2010/08/17 - 2010/08/18
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kodeyanさん
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行ったり来たりジグザグ旅程は、
鹿児島→平島→口之島→宝島→中之島→悪石島→小宝島→鹿児島
まずは最初の上陸地平島(たいらじま)から。
虹と絶句の夕焼けが、ようこそトカラへ!
と迎えてくれた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
鹿児島出航前に恒例おまじないソフト。
無事にトカラへたどり着けますように。
怪我、病気で島民に迷惑をかけませんように。
いつもより気合を入れてドルフィンポートの高千穂牧場ソフトクリームを食す。 -
7:52 小臥蛇島(右)臥蛇島(左)が見えてきた。
平島到着予定は8:50だ。 -
8:30
磯釣りポイント出瀬のゴリラ岩が見えてきた。 -
間もなく南之浜(はえのはま)港に着く
-
南之浜(はえのはま)港
トカラの地に足を踏み入れ、最初に目にした光景は
学校の先生が鹿児島から戻った生徒を港で迎えるシーンだった。
向こうで頭を刈ったんだな、と撫でる先生からは愛情のオーラ滲み出ていた。こんな先生と勉強できたら島の子供は幸せだろうなと思う。 -
2009年の皆既日食の際に作成したものだろうか。
各島の港にこうして壁画がある。
平島は千年ガジュマルと福徳人(ふっとくじん)。
福徳人は大漁の神で旧暦12月14日に行う伝統ある来訪神行事だ。 -
カセダウチともいい平島はカセダウチの日本南限地になっている。
コバの葉の蓑に笠をかぶり、魚の餌木を持ち各家を訪問する。 -
南之浜(はえのはま)港
海が鮮麗なのは、小宝島だけかと思っていたが
平島の港も海の色が美しい。 -
南之浜海岸
放牧牛が水浴びするという海岸だ。 -
港から工事のお兄さんの運転で集落に到着。
右手建物のたいら荘さんにお世話になる。
当日は満室だった。 -
たいら荘前の自動販売機
-
玄関に飾った、あらの魚拓にギョギョ
でかい!
こんな大物を釣ったら爽快だろう。
七島灘を生簀にしたような島とは、よくいったものだ。 -
島だから部屋から海が見えるかと思ったら
集落は崖を上った先にあったりして、結局海が見えたのは、たいら荘だけだった。
部屋の掃きだし窓から見える海がこちら。 -
朝9時、別途お願いした朝食をいただく。
トカラは、1泊3食付きが標準なので、船の到発着時間により別途朝食や昼食の弁当が必要な場合は予約時にお願いしなければならない。
食堂がない島なので民宿にお世話になるわけだ。 -
こちらは昼食
ここの女将さんは、なんか一緒にいて楽しい。
島の人って寡黙かと思ったら、も〜うハキハキ テキパキ ハッキリ サッパリ。
こんな女将の尻にしかれたらご主人は幸せだ。 -
夕食
トカラの民宿の食事は、どこも美味しかった。
以前は食事の評判が悪いという話しもあったが、だいぶ改善されたと聞いた。
でも、私が今回の旅でお世話になった宿は、元々料理上手の宿だったように思う。 -
翌朝の朝食
食事を持ってきてくれた女将さんと話していて、口之島と中之島には刺されると強烈にかゆいブト(ブヨ)がいるから気をつけたほうがいいと情報をもらった。私はトカラ全島に強烈なブトがいると思ったが、口之島と中之島だけだったんだ。 -
結論からいうと、個人的採点で、いきなり最高得点の宿に泊まってしまったようだ。
高得点の理由は、自由に使える冷蔵庫がある、いつでも飲める冷えた麦茶がある、冷凍庫が使える、洗濯機も使える、海が見える。
部屋にポットがありコーヒーが飲める、焼酎が用意されている(笑)
ちなみに今回お世話になった宿は、すべてエアコン付きだった。 -
私の前に宿泊した人が拾ってきた島のオブジェが部屋の前庭に飾ってあった。
こういう素敵な楽しみをみつけられる人が、きっと島旅に向いているのだろう。 -
朝食後は散策に出た。
