2010/09/22 - 2010/09/23
207位(同エリア565件中)
ゆうこママさん
- ゆうこママさんTOP
- 旅行記334冊
- クチコミ23件
- Q&A回答4件
- 650,053アクセス
- フォロワー34人
22日
新千歳空港11:30~夕張(下車)~日高~日勝峠(下車20分)~足寄(下車)~オンネトー(下車15分)~18:00阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香にて宿泊~千本たいまつ行進、アイヌ古式舞踊
23日
阿寒湖班温泉7:30~摩周湖(下車20分)~オシンコシンの滝(下車20分)~オロンコ岩(車窓)~プユニ岬(車窓)~知床峠(下車15分)~知床五湖散策60分 一湖二湖ネイチャーガイド付きで ~知床半島クルーズ(硫黄山航路)90分【まさかの欠航】代わりに、フレペの滝散策 ~オンネベツ川(下車10分、鮭の遡上見学)~オホーツクバザール(20分)~18:30網走かに本陣 友愛荘宿泊
24日
網走7:30~能取湖サンゴ草(下車15分)~層雲峡:銀河流星の滝(下車15分)~美瑛~ファーム富田(下車30分)~新千歳空港
今回の特徴は、何といっても団体ツアーおひとりさま参加。
K社の二泊三日知床爆走ツアー(これ私が勝手に命名)に行ってきた。もちろん、安全運転で行くのだが、千歳から阿寒、知床までとにかくバスはひた走る。休憩地ではトイレへ走る、フォトポイントへ走る。
売りは、人気旅館、阿寒湖畔温泉あかん遊久の里鶴雅に宿泊し、知床をネイチャーガイドとともに陸から海から楽しみ、さらに網走でカニづくしを楽しむというもの。
さて、2~4人づれのグループで構成されたバス2台の団体の中に迷い込んだ1匹のチビ犬(私のこと)、どうなることでしょう。
なお、トラベラーで北海道方面の神様、ツーリスト今中様より細やかなアドバイスをいただいて行って参りました。この場を借りて深く御礼申し上げます。
さらに、王子さま始め、多くのトラベラーさんの旅行記を参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。
PR
-
17時過ぎにオンネトーを出発し、いよいよ本日の宿泊地阿寒湖畔温泉へ。
阿寒湖まで7キロ地点で表示されていた気温表示によると、10度。
バスは、途中エゾジカに出会い車内は大いに盛り上がる。
林の奥へと歩むシカのお尻の白いハートマークがキュート。
17時半、まずは鶴雅で半分の客が下車。
残り半分は、花ゆう香に宿泊だ。
なお、この日の走行距離は、320キロ。 -
ロビーに入るとすぐ正面に阿寒湖が見える。
そのまま湖に通じるドアを出て、湖畔へ。
空がうっすら紅い。
陽は落ちてしまったようだ。
しばし空と水面を見て部屋へ阿寒湖 自然・景勝地
-
ホテルは、阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香。
このツアーの一番の売りは、クチコミランキングで上位にある「あかん遊久の里鶴雅」に宿泊できることだ。
旅行パンフにも大きく記載されている。
が、よく見ると小さな文字で「又は、阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香」とあり、もしこっちだったら嫌だなと、旅行申込み時は思っていた。
でも、事前に北海道旅行の神様であるツーリスト今中さんの情報を得ていた私は、旅行の10日ほど前には、花ゆう香だったらいいなと思うようになっていた。
理由はふたつ。
早朝の阿寒湖一人占め散策に都合が良い。
温泉は源泉掛け流し。 -
お部屋は和洋室(4人部屋)。
ベッドなのがありがたい。
お部屋には冷蔵庫とティーセットはもちろん、コーヒーメーカーまである。
冷蔵庫内は空なので館内の自販機で購入。
ペットボトル飲料の値段は、市価と同じで良心的。 -
窓の外は阿寒湖。
ホテルの規模が小さめなので、静かでよい。
お風呂は源泉掛け流しなのが、うれしい。
ぼっけへの散策路入口もすぐ。
たいまつ行列もロビーの外からスタート。
花ゆう香の客は、鶴雅のお風呂にも入れるし、そのための送迎もある。
という訳で、ツーリスト今中さんの仰るとおり、こちらで正解!
