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5泊6日のマイヨット島滞在。(ホテルにゃ4泊だけど、笑)<br /><br />最後の朝も、いつものように穏やかな海、見事な夜明けだった。<br /><br /><br />朝7時すぎ、いつもと変わらぬ朝食を摂る。<br /><br />相変わらず1人でいつも居るおばちゃん。それからまた別に1人で食事を摂ってる中年男性がいた。<br /><br />最後だと思ってパンをしこたま。。。本当においしいパンだった。パパイヤジュースも。<br /><br />朝食後タップリ時間をかけて荷造り。<br /><br />余裕タップリ準備万端・・・でフロントに降りてくる<br /><br />・・と、今日のフロントは英語NGの黒人女性ではなくて白人女性・・・が困った表情で。<br /><br /><br />「街で問題があって、タクシーが来られない・・・」<br /><br />・・・<br /><br />ハァ??<br /><br />わ、ワタシのヒコーキ、12時発なんですが・・・<br /><br />「タクシーは来ナイ、1台も」<br /><br />帰国の途につく、その日の朝にコレか!!??<br /><br />(写真のほぼ中央に見える薄い島が空港のある「プチテール」=「小島」=パマンジ島)<br /><br />しかし、先客がいた。大きなトランクを砂浜に置いたフランス人の男性2人組。<br /><br />どうやら、今日はオレひとりじゃないらしい!<br /><br />実にラッキーなことに、仕事でやってきているというフランス人たちは英語をしゃべった。<br /><br />「ケニア航空か。僕らはマダガスカル航空で、今日はマダガスカルに移動なんだ。<br /><br />時間はタップリあるから大丈夫だよ」<br /><br /><br /><br />ホッとする。<br /><br />やがて、別のクルマも到着。車体には島のほぼ南端、ングジャのリゾート、ジャルダン・マオレ(Le Jardin Maore)の名前が。<br /><br />クルマから降りてきたのはかなり年配のフランス人。先客の2人組とひとしきりエロトークで盛り上がったあと(←ジェスチャーでワカル笑)、意外や英語で話しかける。。。<br /><br />「日本人か? オマエ英語がしゃべれるのか。1人? 珍しいな! 日本人といえばたいがいグルーーーープで旅行しているのに、1人とは。実に珍しい」<br /><br />イヤイヤ、そんな物珍しそうに。<br /><br />デュッセルドルフで仕事していたことがある彼もまた、フランス人と思えない、流暢な英語を話した。<br /><br />「この島の人間ときたら、たいして仕事もしないくせに、フランス人が来てからと言うもの、ストライキなどというものを覚えよって、毎週のように賃上げ要求のストライキをしとる。それで道路も封鎖ぢゃ!」<br /><br />そうだったのね!ストライーーック!アウト!!<br /><br />鉄道はおろか路線バスすらないこの島。<br /><br />唯一の公共交通たるタクシーがストライキをして道路を封鎖すれば、どうなるか目に見えている。それも、よりによってマイヨットを発つその日にストライキとは。<br /><br />「これから投資するならドイツにしろ。アメリカ人は仕事しない(フランス人は言うに及ばず)。最近の日本人もそうだろ。ドイツ人は子供の頃から英語を学び、仕事熱心だ。ドイツに投資するか、あとはまぁこれからは中国だな」<br /><br />話はそっちに行ったか〜! フランス人とは思えぬ発言ですね。隣の「反日大陸」に日本人のワタシが投資するなどあり得ませんので、ドイツにしときます。笑<br /><br />ジョークの冴える面白いオッサンだった。ワタシのフランス人に対する偏見を取り除くのに十分すぎる楽しさだった。自分も隠居したら、ああいうオッサンになりたいとココロから思った。<br /><br />やがて、パマンジ島の方から高速艇が近づいてくる。<br /><br />タクシーボートだ!お客さんを乗せている。おそらく今朝、フランスから到着したんだろう。<br /><br />桟橋はない。浜辺に着くけど、ココが「船着場」やね。<br /><br />ザウジからのお客さんを降ろしたあとに我々が乗る。<br /><br />運賃は、70ユーロ!高いなぁ〜と思ったら、1グループ(ってもワタシは1人で)35ユーロの割り勘になった。それで結構です文句はゴザイマセン。<br /><br />白人のフランス人が操縦するタクシーボートはものすごい速さで岸を離れた。<br /><br />フェリーなど追い抜いてあっ!という間にザウジのフェリー乗り場脇の桟橋に到着。まだ10時前ではないか!<br /><br /><br /><br />港から空港まではクルマで行かねばならないが・・・フランス人ビジネスマンが教えてくれた。<br /><br />「大丈夫、35ユーロにクルマの費用は含まれているから!」<br /><br />すぐに、別のフランス人が運転するプジョーがやって来て、我々(3人)を乗せ空港へ向かう。<br /><br />そうか〜<br /><br />ストライキだらけ(?)のこの島において、結局ヨーロッパ系フランス人は、自らのクルマや、タクシーボートという彼らなりのネットワークを作り上げて「リスク対策」をしつつ生活しているわけです。<br /><br />そんなこと知ってどうする?ですが、貴重な「体験」をさせてもらいました。<br /><br />・・・<br /><br /><br />空港にはすぐに着いた。<br /><br />すぐだったのにフランス人運転手のオッサンに「ボンボヤージュ!」と言われてグッと来た。<br /><br />いや、良い旅行だったよ。有り難う。<br /><br />ワタシの知る最小の国際空港・・・でチェックイン。土産物すらろくにない・・・<br /><br />模型ではゴザイマセン!笑<br /><br />こうして、ワタシのマイヨット島滞在が、終わった。<br /><br /><br />

