2010.1.1.モデナ・その２

2009/12/30 - 2010/01/05

2010.1.元旦。
モデナも殆どのお店が　お休み、でした。

大聖堂見学後　偶然に
ｱﾁｪｰﾄ･ﾊﾞﾙｻﾐｺ･ﾄﾗﾃﾞｨｯﾂｫﾅｰﾚ･ﾃﾞｨ･ﾓﾃﾞﾅを　GETする事ができ
極上の幸せ気分で　
ボローニャへ戻ります。

エリア モデナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

１１時４０分。
ぼちぼち　ミサも終わり　聖堂内部も見学できるかも。

グランデ広場へと　歩きます。　

レインコートが　よくお似合い。
オシャレな　ワンコ。

大聖堂の　北側の門です。
ポルタ・デッラ・ペスケリア（魚市場の門）

グランデ広場の石畳。元旦は　静かです。

人があまり　歩いていません。

雨にぬれた　サン・ジミニャーノ大聖堂。
一段と歴史を感じる　佇まいです。

中を　覗いてみます。
元旦のミサは　まだ最中で　中には　入れそうもありません。

市庁舎のポルティコの　端っこにある　カフェが
開きました。

体も冷えて来たので　中に入ります。

元日、開いているお店は　ここだけです。

親しそうに　BUON ANNO！　と
挨拶しながら　地元の人が　次々と　入ってきます。

カウンターに座って　楽しそうなお喋りの輪を　眺めます。

１２時、ミサも終わったようで
聖堂から　人が出て来始めました。

グランデ広場側に面している、ポルタ・レジア（王の門、カンピオネージ作）

その左側にある　ポルタ・デイ・プリンチピ（王子の門、グリエルモ・ダ・モデナの門弟による聖ジミニャーノの一生を描いたレリーフで装飾されている）
今回は　修復中で　シートに覆われ　見ることはできませんでした。

王の門。

ポルタ・レジア、王の門の　扉自体は1175年のものですが、
両脇に　鎮座するライオン象は、ローマ時代の作品を再利用したもの。

荘厳な　空気漂う　この聖堂は
モデナ出身の　ルチアーノ・パヴァロッティの葬儀が
行われた場所でもあります。

内装は3つの本堂で分けられています。

身廊のつきあたり、中央の本堂と納骨堂の　上下の間にある、
細い円柱で支えられたポンティーレには、アンセルモ・ダ・カンピオーネ作
浮き彫り装飾（受難図）の見事な欄干が見られます。

身廊の中程の左側には　アリーゴ・ダ・カンピオーネ作の説教壇。

主祭壇には　14世紀からある木製の十字架像。

アンセルモ・ダ・カンピオーネ作の　見事な　浮き彫り装飾（受難図）の
欄干が　わずかに見られます。

この写真でも　レリーフが　見えます。

三つに分けられた　左右の本堂には、モザイク画が施されています。

アリーゴ・ダ・カンピオーネ作の説教壇の階段　と　レリーフの一部が
見られます。

ミサが　長引いていて　
獅子が人を襲う台座なんかも　見れませんでした。

プレゼンピオも　とてもシック。

この荘厳な聖堂に　溶け込むように　設けられていました。　

外に出ます。

ファサードは、彫刻家グリエルモ・ダ・モデナ作のレリーフ。

聖書の物語など、ロマネスク様式彫刻の傑作とされています。

ファサードのレリーフを　拡大してみました。

神がアダムの肋骨から、イブを作り上げるシーン、その隣は
アダムとイブが、禁じられたリンゴを食べる瞬間。


中世を代表する彫刻家、ヴィリジェルモによる、創世記のレリーフです。

アダムとイブが　追放される場面から　
次々と創世記の物語が展開していきます。

聖書に登場する　物語の場面、何を現しているのか　不明。

ファサードのライオン像も　ローマ時代の物。

写真に収められなかった物も含め　見所の　大変多い大聖堂です。

大聖堂の　中途半端な　見学を済ませ、一旦は　駅へ向かいました　が
やはり　バルサミコのお店に　後ろ髪を引かれ
もう一度　確認してみようと　戻ります。　

と　ちょうど、お店の前まで来たときに
オーナーらしき女性が　鍵を開け　中に入るところに遭遇。

すかさず　扉から顔半分を突っ込んで
入ってもいいか　と聞くと
今日は　閉めているからダメよ　との答え。

すみませんが　バルサミコの値段を聞きたいんです。

あぁ　それなら　どうぞ。

それぞれの　お値段が表示されている棚を　みて　安いのにビックリ。

(うっかりして　写真に撮るのを忘れてしまいましたが
１５?　から４０?　程度でした。）

50anniのが　欲しいですが　今日は買えませんか？　と聞くと　

レジの鍵も　何も持って来てないので　レシートが出せない、
それで構わなければ　良いですよ。

この　５０annniを　買おうと　良く見たら
ドレッシング　と表示してある、

で、質問。

「ドレッシングって　これは　トラディッツォナーレですか？」

「あぁ　これは　色々混ぜてあるので違います。
ｱﾁｪｰﾄ･ﾊﾞﾙｻﾐｺ･ﾄﾗﾃﾞｨｯﾂｫﾅｰﾚ･ﾃﾞｨ･ﾓﾃﾞﾅ　で　トップクオリティーの物は
これ　ゴールドラベル　です」

と　ゴールドラベルの２５年物を　手に取って、

そして　このオーナーの　バルサミコ談義が　
延々と続くはめになるのですが・・・・

色々と　見せてもらい　やはり　オーナーの勧める
ｱﾁｪｰﾄ･ﾊﾞﾙｻﾐｺ･ﾄﾗﾃﾞｨｯﾂｫﾅｰﾚ･ﾃﾞｨ･ﾓﾃﾞﾅ　ゴールドラベル　と

味見をさせて戴いた　４０annniの　バルサミコを　購入。

40anni　ｱﾁｪｰﾄ･ﾊﾞﾙｻﾐｺのお味は・・・
それはそれは　とてもコクのある、一見コールタールの様にこってりと
なめてもなめても　小さなﾌﾟﾗｽﾃｨｸ ｽﾌﾟｰﾝに　こびりつき
ほんのりとした酸味も　香りの中で　旨く調和して
まことに　美味。　

数人の人が　開いてるの？　と　尋ねてきましたが
すげなく　キューゾ。　（閉めてます）

バルサミコが好物の　友人の分も　まとめて　購入しました。

店を出るころには　数人の　外人ツーリストが　
We are tourist、バルサミコを　買いたいと
入ってきました。

バルサミコとワインの入った紙袋を　ぶら下げて　
駅へと歩きます。

お買い上げの　アチェート・バルサミコ・トラディッツォナーレ･ﾃﾞｨ･ﾓﾃﾞﾅ。
２５年物と　４０年物。

この観光バスの中から　ドーと　中国人の団体が
降りてきました。

モデナは　観光ルートから　外れていると
思っていましたが、こんな街にまで来るなんて
なかなか　やりますね〜

ドゥカーレ宮殿を　後に　降りやまない雨の中
駅へと歩きます。

駅です。

約４時間の　モデナ滞在でした。
また　晴れた日に　来たいものです。
アチェート・バルサミコを　使い切ったころに・・・

アンコーナ行き　１４時１分に　乗り
ボローニャへ　戻ります。