やっぱり夏にしとけばよかった　アンダルシア　９日間

2008/11/15 - 2008/11/23

ヨーロッパ好きな自分が夏に行けなかったため、敢えて誕生日に行こうと決意した旅行。マドリッドから南部を周遊（マドリッド・チンチョン・マラガ・ミハス・ロンダ・グラナダ）
念願のアルハンブラ宮殿をこの目で見れるという喜びに充ち溢れ、更にマルタ留学・スペイン留学していた時のスペイン人・オランダ人・イタリア人に再会する特別な旅行。喜びと悲しみがあったが、結果楽しかった旅。

エリア スペイン

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: エールフランス

１日目はマドリッドへ夜着。スペイン人の友達が空港まで迎えにきてくれて、その日は疲れて就寝。
翌日私の誕生日。友達は私がまだ行っていない地、チンチョンへ行こうと言ってくれ連れてこられた。昔はその地が闘牛場だったとのこと。マドリッドより１時間以内で車で行ける場所。

この町有名のアニス酒が至る所で見受けられる。どうやら年配の方が好むお酒らしい。

上へ上がっていくと町全体が眺められるスポットへ。直ぐ近くに教会も見える。本当にほのぼのとした街で１時間あればこの町散策とお店も見れちゃう。

今日は誕生日の為、ハイメのママが腕をふるって私の大好物フィデウアを作ってくれた。やはり家庭料理は最高に美味しい！！

３日目から１人でアンダルシア地方へと旅行に出かける。ハイメにアトーチャ駅まで送ってもらい、土曜に再会する約束をする。ＡＶＥにてマラガへ向かうとＢＯＸ席がおじいちゃんグループに囲まれ仲良くなる。どうやら同窓会がマラガであるらしい。

マラガの駅は大きいが日本の駅に比べると大したことはない。駅構内はショッピングモールみたくなっていて、２階まである。大体ファッションビルに近かった。駅向かいにあるホステルに連泊した。予約はスペイン人の友達に頼んでとってもらった。やはり友達がいると助かる・・・。

荷物を置いて、直ぐミハスへ出発。駅の裏にバスターミナルがあり、たまたまバスもすぐあって出発。海岸線をずっと走って行き、11月なのに半袖・短パンの外人が多々居て感覚の違いにびっくり。ミハスへ直行のバスもあるが、時間的に乗継しかなかった為、フエンヒローナにて乗り換え。あっという間に到着。お土産物屋が至る所にあって、観光客の多さが伝わった。

ミハスと言えばロバ。ロバタクがいっぱい。かわいかったが、勿論乗らなかった。

ロバタクを抜けて小さな公園らしい所に地味な教会を発見。それより、この派手ばでしいお土産物屋に興味深々で入ってみた。

私が探してるガイドブックによく載る通りはどこだとさまよって３０分。やっと到着。ここだと思ったが、何か物足りない。何が違うんだろう。。。はっ！！花々が全然飾られてない！！！これはもしや繁忙期じゃない・夏じゃない・もしや飾ってない？？折角来たかった場所に来たのにブルー・・・

もう、お土産物屋で我慢することにした。こんなはずじゃ・・・。お昼も食べないで練り歩いてたのに。そのあと、パスタをやけ食い！！

４日目本当はジブラルタルに行こうとしたが、ハイメに反対され、お勧めのロンダに行くようにいわれた。バスにて直行。マルベーリャ過ぎたあたりから山道へ入って行くため、車酔いする私はその後爆睡。でも、山道に向かう途中から見る海側の景色は最高だった。なぜなら行こうとしてたジブラルタルとアフリカ大陸がこの目で見えたから。ロンダ到着してすぐ、腹ごしらえ。直ぐにバルへと入りお腹を満たす。

散策してると崖が見えてきて遊歩道を観光客が歩く方へと向かう。それにしてもここものどか。

歩き続けると闘牛場が見えた。そろそろ繁華街のはず。

パラドールロンダが見えてきた。目的のポイントは目と鼻の先！！後で、パラドールでお茶をしようと心に決めた。

ロンダの有名な橋発見！！！本当に底が見えないほど。下から写真撮りたいけど、どうやって？？車で来るしか方法はなさそうだった。それにしても断崖絶壁なのに迫力ある！

更に先まで街を散策していくと、小道がたくさんあって、一つ行ってみようと決意。たどりついた場所が意外と白い住宅街が良く眺められるエリアだった。自分で新たな発見をするのって素晴らしいと体感する。

