その1１：2010シルバーウィーク最果て弾丸紀行、ウスアイア/街歩き・ムンド　ヤマナ博物館

2010/09/19 - 2010/09/19

元監獄と船舶博物館も見ましたし、それではウスアイアのお土産を買いに・・・と思いましたが、日曜日ということもあり、結構お店も閉まっておりました。

そういえば、お昼もきちんと食べていません。
レストランにでも入ろうと思いましたが、時間が中途半端なため、食事にもありつけず、ふらふらと街歩きを続けることになりました。



＊注：4travel上の表記は＜ウシュアイア＞となっていますが、
現地では＜ウスアイア＞と発音されていたので、後者の表記を使用させて頂きます。

エリア ウシュアイア(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

そういえば、まだウスアイアでのオフィシャル向けな、
カッチリとしたお土産が買えていません。

スーパーの場所も、結局分からず終いです。

せめて、旅行情報として調べておきたかっただけに、
残念です。

それならばせめて、昨日の猫様たちの家に行きたいと思いましたが、
こちらも良くわかりませんでした。

いろんなお店は、結構あるのですが、
午後の中途半端な時間のせいか、
飲食店は中休中で、おまけに日曜日のため
その他の店も、結構閉まっています。

＜この店貸します。＞

しばらく歩いて行くと、こんなお店が！

バケーションで、お休みなんて！

アナタ、やる気ないでしょう？

お目当てにしていた、観光客用のチョコレートのお店もお休みでした。

（やっぱりアシスタントさんの言っていた通りに、
　　昨日のうちに行っておけば良かった。。。

あとは、空港でお土産を探すしか、ないか。）

泊っていたホテルのすぐそばまで歩いてきましたが、
戻るには、まだ時間がありすぎます。

来た道を戻り、サンマルティン通りをウロウロしていますと、
このスゴイデザインの郵便局から先の博物館方向に
１ブロック行ったところに、

ミニスーパーがあって、そこで水やビール、昨日求めて彷徨った、
牛乳までもが、ラージサイズでしたが売られておりました。

他にも、雑誌やお菓子やサンドイッチ、ジュースにアイスなどもあり、
さしずめ、コンビニといった雰囲気でした。

（あぁ、なんで昨日には見つけられないかな。。。？）
と　思いましたが、今の今更です。

情報が得られただけいいやと思い、今度はムンドヤマナ博物館に行きました。

こちらは、一見するとお店か民家のような小さな博物館でした。

入場料を払い、中に入りますと、
なかなか興味深い展示がありました。

何故、人類は最後にアメリカ大陸にやってきたのか？

いろいろな説明がされています。

こうした展示物の中で、世界各国ではしばし適当に描かれてしまう日本列島が、
しっかりと描かれていたことに感動しました。

ここ、ムンドヤマナ博物館は、
その名の通り、

ヤーガン族についての、
詳しい展示がされています。

そして、興味深いのは、このジオラマ群です。

ヤーガン族の人々は、犬と共に暮らし、狩りをしていました。

芸が細かくて、私もすっかり見入ってしまいました。

そういえば昔、メキシコかグアテマラの博物館にあったジオラマでは、
日本で言えば弥生人にあたるような人々がトウモロコシを栽培しているものがあって、

「おおっ！！！」
と、深い感銘を受けたものです。

広い広い世界には、まだまだ未知なるジオラマが存在しているのでしょうね。

傍らには、
やはり犬がいます。

今回の数多くのジオラマの中で、
もっとも感銘を受けたのは、コレです。

あ、危ない！

ペンギンたちが襲われている！

と　思い、よくよく見て見たら、
それはウミウのようでした。

昨日のビーグル水道クルーズでもそうでしたが、
一見、遠目にはウミウもペンギンも同じように見えてしまうのです。

ささやかながらも、感慨深い博物館でした。

余談ですが、海外を単独で旅行していると度々トイレに困るのですが、
ウスアイアでは、こうした博物館のキレイなトイレを無料で使うことができます。

紙ももちろんありますが、念のため持参してください。

ムンドヤマナ博物館を後にしましたが、

それでも、まだ時間があります。

トイレも、水分も大丈夫なのですが、
そろそろ行き場に困ってきました。

そこで向かったのは、

先ほどの

ビーグル水道に面した

遊歩道です。

良かった！

ベンチも空いてる。

小腹も空いてきたし、
国立公園で買った、エンパナーダでも食べよう。

・・・ん？

何？

何？

アンタも、エンパナーダが欲しい訳？

と、端っこを投げると、海鳥は見事にソレを食べました。

キミは、日本の公園の鳩かい！？

よくよく見ると、あちらの方々も、
