2010/09/25 - 2010/09/25
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riverwillさん
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2010年9月17日~9月27日の11日間、北米グランドサークル(メインはTHE WAVE)とメキシコ・グアテマラをひとりぶらり旅したお気楽記録です。ハードなスケジュールで体力勝負の毎日でしたが、短い期間で出会いあり、ハプニングあり、感動ありの濃厚な旅でした。こちらへ旅行を計画されている方の参考になれば嬉しいです。
今回は、9日目、メキシコが誇るマヤ遺跡の一つ、チチェン・イツァーを訪問した記録です。枚数が多いので②つ目です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ツォンパントリの近くにあった台座のへり。
上に向かって、
蛇の神?が彫られています。
これは胴体も彫られているから珍しいかな、と。 -
Juego de Pelota、いわゆる「球戯場」です。
-
チチェン・イツァーの球戯場は、
全長150mもあり、
メソアメリカ最大だそうです。
マヤ人にとって球技は娯楽ではなく、
一種の宗教儀式。
豊穣の神に祈りを捧げる
神聖な儀式だったとか。 -
ここにも蛇が。
-
基壇のレリーフは見事です。
この辺は柵がなく触ることが可能。 -
なんでしょう、
敷き詰められた石のブロックの壁面に、
ナンバーが振られています。
調査に当たってチョークで書いたのでしょうかね。 -
マチュピチュのごとく、
隙間ない、見事なまでの石組み。
古代の人々に、
これだけ正確に切り出せる技術があったことが驚きです。 -
ゲームは、
生ゴムのボールを、
この輪にくぐらせることが競われたらしい。
手は一切使わず、
サポーターをした上腕や腰でボールを打つ。
今のフットサルのような、
どんな球技なんでしょうかね。 -
勝利したチームのキャプテンが、
その栄光で手に入れた名誉ある死の、
生贄の儀式。
それでいいのか、
能力の高い人の命を奪うなんて…
そんな非効率的で非生産的なまつりごと、
それでも、
マヤの文明は16世紀まで栄えたんだから、
間違ってなかったのかなぁ… -
内壁の基壇部分に、
勝利者が斬首され、
流れる血潮が7条の蛇となってほとばしり、
その先から植物が芽を出そうとしている
貴重なレリーフがあったそうですが…
どうりで、みな中間地点で
立ち止まってガイドが説明していたと思った。
先を急いでいたので、
ついまたしても素通りしてしまった。
知識不足は、遺跡めぐりの醍醐味を
どんどんそいでいきますね。 -
コートの両壁は、
上部になるほど内側に迫り出しているそうです。
これは、
音の反響を使って、
戦士たちの声が隅々まで届くように、
緻密に計算された驚きの建築術。
ああ、だからみんな、
中央付近でかしわ手を叩いていたのか。
はじめ、
何やってんだろうっていぶかしんでいたのですが、
確かに音が反響していました。
天文学に建築術、
すさまじい高度な文明です。
ちなみに、
こちらは、競技場の隣に立つ「ジャガーの神殿」。 -
近くにいた民芸品市場。
黒曜石で作られた刀剣?
