熊野本宮・湯の峰温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 古くから人々の信仰対象として崇められてきた紀伊山地の山々と、そこに祀られた神社仏閣を巡る6本の参拝道は、2004年7月、「熊野古道」として世界遺産に登録されました。<br /> 私達は、世界遺産に登録される以前から熊野や吉野・高野山に惹かれ、奥駆け道や小辺路などを歩きに、何度か奈良県や和歌山県を訪れています。<br /> 今回訪れた中辺路も、ちょうど10年前の2000年5月に、滝尻王子からとがの木茶屋まで歩いています。その時は、2日で熊野本宮まで歩く予定でしたが、大雨になり、2日目は歩かず終いになってしまいました。そこで、10年目の今年、残りを歩こうと計画したわけです。<br /> アルバムは車で下見を兼ねて巡った1日目を『熊野古道めぐりの旅ーその1(滝尻王子~とがの木茶屋~湯の峰温泉~熊野本宮)』とし、実際に歩いた2日目を『熊野古道めぐりの旅ーその2(とがの木茶屋~発心門王子~熊野本宮~湯川温泉)・谷瀬の吊橋』URL :http://4travel.jp/traveler/nnkojima/album/10503703/<br />としてまとめています。

熊野古道めぐりの旅ーその1(滝尻王子~とがの木茶屋~湯の峰温泉~熊野本宮)

3いいね!

2010/09/10 - 2010/09/12

477位(同エリア592件中)

0

22

ナオ

ナオさん

 古くから人々の信仰対象として崇められてきた紀伊山地の山々と、そこに祀られた神社仏閣を巡る6本の参拝道は、2004年7月、「熊野古道」として世界遺産に登録されました。
 私達は、世界遺産に登録される以前から熊野や吉野・高野山に惹かれ、奥駆け道や小辺路などを歩きに、何度か奈良県や和歌山県を訪れています。
 今回訪れた中辺路も、ちょうど10年前の2000年5月に、滝尻王子からとがの木茶屋まで歩いています。その時は、2日で熊野本宮まで歩く予定でしたが、大雨になり、2日目は歩かず終いになってしまいました。そこで、10年目の今年、残りを歩こうと計画したわけです。
 アルバムは車で下見を兼ねて巡った1日目を『熊野古道めぐりの旅ーその1(滝尻王子~とがの木茶屋~湯の峰温泉~熊野本宮)』とし、実際に歩いた2日目を『熊野古道めぐりの旅ーその2(とがの木茶屋~発心門王子~熊野本宮~湯川温泉)・谷瀬の吊橋』URL :http://4travel.jp/traveler/nnkojima/album/10503703/
としてまとめています。

同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  2台の車で、山仲間と熊野古道を歩きに来た私達。阪和自動車道を終点の南紀田辺ICで下り、上冨田町から国道311号を走り、滝尻王子にとやって来ました。<br /> 10年前の2000年5月、熊野古道の中辺路を歩きましたが、その時は、雨の中、滝尻王子からとがの木茶屋までを歩いています。

     2台の車で、山仲間と熊野古道を歩きに来た私達。阪和自動車道を終点の南紀田辺ICで下り、上冨田町から国道311号を走り、滝尻王子にとやって来ました。
     10年前の2000年5月、熊野古道の中辺路を歩きましたが、その時は、雨の中、滝尻王子からとがの木茶屋までを歩いています。

  •  見えている建物は滝尻王子にある熊野古道館です。ちょっと立ち寄っていきます。<br /> ここでは熊野古道について色々知ることが出来ますし、資料を入手することができます。

     見えている建物は滝尻王子にある熊野古道館です。ちょっと立ち寄っていきます。
     ここでは熊野古道について色々知ることが出来ますし、資料を入手することができます。

