![2010年10月20日からクラシカルな団体旅行で6日間パリへ行ってきました。<br />4日目は終日自由行動。タイトルにもありますが、今回の最大の目的、ベルギービール三昧ブリュッセル日帰り旅行の日です。<br />フランスとベルギーを結ぶ超特急タリス(Thalys)も楽しみ!<br />…だったのですが、初っ端から波乱含みの一日となりました。<br /><br />☆1日目(成田〜パリ)<br />☆2日目(パリ市内クラシカル団体行動)<br />☆3日目(ヴェルサイユと半日自由行動)<br />★4日目(待望の日帰りベルギー)<br />☆5日目(半日観光と帰国)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/51/49/650x_10514950.jpg?updated_at=1288532068)
2010/10/23 - 2010/10/23
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flatsunさん
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2010年10月20日からクラシカルな団体旅行で6日間パリへ行ってきました。
4日目は終日自由行動。タイトルにもありますが、今回の最大の目的、ベルギービール三昧ブリュッセル日帰り旅行の日です。
フランスとベルギーを結ぶ超特急タリス(Thalys)も楽しみ!
…だったのですが、初っ端から波乱含みの一日となりました。
☆1日目(成田〜パリ)
☆2日目(パリ市内クラシカル団体行動)
☆3日目(ヴェルサイユと半日自由行動)
★4日目(待望の日帰りベルギー)
☆5日目(半日観光と帰国)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
前日のワインが効いたのか、さっくりと寝てしまった前夜。ふと目が覚めてiPhoneを見てみるとまだ午前4時でした。
何とはなしにホテル内WifiでGmailをチェックしてみると、Thalysからメールが…(表紙の写真)。
ストライキで運休のお知らせのようです。メールを見てみると、一部のタリスだけのようでしたが…なんと…予約しておいた便が見事に運休ではないですか!
深夜のパリ郊外ホテルの一室で、どうしたものかと迷いましたが…メールの最後に「you can take any train as long as there are seats available.」(空席があればどの電車に乗ってもいいよ)とあったので、とりあえずタリス出発のパリ北駅には向かおうと決心。
しばらくしてからシャワーを浴び、夜も明け切らぬ内から出発!
写真は朝7時45分頃、まだ夜も明けきっていないホテル近くのバス停の様子です。 -
パリ市内のバスは、目的のバスが何分後に来るのかの表示有りました。しかしタイミング悪く12分待ち。
さて…本日乗車をもくろむThalys。
そのThalys(タリス)はフランス・パリ〜ベルギー・ブリュッセル〜オランダ・アムステルダムなどを結ぶ国際新幹線。赤い車体がクールです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B9
予約については、公式サイト(英語)でオンライン予約にチャレンジしました。
http://www.thalys.com/fr/en/
土曜日/日曜日には、乗る列車がかなり限定されるようですが、Comfort 1で往復80ユーロなど格安のきっぷ(Thalys Day)がありました。
しかしながらパリ帰着がかなり遅め(22時着)になってしまうので断念。なお、平日はComfort 2で往復40ユーロというきっぷもあるようです。
数日前まではSmooveというきっぷがあったのですが、いざ買おうと思ったらなくなってました…。どうやら「早割」的な意味らしいです。購入はお早めに。
OPTIWAYは割引きっぷ、HI-LIFEというのが通常料金という意味合いのようです。OPTIWAYの変更は出発前1回だけ可能で、払戻は出発前なら50%返金とメールに記載がありました。
また、ブリュッセルは[ABS]と付くものがありますが、こちらはベルギー国内での鉄道に乗り換え可能だとか(我々は使用していないので詳細は分かりませんが)。
買い方や乗る列車を迷っているうちにどんどんと上記の安いきっぷがなくなってしまったのですが…。乗車10日前の段階でようやく購入しました。 -
12分待ったバスは無事にやって来て、最寄りのクール・サンテミリオン駅に到着です。
ここでタリスの2010年10月現在での買い方を参考までに。
公式サイトの左側で出発駅/到着駅/出発日/出発時刻/帰着日/帰着時刻/乗車人員/Comfortを選択して[Book a ticket]
個人情報を入力すると列車を指定できる画面に遷移します。
この時、安いきっぷも表示されますが、組み合わせによっては選べないものなどがあります。
例えばThalys Dayは決まった列車しか選べません。往路だけThalys Day40ユーロを選択して購入ボタンを押したりするとエラーとなるので注意です。
PROCEED(すすむ)を押すと、トータルの代金と注意事項、カード種類、メールアドレスの入力を行います。
(メールアドレスを間違えるとその後のチケットレス用メールが来ないので要注意です)
Paymentの画面でカード番号等を入力すれば無事に決済されるはずです。ここで一旦キャンセルすると、また個人情報入力からやり直しでした…(苦笑)
無事に決済が済むと、予約確認証(Confirmation booking reference)がメールでやってきます。
が、このメールには
ATTENTION: THIS E-MAIL IS NOT A VALID TRAVEL DOCUMENT.
