。橋のすぐ近くに搾油所(写真)が二軒。袋に入れた油菜が山済みにされています。
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[水辺のビューポイント]
道路に出て少し歩くと、川の近くに大きな建物が見えます。長江第一湾旅遊漂流公司という会社のもので、ゴムボートでの川下りなどのサービスを提供しています。 -
この会社の敷地は自由に入れるので、川のそばまで行ってみます。もちろん川は良く見えますが、肝心の川の曲がり具合が実感できません。やはり、距離が近すぎるのです。
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パノラマで撮ってみるとこんな感じ。団体ツアーの客もおそらく、ここから川を眺めるはずですが、長江第一湾の展望台としてはいまいちと言わざるをえません。
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ここまで紹介した場所を地図にするとこんな感じになります。
写真の右端にあるのが、乗り合いワゴンがとまる道路。
紅い点が左から長江第一湾の上側の入口、彫刻、下側の入口。
青い点が水辺の展望ポイントへの入口。
青い線が商店街。
畑の下の森で木がない部分が鉄虹橋になります。 -
[展望ポイントへの道]
水辺のテラスからの眺めがダメなのは、最初からわかっていました。よって時間のある旅行者は丘の上の展望ポイントに向かいます。歩き方によると、一湾飯店(写真青い点)から15分ほど登った先にあるとのこと。ということは、少し上の山の斜面あたりでしょうか。 -
道路を麗江方面に5,6分歩くと、一湾飯店の看板(写真)が見えてきます。店の看板には「長江第一湾の最高の撮影ポイント。撮影の家」と書かれています。これだけ読むと、展望ポイントにホテルでもあるような印象を受けますが、この山の上には畑と森しかありません。
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一湾飯店のそばの道が奥の村へと続いています。1,2分歩いた後、左側に上る道を進み、しばらくすると山の上へ続く土の道が見えてきます。この道が展望ポイントへの道だと直感でわかりましたが、時間があるので、先に奥の村に行くことにします。
村の中を通り、一番上の家まで来ました。そこでたむろしている人に道を尋ねると、家の裏の道を進むと、展望ポイントにたどり着くとのこと。草ボーボーの山道を5分ほど歩き、川側から来ている道に合流しました。ということは、この近くに展望ポイントがあるはず。それは、ここより上なのか、下なのか...。後でわかりますが、すぐ下がその場所でした、上から来た場合は、非常に見つけにくい。
写真: 草ボーボーの道から通過した村(下)と石鼓村(上)を眺める。 -
まだ時間に余裕を感じていたので、展望台は後回しにして、山の斜面沿いにある道を歩いてみることにしました。この道は、麗江方向に流れる川や道路と平行に走っています(写真右の森の中腹)。最初は、石鼓村をバックに長江第一湾を撮ろうと企んでいたのですが、木が邪魔でなかなか理想的な場所が見つけられません。もう少しだけ、もう少しだけ、と40分ほど歩き続けるうちに、石鼓村が見えなくなる場所まで来てしまいました。
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この辺りまで来ると山の死角にあった村や玉龍雪山まで見えます(写真)。ここで引き返せばいいのですが、山の上に続く道があったので、色気を出して山を登り始めました。少し先の頂上らしき部分を目指すのですが、着いてみると、その先にさらに高い場所があり..とこれの繰り返しです。よくあることです。気がつくと、石鼓村に戻る方向に山の尾根を歩いていました。
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歩き続けること40分。ついに、石鼓村を見下ろす場所まで来てしまいました。ものすごい遠回りというか曲がりぐあいです。ここで初めて本当の展望台の場所がわかりました(写真青い囲み)。散歩のつもりで外出したら、いつのまにかビルの屋上にいた、そんな感じです。
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[極上の眺め]
しかし、大きな収穫もありました。山のてっぺんに着く少し前に2つほど見晴らしのいい場所を見つけたのです。ひとつは川が曲がった先の奥の村まできれいに見渡せる場所(写真、V-A)。 -
もうひとつは、視界をさえぎるものが全くない場所(V-B)。ここからは、長江が大きく曲がる場所だけでなく、その曲がった後の川の流れまですべて見通せます。長江第一湾の写真のほとんどは、下の展望台から撮ったものなので、この高さからの眺めは貴重です。パノラマ写真を撮るとこうなります(写真、クリックで拡大)。
さらに高い場所から撮った写真を見たことありますが、おそらくあれは航空写真でしょう。 -
満足できる写真も撮れたので、村に戻ることにします。ここから最短距離ですぐ下に見える村まで帰りたいところですが、道があるかどうかはっきりしません。時間も遅いので、来た道を戻ることにしました。途中、近道を見つけ時間を節約します。
今回、試行錯誤で歩いたルートを振り返るとこうなります。
青い線: 行きのルート
赤い線: 帰りのルート
青い点: 上から頂上(本当の頂上はもう少し先)、一般的な展望台、ー湾飯店 -
[本来の展望台]
非常に高い位置から長江第一湾を眺めることができました。しかしながら、他の旅行者が行く本来の展望台からの眺めも見てみたい。道の合流ポイントまで戻り、上から見えていた展望台へと進みます。丘の斜面にある展望ポイントは全部で3つほど。下2つからの眺めはいまひとつです。
写真: 中央左に見える平地が一番上の展望台(V1)。似たような場所(V2,V3)が下にもあります。 -
道路からたった15分の展望台ですが、上の展望ポイントと比べても遜色ないほどきれいに曲がり具合が見えます。ただ、見え方はかなり違います。こちらは主に湾曲している場所だけが見えるので、パノラマにすると、何か土星の輪のようになります(写真、クリックで拡大)。
この展望台からは、村側の景色もよく見えます。点在する集落、見事な棚畑。長江第一湾だけでなく、こちらもかなりフォトジェニックです。 -
ここまで紹介した5つの展望スポットへの道を図にするとこうなります。
紫の四角: 一湾飯店
赤い点: 下から、V3, V2, V1, V-B, V-A
歩行時間は登りの目安時間。ちゃんと時間を計っていないので、かなり適当です。 -
[まとめ]
石鼓は、一般的には長江第一湾(と鉄索橋と太鼓型の石)を見るためだけに立ち寄る村。そんなところで丸一日過ごしたことになります。石鼓一日遊、私の中では満足度の高い一日でした。
石鼓鎮は玉龍ナシ族自治県の一部ですが、古城維持費は必要ありません。使ったお金は交通費(13元 x 2)と記念館の入場料(5元)、合わせて31元(390円)だけ。そう考えると再び思うのでした「古城維持費なんていらない」と。 -
[リンク集]
==中国旅行記一覧==
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==海外旅行記一覧==
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==国内旅行記一覧==
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==雲南旅行記==
虎跳峡の歩き方 全3作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10523702/
梅里雪山を巡る旅 全5作
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元陽棚田トレック 全4作
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瑞麗の向こう側 全4作
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雲南 少数民族マーケットハンター 全3作
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中国国境のカジノタウン 全3作
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