2010/09/29 - 2010/10/03
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agnesさん
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今年の秋の旅は、悩みに悩んだ末、北九州&山口県に決定しました。
以前から門司、下関、角島方面は行ってみたかった地域です。
他にも沢山行きたい場所はあるのですが、台風の多いこの時期は
比較的中国方面は影響が少ないからというのが理由です。
その通りにお天気に恵まれ、帰宅する朝に雨が降り出すという
日頃の行いが良い事が証明された結果になりました。(笑)
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
北九州空港からリムジンバスで小倉駅に到着。
小倉駅は北九州の交通の要。
JR線、新幹線、北九州モノレールが乗り入れています。
結構大きい駅舎でした。
北九州市は、門司市、八幡市、戸畑市、若松市、小倉市の5市が
1963年に合併し、三大都市圏を除く初の政令都市になりました。
現在の人口は100万人をちょっと切る98万人の都市です。 -
駅前の商店街を少しぶらり散策。
明治の文豪・森鴎外の記念碑がありました。 -
小倉に向かったのにはちょっと訳があります。
私は松本清張の大ファンなので、松本清張記念館を
是非訪れたかったのです。
館内は撮影禁止なので展示物をお見せできないのが残念です。
松本氏は小倉出身で42歳で文壇デビュー
「或る小倉日記伝」で芥川賞受賞、その後の活躍は周知の通りです。
彼の作品は映画やドラマで映像化されていますので、一度くらいは
ご覧になった方が多いでしょう。 -
私のお気に入りは、映画では「砂の器」小説では「点と線」「けものみち」
「砂の器」では、少年と父が日本海の美しい情景をバックに
流浪の旅を続けるシーンは涙を禁じ得ません。
「点と線」は高校生の頃に読んで、作者の頭の良さに感心した覚えがあります。今、読み返すと当時は航空機が一般的ではなく、国鉄全盛期だった昭和の時代が懐かしく感じられます。
この建物は記念館前にある警察署ですが、撮影したかったのは「清張通り」という標識なんですが・・・ちょっと小さかった 残念 -
小倉の夜では、もつ鍋を食べてみました。
新鮮なもつを塩味で調理したものでした。
醤油味、味噌味もあるみたいです。
小倉のご当地グルメとしては後、焼うどんがあります。
そして、やたらに焼き肉屋さんが多いみたい。
タクシーの運転手さんに聞くと、北九州市は製鉄の街なので
工員さんが馬力をつけるために肉系の店が多いのでは?という
ふむふむ・・魚よりはやっぱお肉でしょ!力つける時は (*^_^*) -
翌日、門司港レトロ地区に向かいました。
ホテルは、門司港ホテルでしょう〜やっぱり。
レトロな内装、雰囲気、お部屋も関門海峡が見渡せるオーシャンビュー
の海峡側にしてみました。
車はホテルの駐車場に置いて、レンタサイクルで散策。
効率よく回れました。 -
これは、旧門司税関です。
-
ホテルのすぐ裏にあるブルーウィング、はね橋です。
一時間に一回橋が開きます。特別、船が通る訳ではないのですが
観光の為にデモンストレーションしてるみたいですね。 -
はね橋を見ながらご当地ソフトをいただきます。
門司港はバナナのたたき売りの発祥の地なため
お土産にやたらバナナ味のものが多いです。
ソフトもバナナ味です。
何故バナナのたたき売りが始まったかというと、昔は各国との貿易は船が主流でした。門司港は九州の玄関口で各国の農産物が入ってきますが
現在のような冷蔵技術がない時代ですので、バナナがすぐ痛んでしまいます。そのため、たたき売りが始まったそうです。 -
「門司港レトロ展望台」です。途中までマンションになっています。
-
展望台から門司港を見渡します。
-
次に「海峡ドラマシップ」に向かいました。
その中に大正ロマン漂う門司港の街並みを再現した展示があります。
これは街頭で絵を描いている学生さんとおじさんのやりとりかな? -
当時の街並みですね。
-
こちらはバナナのたたき売りの様子です。
-
次に九州鉄道記念館に移動しました。
門司港駅のすぐ裏手になります。 -
建物の前に3両の列車が展示してあります。
まずは、SLです。綺麗に磨かれていてピカピカでした。 -
俗に言う鈍行列車の内部
私の子供の頃にはこういう列車によく乗ったものでした。
懐かしい感じがしました。 -
「にちりん」といプレートがありました。
当時、特急列車だったのかしら? -
建物の内部に入ると、色々な列車のプレートがずらり。
九州の列車はよくわかりませんが、カラフルですよね。 -
こちらは、九州の駅弁を集めたもの。
この記念館は、鉄道ファンにはたまらないものかもしれません。
興味のある方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか? -
門司港といえば、門司港駅舎が有名ですね。
駅舎で初めて国の重要文化財に指定されました。
門司港レトロ地区のシンボル的存在です。
これからも大切に保存されることを希望します。 -
「切符売場」の旧漢字がレトロな雰囲気を感じさせます。
-
こちらは「待合室」
-
洗面所前にある「幸福の手水鉢」
戦時中、国民から金属供出をさせていたことが
あったのですが、それを免れた青銅製の手洗い鉢ですね。
だから幸運〜というのでしょうか・・ -
戦後、復員された方がこの門司港駅を降り立った際に
まずここで水を飲まれたので「帰り水」を言われています。 -
改札を抜けたところに設置してあった「幸福の鐘」
-
次に「旧門司三井倶楽部」へ
三井物産の接客・宿泊施設として利用された洋館です。
2階には故アインシュタイン夫妻が宿泊されたお部屋や
林芙美子の資料室があります。 -
1階にはレストランがあり、丁度お昼時だったので
門司名物の「焼きカレー」をいただきました。
焼きカレーとは、ご飯の上にルーのほかにとろけるチーズや
卵をのせてオーブンで焼いたものです。
ここのお店では、サラダ、スープ、デザートがついて
1400円位だったかしら? -
こちらは、下関への連絡船の船着き場周辺です。
向かって左が門司港ホテル、正面に展望室があり
写真には写っていませんが、右手に「海峡プラザ」という
ショッピングやレストランの複合施設があります。 -
夕陽が沈む頃の関門海峡。
対岸に見える高い塔は、下関の「海峡ゆめタワ」ーです。 -
公園内からの夕暮れ。
デートにはぴったりかも? -
最後に門司のお土産を紹介します。
「焼きカレー」レトルトです。
「九州ラーメン」
他にはバナナ味の洋菓子や飴が多いですね。
門司は、1日かけてゆっくり観光することをお勧めします。
現在の忙しいデジタルな平成から大正昭和のアナログな懐かしい日本を
感じるのも良いのではないでしょうか?
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