2010/06/11 - 2010/06/11
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frau.himmelさん
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今日は、夫は今回のドイツ訪問の最大の目的である用件がここアーヘンであり、私とは一日中別行動になります。
夜はパーティーだそうで、パーティーだけでも一緒にどう?って言っていましたが、せっかく一人で自由に行動できるチャンスをフイにするなんて勿体無い…。
実は私には楽しい計画があるのです。
昨年秋にベルギーを旅行した際に利用したレイルパス、ベルギー鉄道の10回乗れる回数券、これがあと2回分残っているのです。1年間有効なのでまだ使えます。
アーヘン行きが決まった時から、私はこれでブリュッセルに行きたいと思っていました。
前回はグランプラスがメインでしたので、今回は王立美術館をじっくり回りたい。そして、その後グランプラス近くで食事でもしよう…、と。
さて、計画通りうまくいくでしょうか?
ドイツ語圏以外の国を、全く一人で旅をするのは初めてなのです。
案の定…!?。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
-
ここはドイツとの国境の駅ベルギーのHergenrath。
何で私がここに…?
笑ってください。
ベルギーレイルパスを使うにしても、アーヘンからHergenrathまでの切符は買わなければなりません。
どうせならここまで出れば、同じベルギーだもの、ブリュッセル行きの電車も頻繁に出ているだろう…という浅はかな考えを持って来てしまったのです。
ところが、駅の案内所で聞くと、ベルギー行きは別の路線のようで、
「ここは通らない、アーヘンに引き返してアーヘンから乗りなさい…」って。トホホ -
アーヘンに引き返して、リエージュ行きに乗りました。
まあ、幸いなことに(?)アーヘン⇔ヘルゲンラート間は、検札に来なかったので、改めて切符を買わなくて済みました。
それって無賃乗車!? ごめんなさい。
ベルギーではアフリカ系黒人の移民が多いですね。列車に乗り合わせたこの家族も、子供が賑やかだったこと…。
でも、一人でのんびり鈍行列車に揺られている気持って、しあわせー! -
リエージュ駅です。
ブリュッセル行きの列車が遅れているようです。 -
同じこのホームからパリ行きのタリスが先に出発することになり、アナウンスのフランス語が全くわからない私は危うくタリスに乗りそうになりました。
一人で自由に行動するんだー!って粋がっていたのに、最初からこれでは先が思いやられます。 -
ともかくブリュッセル中央駅に無事(?)着いた私。
駅の出口を捜し歩いて、やっとこの立派な教会の横に出ました。 -
何となくイメージした場所に出たようです。
今日はグラン・プラスではなく美術館を先に行きます。
正面に立派な騎馬像と、雰囲気よさげな図書館、博物館などの建物群が…。 -
馬上の人物はベルギー国王アルベール1世。
第三代ベルギー国王(1909年ー1934年在位)。 -
アルベール1世像の横には王立図書館があります。
-
近くにはこの方の像もありました。
落書きがあり見難いけど、[エリザベート]と読めます。
もしかして、シシーの像?