これ、税関通れるのかな。
民芸品だって無理矢理押し通せるのかな。
ヨーロッパ系の観光客が
値段交渉していました。 -
さて、ここは「ジャガーの神殿」。
球戯場の東壁として建てられた小神殿。
正面にはジャガーの像が置かれ、
壁の内側には戦争の様子が克明に描かれているそうな。 -
これが壁画。
10世紀のトルテカ人侵入の際の
先頭の画だといわれている。
近くにいた日本人のガイドの方の説明が漏れ聞こえてきて、
赤く彩られた壁面は
色それ自体にも意味があり、
太陽のように巨大なパワーがあり、
力を感じさせる色だからこそ、
赤に塗るのだ、と。
納得。
赤は太陽の色でもあり、血の色でもあるから、
まさに、生命の源であり、大地のパワーのシンボル。
ちなみに、
神殿前に置かれたジャガーは、
マヤ人にとって畏怖の象徴であり、
強さのシンボルとしてみなされていたため
レリーフでもよく登場します。
たしかに、
ティカルでも野生のジャガーがいたはずだった。
銃を持たない時代の人間にとって、
鋭い爪と牙をもつジャガーは
人間の命をかんたんに奪う、強くて、脅威の存在。
畏怖の念が転じて神となる、
日本でもよく見かけますね。 -
ジャガーの神殿内で、
のんきに昼寝をしていたワンコ。
いつの時代も、
ワンコはこうして
制約を受けず、
のどかにどこででもくつろいでいたのでしょうか。 -
El Osario o Tumba del Gran Sacerdote
いわゆる、「高層の墳墓」と言われる場所。 -
この中にお墓があり、
翡翠やら花瓶やら装飾品などなど、
いろいろと出土したそうです。
エル・カスティージョほどではない、
知名度が低いスポット。 -
ここにも蛇頭が。
マヤの蛇の神は「水と農耕と文化の神」
ケツァコアトルというそうです。
羽毛を持った蛇の神。
ククルカンの降臨もまさにそれ。
ケツァールといえば、
絶滅危惧種のグアテマラの国鳥。
蛇と鳥、
どこがどうなって一体化されたのか、
その発想の由来が不思議。 -
かつては崩壊が激しく、
目も当てられないような状態だったのところを、
ここまで見事に修復を果たしたと。
今の修復技術はすばらしい。
20世紀、
ユカタンに赴任したアメリカの領事が
この遺跡を発掘した際に、
5つの偽装のお墓の下に本物のお墓を発見したらしい。
ピラミッドでお墓を偽装するのは、
万国共通?なんですねぇ。 -
高層の墳墓の近くにあった
石柱についての説明だったかな。 -
どうも、基壇の上に
もともと設置されていた柱の一部のようです。
地面で復元されたまま、
展示されている、と。
見事なレリーフです。 -
マヤらしい複雑でユニークな
彫刻の土産物オンパレード。
ピラミッドを模したミニチュアも
たくさんあります。
値切ると、
どんどん割引されますよ。
よほど足元見られているんですねぇ。 -
El Caracol
つまり、古代マヤの「天文台」です。 -
東と北側は無残にも崩れ落ちているけれど、
西側と南側は原形をとどめています。
カラコルはカタツムリの意味で、
上部にある丸いドームが
天文観測台だったと推測され、
9mの露台の上に高さ13mの観測台が載っているそうだ。
2000年近く続いたとされるマヤ文明。
その長い年月の間に、
恐ろしいほど正確な星読みの知恵をつけ、
驚くほどの正確な暦を作り出す、
ほとほとすごいなと感心。
宇宙人説も捨てがたいすさまじさです。 -
尼僧院の近くかな。
もう、このあたりはボロボロですね。 -
尼僧院、かな。
尼僧院といわれているが、
その実、本当に尼僧が宿泊していた場所かは不明らしい。
こちらは、
今までにない、「プウク様式」という
デザインでしつらえられた外壁。
ピラミッドや石組みばかりが続いた
このチチェン・イツァーでは
意外にイスラム調?を感じさせる
文様のレリーフ。 -
「教会」らしい。
-
ご近所に咲いていた、
きれいな黄色のお花。
このとき少し晴れ間が見えてきて、
より蒸し暑くなってきました。 -
ああ、こっちが「尼僧院」だったかも。
チャック像という雨の神様の文様が
おびたたしい数刻まれているそうな。
雨の神様は、
マヤ古典期にもっとも信仰されたそうです。 -
こちらも石柱群。
球戯場? -
ナントカの中庭と球戯場、と書いてある。
-
何の中庭?
宮殿?
アーチは、
マヤ特有の三角屋根アーチですね。 -
水路のある神殿?
水路の前にククルカンが。 -
台座がカーブした神殿?
訳せませんでした。スミマセン。 -
「トイレの泉」???
矢印の指し示す方向に、 -
この鍵穴みたいな形をした穴が、
お手洗いの遺構なのでしょうか。
どっちが頭で、
どっちがお尻?
結構大きな穴だったけど、
どうやって用を足すんだろう。 -
「旧チチェン」といわれるエリアを一周して、
再び天文台へ。
天気は悪いですが、
すでに時間はお昼ごろ。
観光客もだいぶ増えてきた頃でした。 -
何だったっけな。
-
「鹿の家」らしい。
-
「赤い家」と言われている遺跡。
-
裏側は、ボロボロ。
そして、
コツコツのんびり、
遺跡を修復している人たちがいた。
なにやら話しかけられたけど、
なんて言われたか聞き取れず。
好意的な雰囲気ではなかった気が…
ま、気にするまい。 -
このエリアに生息していた樹。
木の枝に、
アロエみたいな立派な植物が寄生している。
植樹されたみたいに見事なまでに
気持ちよくのびのび生えていて、
びっくりしました。
天然の生け花のよう。 -
読めません。
-
天文台から「セノテ・シトロク」に向かうまでの
小径に放置されていた石の器に棲む、
オタマジャクシの大群。
何でこんなところにわざわざ?