部屋に入ったら、すぐに温泉へ。
湯加減もいい感じ。
夕食は和食。美味しいけれど多すぎて全部食べ切れなかった。
最後に来たワカサギ天ぷらは、限界のおなかにはきつい。
残念。 -
夕食後は、千本たいまつ行進へ。
20時にロビーに集合し、まずは一人1個ランタンを持って湖畔の小道を歩く。
湖の上には、北斗七星が寝ている。
少し歩くと湖畔の広場に到着。
そこでタイマツを捧げ持ち小舟に乗ったアイヌの方を迎える。
なにやら儀式があってから、皆にタイマツが配られる。さあ、アイヌコタンヘ向かって行進のスタートだ。 -
大勢の観光客が参加している。
いったい何人いるのだろう。
行列の一番後ろに付いたが、これがよかった。
全体を見渡せるので、壮大な炎のセレモニーを満喫できた。 -
最後尾を歩く私からは、先頭が見えないほどの長い列。
前後を歩く見知らぬ人や、沿道で鑑賞する人とも興奮を分かち合う。 -
アイヌコタンに到着すると、アイヌの方の祈りの儀式。
-
祈り札に願い事を記入して、アイヌコタンのカムイニ(神の木)に納める。
護摩祈祷にどこか似ている。
起源は同じなんだろな。
詳細は、NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構
http://www.lake-akan.com/lake_akan/event_senbon.html阿寒湖畔展望台 名所・史跡
-
儀式終了後は、民芸品の店を見て廻る。
神様今中様オススメの「ポンション人形館」「えぞりす」をチェック。
えぞりすは置いてあるもの皆、すごくいい感じ。
そして、イチオシのお店が「イチンゲの店」。
瀧口政満さんの木彫が沢山あり、それをじっくり見るだけでも価値ありです。何故かここに注目されない方が多くって残念です!(今中さん談)
祈るような女性の像はマリア像や観音像に通じるものがあり、木の中から浮かび上がってきたかのような作品も。 -
コタンを見て廻った後は、冷えた体を温めに鶴雅のお風呂へ。
-
鶴雅の館内あちこちに瀧口政満氏の作品が。
ご覧になりたい方は、ホテルのHPへどうぞ。 -
地下の大浴場「豊雅殿」へ。
広い浴場に大小、湯温など様々なお風呂があり飽きさせない。
なかでも露天風呂は、阿寒湖につながる様で気持ちいい。
空に浮かぶのは、中秋名月。神様仏様に感謝。阿寒湖 自然・景勝地
-
お風呂を出たら、9階のギャラリーで瀧口政満氏の作品を鑑賞。
-
シマフクロウは、アイヌ民族において、神の国と人間の国とを結びつけ、村を守る神の使いとして崇められていたようだ。
見よこの精神性。 -
このふくろうも好き。
22時20分ごろ、作品を観終わってホテル玄関へ。
最終のシャトルバスはもう出てしまったようだが、フロントへ頼むと迎えの車を呼んでくれた。ありがたい。 -
こちらは、花ゆう香の瀧口作品「春風」
阿寒湖温泉 阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香 宿・ホテル
-
翌朝、5時に起きて早朝散策。
阿寒湖独り占め作戦だ。
目指すは、ボッケ。
ホテルから片道20分、湖畔の散策路を歩く。
散策路は、観光船乗り場の横からスタート。
この日の最低気温は、5.5度。
綿手を持ってきて良かった。阿寒湖 自然・景勝地
-
少し歩くと岸辺に出られる。
澄んだ湖水。
静かな水面。
浮かぶのは小島。 -
時おりさざなみが打ち寄せるのは、何故。
-
誰もいない阿寒湖。
自分の足音しか聞こえない。阿寒湖 自然・景勝地
-
トドマツやエゾマツの林を進み、小さな木橋を渡ると、どこからか硫黄のにおいがしてきた。
-
においが強くなると同時にこんな看板が出現。
看板の向こうに白い煙が上がっている。
ボッケと呼ばれる泥火山だ。アイヌ語でポフケ(煮立つ)に由来。
地中のガス噴出によりボコッボコッと音がする。
大きな音ではないので、独り占めの早朝でなければ聞けないかもしれない。 -
ボッケの横に小さな桟橋。
先端が微妙に傾いているような・・・ -
近づくと、かなり傾いている。
-
ボッケ。
冬でもそこだけ雪がないらしい。
この周囲だけ虫の声がすごい。
何故だろ?温かいから? -
ボッケから望む雄阿寒岳
雄阿寒岳 自然・景勝地
-
静か。
この湖のどこかにマリモが生きている。
この湖に生かされている命がある。 -
さあ、向こうに見える湖畔のホテルに帰ろう。
帰路では散策の方や大きなカメラを持った人らとすれ違った。人々が動き出している。 -
弁慶の足湯。
案内看板によると、隣町の本別町まで来た弁慶が足を休めた湯だからだとか。
今朝の出発は7時半。
もうあまり時間はない。温泉はあきらめて、散策路沿いの足湯に入ることに。
はじめは熱かったが、だんだんいい湯加減になってきた。本別駅 駅
-
朝食はバイキング。
6時半のスタートに行列して入り、慌ただしく食事。
品数は豊富で時間があったら山ほど食べてしまいそう。
ラワン蕗?の煮物があったのでいただく。フキ独特の風味はあまりないが、美味しい。
朝食後、もう一度、阿寒湖を見納めに湖畔へ。阿寒湖 自然・景勝地
-
観光船にはアイヌ民族の文様。
さすが阿寒湖。
ん?でも・・・阿寒湖 自然・景勝地
-
船名がましゅう丸。
あれれ〜。
でも、すぐお隣の湖だからいいよね。
なお、摩周湖には観光船を入れることが出来ないらしい。
阿寒湖にもっとゆっくりしたいけれど、さあ出発だ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- morino296さん 2010/09/29 20:50:19
- 守り神
- ゆうこママさん
こんばんは。
阿寒湖には11年前に行きましたが、どこに泊まったか?
阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香、良いですね!
瀧口政満氏の作品で溢れているのですね。
296も、一度は行かないといけませんね。
アイヌコタンで買ってきたフクロウは、我が家の玄関で守ってくれています。
千本たいまつ行進も早朝の阿寒湖畔の散歩も良いですね。
また行きたくなりますね。
morino296
- ゆうこママさん からの返信 2010/09/29 21:13:10
- RE: 守り神
- こんばんは。
いつもありがとうございます。
初めての道東は、何もかもが感動的でした。
フクロウは、296さんにとっても守り神ですね。
私、阿寒のふくろうには、特別のパワーを感じましたよ。
> 千本たいまつ行進も早朝の阿寒湖畔の散歩も良いですね。
千本たいまつは、さほど期待してなかったのですが、人は火を見ると興奮するのでしょうか、すっかりハイになってしまいました。
> また行きたくなりますね。
また行きたいです。
-
- ツーリスト今中さん 2010/09/26 23:26:06
- 凄い!貫徹\(◎o◎)/!
- やりましたね\(◎o◎)/!
貫徹!
花ゆう香、湖側のお部屋だったんですね!
良かったぁ〜っ!(良かったでしょ?)
鶴雅のお風呂もギャラリーもえぞりすもイチンゲの店も
いらしたんですね!
たいまつ行列は今回初めて知ったようなものですが
丁度、花ゆう香の前から始まるんだ!
朝の湖畔散策も静けさが伝わってきます。
あの桟橋で近くのローソンで買ったコンビニ弁当のお昼を食べるのが
結構好きなんですよね。
コンビニ弁当もあの景色なので美味しく感じます。
船が着かない桟橋だから傾いていても大丈夫なのかも。
(最近、行ってないけれど前は傾いていたかなぁ)
ゆうこママさんのコメントの中には自分の不確かな知識を確認させて
くれるものがあって勉強になりました。
ウロ覚えを反省(-"-)
ボッケの所のこおろぎは地熱で冬でも鳴くマダラスズ(鈴虫?)だと
解説には書かれています。
2日目バスの中、眠かったのではありませんか?
続きを楽しみにしています。
- ゆうこママさん からの返信 2010/09/26 23:58:32
- RE: 凄い!貫徹\(◎o◎)/!
- > やりましたね\(◎o◎)/!
> 貫徹!
やっちゃいました!
3日間、楽しくて楽しく。
旅行記を作っている間もうれしくてうれしくて。
> 花ゆう香、湖側のお部屋だったんですね!
> 良かったぁ〜っ!(良かったでしょ?)
良かったですよ!うれしくてカーテンを開けて寝ました。
> 鶴雅のお風呂もギャラリーもえぞりすもイチンゲの店も
> いらしたんですね!
ギャラリーではふくろうに目を奪われました。
孤高、無心、なすがまま、こんな言葉が浮かんでくる作品でした。
動物であんな高い精神性が表現できるなんて、驚きです。
> ボッケの所のこおろぎは地熱で冬でも鳴くマダラスズ(鈴虫?)だと
> 解説には書かれています。
まあ!わざわざ調べてくださったのですか?
ありがとうございます。
> 2日目バスの中、眠かったのではありませんか?
適当に寝ながら行きました。
ひとり参加は2人掛けの座席を独り占め。
ゆったりと、ある時は横になって行きました。
> 続きを楽しみにしています。
頑張ります。
>
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ゆうこママさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
阿寒(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
34