似ているはずです。1900年アルベール1世はバイエルンの公女エリザベートと結婚しました。シシーの姪ですって。
活発な女性で、ベルギーがナチスドイツの占領下にあった時代、ドイツとのつながりを巧みに利用してユダヤ系の子供100人を強制収用所送りから救ったそうです。
その他、東西冷戦時代には共産圏の国々を訪問し、「赤い女王」とも呼ばれたそう。 -
像の立つ階段を上ると、モン・デ・ザールの庭(芸術の丘)に出ます。
ちょうどお昼時、近くのオフィスの人たちが思い思いにお弁当を広げたり、読書をしたりしてくつろいでいました。
ブリュッセル市民の憩いの場なんですね。、 -
芸術の丘は素晴らしいフランス式庭園になっていて、下町(旧市街)と山の手の境目になります。
庭園より旧市街側を眺めると、市庁舎の尖塔がひときわ高く見えます。 -
芸術の丘よりロワイヤル広場に出る途中の街並み。
サスガに芸術的な建物が並んでいます。
この建物Ravensteinはホテル? -
もう少し芸術的な通りを散策します。
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またここにも素晴らしいアールヌーボーの建物があります。
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1898年、イギリスの老舗・オールドイングランド、デパートとして建てられたもの。
現在は楽器博物館として使われています。 -
ロワイヤル広場の中心には、11世紀の第一回十字軍の指揮者、ゴッドフロア・ド・ブイヨンの銅像があります。
エルサレムの王となった人物です。
1848年建造。 -
銅像の後ろは、ロワイヤル広場の、白亜の教会、サン・ジャック・シュル・クーデンベルク教会です。
1787年建造、ネオルネッサンス様式。 -
教会の見事な装飾
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要所要所の観光名所を巡る市内ツアーのバス。
今日はお天気がいいので、バスの2階から眺めるブリュッセルの景色は素晴らしいでしょうね。 -
左手にはブリュッセル公園の広大な緑地が広がっています。
観光客も大勢来ていますね。 -
王宮。
1830年のベルギー独立以来、歴代のベルギー王の王宮。
現在のアルベール2世は6代目になるそうです。
現在の建物はルイ1世様式、レオポルト2世が1904年に改造させたそうです。 -
王宮のライオンの門
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国王が国内にいる場合はベルギー国旗が宮殿の上に掲げられているそうですから、今はいらっしゃるってことね。
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さて、王立美術館の入口はどこでしょう?
尋ねたくても言葉がわかりません、困りました。
そこへ日本人の若い女性二人連れが通りかかり教えてもらいました。
ブリュッセルは日本人の観光客が多いですね。
今まで殆ど日本人と会わない土地ばかりでしたので、なんだか懐かしい。
二人の女性から「お一人で大丈夫ですかぁー?」って。
シニア(かなり)女性が一人でふらふらしているから心配してくれたのね、ありがとう。 -
王立美術館前にあった彫像の下にひっそりと掲げてあったプレート。
とても威厳ありそうだったので、撮影してみたものの何語かさえもわからない(恥…)。
1944年9月3,4日といえば、第二次世界大戦でドイツに占領されていたベルギーは、連合軍勢力によって開放されたという歴史があります。 -
それでは美術館内に入りましょう。
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入口で切符を買って館内に入ります。
このカウンターで資料をいただいて…。
ここは古典アート部門と近代アート部門の2つに分かれているようです。 -
館内のエントランス部分。
広いスペースでゆったりとしています。
さあて、じっくりと素晴らしい美術品の数々にふれることにいたしましょう。 -
エントランスに飾ってあった絵。
誰の作品かわかりませんが、さっき通ったロワイヤル広場付近に似ていますので、ベルギーの歴史上の出来事を描いた絵でしょうか?。 -
古典部門から見ることにします。
気の向くままにふらふらと回ったので、絵の順番には統一性がありません。
女性が生首を持っているのでサロメの絵? -
「聖アントニウスの誘惑」
ヒエロニムス・ボッシュ -
ADRIAEN ISENBRANT 1510-1551
ベルギーのレースみたいで面白い画法の作品だったので記憶に残りました。 -
ボモナへのオマージュ「豊穣の寓意」1620年ごろ
ヤーコブ・ヨルダーンス フランドル絵画の画家。 -
「酒を飲む王様」 同じ題材で他に数点あるらしい。
同じく、ヤーコブ・ヨルダーンス -
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疲れたらこういう場所で休憩できます。
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「画家とその家族」17世紀
