2010/08/20 - 2010/08/28
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閲覧ありがとうございます!
旅行に行く前、私は経験者の旅行記から沢山の情報を貰いました。これから旅行する方の旅行プランの参考になれば、との思いから、自身の旅行記を書いてみました。
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高校生と中学生の子供達を連れての家族旅行。今回のテーマは第2次世界大戦の傷跡と世界遺産を巡る旅。
前半のポーランド編はこちら
http://4travel.jp/traveler/cnasfamily/album/10495270/
<旅行日程>
8月20日(金)アメリカから出発。
アトランタ経由でミュンヘンへ
21日(土)そのまま経由してクラクフへ
22日(日)午前=市街観光(ウォーキングツアー)
午後=カジミエーシュ散策(ウォーキングツアー)
23日(月)アウシュヴィッツ訪問
24日(火)ヴィエリチカ塩鉱観光。午後に空路ミュンヘンへ
25日(水)ミュンヘン市内観光
26日(木)古城巡り(バスツアー)
27日(金)べルヒテスガーデン・イーグルズネスト観光(バスツアー)
28日(土)アトランタ経由で帰郷
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 飛行機
- 航空会社
- デルタ航空 ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
夜9時半にミュンヘン市内に到着(予定より大幅に遅くなった理由は、旅行記の最後に記載)。
ミュンヘンで泊まったのはPension Lindner(http://www.pension-lindner.com/)。マリエン広場から徒歩3分、中央駅には徒歩18分。大人2人はシャワー付きの部屋、子供はシャワー無しの部屋をとった。 トイレは同じ階にある、もう1つの部屋の人たちとシェア。
一番の長所はそのロケーション。「清潔感がある所でただ寝るだけ」を求めている人には良い。 オーナーがとても良い人で、豪華ではないけれど朝食もなかなか充実している。 現金での支払いだったので、宿泊料を多少割引してくれた。
短所はドライヤーとティッシュが部屋になかった事。 あと、夜は暑かったので扇風機があれば良かったな(冷房無し)。
5階だったので窓を開けて寝たら、ま〜、外の音がよく聞こえるコト。夫によると、明け方に誰かが大声で喧嘩していたらしい。又、他の日には窓の外から男女がチョメチョメ(ふ、古い・・・)をしている声が聞こえてきたと。ええ、毎晩ぐっすり寝ていた私は全く気がつきませんでしたよ。 -
翌朝、まずやらなくてはならなかったのが洗濯。事前のリサーチで「宿の前にコインランドリーがある」と読んでいたので安心していたら、つぶれたんだか何だか、そんなもんありゃしない。
オーナーに聞いて、一番近い(と言っても徒歩25分)コインランドリーにGo!
洗濯機の使い方がわからなくて、真剣に洗濯手順の図を読んでいたら、併設のクリーニング屋のオバちゃんがいつの間にか横にいて、テキパキと手伝ってくれた。本当にこの旅は現地の人に助けてもらってばかりだったなぁ。 -
トラムに乗って約20分の郊外にあるニンフェンブルグ城も訪問(http://www.nymphenburg.com/us/nymphenburg/schloss-nymphenburg.html)。
ニンフェンブルグ城は左右対称の美しい城。展示物を見たり見学ツアーに参加しなくても、無料で美しい庭園を楽しむことが出来る。 -
ドイツのトラムや地下鉄の券売機はちゃんと英語が出るのでとても使い易い。私たちは4人家族なので、電車の切符はいつもパートナーチケットを購入。
空港にあった券売機は赤色、トラムや地下鉄の券売機は写真のように青色だった。
この券売機に「Fahrt」と書いてあるのが夫と子供のツボにはまったらしく、わざわざアップで写真撮ってんの〜。(英語でFartは「屁」ですから) -
午後はミュンヘンの待ち歩き。
マリエンプラッツにそびえ立つ新市庁舎。前日の夜にライトアップされてる新市庁舎を初見した時は「うわぁ、すごっ!」と思わず発してみとれてしまった。
偶然12時のちょっと前にマリエン広場にいたので、からくり時計が見れた。
(夏季は11時・12時・17時に人形が踊る)
感想? ふ〜ん・・・って感じ。わざわざ予定を変更してまで見にくる価値は無い・・・かな。
そうそう、その頃、ドルをユーロに両替したんだっけ。ポーランドで大失敗をした経験から、「レートが多少悪くても、ちゃんとした所で替えよう」と決めていたので、マリエン広場の角にある「ドイツ銀行」に行った。
両替の窓口は地下にある。ドイツでは両替するたびに手数料を取られるので、なるべく回数は少なくした方がいい。(私たちの両替はこの1回だけ)
ドイツ銀行での手数料は5.5ユーロだった。
私の次に両替したアメリカ人の女性が、「ええぇぇ〜、手数料が5.5ユーロォ???アンビリーバボーッ!!!」と大騒ぎしていたけど、銀行も商売しなくちゃならないんだからそんなモンじゃないの?