海鳥にパンを与えているようでした。

ビーグル水道を眺めながら、そのままボーッと過ごします。

これはある意味、とても贅沢なのですが、日が陰るとともに、
段々と寒くなってくました。

時計を見ると、まだ夕方の4時半過ぎでした。

苦し紛れに、携帯から生存記録ブログの更新をしますが、
メールを打つ指もかじかんできます。

そんなこんなで30分持たせましたが、
もう、限界に近い寒さです。

ゴミを捨て、

ホテルに戻ることにしました。

あぁ、なんて中は温かいのでしょう。

でも、何か温かい物でも飲みたいです。

ロビー奥のカフェに行き、

カフェオレ　10アルゼンチン　ペソ　を注文しました。

普段は砂糖を入れないのですが、今回ばかりは入れて飲みました。

あぁ、生き返る。

そしてホテルの人に断って、旅行会社のお迎えが来るのをロビーで待たせてもらいました。

予定より少し早い時間に旅行会社の人が
ホテルに迎えにやってきました、

今度のアシスタントさんは、若い男性でした。

「あれ？おひとりなんですか？」
と、また例のやりとりが始まります。

車は街中を通って空港へと向かいます。

途中、中学校の生徒さんたちが、山車のようなものの行進をしていたため、
道を迂回して行きました。

このウスアイアでの２日間も、あっという間だったなぁ。

でも、どれを取ってもとても充実していて、
本当に満足です。

カラファテのジャムも買えましたし。

空港に到着です。

今回は、明日のサンパウロ行きの分まで、
旅行会社の方でリコンファームとウェブ　チェックインをしておいてくれたので、

すでに座席も決まっており、とても楽でした。

アシスタントの方が航空会社のカウンターの所まで来てくれましたが、
「私、スペイン語は分かるので、ここまでで大丈夫ですよ。」
と、お礼を言って　彼にチップを渡して別れました。

その後、

空港使用税を、払いに行きます。

まだまだ時間があるので、

辺りをぶらぶらして、

固めのお土産として、チョコレートを何箱か購入しました。

パッケージの裏をみると、バリローチェ産とのことで、
同じパタゴニア産ということもあり、ギリギリお土産としては、
セーフといったところでしょうか。

それでは、そろそろゲートに向かいましょう。

ただ今、夜の７時10分過ぎ。

まだ時間はありますが、

早いに越したことはありません。

そして、出発ゲートにやってきました。

・・・・が、私の乗るアルゼンチン航空の便名がありません。

でも、確か最上列に書いてある会社は、確かアルゼンチン航空の関連会社ですし、たぶんコードシェアか何かでしょう。

と　そのまま待ちますが、搭乗予定時間を過ぎてもゲートには
何の動きもありません。

これか！

と思ったら、それは同じくブエノスアイレス行きのものの、
別の便でした。

さらに30分待たされ、
ようやくゲートに動きが出ますが、

今度は、出発ゲートが変更になるとのことでした。

なんだかんだでやっぱり遅れる
アルゼンチン航空。

AR 2857 本当は、 AU2856。

MD SERIE 80

2-3シートです。

今回は、2列シートの通路側でした。

今度の機内食は？

またお菓子かと思っていたら、
今度は、ハムとチーズのバゲットサンドとケーキでした。

コーヒーを飲むと、ホッとします。

シーベルト着用のサインが点灯してしまったので画像はありませんが、
窓の外に見えるその夜景は、大平原をオレンジ色に輝やかせ、
とても繊細な、色は違えど、まるで銀細工を思わせました。

それを見ながら、私はブエノスアイレス初日での、日本人ガイドUさんとのやりとりを思い出していました。

Uさん「ｇさん、このブエノスアイレスの夜景は、それはもう、素晴らしい美しさですよ。きっとここをたたれるとき、エセイサ（国際空港）から眺めてみてくださいね。」

ｇ「そうなんですか。残念です。実はアエロパルケからサンパウロに向かうので、朝のフライトなんです。

ブエノスアイレスの夜景、見てみたかったです。」

と　その時とても残念に思ったのですが、こうして今、その夜景を見ることができました。

ちなみに日本に向かうため、まずアメリカに向かう大抵の飛行機は、夜エセイサを出発するので、ここを訪れた方々は、この美しい夜景を見ることができると思います。

結局、アエロパルケに戻って来た時には、
夜中の12時半を回っていました。

LAN航空の飛行機が見えます。

行きにバゲットサンドを買ったフードコートも、
流石に終了しているようでした。

やっぱりAUSTRAL航空となっているのですが、
便名は2856ではなく、2857となっておりました。

ああ、眠い。
こちらも送迎を頼んでおいて良かったです。


明日の朝、もとい、今日の朝にはサンパウロに向かいます。