岐阜 / 美濃市　美しいうだつの上がる古い街並み　和紙の芸術にも感激

2010/08/21 - 2010/08/21

今年の夏休みは、岐阜を周ることにしました。
最初に向かったのは美濃市。
うだつの上がった家並みが残る、美しい街です。

ここは、和紙の産地としても有名だそうです。
「紙で、こんなに綺麗なものが作れるんだ〜！」と感動するものにも出会えました。

エリア 美濃市(岐阜)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄

乗り換えの為に降り立った岐阜駅で、ちょっと度肝を抜かれた。
なんじゃこりゃーーーーー！（笑）

金ピカの信長像。

名古屋の鯱といい・・・・、このへんの人たちは金ピカ好きか？

気を取り直しまして・・・・。

美濃太田からは、楽しみにしていた長良川鉄道に乗りますよ！

車内にある運賃箱に・・・

単線の線路に・・・・

並行して流れる川の水の清らかさに・・・




もうテンションだだ上がりですよ！

なんて綺麗なんだ・・・(T_T)

到着しました、美濃市駅。

木造の素敵な駅舎。

駅前の花壇には、たくさんの種類のお花が咲いてた。

ぽわぽわ。

てくてく歩いてきたら、それらしい古めかしい街並みが現れてきたよ。

軒先にも、みんな一工夫してある。

どこのお宅にも、こんな和紙で作られた灯りがついている。
全部デザインが違ってカワイイ。

打ち水用にこんな桶を置いておいてくれてる。

素敵な街だなぁ。

この季節によく見かけるこれ、大好き。
なんていう名前か知らないけど。

暑くて暑くて、でもまだ朝早くて、ようやくたどり着いた開いてるお店。

お菓子屋さんだ。
奥様が、もう入ってもいいとおっしゃるので早速お邪魔してみよう。

信洲屋本店さん。

すごく古い、立派な建物。

棚には、これまた古そうなお菓子の木型なんかが並べてある。

帳場とか時計とか、ほんと歴史を感じさせる。

飾ってある看板とかも素敵よ〜♪

芸術的なデザインの和紙のランプなんか飾ってあって・・・。
ほんと素晴らしいお店でした。

つめたーいラムネも、生クリームの入ったカフェオレ大福もとっても美味しかった。
カフェオレ大福、マジおすすめ。

奥様、のんびり休ませてくださって、資料とかいろいろ見せてくださって、ありがとうございました！

おお、これがメインストリート？

うぉぉぉぉ！いいねぇ〜。

これが・・・、これがうだつのあがる街並・・・。



すごくしっかり残っているんだね。

これがうだつかぁ。

家によってデザインがみんな違う。

このライトも、一軒一軒、絵柄が全部違う。

いい雰囲気だなぁ。

旧今井家・美濃史料館という古い建物を使った施設に入ってみました。

広さが半端ない！

江戸時代中期（18世紀末）に建てられた市内最大規模の商家で、和紙問屋さんだったのだそうです。


・・・江戸時代！？
江戸時代の建物がそのまま残ってるって！
すごくない？？

ミシミシとか、ガタピシャとか、全然しないよ。
しっかりした造り。

ものすごい贅を尽くして、最高の素材で、がっしり作ってあるから、この長い年月建ってもビクともしない建物ができたんでしょうね。

明かり取りの窓。
天井高っ！

炊事場。

まだまだ奥まで伸びる敷地・・・・。


あっちには蔵がいくつも・・・・・・・・・・。

まだまだ奥まで続・・・・（以下略）


すげー。
今井さんち、すげーーーー。

はーーーーーーーーーーー。
とんでもない規模だった。

ためいき出ちゃうわ〜。
このへんの当時の繁栄が偲ばれるわ〜。

次は、和紙を使った創作ランプの作品が展示されているという美濃和紙あかりアート館へ。