【旅行記2010】マイヨットの青い海(8)さらばマイヨット、でも最後までハプニング

24いいね!

2010/09/11 - 2010/09/16

4位(同エリア11件中)

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6

okura

okuraさん

5泊6日のマイヨット島滞在。(ホテルにゃ4泊だけど、笑)

最後の朝も、いつものように穏やかな海、見事な夜明けだった。


朝7時すぎ、いつもと変わらぬ朝食を摂る。

相変わらず1人でいつも居るおばちゃん。それからまた別に1人で食事を摂ってる中年男性がいた。

最後だと思ってパンをしこたま。。。本当においしいパンだった。パパイヤジュースも。

朝食後タップリ時間をかけて荷造り。

余裕タップリ準備万端・・・でフロントに降りてくる

・・と、今日のフロントは英語NGの黒人女性ではなくて白人女性・・・が困った表情で。


「街で問題があって、タクシーが来られない・・・」

・・・

ハァ??

わ、ワタシのヒコーキ、12時発なんですが・・・

「タクシーは来ナイ、1台も」

帰国の途につく、その日の朝にコレか!!??

(写真のほぼ中央に見える薄い島が空港のある「プチテール」=「小島」=パマンジ島)

しかし、先客がいた。大きなトランクを砂浜に置いたフランス人の男性2人組。

どうやら、今日はオレひとりじゃないらしい!

実にラッキーなことに、仕事でやってきているというフランス人たちは英語をしゃべった。

「ケニア航空か。僕らはマダガスカル航空で、今日はマダガスカルに移動なんだ。

時間はタップリあるから大丈夫だよ」



ホッとする。

やがて、別のクルマも到着。車体には島のほぼ南端、ングジャのリゾート、ジャルダン・マオレ(Le Jardin Maore)の名前が。

クルマから降りてきたのはかなり年配のフランス人。先客の2人組とひとしきりエロトークで盛り上がったあと(←ジェスチャーでワカル笑)、意外や英語で話しかける。。。

「日本人か? オマエ英語がしゃべれるのか。1人? 珍しいな! 日本人といえばたいがいグルーーーープで旅行しているのに、1人とは。実に珍しい」

イヤイヤ、そんな物珍しそうに。

デュッセルドルフで仕事していたことがある彼もまた、フランス人と思えない、流暢な英語を話した。

「この島の人間ときたら、たいして仕事もしないくせに、フランス人が来てからと言うもの、ストライキなどというものを覚えよって、毎週のように賃上げ要求のストライキをしとる。それで道路も封鎖ぢゃ!」

そうだったのね!ストライーーック!アウト!!

