ロンドン・パリ旅行2010③キューガーデンの黄葉と大英博物館Royal Botanic Gardens, Kew&British Museum

2010/10/27 - 2010/11/03

大英博物館前のパブのフィッシュ＆チップス　2010.10.29
Fish & Tips in a Pub near British Museum

はじめに
毎年１回出かけている海外旅行は一人旅の撮影旅行が多いのですが、今年は3年ぶりに家族で行くことになりました。行き先は家族の希望にしたがって、ヴィクトリア・アルバータ博物館見学とアフタヌーン・ティーを楽しむためにロンドンと、初めてのルーブル美術館見学にパリです。

2010年10月29日（金）
ロンドンの2日目はイギリスの秋の気配が感じられる（と期待して）ロンドン郊外のキューガーデン（1759年に設立された王立植物園）を訪れました。
2003年9月以来２度目です。
花の時期は過ぎていましたが、花に劣らぬ美しい黄葉を見ることができて、十分満足できました。
雨を心配したほどの曇り空でしたが、コントラストが強すぎず写真の発色は思った以上に良かったです。
クリスマスの飾りによく用いられるセイヨウヒイラギ（クリスマス・ホリー）の真っ赤な実がたわわに付いた枝が見事で印象的でした。

ロンドン市内に戻ってランチに名物のフィッシュ＆チップスを食べ、大英博物館をちょこっと見学しました。あとは買物です。

撮影　CANON EOS 40D EF-S 17/85 IS USM yamada423
現地の日の出・日没時刻はこのクチコミ記事で簡単に調べられます。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/france/mont_st_michael/tips/10177076/

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エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

2010.10.29　今日はロンドン郊外のキューガーデンへ出かけます。

宿泊ホテルの最寄り駅ハイストリート・ケンジントン駅入り口。

駅前通でロンドン・タクシーの後ろにホンダのセダンが見えますが、タクシーの車高の高さが際立って見えます。乗り降りはとても楽です。通常は向かい合った4座席です。

駅前のショウウィンドウは冬らしくニット製品があふれています

この建物の中にはイギリスの衣料品チェーン・ストアで有名なマークス＆スペンサーＭ＆Ｓもあります。

まもなく午前9時です。

ロンドン名物2階建てバス。

９時に地下鉄ハイストリート・ケンジントン駅を出発して、ディストリクト・ライン約30分でキューガーデンに向かいます。

キューガーデンに向かう途中の住宅の庭には赤い実が熟していましたが名前は知りません。

キューガーデン入り口手前のイチョウと塀の中の紅葉

見事としか言いようのない紅葉

曇り空なのでコントラストが強すぎず、発色が素晴らしいです。樹木の名前は判らないので、どなたか掲示板で教えてください。

セイヨウヒイラギ　　別名クリスマス・ホリーChristmas Holly　　　
クリスマス飾りの定番植物です。まもなく出番です。

白と緑が紅葉を引き立てます。

3つ前と同じ木を裏側から撮ったものです。展望塔が見えます。

草むらではアヒルが餌を啄ばんでいます。

樹木は自然に放置すると、樹高と枝張り（樹幅）は略同じに生育するようです

カエデの黄葉

中央に見えるのはパゴダです。
キューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)にはチェンバーズの設計による建築物が何棟か 建てられた。そのうちの1つである1761年建造の中国のパゴダは今日も残されている。（Wikipedia）

大温室

現在では葛西臨海公園など各地に廃熱利用の大温室がありますが、昔はぜいたく品で王室などによって建てられたようです。
パリのオランジュリー美術館も元は温室（オランジュリー）だったようです。ガラスが普及してから温室が作られるようになったので、それほど古い歴史はありません。

温室の中には何種類もの花が咲いていました。これは石楠花に似た花です。

高さ10ｍほどの回廊から見下ろした蘇鉄です。

回廊からの眺めも楽しめました。

いくつかの温室がつながっており、中は薄暗いほど植物が茂っています。

大温室中央正面です。王立植物園だけあり、装飾も立派です。

周囲を明るくするカエデの黄葉。

近くで見るとこんな感じです。

緑の草むらの「織る錦」です。

秋の夕日に　　照る山もみじ
濃いも薄いも　　 数ある中に
松を彩る　　　 かえでや蔦は
山のふもとの　すそ模様

谷の流れに　　散り浮くもみじ
波に揺られて　離れて寄って
赤や黄色の　　色さまざまに
水の上にも　　 織る錦　♪

モミジ　小学唱歌

草むらにはリスを見かけましたが、ハイドパークのリスより警戒心が強く、近寄ってはきません。

古代の遺跡を移築したものらしいです。

落葉を迎えた木もあります。私の近未来？

キューガーデン駅近くのカフェ　キュー・グリーン・ハウスと英国車

商店街と呼ぶほどではない駅前。

地下鉄Kew Gardens　駅の標識

駅の隣のパブ　　　その名は　THE RAILWAY

同じパブのホーム側。

駅名表示板　KEW GARDENS

帰りの地下鉄　ディストリクト・ラインUpminster行き（赤い電車車）

ロンドン市内へ戻り、大英博物館近くのパブで食べた名物のフィッシュ＆チップス。
本当に美味しかったです。ビールも。

大英博物館のエントランス・ホール

10年程前の大改修で天井から光を取り入れるように改造され、明るく開放的な空間が出現しました。
中央円形の部分は中が図書閲覧室で3階にはカフェがあります。

イベントのポスター

有名なロゼッタ・ストーン

エジプトの発掘品で象形文字解読の手がかりとなった。
最近エジプトからの返還運動が起きて話題になった。

古代の神殿

このような建造物まで運んできてしまったのですから、それが存在した国としては我慢ならないでしょう。

元の存在場所の気候・風土・文明等によって生まれた文化財なので返還されるべきと思います。
今は交通が発達しているので、見たければ行って見ればよいのです。

ご覧いただきありがとうございました。
キューガーデンの黄葉、いかがでしたか。
フィッシュ・アンド・チップスのほうが良かったですか。