各島には、このような案内板がある。
これも皆既日食がらみで作成されたものかも。
この看板の奥がコミュニティセンターで、そのなかに「あかひげ温泉」がある。 -
神山を背に建つ十島村立平島小中学校
健康 自主 明朗 根性
最後の根性が胸に響いた。 -
島の空気がやわらかい
-
そして温もりと優しさを感じる。
なんか、いい島だと思う。 -
発電所
燃料は鹿児島からフェリーとしまで運ぶ。 -
開拓祖を祭る島立神社
平島の主神は八幡だったが、※トンチの神が主神になり平島(島建)神社となったそうだ。
※トンチ
昔、殿主(とんじゅう)の居住地だったところ -
できることなら、艀(はしけ)作業をしていた時代の古い港がある前之浜に行ってみたかった。
しかし、この道じゃ藪漕ぎも断念するしかない。
昔は島の事情も知らず、鹿児島から赴任した先生が大きな箪笥を持ってきたことがあったとか。
村営船から艀の小さな船に移し、箪笥をかついで集落まで上がってくるのは大変なことだ。 -
島に2台ある、もうひとつの自販機
小さな島なのに自販機2台とはすごい。 -
十島村立平島へき地診療所
農業か漁業、そして通船作業もできる医者がいたら夢のような話しなのだが・・ -
この赤い矢印が気になってしかたない。
時間はかかったが、謎を解き明かしたぞ。 -
それは、日高商店の矢印だった(笑)
島は飽きないのだ。
中には入らなかったが、たぶん置いている商品は、缶ビール、焼酎、塩とたばこ、あと醤油か。
あくまで推測だが。 -
探すのに苦労した千年ガジュマル
奥のほうにあるから見過ごしてしまった。
民宿の女将さんに聞いて再探検。
女将さんが
「ねえ、いま説明したこと、ほんとはわかってないでしょ」
顔に書いてあったそうで、図星(笑) -
好天気が急に変わるのも島ならでは。
海上の黒い帯状部分は、雨だ。
雨が視覚でわかるのだ。
島では雨は降るというより迫ってくる。 -
たいら荘にお泊りの工事の皆さん。
このあと、中之島と小宝島で再会する。
ブロードバンド化の工事をしているところだ。
トカラ列島にインターネットが普及するのも間もなくだろう。 -
工事現場の近くの家にいたトカラヤギ
ほほぅ、これがトカラヤギですか。
擁壁の下から望遠レンズで撮っていたら
飼い主のおじさんが出てきて首輪・手車に付いた紐をはずして自由にしてくれた。
「このヤギはパンダヤギです」
(なるほど、パンダみたいだ) -
「名前はヤキニクいいます」
「えっヤキニク・・ですか?」
「はい、あさって本当にヤキニクになって、みんなに食べられてしまいます」
(ウドちゃんみたいな前髪も見納めか・・)
「おい、最後に写真に撮ってもらってよかったな。
お前は幸せもんだ」 -
トカラは、トカラは・・
いきなりカウンターパンチをくらいダウンしそうだ。
写真はヘリポート -
湿気たっぷりの暑さにヘロヘロになりながら東之浜海岸へ。
焦原のあるサンゴ焦海岸が清らかな東之浜。
日が射したり曇ったり雨が降ったり忙しい。 -
トカラでは各島で牛を放牧している。
海風に運ばれたミネラルをたっぷり含んだ食事とストレスのない環境で育つ牛ちゃん(ビフォー)。
ウシでもウマいに違いない。
ジロさんへ業務連絡、牛は島の貴重な収入源ゆえアフターはありません(笑) -
東之浜海岸の砂礫
探せば星の砂がみつかるそうだ。 -
甌穴
去年秋田県の小又峡でも甌穴を見たが
平島の甌穴は大きく見ごたえがある。
遠くに中之島を見て甌穴を眺めるのもオツだ。
この左奥が平家の穴。 -
平家伝説ゆかりの史跡 平家の穴
平家の落人が、都からの追手を監視するために作った穴だといわれている。
トカラ列島には平家伝説ゆかりの史跡がいろいろあるのだ。 -
雨が降ったかと思ったら雨は止み虹が出てきた
-
東之浜港にも虹がかかる。
それにしても諏訪之瀬島が近い。 -
今日の夕景撮影は無理だな。
午後5時の東の海。 -
ところが集落に近づくと夕日が顔を出している。
島では東と西でこうも雲が違うのだろうか。 -
放牧牛と夕焼け
-
無垢だ。
空も、海も、空気も、人も。 -
夕焼けに興奮して倒れそうになる。