ちょっとした行き止まりまで来て下を眺めると古びた小さい橋を見つけた。そこまで行ってみようか悩む・・・。すると怪しい老人が英語で話しかけてきて、案内しようかとか知ってる日本語を使ってきたりで怪しく、一人だからその場を退散する事にした。実はいい人だったらごめん・・。

５日目。まだマラガを観光していなかった。今日はグラナダに移動する日。午前中からお昼くらいまでマラガ観光をする。ホステルに荷物を預け、歩いて２０分ほど、マラガの繁華街へとつく。駅前とは雰囲気が全然違う。人が集まる場所として最適な雰囲気。お店がいっぱい、買い物できる店・お土産物屋・バー・カフェなど。何処に入ろうか迷うばかり。時間が早いのか遅いのか人が微妙。あんまりいない。いるのは観光客らしい人のみ。

とりあえず、カテドラルへ向かう。そこからスタートしよう。その前に朝ごはんたべてから行動。カテドラル近郊にあるカフェでサンドとコーヒー。自分を起こしてからじゃないと。

一際マラガで目立つカテドラルへと入場。

何処のカテドラルに入ってもいつも気持が落ち着く。自分の気持ちを清めてくれる場所。キリスト教でも無いが何故かそういう気持ちにしてくれる。

カテドラルから近いアルカサバへ。意外と中が広そうで、中は庭園と化していた。秋なのにピンクのお花が咲いていてうれしかった。

城砦からはマラガの港が一望できる。眺めは本当に素晴らしい。マラガの大きさを感じられた。

庭園があるだけに、緑も豊富。時間があれば是非いってみてほしい。

絵には興味はないのだが、お約束としてピカソ美術館へ行ってみた。中は撮影禁止のため、入口のみ撮影。
中は意外と規模が大きく実は迷子に・・・。１・２階あり、見学できるが、やはり絵の事はよくわからないため、見てもそうなんだって感じで早く見終わった。

午後、グラナダへバスにて出発。到着後、マルタ留学で知り合ったスペイン人の友達がグラナダで１年間勉強してる為、１泊させて貰った。夜は一緒にアルバイシンへと出発。アルバイシンの教会前の広場からの夜景は最高だった。ターニャありがとう！！

６日目。今日はスペイン留学してた時のオランダ人の友達とグラナダで落ち合う日。実は４年ぶりでお互いわかるか心配だったが無事再会。一緒にステイするホステルに荷物を置き、昼間のアルバイシンへ出発。夜とは全然雰囲気が違う！！

念願のアルハンブラ宮殿へカーストと出発。アルバイシンから街へ向かっていくとアラビックなお店が立ち並ぶ。水たばこでもしたかったが実は風邪ひいて無理だった。。。

アルハンブラ宮殿の裏から歩きで向かう。意外とうちらはタフだった。甘く見てて結構距離あり。

アルハンブラ宮殿のナザレ宮は事前予約が必要。友達に予約を頼んで、夕方入場となっていた。その前にそれ以外の場所を見ようという事に。やっと一歩踏みいれられた。

敷地内唯一のホテル。パラドールとは別。カーストは建築家を目指しているから建物に興味あり。

道をくだっていくと、教会があり、更に行くと大砲などもあった。緑が紅葉がかってる。秋だと実感。

高台に登れる所を発見。見渡す限り白い家々が並び、広大さを感じた。

ナザレ入口の近くに別の建物発見で入ってみる。２階まで登れて、練り歩く。

友人を柱に立たせてみた。やはりオランダ人でスペインでモデルのバイトをしているだけあって、やはりさまになっている。イケメンに癒されてる一時。。

まだ1時間時間があった。入口に戻って庭園をみることにした。これが夏だったらもっと雰囲気が違ったんだろうなってちょいと悲しんでた。

やっとナザレへ入場。入口入って少し経って、アラビックな雰囲気がかもしだしてくる。

ここももっと夏だと違うんだろうな。噴水もでてるのかな？？

とうとうきました。有名なエリア。この彫刻が細かく素晴らしく美しい。見とれて時間があっという間にたった。

中央にあるライオンの噴水、未だ工事中。そろそろ終わっているかと思ったが、ショック！！敢えて写真におさめるのをやめました。映らないように建物を撮る器用な自分。

天井の施しが素晴らしい！！これでも頑張って撮ってみました。友人はかなりこの場で居て建築を見まくってました。興味がある人には凄い場所なんだなって。

ナザレ終了。意外とラストのこの場が一番いいのかも。。青い空で日差しが暑ければ、尚夏好きな私には最高だったんだろうなって。

夜は友人のターニャと待ち合わせして、カーストと三人でバルへ。英語で話すが、会話が面白い。マルタ留学ではターニャはアドバンスレベルで頭があがらなかった。私はインターミディエットで中級。カーストはスペイン留学で知り合ったから、レベルはわからないが上級レベルの英語のはず。ターニャが英語を話す機会がなくって、理解出来ない事もあり、カーストがスペイン語で説明する。こんな光景なかなか見れず。２ヶ国語飛び交っていた。

