2010/08/20 - 2010/08/24
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温泉たまこさん
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閲覧ありがとうございます!
旅行に行く前、私は経験者の旅行記から沢山の情報を貰いました。これから旅行する方の旅行プランの参考になれば、との思いから、自身の旅行記を書いてみました。
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高校生と中学生の子供達を連れての家族旅行。今回のテーマは第2次世界大戦の傷跡と世界遺産を巡る旅。
<旅行日程>
8月20日(金)アメリカから出発。
アトランタ経由でミュンヘンへ
21日(土)ミュンヘン経由でクラクフへ
22日(日)午前=市街観光(ウォーキングツアー)
午後=カジミエーシュ散策(ウォーキングツアー)
23日(月)アウシュヴィッツ訪問
24日(火)ヴィエリチカ岩塩坑観光。午後に空路ミュンヘンへ
25日(水)ミュンヘン市内観光
26日(木)古城巡り(バスツアー)
27日(金)べルヒテスガーデン・イーグルズネスト観光(バスツアー)
28日(土)アトランタ経由で帰郷
巡った世界遺産:
クラクフ歴史地区、アウシュヴィッツ強制収容所、ヴィエリチカ岩塩坑
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- デルタ航空 ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
クラクフ・バリツェ国際空港に着き、中央出入口を出ると、正面に最寄り駅までの無料循環バスが停まっているはず・・・と期待したが、タイミングが悪かったようでなかなか来ない。
え〜い、歩いちゃえ!と右手の道を真っ直ぐ進むと、ホントに近くて徒歩8分程度で空港駅に到着。常駐の駅員さん付きのもうちょっと大きい駅なのかな〜と予想していたら、プラットホームとベンチだけのそれはそれは簡素な駅でございました。
切符は空港中央出入口にある自動販売機でも買えますが(でも20ズウォティ札を受け付けない)、乗ってから車掌さんが改札に来た時に購入。
ノロノロ運転でのどかな風景を楽しみながら、20分弱で中央駅に到着。ヨハネ パウロ2世 クラクフ バリツェ国際空港 (KRK) 空港
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宿泊施設はクラクフ中央駅に隣接のショッピングモール・ギャラリア正面玄関から徒歩2分にあるRed Brick Apartments(http://www.redbrick.pl/pl/)。
家族4人だったので1部屋に4つのベッドがある宿泊施設を探していて、立地条件・清潔さ・リーズナブルな値段から、booking.comを通してここに決めた(Red Brick Apartmentsのホームページから予約するより、ちょっとだけ安かった)。Red Brick Apartments ホテル
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天井が高く、キッチン・居間も広々としている。ホテルにいるより、普通のアパートにいるといった感じ。簡単な朝食を毎朝とったので、備え付けのお皿・コップ・フォーク類は重宝した。
Red Brick Apartments ホテル
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トイレ・シャワーも清潔。あまり泡がたたないボディソープ兼ハンドソープなので、持参のシャンプーを使った。ドライヤーは付いていた。
この宿泊施設は中央駅からも近いし、旧市街にもすぐ行ける(バルバカンまで徒歩5分)のでロケーションはとても良い。しかも玄関の目の前からヴィエリチカ岩塩坑への直通バス(304番)が出ている。フロントの係員さんも皆さんフレンドリーで親切。Red Brick Apartments ホテル
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夫と息子が昼寝をしている間に、娘と街へ繰り出す。
フロリアンスカ通りにある両替商で大失敗をしてしまい(つまり大損した)、それが唯一の旅行の汚点(涙)。クラクフ歴史地区 旧市街・古い町並み
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中央広場の町並み。どこかしらの建物が修理をしていましたね。織物会館も外観修理中だった。
クラクフ歴史地区 旧市街・古い町並み
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クラクフ初日の夕飯は中央広場の旧市庁舎の塔近くにある、CHLOPSKIE JADLO(http://www.chlopskiejadlo.pl/main.php)。
後から思えば広場脇のテラスでも食事出来たらしいけれど、私たちは薄暗い地下にあるレストラン内で食べた。料理はポーランドの典型的田舎料理といった感じでとても美味しかった。ウェイトレスさんが無表情で素っ気なかったけどね。
ポーランドのレストランはサービス料が事前加算されている店とそうでない店があると聞いていたので、支払い前には必ず「サービス料は入ってますか?」と聞いてから払った。サービス料が含まれていない所では10%のチップを目安に、との事。 -
クラクフ2日目。偶然読んだTrip Advisorのサイトで「無料ウォーキングツアー」なるものがあると知る(http://freewalkingtour.com/)。
「無料だなんて、ちょっとアヤシイのかな・・・」と一瞬思ったけれど、Trip Advisorの感想文がとても良かったので参加する事に決めた。
まずは11時からの「無料旧市街散策ツアー」に参加。聖マリア教会前に集合(事前予約なし)で、世界各国からの観光客が約50名参加。二手に分かれて私たちはクリスさんのグループに。クラクフ歴史地区 旧市街・古い町並み
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ガイドのクリスさんはポーランド人だが、英語で案内してくれる。主立った観光スポットを説明しながら歩く、歩く、歩き続ける、約3時間。(説明中は立ち止まるのでそんなに疲れない。水分補給は必須。)
本当にツアーは無料。ただ、殆どの人は最後にチップをあげる。チップの額はそれぞれで、チラ見した所、コインもあったり、10・20ズウォティ札や50ズウォティ札もあったので自分の気持ちでご自由に、ってトコ。ガイドさんもヘンなプレッシャーはかけてこない。
最後にオススメの食事処やバスガイドツアーの割引などの紙を貰うので、きっとそういう店や会社からのキックバックがあるから無料でもやっていけるのでしょうね。 -
速攻でランチを食べた後、今度は3時からの「無料・ユダヤ人地区ウォーキングツアー」に参加。ガイドはまたしてもクリスさん(笑)。
クラクフ歴史地区 旧市街・古い町並み