でも、島のひとはさらりという。
「夏なら特に珍しいことじゃないですよ」
平島の人は車を徐行してでも会釈をしてくれる。
おじいちゃんが庭先でバリカン片手に孫の頭を刈っていた姿は胸を打った。
平島は一番トカラらしいといわれている。
そして、平島は一番トカラらしいと思った。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- sunnyさん 2010/10/11 05:25:17
- ヤキニク
- kodeyanさん
いや、すごい一冊だった。
宿の食事の写真みてると、なんか女将の顔が浮かんできた。
トカラの母ちゃんの顔がね。
ヤキニクくん。
キミの姿はこの世にずっと残ってるんだよ。
パンチくらったり、
倒れそうになったり、
感性に訴えかけてくれる景色が、探せばまだまだあるんだなあ。
最後の夕焼け見たあと、
今夜はいい夢見れそうです。
sunny
- kodeyanさん からの返信 2010/10/12 18:15:58
- RE: ヤキニク
- sunnyどん おやっとさぁ(鹿児島弁でお疲れ様)
やっぱり島の母ちゃんは偉いね。
台風が来ようが、槍が降ろうが、どんと構えてないと
島の母ちゃんはやってけないもんね。
そんな力強さに満ちてたわ。
> ヤキニクくん。
> キミの姿はこの世にずっと残ってるんだよ。
sunnyどん・・ ごめん、そこのハンカチとってくれる・・
島の夕焼けは、びっくらぽんだった。
空気が澄んでるからなのかなぁ。
車も工場も都会みたいにないからなのかなぁ。
でも考えてみたらサンセットクルーズの船で沖の島まで
わざわざ出かけて見るようなもんだわね。
ではでは☆彡
追伸
ホテルサハラじゃないわね、ヨルダンだからサハラ砂漠じゃないものね。
ボケてきたなぁ、もう。失礼しました。
-
- ジロさん 2010/10/08 05:28:52
- 牛アフター。。。
- おはようでありますなのだ♪
業務連絡を受けてちょっとショックなジロなのだ
だけどジロはネコ化していて魚アフターがあれば良い状況なのだ
それにしても絵に描いたような夕焼けだなぁ、、、
海も青いし、自然も豊かだし、ヤギもいるし天国みたいだなぁ
ジロ
- kodeyanさん からの返信 2010/10/08 07:31:03
- RE: 牛アフター。。。
- ジロさん おはようでありますなのだ☆
勝手に業務連絡しちゃったのだ。
考えてみると牛アフターがあるところは
恵まれているのかもしれぬなぁ。
ジロさんはネコ化が進行中でござるかぁ。
散歩中のワンコどんに「ケッ」とされないよう注意してくだされ。
あの夕焼けはすごかったのだ。
過去最高の焼け方でござった。
なにもないのか、すべてがあるのか。
トカラはいろいろな意味でおもしろいのだ。
また天国の島に行きたいのだ。
でもいつ行けるかなぁ。
ではでは☆彡なのだ
追伸
旅行記と関係ないけど最近これにはまっているのだ↓
Arnel Pineda and Journey - Don't stop believing live inChile
http://www.youtube.com/watch?v=lUkksIV8dC8
-
- ishicameraさん 2010/09/21 00:08:16
- 最高のプレゼント
- kodeyan姉さん・・・
もう、言葉はありません。。。
美し過ぎる。
やっぱ、自然の神秘ですねぇ。
この夕陽。
そして虹。
青い海。
ガジュマル。。。
風葬が、呼んでいるぅ。
ishi
- kodeyanさん からの返信 2010/09/21 07:02:25
- RE: 最高のプレゼント
- ミシェル おはようサンフランシスコ
自然の神秘、文化の神秘、
とても印象に残る旅でした。
ミシェル、あのね、トカラには時間どろぼうはいないんだよ。
いつかガジュマルの下で人生を語り合いたい。
でも、その前にかの国でトンドン酒まつりが待っている。
ではでは☆彡
-
- molmさん 2010/09/19 11:30:16
- ホントに見応えがあります!