  •  これも熊野古道館の中での一コマです。<br /> このように、熊野古道の地図を背に、中世の御参り姿の人形と一緒に、念写真を撮ることもできます。

     これも熊野古道館の中での一コマです。
     このように、熊野古道の地図を背に、中世の御参り姿の人形と一緒に、念写真を撮ることもできます。

  •  今回は以前歩いたところは車で通過です。<br /> ここは途中立ち寄った近露近くの「道の駅熊野古道中辺路」の一角にある「古道歩き館」です。ここで申し込みをすると、ガイド付きで、古道歩き体験が出来るようになっています。

     今回は以前歩いたところは車で通過です。
     ここは途中立ち寄った近露近くの「道の駅熊野古道中辺路」の一角にある「古道歩き館」です。ここで申し込みをすると、ガイド付きで、古道歩き体験が出来るようになっています。

  •  次に立ち寄った所は、継桜王子社のすぐ下にある百名水に選ばれている「野中の清水」です。豊富な水がコンコンと涌き出ています。

     次に立ち寄った所は、継桜王子社のすぐ下にある百名水に選ばれている「野中の清水」です。豊富な水がコンコンと涌き出ています。

  •  野中の清水の横には、斉藤茂吉の歌碑が建っており、<br />「いにしえの すめら<br /> みかども中辺路を<br /> 越えたまひたり<br /> のこる真清水  茂吉」と、刻まれています。

     野中の清水の横には、斉藤茂吉の歌碑が建っており、
    「いにしえの すめら
     みかども中辺路を
     越えたまひたり
     のこる真清水  茂吉」と、刻まれています。

  • 細い道を、車で継桜王子の所まで上がってきました。

    細い道を、車で継桜王子の所まで上がってきました。

  •  ここには「野中の一方杉」があります。なぜか、枝はすべて南方にだけのびています。

    イチオシ

     ここには「野中の一方杉」があります。なぜか、枝はすべて南方にだけのびています。

  •  熊野古道中辺路の継桜王子の近くにある「とがの木茶屋」です。茅葺屋根の風情ある建物です。<br /> 私達が10年前に中辺路を歩いた時は、ここで1泊させていただいたのですが、今は人は泊めていないそうで、休憩所として活用されているのだそうです。

     熊野古道中辺路の継桜王子の近くにある「とがの木茶屋」です。茅葺屋根の風情ある建物です。
     私達が10年前に中辺路を歩いた時は、ここで1泊させていただいたのですが、今は人は泊めていないそうで、休憩所として活用されているのだそうです。

  •  10年前にお世話になった「とがの木茶屋」の女将さんと懐かしい再会です。<br /> 女将さんは私達の訪問をとても喜んでくださり、女将さんのことを親しみを込めて「山姥」と呼んでいた故立松和平さんの思い出や、最近ここを尋ねて見えた檀ふみさんや、森上亜希子さんのことを嬉しそうに話してくださいました。<br /> お会い出来て本当によかったです。

     10年前にお世話になった「とがの木茶屋」の女将さんと懐かしい再会です。
     女将さんは私達の訪問をとても喜んでくださり、女将さんのことを親しみを込めて「山姥」と呼んでいた故立松和平さんの思い出や、最近ここを尋ねて見えた檀ふみさんや、森上亜希子さんのことを嬉しそうに話してくださいました。
     お会い出来て本当によかったです。

  • これは10年前の平成12年5月27日に、「とがの木茶屋」に泊めていただいた時の写真です。女将さんの玉置こまゑさんもお若いでしょう。

    これは10年前の平成12年5月27日に、「とがの木茶屋」に泊めていただいた時の写真です。女将さんの玉置こまゑさんもお若いでしょう。

  • これも10年前の平成12年5月28日の写真です。10年前と今回のメンバーでは、半分の5人が同じで、後の5人は入かわっています。

    これも10年前の平成12年5月28日の写真です。10年前と今回のメンバーでは、半分の5人が同じで、後の5人は入かわっています。

  •  とがの木茶屋の所で見る朝日や夕陽は、和歌山県朝日夕陽百選にえらばれています。

     とがの木茶屋の所で見る朝日や夕陽は、和歌山県朝日夕陽百選にえらばれています。

  •  これは「秀衡桜」です。奥州平泉の藤原秀衡ゆかりの桜がこの地にあり、巨木となって、今も咲き続けているのもすごいですね。<br /> 明日はここから歩き出す予定なので、今日は出発地点の下見というところです。

