2010/09/05 - 2010/09/08
27873位(同エリア54860件中)
北海花子さん
知床岬を観光船からみるだけじゃ飽き足らず、知床岬に行きたいとゆう一心で参加した知床岬クリーンボランティア!
ボランティアといっても有料です。
有料といっても貰えるんじゃありません。
払うんです。15,000円払って行ってきました。
私としたことがカメラを忘れてビデオで撮った画像を静止画にしたので、写真はブレブレですが、自分の記念として旅行記に残しておきたいと思います。
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
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-
天気は雨。
8時半まるみ(宿)を出発。
まるみのご主人の車の後ろを参加者の車が次々と追って羅臼港に到着。
あわただしさと雨と長靴での運転で、早くもアセリぎみ。
土砂降りの中、カッパを借りて出帆。
あとで車のライトは消したっけ?カメラ忘れた!など、パニクリ気味に・・・・。 -
レクチャーがあるとサイトに書いてあったのに、とうとうないまま乗船。
何時に着くのか?トイレはあるのか?上陸したら何が必要なのか?などわからないまま・・・。
ミステリーツアーみたい。
ちなみにトイレは船の中だけ。その時の船にもよると思いますが、女子にはつらいトイレでした。
昼食は付いてるけど、飲み物は付いてませんでした。ま、飲む暇もなかったけど・・・。
写真は船内の様子。
参加者は11名。皆前日にまるみに宿泊してたらしい。
女性は私達3人の他は登山がご趣味の方が1名。
年配者は母とその友人以外は男性が1名。
74才とのことでしたが、こちらも登山がご趣味の体力には自信ありの方でした。 -
雨は降ったりやんだり。
雨が降っていても波がなければ大丈夫とのことで出発。
ま、船が出てくれなかったら羅臼町と観光地のゴミ拾いをすることになったので出港できたのはラッキーだったと思います。
・・・が、先行の不安からか気持ちは暗い。 -
気がつくと知床峠が左側に!
・・・っとゆうことは、今はウトロ側にいるってことなんだ!?
いつの間にか知床岬の先端を回ったことを知る。 -
文吉湾から上陸。
雨もふっていて雰囲気も重かったので、しばらく撮影する余裕がありませんでした。
文吉湾の岩の根元(海中)に、青い蛍光色のサンゴ(じゃないだろうけど)みたいなのがあったのに、撮影できなかったのが今もとても残念。
アレは何だったのだろう?
「荷物はリュックで」とサイトに書かれていたので、リュックを背負って下船したら「リュックは何とかならいのか?」との事・・・。
「なんとかならいとは?どうゆうこと?」っと私達・・・。
結局「荷物は持つな」と言いたかったらしいけど、カメラもあるし半数は荷物を最小限にしてリュックを背負って出発。
他の数人を待たせる事になちゃったし、やっぱりレクチャーは必要だったでしょ。っと思った。 -
到着してすぐにゴミ拾いが始まるわけではなく、ゴミ拾いをする場所まで行くのが大変。ほとんど水の中を歩きます。
特に母達には大きなカッパを着て長靴で大の男の歩く速さについていくのは大変。
「ゆっくり来ていいから」っと言ってはくれるものの、「前の人の歩いた所をよく見て歩け」との指示も・・・。
「なぜもっと小さいカッパを着なかった?」などとも言われ、こちらもムッと気味に・・・。
カッパはワンサイズしかないと言われたし、問い合わせたら高齢者でも大丈夫だというから来たのに。 -
こんなところを浅い場所を探しながら歩いていきます。
-
しばらく磯を歩いてから、今度は丘を登ります。
もちろん道はなし。
丘を登ると笹の平原。知床灯台が見えてきました。
この辺でやっと私もビデオを取りだす余裕が出てきた。 -
必死についてくる母とその友達。
一番後ろは船長さんの助手?の方。 -
ゴミを拾う場所はこの場で決めたようでした。
アブラコ湾です。 -
丘からアブラコ湾へ下りるのは階段がありました。
写真に写っている所まで帰りの船が来てくれましたが、ゴミを拾うのは左の崖の向こうの向こう・・・さらに磯を歩いた所です。 -
ゴミ拾い開始。
ゴミは鉛の入った太い縄や、漁で使う大きな浮きなど。
ゴミ拾い自体は30分くらいだった気がします。
「無理すんなぁ〜。」とさかんに言ってくれますが、
90リットル入りのゴミ袋を渡されたら、大きなゴミを拾いたくなるのが人情。 -
しかし後で後悔することに。
船が近くまで来てくれたとはいえ、磯の中をゴミを運ぶのは大変。
途中で拾ったゴミを結局捨てる人も・・・、袋を引きずって途中で破けてしまう人もいました。
もう浅い所を歩く余裕もなく、皆長靴の中まで海水が入って水浸しです。 -
やっとの思いで船に戻って昼食。
今日は天気が悪いので船の中で食べることになりました。
昼食はまるみが用意してくれたワイルドな弁当。
おにぎりは大きいのが2個。
でも心身共にグチャグチャであまり食べられなかった。 -
船が出てしばらくして時計を見たら なんとまだ12時半!
この時計壊れてない!? もう2時半くらいだと思っていたのに!
