初上海　行ってはじめて分かったそのダイナミックさ

2004/01/03 - 2004/01/04

チベットの旅を終え上海に舞い戻ってきた。
標高3000〜4000mに位置する冬のチベットは当然のことながら寒さが厳しかったが、沿岸部の上海まで下りてくるとその寒さもグッと和らぎ、ホッとする。
でも、大都市特有の喧騒と言うか窮屈さと言うか、上海特有のパワーみたいなものに圧倒され、つい最近までチベットに身を置いていた人間には戸惑いを十分に与える。

北京を訪れた時もそうであったように、近年における中国の発展ぶりはすさまじいものがあり、ここ上海もその代表格であちこちで建設ラッシュが起こり、超高層ビルが林立し、巨大ショッピングセンターが開業し、大勢の人が中国内外から流れ込み、とめどなく車が行き交う。
確かに上海にはダイナミックな発展があり、エネルギーに満ち溢れており、その勢いは中国全土を席巻し、果てはチベットにもしっかり開発の波（漢人文化の流入）が及んでいたのは納得のいくものである。

空港への帰路の途につく際にも地下鉄龍陽路駅から浦東国際空港まで開業1周年を迎えたリニアモーターカー（上海トランスラピッド）を利用したが（約30kmを7分で走破・最高速度430km/h）、このなせるスピードからして中国の開発のすさまじさを物語っているように思えた。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

中国でありながら列強の租借地であった外灘。
TVや写真で何度も見た景色だが、実際やってくるとその醸し出す独特な景観に見とれてしまう。

やはり外灘で一番目を引くのが旧江海関の建物。

旧江海関の時計台。

旧香港上海銀行上海支店（匯豊銀行）

内部エントランスの天井には、世界の金融8大都市であるニューヨーク、ロンドン、パリ、バンコク、東京、そして香港と上海の風景が描かれているそうだ。

外灘の建物の隙間から眺める東方明珠電視塔。

高さ467.9mを誇る。

高さ420.5mを誇るジンマオタワー。
グランド・ハイアット上海が入っていることでも有名である。
浦東地区の高層建築群を眺めていると、上海のダイナミックなパワーを感じずにはいられない。

近代的な建物が次々と建設され、劇的な変化を遂げる上海の街中にもまだまだ古くからの建物が多く残されている。

洗濯物が外に干されているなど生活のにおいを感じることができる。

やがては古くから残る街並みも上海の開発の波に飲み込まれ、消えて行くのだろうか。

一大ショッピング街。
マクドナルドやスターバックス、無印など有名外資のテナントが数多く並ぶ。

上海の街中にあった、新興住宅街のような一角。
経済成長の波に乗り、どんどん生み出される中産階級の住居群も続々造りだされているのだろう。

地下鉄とリニアモーターカー（上海トランスラピッド）を利用して帰国の途に着く。
上海トランスラピッド龍陽路駅。

上海トランスラピッドに乗り込み浦東国際空港へ。

乗客は誰もおらず…。

最高速度430km/hに達した。

わずか7分で浦東国際空港ターミナルに到着。