2010/07/06 - 2010/07/06
603位(同エリア728件中)
まみさん
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2010/07/06火 ヴイリニュス観光2日目
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<ヴィリニュス創建者かつリトアニアの英雄ヴィータウタス大公戴冠記念日の祝日>
・聖ペテロ&パウロ教会見学
・工芸美術館(祝日で閉館)
・考古学資料展示館
・リトアニア国立博物館
・市庁舎広場からゲディミナス大通り散策(中央郵便局に向かったら改装中)
・大聖堂前広場で式典見学
・ピリエス通りのギャラリー見学
・ヴィリニュス大学と聖ヨハネ教会(どちらも祝日で入れず)
・大統領官邸前のダウカント広場でひと休み
・聖アンナ教会見学
・ウジュピス地区散策
・バスターミナル下見
【ヴィリュニス泊:ホテル・パノラマ(Panorama)】
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中に一歩入って、「ああ、なるほどね」と思いました。
旅行前に予習したいろんなヴィリュス旅行記で、たいてい褒めたたえられていた聖ペテロ&パウロ教会。
パッと見渡した第一印象は、白すぎる……でした(苦笑)。
やっぱり正教会のフレスコでぎっしりのカラフルな内装の方が私の好みかな。
カラフルな方が感動を単純に呼び起こしやすいのだろうと思います。
それと、一つ一つの彫刻や浮彫のモチーフはなじみがあるものだから、壮麗な空間と手の込んだ浮彫装飾に感動するよりは、イタリアやドイツを旅行した10年くらいの昔がなつかしくなりました。
でも、たぶん、思い出の中のイタリアやドイツのバロック教会はどんどん美化されてしまっているはずですから、それらの教会と目の前の聖ペテロ&パウロ教会を、公平に比べてはいなかったと思います。
聖ペテロ&パウロ教会はすばらしいバロック彫刻の宝庫だというので、写真撮影を楽しみにしていました。
旧市街から少し離れているし、ヴィリニュスではぜひ行きたいところの一つだったので、朝一番に出かけました。
そして、思いっ切り、好きなだけ、撮影してきました。
なにしろ、初めてデジカメを手にして、教会などの屋内写真の失敗率が下がって臆せずどんどん撮るようになったときには、もう海外旅行といえば東欧ばかり回るようになっていたので、壮麗なバロック彫刻の渦の教会で存分に撮影を楽しむのはこれがほとんど初めてといえますから。
ただ、デジカメは白が苦手。
影のところは肉眼より必要以上に青っぽくなったり、灰色っぽく撮れたりして、画像は思ったよりきれいにならず、露出調整が難しかったです。
それでも中をぐるぐる回りながら、30分以上は撮影に興じていました。
屋内でも十分明るかったので、手ぶれの心配はほとんどなく、どこもかしこも絵になるから、ほとんど連写感覚で写真が撮れました。
おかげで、教会を見学している気分ではなかったです。
まあ、特に信者でもない私にとって、教会はもともと格好の観光スポット以上のなにものでもないのですが、それにしても、思いっきり被写体としてしか見ていませんでした。
不謹慎かしら(苦笑)。
観光客が多すぎたせいと、信者も教会関係者の姿もほとんど見られなかったせいでしょう。
私が30分以上費やして見学していた間に、団体客は入れ替わり立ち替わりやってきました。
ヴィリニュスを訪れるツアーでこの教会見学を盛り込まないところはないに違いありません。
無料ですし、確かに一見の価値はありますし、大型バスが停められる駐車場がありましたし、複数の団体客がはちあわせても回れる十分な広さがありますから。
2010年バルト3国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2010年バルト3国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10481279/
詳細版「2010年バルト3国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2010/07/2010-ccbf.html
「聖ペテロ&パウロ教会
大聖堂からネリス川沿いに少し東に行ったところにある教会。バロックの町ヴィリニュスを代表する、いわば記念碑的な建築だ。建物そのものは1668年から7年間かけて造られたが、内装にはその後30年あまりの時間がかけられている。中を見ればその理由もわかるはず。教会に入った途端、息を飲むほどの彫刻群に圧倒される。
ここにある2000以上の漆喰彫刻には、ひとつとして同じものがないといわれている。聖人からはじまって天使や想像上の獣、植物、その他の無生物まで、意匠は多岐におよび建築にかかわった人々の技術と想像力が集約されているといっても過言ではない。製作にはイタリアから招かれた彫刻家たちが充たり、数百人もの地元の職人がアシスタントに加わったという。