親ガエルは近くにいるのか?
と思ったけど、見つけられませんでした。
ボウフラもいそうな勢いだな。 -
おそらく、
「セノテ・シトロク」。
途中ばったり遭遇した土産物売りの少年に、
「そっちじゃない、セノテはあっち」
と指し示してもらった先にあった。
だから、多分そう。
でも、
覗き込んでも「聖なる泉」ほどの規模ではなく、
「ホントに地図に載ってるセノテ?」と
一瞬疑うほど。
でも他の観光客もチラホラいたし、
そうなんだろうな。
ゆかりは不明です。 -
途中偶然出逢った日本人男性二人組みに、
ククルカンの降臨は夕方頃と教えてもらう。
てっきり、午後かと思っていたので、
誤算だった!
そんなこともあろうかと、
チチェン・イツァーの近くにある、
「イク・キルIku Kil」という巨大セノテに
行こうと思っていたので、
偶然会った彼らに唐突にタクシーで同行しないかと持ちかけるも、
あっさり断られた。
ザンネン。
というわけで、
これから荷物を預けたまんまで、
チチェン・イツァーから東に3km程度離れたところにある、
「イク・キル」にひとりで行くことに。
その前にお手洗いを、と寄ったトイレの手洗い場が
非常にユニークで、つい激写してしまった。
水が溜まる穴がない。
前に少し傾斜していて、
蛇口前に側溝があり、
そこに水が吸い込まれていく。
今まで診たことがないお手洗いでした。
さて、準備も出来て、
いったんチチェン・イツァーを出ます。
チケットを見せれば再入場できることを確かめ、
タクシーを捜し、
「お金がもうあまりないの〜」の泣きの交渉の末、
ついに60ペソぐらいで落とした気がします。
(正確な金額を忘れてしまいました。)
次はセノテレポートです。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- honeyさん 2010/11/10 09:43:56
- お土産
- riverwill様
おはようございます。
ついお土産に目がいってしましました
マヤらしい複雑でユニークな
彫刻の土産物オンパレード。
私止まってうごけなくなりそう
ピラミッドを模したミニチュアも
ほしいなー
値切ると、
どんどん割引されますよ。
よほど足元見られているんですねぇ。
貧しい国?はどこもそうなんでしょうね〜
お金持ちには高く買ってもらって
honey
- riverwillさん からの返信 2010/11/11 03:54:35
- RE: お土産
- honey様
おはようございます。
再びメッセージ、ありがとうございます!
そうですね、
いかに「お金持ってませんよ」雰囲気を醸し出しても、
所詮外国人旅行者、
旅行できるぐらいお金持っているんだろ?と
足元を見られやすい。しかも日本人だし。
わたしのよく使う手は、
もう翌日には帰国するから、
手持ちの金がほとんどない。
これだけしか持ち合わせがないから、
これだけ負けてッ!!!
と、少々縁起も加えてゴリ押しすると、
結構値切りに成功します。
発展途上国なんかでは、
100円均一とかで買った、使い捨てするつもりで持ってきた
いろんな品物を見せて、
「これメイド・イン・ジャパン!質がいいよ!」
(よく見ると、札に Made in Chinaと書かれているが)
と半ば物々交換的に、
民芸品を安く買ったりしましたね。
南米なんかでは、意外にこの手が使えました。
- honeyさん からの返信 2010/11/11 07:49:33
- RE: RE: お土産
- riverwill様
おはようございます。
> もう翌日には帰国するから、
> 手持ちの金がほとんどない。
> これだけしか持ち合わせがないから、
> これだけ負けてッ!!!
>
いいですね〜
> 発展途上国なんかでは、
> 100円均一とかで買った、使い捨てするつもりで持ってきた
> いろんな品物を見せて、
> 「これメイド・イン・ジャパン!質がいいよ!」
> (よく見ると、札に Made in Chinaと書かれているが)
> と半ば物々交換的に、
> 民芸品を安く買ったりしましたね。
> 南米なんかでは、意外にこの手が使えました。
>
物々交換なんて手もあるんですかぁ・・。
機会があったらやってみましょう!
honey
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