コルネルス・デ・ヴォス -
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「バベルの塔」
Frans Francken ?(1581-1642) -
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「寄進者のいる磔刑図」
ヒエロムス・ファン・アーケン -
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「ヴィーナスとキューピット」
ルーカス・クラナッハ -
これもたぶん ルーカス・クラナッハ
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ブリューゲルの作品は大変充実していました。
「東方三博士の礼拝」
父・ピーター・ブリューゲル -
「反逆天使の墜落」
父・ピーター・ブリューゲル -
「ホーベケン教区の祭り」
息子・ピーター・ブリューゲル -
「謝肉祭と四句節のけんか」1566年
息子・ピーター・ブリューゲル -
「農民の結婚祝いの踊り」 1607年
息子・ピーター・ブリューゲル -
「ベツレヘムの戸籍調査」
息子・ピーター・ブリューゲル? たぶん。
父も同じものを描いている。 -
「ジェノヴァの貴婦人と娘」1620年代
アントニー・ファン・ダイク -
「マラーの死」
ジャック・ルイ・ダヴィット(1746-1825) -
ジャック・ルイ・ダヴィッド
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「Vylder婦人と息子」1825年
フランソワ・ヨセフ・Navez ベルギーの画家 -
ルーベンスの部屋は、赤色の壁で識別してあります。
人が少ないので、ゆっくり鑑賞できます。
日本にルーベンスの絵が来たら、きっと押し合いへし合いでしょうね。 -
歩き疲れて足が棒のようになりました。ちょっとカフェタイム。
このケーキを食べたらグラン・プラスでの食事は入らなくなるなーと思いながら、意志の弱い私は完食。
あとで猛烈に反省! -
次は近代絵画部門に。
「セーヌ川、グランド・ジャット島で」
ジョルジョ・スーラ -
-
「緑のキリスト」
ゴーギャン -
「ブシュケの婚礼」1895年
バーン・ジョーンズ -
誰の絵かわかりませんが、日本の風景かしら?って一瞬思っちゃいました。
日本企業の看板と手前の電柱で、そう思いました。 -
ここからは別の展示場みたいですが、もう疲れました。
美術館に入って3時間はゆうに過ぎています。
これでも結構駆け足だったので、じっくり見たら何時間かかることか…。
そろそろ出ることにします。 -
入口には日本語でも名前が書かれていたのですね。
-
さっきのケーキがまだお腹に響いているし、これからグランプラスまで歩くのも億劫ですので食事は止めておきます。
駅に向かう途中にあったカリヨン時計。
12対のベルギーの偉人をモチーフにしてあります。 -
ブリュッセル中央駅。
流線型の特徴ある建物なのですが、残念ながら工事中で景観はよくないです。
この付近でも日本のシニアご夫婦にお会いしました。
何か今日は朝から一人だったので、日本人に会うとほっとします。
ここでも「お一人ですか?」って。
お互いに情報交換をしてお別れしました。 -
駅の中は人があふれかえっていました。何があったのでしょう?
構内では何度も同じ事をアナウンスしていますが、言葉がわからない私は不安が募るばかり。
何かアクシデントがあって列車が動かないことはわかります。周囲の人々も不安そうにいらいらしていますから…。
いったい私はどうすればいいのだろう?今日中にアーヘンに帰れるのかしら?
30分ほど為すすべもなく、ぼーっとしていたら「リエージュ」ってアナウンスが聞こえました。
リエージュ行きだけは大幅に遅れて出るらしい。ほっ!
急いでホームに移動しました。 -
驚くことに、リエージュ行きの鈍行列車はガラガラで私一人。
一昔前の古い車両、何だか南京虫でもいそうな誰も乗っていない車両ってちょっと恐い感じです。
検札に来た車掌さんも暇なのか、私のチケットを穴のあくように見ています。
レイルパスの最後の欄に日付とブリュッセル→アーヘンと記入して、国境からアーヘンの切符も同時に見せていますので間違いはないはずなのに…。
感じ悪い…。 -
何とかリエージュに着きました。
だけど次のアーヘン行きまで1時間くらい待たなければなりません。
駅構内は7時過ぎたらガランとして、カフェも開いておらず、お店も閉まっていて、何をすることもありません。
この異郷の駅で、ただぼーっとベンチに座っているだけの日本人なんて私一人だろうな、と考えると不安より可笑しさがこみ上げてきます。 -
それでも何とかアーヘン駅には8時半には着きました。
これで、グランプラスで食事をしていたら何時になったことか。
今日は、全く一人で言葉のわからない場所に旅をして、ヒヤヒヤすることも何度かありました。
でも、過ぎ去ってみれば、楽しい思い出として残っています。
明日はベルリンに移動します。
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