鉄道はおろか路線バスすらないこの島。

唯一の公共交通たるタクシーがストライキをして道路を封鎖すれば、どうなるか目に見えている。それも、よりによってマイヨットを発つその日にストライキとは。

「これから投資するならドイツにしろ。アメリカ人は仕事しない(フランス人は言うに及ばず)。最近の日本人もそうだろ。ドイツ人は子供の頃から英語を学び、仕事熱心だ。ドイツに投資するか、あとはまぁこれからは中国だな」

話はそっちに行ったか〜! フランス人とは思えぬ発言ですね。隣の「反日大陸」に日本人のワタシが投資するなどあり得ませんので、ドイツにしときます。笑

ジョークの冴える面白いオッサンだった。ワタシのフランス人に対する偏見を取り除くのに十分すぎる楽しさだった。自分も隠居したら、ああいうオッサンになりたいとココロから思った。

やがて、パマンジ島の方から高速艇が近づいてくる。

タクシーボートだ!お客さんを乗せている。おそらく今朝、フランスから到着したんだろう。

桟橋はない。浜辺に着くけど、ココが「船着場」やね。

ザウジからのお客さんを降ろしたあとに我々が乗る。

運賃は、70ユーロ!高いなぁ〜と思ったら、1グループ(ってもワタシは1人で)35ユーロの割り勘になった。それで結構です文句はゴザイマセン。

白人のフランス人が操縦するタクシーボートはものすごい速さで岸を離れた。

フェリーなど追い抜いてあっ!という間にザウジのフェリー乗り場脇の桟橋に到着。まだ10時前ではないか!



港から空港まではクルマで行かねばならないが・・・フランス人ビジネスマンが教えてくれた。

「大丈夫、35ユーロにクルマの費用は含まれているから!」

すぐに、別のフランス人が運転するプジョーがやって来て、我々(3人)を乗せ空港へ向かう。

そうか〜

ストライキだらけ(?)のこの島において、結局ヨーロッパ系フランス人は、自らのクルマや、タクシーボートという彼らなりのネットワークを作り上げて「リスク対策」をしつつ生活しているわけです。

そんなこと知ってどうする?ですが、貴重な「体験」をさせてもらいました。

・・・


空港にはすぐに着いた。

すぐだったのにフランス人運転手のオッサンに「ボンボヤージュ!」と言われてグッと来た。

いや、良い旅行だったよ。有り難う。

ワタシの知る最小の国際空港・・・でチェックイン。土産物すらろくにない・・・

模型ではゴザイマセン!笑

こうして、ワタシのマイヨット島滞在が、終わった。


旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
旅行の手配内容
個別手配

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  • 最後の朝も、いつものように穏やかな海、見事な夜明けだった。<br />

    イチオシ

    最後の朝も、いつものように穏やかな海、見事な夜明けだった。

  • 「ここからタクシーボートが出る!」<br /><br /><br /><br /><br />タクシーボートおおぉぉぉぉ!漁船じゃなくて。<br /><br />そんなワザがあったとは。<br /><br />しかし見たところ、タダの砂浜じゃねーか。笑<br /><br />

    「ここからタクシーボートが出る!」




    タクシーボートおおぉぉぉぉ!漁船じゃなくて。

    そんなワザがあったとは。

    しかし見たところ、タダの砂浜じゃねーか。笑

  • 抜けるような青空の下、賑やかな朝の浜辺になった。<br /><br />

    抜けるような青空の下、賑やかな朝の浜辺になった。

  • タクシーボートだ!お客さんを乗せている。おそらく今朝、フランスから到着したんだろう。<br /><br />桟橋はない。浜辺に着くけど、ココが「船着場」やね。<br /><br />

    タクシーボートだ!お客さんを乗せている。おそらく今朝、フランスから到着したんだろう。

    桟橋はない。浜辺に着くけど、ココが「船着場」やね。

  • 白人のフランス人が操縦するタクシーボートはものすごい速さで岸を離れた。<br /><br />

    白人のフランス人が操縦するタクシーボートはものすごい速さで岸を離れた。

  • ワタシの知る最小の国際空港・・・でチェックイン。土産物すらろくにない・・・<br /><br />模型ではゴザイマセン!笑<br /><br />こうして、ワタシのマイヨット島滞在が、終わった。<br /><br /><br /><br /><br />

    ワタシの知る最小の国際空港・・・でチェックイン。土産物すらろくにない・・・

    模型ではゴザイマセン!笑

    こうして、ワタシのマイヨット島滞在が、終わった。




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