と書かれている通り、ただの確認証に過ぎません。
翌日、[Confirmation of your Ticketless booking]というタイトルのメールが4通来ていました。こちらに列車の出発時間や座席番号と共に2次元バーコードが付いており、このメールを印刷して持っていけばOKでした。
最安のチケットを逃した我々は結局
往路:
09:01PARIS NORD(パリ北)駅発
10:23BRUSSELS-MIDI(ブリュッセル南)駅着
Comfort 1(1等車)をOptiway(AW)
1人あたり76ユーロ
復路:
17:37BRUSSELS-MIDI(ブリュッセル南)駅発
18:59PARIS NORD(パリ北)駅着
Comfort 2(2等車)をOptiway(BI)
1人あたり44ユーロ
というきっぷになりました。
…ま、結局その09時01分発の列車は運休だったんですけどね…。 -
朝7時のクール・サンテミリオン駅付近。
暗いですが、それなりに人通りがありました。 -
乗車予定の09時01分発タリスが運休になってしまいましたが、その後のタリスだと10時01分発。出来ればその1本前、08時25分発のタリスに乗るべく、地下鉄を素早く移動します。
恒例の14番線に乗ってChatelet駅を目指します。 -
Chatelet駅でタリス出発のパリ北駅へ向かう4番線に乗り換え。
パリ北駅はメトロの路線図では「Gare du Nord」と表記されています。
Gareが「駅」という意味で、Nordが「北」らしいです。 -
Gare du Nord駅で降りると、駅案内板にタリスのマークが明記されていました。この看板を目印にひたすら歩いていきます。
-
地下鉄駅から地上に出ると、そこはまさにパリ北駅の構内でした。時刻は08時20分過ぎ、まもなくタリスが出発しようとしています!
入口に改札機などはなかったので、とにかく乗り場まで駆けていって駅の係員(らしき方)に「ストライキ!乗る電車!ウンキュー!」的な非常に怪しい英語で話しかけてみたところ、タリスの乗務員と思しき方に掛け合ってくれました。
その結果、とりあえず今停まっている電車に乗っていいよ、と教えてもらえました。タリスは全座席指定のはずなんですが、とりあえず言われるがままに乗り込んでみました!
どの座席に座っていいのかもよく分からないので、車両と車両の間でしばらく佇んでいると予定時刻より5分ほど遅れてパリ北駅を発車。
先ほどの乗務員の方も乗り込んできて我々を見かけると、「どこでも空いているところに座っていいよー」的な軽いノリで教えてくれました。
ので、とりあえず空いていた座席に座ってみます。いいのかな。 -
キョロキョロしながら挙動不審な態度の我々に、乗務員の方が優しく朝食を持ってきてくれました。
タリスの1等車はご飯付きです。本来の09時01分発のタリスは軽食の予定だったのですが、08時台のこの列車はばっちり朝食付き。起床してからバタバタと行動してきて空腹の我々、有り難くいただきました。 -
タリスの1等車では、Wi-fiでのインターネット接続も無料です。
iPhoneのWi-fi接続で、簡単な個人情報を登録するとあっさり繋がりました。通信状況も至って安定、快適なネットライフ。凄いなタリス。
そうこうしている間にあっという間(90分弱)にブリュッセル南(BRUSSELS-MIDI)駅に到着です。ノンストップでした。 -
ブリュッセル南駅は、市街地からはちょっと離れたところにあるようです。観光的中心地の「グランプラス」に向かうため、「プレメトロ」という「メトロが地下を走っている」電車に乗り込む必要があります。
メトロの看板に沿って進んだところに切符売り場がありました。しかし長蛇の列…。 -
自販機もあったのでこちらで1日券(1枚4.5ユーロ)を買うことにします。
しかしあいにくコイン専用、かつ手持ちはユーロ札ばかり。
そこで近くのキオスクでミネラルウォーターを買うことにしました!