ポーランドの両替で損をした額に比べると微々たる額だから、私は気にならなかったな。マリエンプラッツ駅 駅
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街歩きでお腹をすかせた後は、ビールLoverの聖地、ホフブロイハウスへ(http://www.hofbraeuhaus.de/)。
5時頃に行ったらすいていて、落ち着いて食事が出来た。ここ、食べ物が意外と美味しくてお値段もお手頃。
ドイツでウェイターさんに差し上げるチップは、ポーランド同様に10%が目安。アメリカではいつも20%あげているので得した気分(?)。ホフブロイハウス 地元の料理
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ホフブロイハウスがある通り。建物も綺麗。道路脇のテラスで食事が出来るってのがいかにもヨーロッパらしい。
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2日目はバスツアーでお城巡り。このツアーは自宅からインターネットで事前予約しておいた。Viatorというサイトを使ったけれど、現地の代理店はGray Lineだった(http://www.viator.com/Munich/d487-ttd)。
中央駅前を8時半発の観光バスに乗って、リンダーホフ城とノイシュヴァンシュタイン城を見学するプラン。
リンダーホフ城はルードヴィッヒ2世が建てた3つの城の中で一番小さいけれど、中はハンパなく豪華だった(http://www.schlosslinderhof.de/)。 -
途中でオーバーアマガウというカワイイ町を訪問。写真のような花に飾られた典型的なドイツの田舎の建物や、フレスコ画に飾りたてられた家が多く見られる、小さくてメルヘンチックな町。
観光案内所(オーバーアマガウ) 散歩・街歩き
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フレスコ画が描かれた家(土産屋)。
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そしてバスは最後の目的地、ノイシュヴァンシュタイン城へ(http://www.neuschwanstein.de/)。麓のホーエンシュヴァンガウでバスを降りたら、遥か向こうに見える城を目指す。
あそこまで行く手段は徒歩・馬車・バス。ノイシュヴァンシュタイン城 城・宮殿
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私たちは、ガイドがやけに奨めていた徒歩で上って行く事にした。歩いて城まで約30分強。同じ道を馬車が通るので、馬の排泄物が落ちていて、ま〜、それはそれは香ばしいニオイが(涙)。
やっぱり行きはバスにすれば良かった〜。 -
城に到着。城内見学ツアーの時間まで時間があったので、そのままマリエン橋の方向に進む。橋は城から更に歩いて10分ぐらい。
ところで、自分で鉄道・バスを駆使せずに観光バスを使った大きな理由の1つは、城の見学チケットをツアーガイドが予め用意してくれるから。
個人で観光だと、長蛇の列に並んだり、遅くの見学時間になってしまう可能性がある。時間のロスを最小限に押さえたかった為、観光バスにした、というワケ。ノイシュヴァンシュタイン城 城・宮殿
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マリエン橋からは城の全景が見れるのだ!