このランプたちが素晴らしい！

一個一個、とても個性的。


めっちゃ緻密な細工が施されている。

ほんとにね・・・

「紙だけで、こんなにすごいもの作れるんだ」って

とにかく感動しちゃったよ〜。

全部本当に素敵だったけど、これが一番好きでした。
複雑な曲線。
芸術的。

私も作ってみたい。

こんな素敵な灯りで、この素敵なうだつのある街並をライトアップするイベントが毎年行われているんですって。
超幻想的〜。

毎年10月の体育の日の前の土・日曜日ですって。
今度はその時期に来よう〜。

さて、再びうだつの街並みへ。

次は、造り酒屋さん、蔵元小坂さんにお邪魔しました。

清酒・百春を造られているそうです。


ここもまぁ、ホレボレするような建物。

最高にカッコイイお宅をお持ちですねぇ・・・。

こちらもまた「・・・・・いったいどこまで続くの・・・？」と不安になる奥行きの深さですよ。

置いてあるものも、とても古そう。

左側は何？
沖電気製で、大正の製造月日・・・。
上に付いてるのは目覚まし時計っぽいベルのようなもの。
けど、時計にしては文字盤が無いよねぇ。


右側はたぶんラジオ。
つまみにナショナルって書いてある。
でも確証なし。


こちらのお宅も、見せていただけて嬉しかった〜。
ありがとうございました！

なんだろ、この本物感。

美濃市、感動の連続だよ。

ここにも打ち水用の桶。
あの石は、昔、馬を繋ぐために使っていたのかしらね。

ちょっと疲れたんで休憩〜。
こんな渋い外観で・・・・。

中はこんなモダンなスイーツ屋さん。

街並の雰囲気を損なわないその心意気が素晴らしい。
お菓子も美味しかったです。

気にいっちゃったなぁ、美濃。

店先に立派な鷺草を咲かせていらした酒屋さんにお邪魔させていただいた。

今廣酒販店さん。

ここもすごく素敵な古い建物で、こんなレトロな電話室まで残っていた。

なんて素敵なデザイン！

階段ダンスや、大きな金庫。
木材の光沢が、梁の太さが、この建物が贅沢な材料をふんだんに使って豪勢に建てられたことを物語る。

この天井からぶら下がっている篭は、非常時に荷物を詰めて逃げ出すためのものだそう。

めっちゃカッコイイ。


家全体がいろいろ考えられて設計されているから、夏でも風通しがとても良くて、クーラー要らずだと奥様が教えてくださった。

ものごしの柔らかい、素敵な奥様でした。
いろいろ説明してくださってありがとうございました。
素敵なお宅、本当に羨ましいです。
大切になさってください。

鷺草って、マジマジ見たの初めて。

滑空する鳥みたいね。
自然のデザイン力ってすごいねぇ。

あ、このランプのデザイン好き〜。
花火。

夏らしい♪

なんか・・・・・・、いろいろな人に良くしてもらったなぁ。

美濃の皆様、全般的にとても親切で優しい。
観光客も少なく、本当に落ち着いた普段の暮らしにちょこっとお邪魔する感じで、ここ、本当に好きになりました。

和紙の街だから、和紙の専門店も。
こちらは日進堂さん。

色とりどりの、豪華な和紙がずらーーーーーっと並んでいて、壮観。

和紙を使った素敵な小物もたくさん置いてあって、お土産にもよかったです。

駅へ戻る前に、旧名鉄美濃線美濃駅に寄って行きます。

電車好きなら外すわけにはいかない。


見て！このかわゆい電車たちを！

超ーーラブリー♪

ここは、昔美濃駅として使われていた駅舎をそのまま残して、古くなった車両を展示してあるのです。

もちろん中に乗り込めます。

貸切車両。

電車って、こんなシンプルな装置で走れるんですね〜。

美濃市、満喫いたしました。
いいところだった〜。


では、次の目的地、郡上八幡へ。