1.5ユーロの水を買って、10.5ユーロを渡します。完璧なプランです。
…と思ったら、お釣りの9ユーロの内、5ユーロはお札だったのでした…。500円と言えばコイン、と言う日本的思考に負けました…。
結局、1.7ユーロの1回券を、先ほどのお釣りでもらった4ユーロ分のコインで2枚自販機で買って、駅構内へ進出しました…。 -
こちらがプレメトロの駅構内の様子です。
地下にはありますが、ホームの高さといい駅の雰囲気といい地下鉄らしからぬ雰囲気。
線路を横切って向かいのホームへ行っていた方がいましたが…いいのかな(笑) -
電車がやってきました。車両も確かにトラムっぽいです。
一旦の目的地は、ブリュッセルの中心的な観光地「グラン・プラス」です。
http://bit.ly/aW2pBy
このプレメトロ3・4番線に乗って3駅目、Bourse駅を目指します。 -
Bourse駅到着。10分もかかりませんでした。
車内は割と混雑でした。 -
地上に出てきました。
ほとんどの人が同じ方向へ向かっています。皆さん「いかにも観光客!」っぽい(自分たちもですが)ので、その後ろをついていってみます。 -
グラン・プラスに到着!思ったよりもこぢんまり。
印象的には…「コマ劇前」?(さすがにそれよりは広いですが) -
ですが、周りを取り囲む建築物はさすがの重厚さです。
-
一通りグラン・プラスを見た後、これも有名な「小便小僧」ジュリアンくんを観に行くことにしました。歩いて5分ほどであっさりと到着。
さすがに「三大がっかりスポット」として有名なだけはあります。見事な小ささ!
でもコスプレしていたりして大人気でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%89%E5%A4%A7%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A -
その昔にシンガポールのマーライオンもこの目で見たので、残すところは「コペンハーゲンの人魚像」だけですね(笑)
-
さて…観光もほどほどに、よい時間になってきたので次の目的地、今回の旅行最大のスポットに向かうことにします。
このアーケードのある綺麗な商店街を抜けていきます。 -
到着!
有名なビアカフェ、A La Mort Subite(ア・ラ・モール・シュビット)です。
http://www.alamortsubite.com/ -
11時開店の所、11時02分ほどに到着。まだカーテンが掛かっていたのに入店してしまいました…気合い入り過ぎですか(笑)
でもお店のおばちゃんが快く案内してくれました。 -
早速オーダーです。注がれるビールが何とも美味しそう。
-
左はお店の名と同じ「A La Mort Subite」、ランビックの白ビール。
ランビックというのはベルギー独特の、自然の酵母で発酵させたというビールです。酸味が特徴というのは調べていたのですが、いざオーダーすると店員さんから「とっても酸っぱいけど大丈夫?」と念押しされました…(笑)
一口飲んでみると…フルーティではありますが確かに酸っぱい! -
そしてこちらのCINEY。CHIMAYじゃなく、CINEYです。
芳醇な香りとコクのある飲み口。
はー、無事にブリュッセルについてよかったなぁ。と思えた瞬間です(笑) -
おかわりいただきます。
こちらは修道院タイプらしい[Westmalle]。香りは重厚、飲み口爽やか。
すっきりといただきました。 -
日本でもメジャーなシメイ。Tripleと書いてありましたが、日本で言うとホワイトですかね。
-
ピルスナータイプのPALM。
爽やかで美味しかったんですが、コクのある他のベルギービールを飲んでると大変薄味に感じます(笑) -
まだまだ飲みます。
こちらはGRIMBERGENというもの。BlondeとBrune(黒)をいただきました。
ブロンドは爽やか、黒はやや濃厚な味わい。
…ベルギービールはアルコール度数も高いので、割と酔っぱらってきて記憶が曖昧です…(笑) -
なんだかんだとまったり2時間ほど飲んでおりました。
自分たちだけだった客も、席を8割程度埋める位の混み具合になってきました。
お会計を済ませて店を出ます。
ビール7杯とおつまみのサラミで30ユーロほどでした。 -
店を出てしばらく散策。
ちょっと飲み過ぎたので、休憩しようとカフェに入ったつもりだったんですが…そこもビアカフェでした…(笑) -
仕方ないので(?)再びビールを頂きます。
最近日本でもよく見かける「VEDETT」。
http://www.vedett.jp/
ここでは日本で売っている白ではない、ブロンドタイプがありました。絵柄も熊ではなくペンギン。早速オーダー。
白とは違って、オーソドックスな味わいでした。 -
グラン・プラスまで戻ってきて、地球の歩き方に載っていたカフェでようやく一服です。
確か…ここだったかな。
http://www.gnavi.co.jp/world/europe/brussels/w508258/ -
コーヒーとこちらのガレットを頂いて、15ユーロほどでした。
-
さてコーヒーを飲んで肝臓も復活。更にビアカフェへ(飲み過ぎです)。
東京にもいくつか店舗のある「デリリウム・カフェ」を目指してみました。
http://www.deliriumcafe.be/
…が、残念ながら既に満席。 -
諦めてグラン・プラスへまたも舞い戻り、「ビール博物館」へ行ってみることにしました。入場料5ユーロ。
http://www.beerparadise.be/emc.asp
中は至って狭く、簡素な展示があるくらい。 -
なんですが、その後1杯ビールがいただけます!
