2003/12/28 - 2004/01/03
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旅〜kimamaさん
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成都から空路で一気にチベットへ。
で、まず驚いたのがその空港。
まだ最近開港したばかりなのか、想像していたチベットのイメージとは全く相反する、ガラス張りの超近代的な真新しい空港施設がでーんとお出迎え。
これも中国の経済発展の恩恵なのか、それとも中央の支配を象徴するオブジェなのか…。
空港から、まずはチベット第2の街シガツェ(日喀則)そしてギャンツェ(江孜)とまわってからラサin。
高山病に苦しんだギャンツェとは打って変わって、体調はすこぶる良好。
ちょっと標高が低くなっただけで、何事もなかったかのようにスゥっと消えていった頭の痛みや体の気だるさ。
「とにかく下りろ」という高山病からの回復の鉄則を身をもって感じた次第。
ポタラ宮に象徴されるラサはまぎれもなくチベット民族の一大中心都市。
活気にあふれ、たくさんの商店が立ち並び、多くの人が街中を行き交う。
しかし、ポタラ宮の前やジョカン(大昭寺)の前で一心に祈りを捧げ、五体投地を繰り返す敬虔なチベット族の姿を目の当たりにすると、やはりチベットは「祈り」の空間であり、「祈り」こそが人生そのものだと感じる。
とても自分のような凡人が理解できる世界ではない。
「祈る」とは何か、「信じる」とはどいうことなのか、普段考えもしない思いが頭をよぎる。
しかしながら、このようなチベット人の神聖な空間を「おびやかす」(というと語弊があるかもしれないが)一面もあった。
先に述べた、近代的な空港に代表されるような真新しいビルやコンクリート製のアパート群、最新の自動車、溢れる雑貨や電化製品、漢民族の人々、青海省から間もなく開通すると言われている鉄道…。
時代が進むにつれて、環境が変わり、人の考え方も変わり、街全体が変化を遂げるのは当然のこと。
中国という世界の大国にあればなおさらであろうが、そのスピードや勢いは想像以上のものがありそうだ。
経済的に豊かになっていくという一面はあるだろうが、失われていく側面も大きいような気がしてならない。
詳しくは知らないが、ラサの人口も半数近くを漢民族が占めるに至ったと聞く。
果たして共存・調和か、それとも一方的支配か、この先チベットは大国中国の中でどのような運命をたどっていくのであろうか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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成都から空路にてチベットへ向かう。
朝日に照らされたチベットの山々がとても美しく映える。
上空8,000m近くを飛んでいるにもかかわらず、あまりの山の高さ故に、手が届きそうなくらいである。 -
雲海とは言い得て妙で、本当に雲が海のように山々を取り囲んでいるようだった。
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チベットの玄関口ラサ・クンガ(ゴンカル)空港に到着。
ガラス張りに見る中国国際航空機。
ここですでに標高約3500m。 -
まさかこんな近代的な空港が出迎えるとは思いもよらず。
あまりにも想像とはかけ離れた空港に戸惑ってしまう。
清潔感あふれ便利で快適な施設であることに変わりはないのだが、どうしても違和感というか変な印象を抱いたしまった…。 -
言わずもがな、ラサのみならず全チベットのシンボル、ポタラ宮。
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ポタラ宮
このチベット族の象徴的建造物を目の当たりにし、感動せずにはいられない。
前に広がる広場も広大そのものである。 -
ポタラ宮
赤と白のコントラストがとても美しく、青空を背景にその雄姿を誇る。 -
ポタラ宮
(正面左から望む) -
ポタラ宮
(正面右から望む) -
ポタラ宮
高さ117m、13階建ての規模を誇る。 -
祈りを捧げる巡礼者
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初めて目にした五体投地
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一言でチベットを表現すると、自分の場合まさに「祈り」という言葉に集約されるような気がした。
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年明け早々、ポタラ宮前の広大な広場で行われた自動車展示ショー。
偉大な建造物を前に、こういう風景を目にしてしまうと、どうしてもげんなりとしてしまう…。
漢民族は別として、チベット人の思いやいかに? -
ポタラ宮前の広場に聳える白いストゥーパ
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ポタラ宮内へ
宮殿を見守る獅子。 -
ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮内
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ポタラ宮から俯瞰した広場
ダライ・ラマはこの変わりゆく風景をどんな気持ちでながめていたのだろうか? -
ポタラ宮の裏部分を高台から俯瞰
近くに山が迫る盆地に、コンクリート式の建物群が広がる。 -
ラサの街角
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ラサの街角
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ラサの路地裏
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路地裏を歩く僧侶たち
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路上で売られていた水牛のヨーグルト
これがなかなかの美味! -
路上で豪快に売られていた生肉
生肉と言っても寒さと乾燥でパリパリに乾いていて、まるで燻製のよう。 -
とある露天で熱心に品定めをしていたチベット族の男
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ラサにあったモスク
新疆ウイグル自治区と接していることもあり、イスラム教徒もかなり住んでいるようだった。 -
ジョカン(大昭寺)
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ジョカン前の様子
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ジョカン前で五体投地を繰り返すチベット人
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ただただ、その信仰心の篤さに圧倒されるだけである。
まさしく「祈り」の世界がそこにはあった。
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