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映画「シンドラーのリスト」の多くはこのカジミエーシュ地区で撮影された為、見覚えがあるスポットがいくつかあった。
この建物の2階部分は、映画の前半、ナチスの兵隊が無理矢理ユダヤ人を自宅から追い出す場面に使われた。クラクフ歴史地区 旧市街・古い町並み
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この階段は、ナチスの手伝いをしていた少年が、上から降りて来たユダヤ人のおばあさんと少女に「階段の裏に隠れて」と指示した場面で使われた。
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散歩隊は川を超えて、ユダヤ人強制居住区域へ移動。
そしてシンドラーの工場へ。今は博物館になっているけれど、時間が無かった為、中には入らず。
その後、元ゲットーにあるメモリアル広場で、1回目のツアーと同じように、クリスさんにチップを差し上げてから解散。
このツアーも3時間歩き通しだった。この日の万歩計、22,738歩を記録。
夫と息子が初日に昼寝をした為、2日目に2つのウォーキングツアーをやるハメになってしまったが、できれば1日1ツアーが望ましいと思う。シンドラーの工場 博物館・美術館・ギャラリー
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くたくたになった私たち、その日はちょっと良い所で食べよう!となり、 宿泊施設の近くにあるレストラン「Jarema」(ヤレマ)を選択(http://www.jarema.pl/)。
ピアノとバイオリンの生演奏を聞きながら(ちょっと音が大きくてうるさかった)大変美味しいポーランド料理を堪能。夫曰く、「今回の旅行で一番美味しかった」レストランだそう。 -
3日目。8時25分のミュージアム行きのバスでアウシュヴィッツへ(http://en.auschwitz.org.pl/m/)。
チケットはバスの運転手さんから往復券を購入。バスの入り口付近に帰りのバスの時刻が貼り出してあったのでメモしておいた。
バスは、特に渋滞でもなかったのに2時間かかった(復路は1時間40分位だった)
到着してすぐに英語のツアーに参加。オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
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ここで何万人もの人が理不尽に殺されたのか、この道にも死体が転がっていたのだろうな、と思うと、空気が重くて写真を撮るのも憚られた。写真撮影可の展示室でも撮るのを辞めてしまった。
中央にいる白いスカートの人がガイドさん。参加者は彼女の説明をヘッドフォンで聞く。ポーランドのガイドさんは(クリスさんもそうだったけれど)英語のアクセントがかなり強く、言っている事がよくわからなかった。
これからアウシュヴィッツを訪問をする予定の日本人の皆さん、全てをきちんと理解する為には、中谷さんに日本語でガイドをしてもらう事を強く奨めます。(私は中谷さんのガイド本を読んでから行った)オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
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プライバシー皆無のこんな所で排便させられていたなんて。しかも働いている日中はトイレ禁止。
オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
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こんな祖末な寝床でキツキツに詰められて・・・。
オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
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貨物列車にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、食べ物・水なしで7、8日間揺られた挙げ句、ビルケナウに到着後ただちに生死の選別。労働力とみなされなかった者はそのままガス室へ直行。生の選別を受けた者も、飢え・病気・疲労・劣悪な環境から殆どが数ヶ月で死亡。
お化けより何より、一番怖いのは人間の狂気だ、と改めて思った。ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡
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4日目はRed Brick Apartmentsの目の前から出ているバスに乗って、世界遺産のヴィエリチカ岩塩坑(http://www.kopalnia.pl/)へ。
バスの切符を車内で買おうとしたら、自動販売機の表示はポーランド語のみ。しかも、その自販機、お札を受け付けない。運転手さんも自販機を使え、と指差ししたきり助けてくれない。(トラムは運転手さんから切符を買ったのでバスもてっきり運転手さんが売ってくれるものかと思ってた)
困ってアタフタしていたら、親切なポーランド人の女性が「I, change, for you」と言ってくれて、お札を細かい硬貨にしてくれたのみならず、販売機のボタンを押して大人2枚子供2枚の切符を買う手伝いをしてくれた。ポーランド人は本当に親切な人が多い。
304番バスは路線バスなので、塩坑まで40分程。降りたバス停から丘をちょっと上がれば黄色い建物が見えてくる。
「ヴィエリチカの写真ガイドブック買うし〜」と思って、ヴィエリチカの内部では写真を撮らなかった。でも、結局ガイドブックを買うのを忘れた愚かな自分(涙)。ヴィエリチカ岩塩坑 (ツーリストルート) 建造物
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行きのバスで切符の買い方がわからずビビったので、帰りは列車で帰る事にした。
ヴィエリチカ岩塩坑から駅までの道のりがよくわからず、計5人のポーランド人に助けてもらいながらやっと駅に到着。「駅」とも書いてないし、標識も見当たらなかったので、あやうく見逃す所だった。
たった21年前に民主化されたポーランド。長い間ソビエトの強い影響下におかれていた共産主義政権だっただけあって、その名残が顕著な列車だな?。
列車で25分かけてクラクフ中央駅まで帰って来た後は宿泊施設に荷物を取りに行って早めに空港へ。 5時の便でミュンヘンへ?のはずが、なんと飛行機が1時間以上の遅延。ついてないなぁ。
そしてミュンヘンの旅行記へと続く・・・・・
興味がある方は是非覗いて下さいませ?
http://4travel.jp/traveler/cnasfamily/album/10495926/
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