ほとんどの方がこれ目当てでありましょう(笑) -
これも美味しかったです。
バランスのよいテイスト。 -
入口はグラン・プラスの一角にあります。
-
残念ながら、帰りの時間が近付いてきてしまいました…。
ブリュッセルで1泊するプランにすればよかったな…。
再びプレメトロの1回券を購入です。
結局1往復分しか乗らなかったので、1日券でなくてよかったのかもしれません。 -
Gare du Midi(南駅)に到着です。
-
またストで運休などになってないか、駅構内の電光掲示板で確認。
17時37分発のParis Nord行き、ちゃんと走っているようです。 -
時刻は17時。
まだちょっと時間があるのでブリュッセル南駅を散策してみます。
謎のDVDショップ、日本のものがたくさん。
北斗の拳はフランス語で「ken le survivant」ということで…。 -
駅トイレの様子。50セントだったかな?
ご丁寧に両替機付きです。 -
ビールを飲んでばかりでちょっとお腹が空いたので、ベルギーワッフルを買ってみました。
「アン・ワッフル・シルブプレ!」で無事にゲットです。
粉が違うからなんでしょうか、大変美味しかったです。 -
更に駅のスーパーでビールを買い込んだ所、いい時間になってきたのでプラットフォームに上がってみます。
こちら、特に入場時に改札などはありません。
乗車予定のタリス、既に入線していました。 -
が、1本前のタリスが遅れていたらしく、隣に停まってました。しばらくして去っていくその1本前タリス。
-
さて。タリスに乗り込んでみます。帰りは2等車。
日本から印刷していった予約証に記載されていた座席へ向かいます。
…と、既に誰かが座っております。
ストの影響で自由席扱いなのでしょうか…。
ガラガラでしたので、とりあえず他の席に座ってみます。 -
2×2のボックスが2つある、半個室なような所に陣取ってみました。
予定の席より快適です。
http://www.thalys.com/fr/en/practical-travel-guide/during/train-diagrams
この座席レイアウトで言うと、Carriage 7の11/12/15/16の席です。
(予約した席は21/22でした)
WiFi Insideとありますが、2等車ではお金を払わないと接続できないようです。 -
駅の売店で買ったビールたち。まだ飲むのか、といった感じですが(笑)
-
途中、車掌さんが検札に来ました。
印刷してきた予約証を提示して、一応
「座席違うんですが大丈夫ですか?」
と尋ねてみたところ…
「ノープロブレム♪」
と何故かいたくご機嫌なご様子で次の車両に移っていきました…(笑) -
19時過ぎ、予定より10分ほど遅れてパリ北駅に到着です。
こちら、乗っていたボックス席を外からパチリ。 -
治安が悪いという話を聞いていたパリ北駅ですが、この時間はまだそんなに不穏な雰囲気ではありませんでした。
-
TGVと乗ってきたタリスの揃い踏み、です。
この後、超混雑の地下鉄を乗り継いで無事にホテルまで帰着しました。
ストやら何やらありましたが、待望のベルギービールを現地体験できて素晴らしい一日となりました!
明日は旅行最終日です。
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