教会建設の資金を出したのは、当時の将軍パツァス(M.K. Pacas)で、入口右側の壁に「Hic jacet pecator(ここに罪人眠る)」と書かれた墓石が見える。見事な教会を自らの廟として残すことは、当時最も誉れ高いことと考えられていたようだ。
彫刻のテーマの多くは聖書や神話から取られており、リトアニアの戦史を表したものもある。女性の姿が多いことにも気付くが、彼女らの表情は指し込む光の加減によって変化して見えるよう計算されているそうだ。(後略)」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
聖ペテロ&パウロ教会、交差点を挟んでズームして撮影
駅前のホテルを8時45分に出て、20番トロリーバスを利用し、コシューシコス通りがアンタカルニオ通りと名前を変える交差点で降りました。
到着時間は9時10分頃。
赤い屋根に黄緑色のお洒落なバロック様式の建物です。
近くに他に教会はないから、すぐに分かりました。
近付くとこの赤い屋根は正面の壁(ファサード)に遮られて見えなくなったので、こうして離れた位置からも撮っておいてよかったです。 -
近付くにつれて堂々たる存在感を誇示する聖ペテロ&パウロ教会
ファサードの白い列柱がお洒落な典型的なバロック様式の建物といえるでしょう。
この左手に駐車場があり、大型の観光バスが停車していました。
これだけの評判のある教会なので団体客とのはちあわせは覚悟していましたが、中に入る前からちょっとうんざりしました。
だけどそれなら私は個人で動いている利点で、団体客よりもゆっくりじっくり見学しようと思いました。
なにしろ本日のハイライトの一つですから。 -
観光案内版と一緒に撮影
「聖ペテロ&パウロ教会
リトアニアのバロック様式の真珠ともいえるこの教会は、バロック様式の最も華麗な代表作です。1668年から1674年の間に建築され、内装にはさらに30年かかりました。教会の創設者である将軍M. K. パツァスは、ファサードに自らの墓石を残し、ラテン語でこのように記されています。「Regina Pacis funda nos in pace(平和の女王よ、我らに安住を)」 パカス家の家紋が入口の上にあります。内装はイタリア人P. PertiとG. M. Galliによって仕上げられました。彼らは調和がとれた建築、彫刻、そして芸術の総合傑作を生み出しました。約2,000体の彫像が、劇場効果に従って配置されています。主祭壇の後ろには、有名な画家であるP. Smuglevieciusによる聖ペテロと聖パウロの絵があります。」
(看板の英語版の説明の私訳) -
REGINA PACIS FUNDA NOS IN PACEと書かれた正面とゲートの上の鉄の十字架
リトアニアはユネスコ無形文化遺産に十字架製作が登録されています。
そのせいか、こういう十字架が実に独特に見えてきます。 -
入口ファサードの上のパツァス家の家紋
将軍家だからか、向かって右のキューピットは勇ましく長剣を抱えています。 -
中に一歩入って、おお、確かに華麗なバロック建築!
最初は白すぎるという感想を持ったけれど、しばらくするとバロックの華麗さが私の脳にじわじわと到達しました。
ただ、肉眼ではあたり一面、もっと白く見えました。
カメラではわずかな明暗もくっきり出てしまいました(苦笑)。 -
主廊と側廊を隔てる柱
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キューピットや女神があふれている@
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主廊と側廊を隔てる柱に立つマリアさま
色のついた彫刻がまぶしいくらいです。 -
天井には宗教絵画
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純白にすら見えるパイプオルガンの方が、いっそシンプルに見える!?
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乙女チックな小船のような説教台と、奥には月を持つ天使
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宙に浮く帆船
華麗なこの教会の中でも1番目立つものです。
いまはだいぶ黒ずんでいますが、できたての当時はクリスタルがよく光ってまぶしいくらいだったでしょう。 -
華麗なドームと帆船、そして主祭壇の上の宗教絵画
主祭壇の方に進む前にもうちょっとあたりをよそ見しましょう。 -
キャッ! どこから覗いてるの!
