スペインの旅　3　アンダルシア編～グラナダ　アルハンブラ宮殿（前半）～

2010/08/27 - 2010/09/05

旅の4日目
いよいよ、アンダルシア地方に入ります。

スペインをイメージするもの、その全てが
ここアンダルシアに凝縮されています。
スペイン人の顔を思い出すと、
だいたいアンダルシア地方の人々の顔になるそうです。
美人が多いです。
一般的なスペインのイメージも
アンダルシア地方のことが多いです。

グラナダはイベリア半島、最後のイスラム王朝の
ナスル朝があった都です。
イスラムの最高傑作と言われる、
アルハンブラ宮殿を観光します。

1984年グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリフェ、アルバイシン地区はユネスコの☆世界遺産☆に登録されました。

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

アンダルシアに入ると、オレンジの木が道の両脇に多かったが
グラナダに近づくにつれて周囲はオリーブ畑の風景となりました。

グラナダは10月頃、ネバダ山脈でスキーができる。
同じ時期、海岸ではまだ海水浴もできるのだそう。

バスで走る途中、風力発電や太陽光発電のパネルなど
よく見かけました。
スペインは、エコの国なのだそう。

現在はオリーブの搾りかすでバイオエタノールを開発中。

グラナダに来ました。
レストランにて昼食です。

レストラン店内が凄くお洒落。

窓の緑が涼しげでした。

シーフードスープ。

ブイヤベースのよう、濃厚で美味しい。
お代わりしたいぐらい。
この後、ミラノ風カツレツ、ティラミスで
お腹いっぱいになりました。

ホテル　アリサレス

今日の宿泊ホテルは、アルハンブラ宮殿まで歩いて行ける距離にあります。

ホテル前の坂を下って行くと、
お土産屋さんが何件か並んでいました。

フラメンコの衣装。
可愛いです。

カルロス5世宮殿

１５２６年にカトリック両王の孫のカルロス５世が
新婚旅行でアルハンブラ宮殿に宿泊した時に、
建設を決めた宮殿です。

ルネッサンス様式で、美しいですが、
他のアルハンブラとは異質な雰囲気と言われています。

後のナスル朝宮殿などを見るとその訳がわかりました。

アルカサバ

アルカサバはアルハンブラで最も古い部分で、軍事要塞だった所。

グラナダは
1236年ナスル朝グラナダ王国
の首都となり、イベリア半島において
1492年のグラナダ陥落まで2世紀半に渡り
イスラム最後の砦として栄華を極めた。

メスアール宮に入ります。

メスアールの間

杉天井とアラバスターの柱頭

レバノン杉が使用されているそうです。

アラバスターの柱頭

木細工の細かさに凝視してしまう。
どの様にして、彫るのでしょうか。

アラベスク模様の
装飾タイルがとても美しい。

ちょっと、ポップな感じです。

こちらは祈祷室。

窓からはアルバイシンの丘が見えます。

メスアールの中庭の南側

アーチの漆喰細工が本当に美しい。

至る所に、細かい装飾がなされている。

じっくり見れば見るほど、素晴らしいです。

メスアールの中庭北側。

苺の柄を発見。

様々な柄の組み合わせで、じっくり見ていると
時々「おっ?」という物があります。
発見すると楽しいです。

コマレス宮
　
中央の池が建物を映す「水鏡」の役割をしているのだそう。

イスラムの建築技術って
本当に素晴らしいですね。

次に大使の間に入ります。

大使の間

ここは諸国の大使を招き
政治と外交の場となっていたそうです。

透かし彫り？のような、
外からの光が漏れているようでした。

上を見上げると…

この天井も、なんとも美しかった。

グラナダ陥落の際に、最後の王ボアディルは
この城をイザベル女王に引き渡したときにも
この場所が使われたそう。

偶像崇拝を禁じるイスラム教では
花、果物、アラビア文字などのモチーフである
幾何学模様（アラベスク様式）が発達しました。

これが、無限に繰り返されることで
イスラムの世界観、精神性を表現されている。

薄暗い部屋から中庭を見ると、

とても素敵な光景に見とれてしまいます。

アラヤーネスの中庭

南側列柱

モザイクタイルと男の子。

アラヤネスの中庭と北側の列柱

次は
ライオン宮、ヘネラリフェ〜
タブラオ　洞窟フラメンコに続きます。