2010/08/21 - 2010/08/30
211位(同エリア460件中)
のんほさん
ハッサンから3時間半ほどバスに揺られて高原の街マディケリへ。さすがにこの辺は未舗装でガタガタ道が多かったです。
マディケリはバンガロールあたりのホワイトカラーの避暑地となっているらしく、宿泊を受け入れる家庭がたくさんあります。home stayと表現していますが、いわゆるホームステイとは感覚が違う気がしました。わたしの泊まったところは貸し別荘という雰囲気でした。サイトもあります。
http://www.coorgeurovalleyhomestay.com/index.html
チベット人居留区のあるバイラクッペは駈け足でしたが、久々に見る「東洋人」の風貌にちょっとホッとする気分でした。わたしとしては、中国語が通じたこともポイント高かったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
マディケリの通りで目に入った色とりどりのバングル。ついついふらりと入ってしまい……
-
これでもか、と次から次へ勧められて、ついついバングル1セットを購入。いつ、どこでつける機会があるんだろうなぁ。
-
マディケリの通りにはこんなかわいい家が並び……
-
どの家も同じデザインのものはなく、見てるとわくわくしてきます。
-
田舎の街はだいたいこんな感じなのでしょうか。
-
ホームステイ先。この家1棟にひとりで泊まりました。持ち主は隣の小さな家に住んでいます。
マディケリからオートリキシャで30分のKatakeriという村にあります。雨季でシズーンオフということもあり、食事込みで1000Rs。バスターミナル横の旅行会社で紹介してもらいました。ピンからキリまであるようです。 -
サイトにもありますが、この棟はキッチン、ダイニング、リビングに3ベッドルーム。大勢で泊まったら楽しそうです。わたしが使った部屋はここ。雨続きだったので、ふとんと枕が微妙に湿っていて、昔泊まった中国田舎の旅社を思い出しました。
-
ホームステイ先の家族です。パパは昔UAEで技術者として12年働いていたそうですが、今はおじいちゃんの代からのプランテーションの管理をしています。ママは公立小学校の理科の先生。お姉ちゃんは10歳、妹は4歳。みんな英語を話します。
-
夕飯は家族の家で一緒にいただきました。気を使ってイスを用意されたのですが、日本でも床に座って食べるからとこの体勢で。メニューはポテトカレーとレンズ豆のダール、卵の炒め物、ライスにチャパティー。どれも美味でした。
-
台所はこんな感じです。朝ご飯はプレーンドーサとココナツのチャツネのみ。チャツネは最高においしかったです。もっと食べておけばよかった!
-
朝ご飯が済むと子どもたちは登校の支度。ママはきょうは会合のため、ちょっと遅い出勤だそうです。朝方のわさわさした感じはどこでも一緒。
-
家の周りはコーヒー、カルダモンがメーンのプランテーション。朝方は雨が残り、こんな幻想的な風景が広がっていました。
雨季ではありますが、今年は特に雨が多かったようです。雨が上がると景色が一変してクリアになるのにびっくりしました。 -
マディケリからバスで1時間ほどでクシャナガルへ。さらにオートリキシャ15分ほどでラマ教のゴールデンテンプルへ(このへんのリキシャは相場が決まっているらしく、あまり交渉の余地がありません)。
中国のラマ僧院とはだいぶ違う気がします。内部にかかれた壁画は精緻で、素人目にも「気合入れて描いている」と見えました。新しい建物だから見る価値がないとはいえないのだと反省。 -
メーンの建物。広い本堂に修行僧がズラリ座って1時の読経が始まりました。ラオスのお寺でもそうでしたが、必ず「口パク僧」が目につきます。バレているんだよ、きみ。ヒンドゥー教の寺院と同じにしか聞こえない鐘を節目ごとにガンガン鳴らしていたのが興味深かったです。
ここは半ば観光寺化していて撮影の制限もありませんでした。 -
チベット人居留区のタンカ描きのお兄さん。四川省北部からやってきて2年ほど仏教の勉強をしたけどダメで(中国語で「学不進去」と表現していたのが印象的)、絵に転向。5年半学んでここにやってきたとのこと。この絵にとりかかって1か月、もう1か月はかかるとのこと。
バイラクッペにはいくつかチベット族のキャンプがあります。リキシャに単に「バイラクッペ」というとインド人が主に住む場所に着くので「キャンプ」と表現したほうがいいようです。 -
キャンプの中の僧院。ここも読経中でした。建物に近づく前にインド人の警備員?に「NO PHOTO」と言われました。
じっとお祈りしたあとに、ふっと眼を上に向けると、そこには長径70センチはあろうという蜂の巣が! しかも蜂が鈴なり! 軒下を見渡すと同じような巣が5つも6つも。思いだすだけで鳥肌の立つ風景でした。 -
経文を印刷した旗タルチョを作る工房。この兄さんは印刷された布を切る係。きょうもひたすら切っているはず。
-
隣はお香を作る工房。おじいさんはお香を巻く係。きょうも1巻1巻、ピシリと巻いているはずです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- がおちんさん 2010/09/21 18:50:28
- マディケリ、いいですね!
- のんほさん、こんにちは。
南インド編、一気読みしました。やはりインドは色が強烈ですね。
北と違って人の表情が優しい。ホームステイの夕食の写真が最高です。お姉ちゃんの座り方がインド人ですね。
四川省のお兄さんは、ドルゲやバタン辺りからインドに来たカム族なのでしょうか。今の中国にいるよりキャンプにいるほうが精神的には満たされるでしょうね。
ゴールデンテンプルは豪華絢爛で素晴らしい。日本の寺も本来は派手派手だったわけですし、正しい仏教寺院のあり方だと思います。肖像画はどうかとも思いますが・・・
良い旅をされていますね。また、お邪魔します。
がおちん
- のんほさん からの返信 2010/09/21 22:45:11
- RE: マディケリ、いいですね!
- がおちんさん:
もともとインド屋でバイトしていたことがあるので、学生時代から興味はあったのです。なんで中国にズレちゃったのかなぁ、最初からストレートにインドに行ってもよかったのになぁとちょっと後悔しています。
娘たちはほんとにかわいかったです。お姉ちゃんは技師になるのが夢だそうです。理科が得意なんですって。なんか、友達のところの子(もちろん日本人)と感じが似ていて、初めて会った気がしませんでした。
四川のお兄さんは、最初はダラムラサにいたそうです。15歳でひとりで出てきたというから、すごい選択だったのだと思います。
寺院が本来は絢爛豪華なものというのは、やはり雲南で会った留学生の上田信さん(今は確か立教の先生です)に聞きました。おそらく大理の寺を見たときだったと思います。じつは日本の寺もしぶい感じがいいと思われているけど、創建当時はきらびやかだったのだと。
けっこうあの当時、雲南で会った人ってみんなおもしろかったですね。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
18