キツネにつままれた感じ・・・。
ひょっとして私の記憶ほど大変じゃなかったのかもしれない。 -
左に見えてた灯台が
-
やがて中央に見えてきました。
船長さんも「今、先端だよ。」っと教えてくれました。
ここでやっと「やっぱり来れて良かった。」っと思えた。 -
さよ〜な〜ら〜 知床岬〜
-
しばらく猛スピードで進んでいた船が停止しました。
船長さん達がクジラを探してくれているのです。
疲労困憊の私が帰りの船に乗る時に船長さんが「クジラを探しに行くよ。」っと声をかけてくれて、私はすごく喜んだのですが、午前の観光船はクジラを見れなかったとゆう情報が入っているとのことでした。 -
私もしばらく一緒に探しますが、雨も降ってきたのでおまかせして船室へ戻りました。
そして船室に戻ったとたんに船酔いに・・・。
たいがいこうゆう時はクジラを見ることができない運の持ち主の自分。
1時間くらい船酔いを我慢したけど、も〜限界、クジラはまた見にくるから船を出してくれ〜っと思った時、船が全速力で動き出しました。
あ〜あきらめたんだ良かった〜っと思ったら「クジラいましたよ!」の声が! -
ゲンキンなもので、同じく船酔いしていた母とその友人と3人で、アッとゆう間に甲板(しかも2階)に出ました。
すると前方に潮を吹いてるマッコウクジラが!
他の観光船1隻もかけつけてくるのが見えて、なかなかの臨場感。 -
少しづつクジラに近づいて、クジラを見守ります。
クジラはかなりゆっくり泳いでたような気がする・・・。
5分か10分か、この状態が続きました。 -
やがて船長の「しっぽあげるぞ〜!」の声
-
思わず出た「わぁ〜〜〜す〜ご〜〜い〜」っとゆう自分の声がビデオに録音されていたのが後で笑えた。
-
感動した〜。涙でた。
-
クジラは海の底深く潜っていきました。
船長さんが母達に「撮ったか?撮ったか?・・・自分の目で見れば十分だ!」っと声をかけてくれてた。
これでさっきの険悪ムードは帳消し。 -
一緒にクジラを見た観光船。
この日のこの観光船のブログには、この日見れたクジラはこの1頭だけだったと書かれていました。
立派な尾っぽの写真もアップされてた。 -
この後は全速で羅臼港に入港。
まだゴミの仕分け作業が残ってます。
縄は縄、浮きは袋から出して別の袋に入れ替えたりします。 -
全部の重さを量ります。
たしか180キロくらいだった。
今日参加した男の人2人分の体重・・・少なっ!
あんなに重かったのに〜。 -
最後はゴミをバックに皆で記念撮影。
気持ちと一緒で空も晴れてきた。
すがすがし〜。
まるみで借りた長靴を返して解散。
この時まで私は長靴の中に入っていた海水を出すことさえ忘れていた事に気づく。 -
終わりよければ全てよし!
ハイテンションで羅臼を闊歩する母とその友人。
クジラを見た時には、船長が大黒様のように見えたとか・・・。
記念撮影ではゴミと一緒に並んで〜っと言われ、いやにうけてた。
金銭的、中止になった時等、こんなにハイリスクじゃなければ、また参加したいと思いました。 -
やっと食欲が出てきたので羅臼の道の駅で、海洋深層水アイスとメロンパン、コーヒーで一休み。
今日の宿はウトロにとってあるので、三たび知床峠へ向かいます。
しかし今日も濃霧。
しかし今日の昼間の出来事に比べれば、こんなことは どうって事ないと思える。 -
今日の宿は夕陽のあたる家。
夕食と風呂はグランドホテル北こぶしを利用することができます。
ホテル自体はさびれていますが、支障なし。
この日に会った従業員は受付の2名だけでした。 -
部屋からの風景。とてもよし。
-
お風呂と夕食はグランドホテル北こぶしを利用できます。
私達は自分の車で行きましたが、シャトルバスが30分おきに出ていました。
この日の北こぶしは満室でしたが、夕食バイキングは落ち着いた雰囲気の中で食べることができました。
内容も大満足。
最後の晩餐にふさわしかった。
皆、もう魚はたくさん・・・とばかりに洋食とデザートにとびつく。 -
今日は、羅臼からウトロに移動しただけなので走行距離は45.1キロでした。
-
これは自分がゴミとして拾った中から、おみやげとして持ち帰った浮き玉。
拾った時には周りにプラスチックのカバーがついていました。
重かったけど宝物だわ。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- はなかみno王子さん 2010/10/06 23:40:20
- 貴重な船旅
- こんばんは
清掃活動お疲れ様でした。
知床は漁業関係のゴミがホントに多いですね。
困ったものです。
彼らにも何とかして欲しいといつも思います。
羅臼から知床半島先端を廻ってウトロまでですか。。
清掃ボランティアとは言え、こんな船旅の
チャンスは滅多にないでしょうね。
15,000円払う価値はあったと思います。
貴重な体験だったのでは・・
鯨の尻尾も見えたし。。。
かすかに聞こえる潮吹きの音にも感動するでしょ。。
生きてるんだ!!って感じで。。
王子
- 北海花子さん からの返信 2010/10/08 22:30:57
- RE: 貴重な船旅
- こんにちは。
メッセージありがとうございました。
ちょうど1年前に知床岬に行きたい行きたいと思って、やみくもに検索してたらクリーンボランティアの活動がある事をしりました。
会社の連中には「会社を3日も休んで!?1万5千円払って!?悪天候なら羅臼町のごみ拾い!?」っと信じられないっと散々の言われようでしたが、本当に行けて良かったと思います。
肝心の清掃活動は、雀の涙ほどしかできなかったのは非常に残念でした。
できることなら再訪して、もっと本腰入れてゴミ拾いしたいものです。
クジラのシッポが海から出てきた時は涙が出てきましたョ。
それにしても改めて羅臼の魅力にやられました。
冬にも行ってワシみたい、夏にも行ってシャチみたい・・・。
キリがないですね〜。
10日にNHKBSで、羅臼のホエールウォッチング生中継するらしいです。
楽しみ〜。
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