７日目。コルドバに移動する日。バスのチケットもとらず、グラナダバスターミナルへ行くとバスのチケットが乗りたい時間満席。その後だと到着が遅い事が判明。メスキータが見たい！！翌日イタリア人の友達とマドリッドで待ち合わせしてるから移動したい！！ここでカーストともめる。もう１日グラナダに滞在したいと。私は意地でもコルドバに行きたいけど、流石外人完敗した。でも、言い分に腹が立ち、大人げないが私が無視しはじめた。流石に気づいたのか、機嫌をとってきた。しょうがないからもう１泊出来る宿を探し、到着。眺めは良し。

部屋のベットで休憩。イケメンで癒されてたはずが、憎たらしくなってきたが、私も大人げないから折角一緒に来てる訳だし、楽しむ事に切り替えた。

グラナダといえば、アルハンブラ宮殿しかイメージないが、何処かいい場所見つけようと２人で散策開始。大学を発見して、そこに勝手にお邪魔。南部っぽいイメージで気分もリフレッシュされる。

大聖堂の中に入れる時間になり入場。やはりここでも癒される。

仲直りの印に鏡越しで写真をとる。

夜はバルで数杯飲んで、部屋に帰ったらふざけて、グラナダのお土産売り場で購入した革のアラビック調のスリッパを履いてもらう。部屋履きにするらしい。

グラナダよりバスでマドリッドに向かう。5時間バスに揺られるなんて。。。今頃コルドバにいれば、ＡＶＥで帰れたのにってまた悔やむ・・。途中休憩で何処だかわからない田舎でコーヒー飲んだりして休憩中。バスの運転手も流石スペイン人。時間通り来ない。

暇でさまよう２人。カーストもかなりイライラしていた。時間のロスでうちらだけじゃなく、待ちぼうけ。

マドリッド到着。かなり風邪が悪化している私。でも、ロンドン留学で知り合ったイタリア人の友人がマリーが彼氏と来てるから会わなければ！！マヨール広場で待ち合わせ。スペイン広場に近い場所に移動し、夜景を見に行く。

王宮が遠くに見えて、幻想的・・・。久々のマドリッド。４年前のマドリッド５週間の滞在を思い出す・・。

４人の記念写真を撮りたくって、誰かに頼みたいと申し出た。カーストがおじいちゃんに渡して撮ってもらおうとして、結果ドリフ並のコントのように、撮ったのかと思ったら、かなりのズームアップで私しか映ってなかったり、フラッシュ点滅で終了してたり、皆笑いがとまらなくなった。結局まともな写真は何一つなくおわる。

その後、ハイメが車でグランヴィアまで迎えにきてくえた。私のわがままで、以前行ったパエリア専門店アロッセリアに連れてってもらう。本当にここのパエリアは量もたっぷりで美味しい！！

この夜はスペイン人・イタリア人・オランダ人・日本人というメンバーで国際会議が行われた感じだった。英語で基本的に会話。たまにお互い意味がわからない時は、イタリア語が飛び交ってたり、スペイン語だったりしてて。私は英語と日本語。簡単なスペイン語しかわからないからどうにもならない。。でも、皆楽しんでくれててよかった。

最終日。懐かしのマドリッド中心にある郵便局につれてきてもらった。ハイメと私のお気に入りの建物。

レティロ？公園に久々に連れて来てもらった。優雅に公園を散歩。本当にこういう時間が日本でも欲しい。
最終日だから、今回の旅行を振り返る。やっぱり人と一緒に旅行するのがどれだけ大変か実感した。そんな中、自分もわがままだった事とか友情の大切さを感じながら彼らの背中を眺めていた。

この場が今回の最後の観光地。カーストと４日間旅行して、やっぱり人間顔じゃないと思った。それってどういう事って感じだけど（笑）私は勝手にこの二人だったら、ハイメを選ぶと勝手にジャッジ。私に本当に優しくて、色々してくれて、最後は空港まで送ってくれた。今度いつ会えるのかな・・・。今度は夏にきたいな！！