ディズニーランドの「眠れる森の美女の城」のモデルになったお城。美しいですね〜。ノイシュヴァンシュタイン城 城・宮殿
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お城から見たマリエン橋。すごい絶壁にかかっている。あんな所で人々に揉まれながら必死に城の写真を撮っていたなんて。
マリエン橋 建造物
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ツアー終了後はカールスプラッツ斜め前のデパートの最上階にある、Dineaというカフェテリア風のレストランで夕食を済ませた。
窓からの眺めはとても良いけれど、ビュッフェみたいに自分で取りに行く料理は「ランチタイムからずっと置いてある?」的な品が多々あり、ここを夕飯に選択してちょっと失敗だった。きっとランチだったらもっと人も多くて新鮮な料理だったんだろう。
この写真はDineaの窓から見たカールスプラッツ。やはりドイツもポーランド同様、補修工事ばかりですねぇ。遠くに見えるフラウエン教会の片方の塔も補修中。 -
3日目は「べルヒテスガーデン&イーグルズネスト(ヒトラーの山荘)ツアー」という名の観光バスツアー。鉄道・路線バスを使ってべルヒテスガーデンに自力で行くのは最初から困難だと思ったので、最初から観光バスで行く事しか考えなかった。
この観光バスツアーってのが実はちょっとクセモノ。
ViatorでもGray LineのHPでも「リンダーホフ城・ノイシュヴァンシュタイン城を訪れるツアー:$63(おおよそ)」と出ている。一見、「たったの63ドル?この観光ツアー安いじゃない!」と思って詳細を読まないでいると後で恥ずかしい思いをする。
よ〜く見てみると「城内見学ツアーは別途費用」、「山荘まで上がる登山バス交通費と資料館の入場料は別途費用」となっているからだ(勿論昼食代も含まれていない)。
お城のツアーではバス車内で1人16ユーロ、イーグルズネストツアーでは1人17ユーロ徴収された。私はこの別途費用は承知していたので何とも思わなかったけれど、どちらのツアーでもその事を知らなかった客は何組もいて、ガイドさんと揉めてた。
折角目的地まで行ったのに、別途費用を払わないから建物内に入れなかった、なんて嫌だもんね。知らなかった同行の客達はガイドさんに文句を言いながらも渋々払っていた(ま、事前にちゃんとツアーの詳細を読んでいればいいだけの事なんだけれど)。
夫は、「じゃあ、最初から見学入場料(や登山バス代)を元々の料金に含めてツアーを売れば良いのにね」と言うが、旅行社にしてみれば、少しでも安い金額を提示して客の注意を引きたいんだろうな。 -
それからガイドさんに関してコメントさせてもらうと、ポーランドのケース同様、ドイツのガイドさんも英語のアクセントが強い。
特にお城ツアーで同行したガイドさんは、強いアクセント&マイク近づけ過ぎで、英語が母語の夫でさえ何を言ってるかわからん!とあきれていた。(このガイドさんは他にも客に対する態度に問題があり、多くの人が憤慨していたんだけどね)
もし私が次回1人旅で海外旅行ツアーに参加するとしたら、多少お高くても日本人のガイドさんが日本語で説明してくれる、JTBやANAのツアーに参加するでしょう。
ところで、山のてっぺんに見えるのが目的地、イーグルズネスト。 -
べルヒテスガーデンはアルプスに囲まれた、自然が美しい観光地・保養地。ヒトラーがその景観を大変気に入っていた為、幹部用の避暑地兼、総統大本営のひとつとなった場所。
イーグルズネストは、ヒトラーの側近であったマルティン・ボルマンが、ヒトラーの50歳の誕生日のプレゼントとしてケールシュタイン山の頂上に建てさせた山荘。
建設に関わった人たちはさぞ大変だったろうな。頂上までの道を作って、材料運んで、トンネル掘って、建設・・・。13ヶ月で仕上げた事実は驚異的。
ちなみにこの山荘はドイツ語ではケールシュタインハウスと言われ、終戦後にアメリカ軍が占領した時にイーグルズネスト(鷲の巣)の通名をつけた。日本ではあまり知られていない場所かもしれないけれど、アメリカ人の間では有名な観光スポットとして知られている(http://www.kehlsteinhaus.com/)。 -
登山バスで行ける8合目辺りにある入り口からトンネル内に入り、山の中心部からは豪華な金色のエレベーターで一気に山頂の山荘へ。