と叱られそう!? -
世界をこの手にもつ赤ちゃんのキリストを抱く聖クリストファー
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チェロを弾くキューピット
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植物と人が溶け合う凝ったグロテスク様式
グロテスクとは、えぐいとかグロいの意味ではありません。その語源ではありますが。
※グロテスク(grotesque))とは
「古代ローマを起源とする異様な人物や動植物等に曲線模様をあしらった美術様式。
グロテスクの語源は、小さな洞窟や窪みを意味するラテン語“grotto”である。この語の原義は、15世紀にローマで再発見され模倣された古代ローマ装飾美術の装飾過多な様式に限定されていた。「洞窟」というのは西暦64年の大火事の後でネロが建設を開始し、雑草に覆われ地中に埋もれ、後世にまた主に上部から人が立ち入るようになった未完の宮殿群である「ドムス・アウレア」の部屋と回廊のことである。
そこには人、動物、植物などをモチーフとした装飾壁面が施されており、人から植物へ、さらには魚、動物へと連続して変化する奇妙な模様が見られた。盛期ルネサンスの16世紀に、ラファエロがその模様をバチカン宮殿回廊の内装に取り入れ、これが「地中 = 洞窟(grotto)で発見された古代美術」から「グロテスク装飾」と呼ばれるようになった。グロテスク装飾は、マニエリスムの時代にも多く使われた。
今日では、「グロテスク」という語は奇妙・奇怪・醜怪・不調和・不快・奇抜なものを指す総称的な形容詞として、ハロウィンの仮面のような風変わりで歪んだ形を指して使われるようになってきている。日本語ではこの意味の場合グロ、グロいなどとも略される。より厳密には、ゴシック建築のグロテスクな形態は、排水口として用いられる場合以外においては、ガーゴイルではなく単に「グロテスク」、またはキメラと呼ばれるべきである。」
(ウィキペディアフリー百科事典の説明より) -
古典様式っぽいアーチと首と翼だけのキューピット
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彫刻が埋め込まれた側廊下の壁
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大太鼓?───ではなくて、洗礼盤@
使わないときにはフタをするんですねぇ。 -
なんのモチーフかしら?
てっぺんのライオンがキュート! -
おどろおどろしい殉教シーンまで……!
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アカサンスの葉っぱのひげじい
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ラプンツェルみたいに塔に閉じ込められていたエピソードのある聖バルバラ(左)と、車裂きの刑で殉教した聖カタリーナ(右)
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マリア被昇天の絵と、キリストを抱く、誰かよく分からない聖人
赤ちゃんのキリストと聖人が仲むつましく、癒される表情をしています。 -
主廊の天井
果物と花とキューピットがリボンのよう。
花に注目しても、似ていながら同じ花が一つとしてありません。 -
「ほら、翼がちょっと曲がっていたわよ」「直してくれたの? ありがと」
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横から見たクリスタルの帆船、船首から重そうな碇
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銀の手に支えられた十字架のモチーフのある祭壇
側廊には礼拝堂が6つありました。
それぞれに祭壇があります。 -
大きな花輪が捧げられた主祭壇
背後の絵はこの教会の名前の聖ペテロと聖パウロです。 -
太陽の天使
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月の天使
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聖ペテロへの天国の鍵の授与
ペテロは岩の意味。その岩の上にキリストが教会を建てよう、と言って天国の鍵を授けたことから、十二人の弟子の一人のペテロはキリストの死後、初期キリスト教樹立の指導者の一人となり、教会の始祖として、最初の教皇となりました。 -
愛らしいキューピットたち
左の赤ちゃんから右へとだんだん成長したキューピットになっています。 -
笛を持つキューピット
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いばらの冠をかぶった苦難のキリスト
ナザレのキリスト像と呼ばれています。
苦難するキリスト像はドイツ・ゴシックの影響でしょう。
ルネサンス期以降のキリスト像は、苦難の表情より天国を思わせるやすらかな表情が多くなったと聞いたことがあります。 -
中世の宝箱@
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ピエタ(十字架から下ろされたキリストとなげくマリアとアンナ)
キリストが十字架に磔にされるまでを描いたレリーフ絵の一つです。
これは13番目の絵。 -
奇妙な生き物たちのレリーフ
1番上は、鬼かな、仮面かな。
牙のある生き物は想像上の生き物でしょう。
下のヘルメットもどきにも顔あり!? -
あー、重たい!───柱を支える男
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柱頭の上のおじいちゃん
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「よっ! 元気かい」
側廊の天井近くの受胎告知。 -
ななめ後ろからみたクリスタルの帆船
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豪華なバロックの側廊
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子供を抱くフランシスコ派の聖人と、柱のゾウさん
カーテンの浮彫が静謐さを演出しているようです。 -
キューピットに薦められて愛のワインを飲む(?)、恍惚の聖女
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パイプオルガンの上でトランペットを吹く天使
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外には、併設の宗教グッズのショップ
9時10分すぎに聖ペテロ&パウロ教会に到着し、9時50分まで撮影しながら見学していました。 -
木造の十字架
バロックの渦の余韻に浸りながら、20分ほど教会前のベンチで休みました。
連写の勢いで写真を撮りまくったので、撮った写真を見直したくなったんです。
休憩のあと、徒歩で旧市街に戻りました。
「2010年バルト3国旅行第3日目(2)ヴィリニュス:昨日回れなかったところを中心に旧市街散策」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526585
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