- kodeyanさん、ここからは上陸編でしょうか。
本旅行記から良い意味で遮断された地域だからこその生活ぶりを拝見できます。
かつて日本のどこにでもあるコミュニケーション風景が色濃く残っていることに
感銘を受けてしまいます(そんな時代になったということか…)。
電力は自前で供給するために発電所を設け、そのエネルギー源やアフター先へ
供給する牛ちゃんのためにもフェリーとしまが生命線になるわけですね。
故障が即致命的になるので、メンテナンスも大変だろな。
まぁ島人はそんなことも慣れっこかもしれませんが。
molm
- kodeyanさん からの返信 2010/09/20 07:54:55
- RE: ホントに見応えがあります!
- molmさん こんにちは
ここから上陸編です。
平島は、1泊の滞在でしたが、本当に行ってよかったと思います。
> 本旅行記から良い意味で遮断された地域だからこその生活ぶりを拝見できます。
おっしゃる通りです。
そして、そういう地だからこそ残っている文化や伝統があり
非常に興味深い列島です。
> 電力は自前で供給するために発電所を設け、そのエネルギー源やアフター先へ
> 供給する牛ちゃんのためにもフェリーとしまが生命線になるわけですね。
プロローグ編から旅行記を見ていただいているので、
島の実情を理解していただきうれしいです。
こういっていただけると作成した甲斐があります。
ではでは☆彡
-
- 4人目のふーさん 2010/09/19 09:41:10
- 大自然〜〜〜!!!
- kodeyanさん、おはようございます
毎日暑いけれど、だんだん秋っぽくなってきましたね♪
それにしても、トカラの旅
難易度高すぎですね・・・
それを達成してしまう所が本当に尊敬します。
私なら途中で
「あかん、個人では行けへんわ〜」
と計画を途中で投げそうです^^;;
本当に海から夕日まですべてが綺麗ですね〜
フェリーとしまの「としまの舞」の写真の海の色がうっとりするほど美しいです。
そして、表紙の夕日の写真もすばらし〜〜〜!!!
夕日ってこんなに綺麗なのね〜〜と再確認しました。
トカラヤギちゃん、かわいいね〜
ほんとにパンダみたい
ほのぼのした島の様子が旅行記から伝わってきました。
- kodeyanさん からの返信 2010/09/20 07:42:44
- RE: 大自然〜〜〜!!!
- ふーさん こんにちは
風が秋めいてきましたね。
食欲のほうは、とっくに秋モードなんですが(笑)
不便な場所だから、守られてきたものがある
興味深い列島でした。
トカラヤギは、ほかの島でパンダヤギを見ると
あ〜ヤキニクは今頃・・
とわかっていても、「お〜い、ヤキニク」と声をかけてしまいました。
> 私なら途中で
> 「あかん、個人では行けへんわ〜」
> と計画を途中で投げそうです^^;;
私は旅行記を中途半端に投げ出してますわ。
韓国の東海の鍾乳洞なんかも、ぜひ見てもらいたいんですけどね。
今回は完成できればいいのですが。
夕日は、ほかの島でも撮りましたが、ここまで空が焼けたところは
ありません。
タイミングもよかったんでしょうね。
ではでは☆彡
-
- obaqさん 2010/09/19 07:22:12
- 感動の嵐
- 見ること聞くことが、全て新鮮ですね。
「としまの舞」に感動しきりのkodeyanさんの姿が目に浮かびます(笑
それにしてもこの海の色・・・ 見たこともない・・
乗船券や宿泊の予約などいろいろと準備が大変のようだし、島での買い物、食事も殆どが1カ所のみのようですね。
都会で毒された私には長逗留など不便で不安になってしまいそうだけど、それを遙かに上回る感動が満載されてます。
頂いたお土産が、こんなお店のどこかで買ったものなのでしょうね。
見ながら塩飴を口に頬張りました。
行きたい!! でももうむりだなぁ〜
obaq
- kodeyanさん からの返信 2010/09/19 08:03:59
- RE: 感動の嵐
- obaqさん おはようサンフランシスコです
あれは、こちらの↓
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/pict/20126974/src.html
小宝島で作成されたものです。
本当に綺麗な海ですよね。
トカラはいろいろな文化や風習があり濃度が濃いですよ。
人情も濃いです。
行くのが困難なので、情報も少ないところですが
また島の様子を見に来てくださいね。
ではでは☆彡
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