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ヒトラー政権全盛期は、各国の要人をもてなす山荘として使われていたが、現在はレストランとなっている。
バスガイドは「美味しくないし、安くはないのでそこで昼食を食べるのは奨めない」と何度も言っていた。でもお客さんはそこそこ入っていたよ。 -
イーグルズネストからの眺望はとにかく素晴らしい。周りをアルプスの山々に囲まれ、遠くに見える里は緑が美しい。どんよりとした曇り空だったが、晴れの日の景色はどんなに綺麗だろう。
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この写真を撮った直後、瞬く間に深い霧が押し寄せて、下界や周りの山々が全く見えなくなった。
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ケールシュタイン山の山腹にあったヒトラーの総統大本営及び住居は終戦後アメリカ軍に殆ど爆破された。跡地に建つ資料館沿いには、当時のバンカー(地下トンネル)が残っている。
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バスツアーの後の、ヨーロッパ旅行最後の晩餐は、新市庁舎の地下にあるRatskeller(ラーツケラー)で(http://www.ratskeller.com/)。
ラーツケラー ミュンヘン 地元の料理
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ラーツケラーは観光客慣れしたレストランで、インテリアや雰囲気はまずまず。特筆すべきものはなかったかな。
ラーツケラー ミュンヘン 地元の料理
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娘が頼んだデザート、チョコレートムースなんたらかんたらという名前。美味しそうでしょ。でも食べてビックリ。お酒がかなり入っている(生クリームの下の黄色がそう)。
ウェイトレスも一言「お酒入っているけどいいの?」と助言してくれてもよかったものを(明らかに高校生が頼んだんだし)。ドイツでは保護者同伴だと16歳から飲酒出来るらしいので、そんな事言うの野暮だと思ったのかな?
写真ではこんなに嬉しそうだった娘、酒が強すぎて食べれず、ガッカリ。下戸の私が「6ユーロもしたのに残すのはもったいない」と酒を避けながら(駄洒落か、オイッ)チョコレートムース部分のみをガンバって食べた。ラーツケラー ミュンヘン 地元の料理
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最後に空港から市内までの電車について一言。
モニターに表示されている「あとXX分でS1ルートの電車が来ます。XX分でマリエンプラッツに到着予定です。」のお知らせはあてにならん。おおかた時刻表通りには電車は来ない。
「38分でマリエンプラッツ着」のS8ルートの列車がモニター上の予定時刻を過ぎても来ず、その次の「48分でマリエンプラッツ着」と書いてあったS1ルートの列車に乗った。そしたら途中で急行待ち合わせが3、4回あって結局1時間20分ぐらいかかった。
30分も予定時刻をオーバーするってどういうことよ。ただでさえクラクフからの飛行機遅延で到着が遅れたのに、宿のチェックインの締め切り時刻である9時半に間に合うかどうかの瀬戸際で非常に焦った。
この往路の経験から、「復路の市内から空港までも、もしかしたら1時間強かかるかもしれない」と思い、空港までの帰路は予定よりかなり早く宿泊施設を出た。そう用心した時に限って、予定通り50分程度で着くんだけどね。
写真は朝7時のマリエンプラッツのホーム。ゴミ1つ落ちていない綺麗なホームでしょ?そういえば、ミュンヘンもクラクフも町中にはゴミが落ちていなかったな。それぞれとても綺麗な街だった。
これにてヨーロッパ旅行記はおしまい。私がもともと練った旅行計画では、クラクフではティニエツ修道院訪問、ミュンヘンではヘレンキームゼー城観光が予定されていたが、男どもの昼寝(クラクフ)と家族の洗濯(ミュンヘン)のせいで端折らざるを得なくなった。
あ〜、1人旅だったらどれだけ充実した日々を送れたか!と自分勝手な私は心の中で思ったが、ま、家族旅行には家族旅行の楽しさがあるからこれでヨシとしよう。マリエンプラッツ駅 駅
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