     これは「秀衡桜」です。奥州平泉の藤原秀衡ゆかりの桜がこの地にあり、巨木となって、今も咲き続けているのもすごいですね。
     明日はここから歩き出す予定なので、今日は出発地点の下見というところです。

  •  熊野古道から離れて、国道311号を四村川に沿って走り、湯の峰温泉にやって来ました。<br /> 見えているのは湯の峰温泉の公衆浴場と東光寺です。

     熊野古道から離れて、国道311号を四村川に沿って走り、湯の峰温泉にやって来ました。
     見えているのは湯の峰温泉の公衆浴場と東光寺です。

  •  ここは湯の峰温泉のつぼ湯です。約1800年前に発見されたという古湯で、死の世界をさまよった小栗判官が、この湯に浸かって息を吹き返したという伝説が伝わっています。

    イチオシ

     ここは湯の峰温泉のつぼ湯です。約1800年前に発見されたという古湯で、死の世界をさまよった小栗判官が、この湯に浸かって息を吹き返したという伝説が伝わっています。

  •  世界遺産にも登録されている天然の岩風呂「つぼ湯」です。つぼ湯に入るのは順番制で、公衆浴場の方で申し込みをして、順番待ちをして入ります。一度に入れるのは2〜3人で、30分交代で、大人一人750円、12歳未満450円です。

     世界遺産にも登録されている天然の岩風呂「つぼ湯」です。つぼ湯に入るのは順番制で、公衆浴場の方で申し込みをして、順番待ちをして入ります。一度に入れるのは2〜3人で、30分交代で、大人一人750円、12歳未満450円です。

  •  湯の峰温泉のつぼ湯の近くには、湯筒地蔵が祀られており、温泉卵を作る場所もあります。<br /> 私達がつぼ湯に入っている間に、仲間の一人が温泉卵を作ってくれていました。湯上りに食べた温泉卵は最高の美味しさでした。

     湯の峰温泉のつぼ湯の近くには、湯筒地蔵が祀られており、温泉卵を作る場所もあります。
     私達がつぼ湯に入っている間に、仲間の一人が温泉卵を作ってくれていました。湯上りに食べた温泉卵は最高の美味しさでした。

  •  続いて、熊野本宮社に御参りに行きました。

     続いて、熊野本宮社に御参りに行きました。

  •  熊野権現の使いとされている三本足の八咫烏の旗が見えます。

    イチオシ

     熊野権現の使いとされている三本足の八咫烏の旗が見えます。

  •  全国にに3000社あるという熊野神社の総本宮の熊野本宮大社です。<br /> 明日の熊野古道歩きの無事を祈っていきます。

     全国にに3000社あるという熊野神社の総本宮の熊野本宮大社です。
     明日の熊野古道歩きの無事を祈っていきます。

  •  今夜の宿は川湯温泉の木の国ホテル。<br /> 川湯温泉は、大塔川の谷あいにある温泉で、河原を掘れば、70度からのお湯が涌き出てくるそうです。毎年11月から2月の間は川をせき止めて、「仙人風呂」と呼ばれる巨大露天風呂が出現しますが、今は9月、各ホテルが作った河原の露天風呂のみです。<br /> 私達はホテルの湯浴み用の衣類を借りて、河原の露天風呂に入りました。開放感がたまらなく爽快でした。

     今夜の宿は川湯温泉の木の国ホテル。
     川湯温泉は、大塔川の谷あいにある温泉で、河原を掘れば、70度からのお湯が涌き出てくるそうです。毎年11月から2月の間は川をせき止めて、「仙人風呂」と呼ばれる巨大露天風呂が出現しますが、今は9月、各ホテルが作った河原の露天風呂のみです。
     私達はホテルの湯浴み用の衣類を借りて、河原の露天風呂に入りました。開放感がたまらなく爽快でした。

この旅行記のタグ

関連タグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP