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ウーリ湖から西にずっと離れたこのバーゼルまで来た動機はバーゼルの近くにある美しい小さな町を訪れることであった。しかしもうひとつの大きな動機はバーゼルで特別企画のゴッホ展とジャコメッティ展があったことだ。<br />旅行の時にこのような特別展の情報にはいつも注意している。外国美術館の特別展は日本の美術館のそれに比べて規模と質が格段に大きいのでこの少ない機会をできるだけ利用させてもらいたいから。<br />美術館の格なのか学芸員の普段の活動からか、外国の美術館の特別展の質の高さには落胆することがない。それが私の外国旅行のひとつの楽しみになっている。<br />常設展を除いて、記憶に残っている特別展は<br />ワシントンでゴーギャン<br />ウィーンでセガンティニ、クリムト<br />マーティニでメトロポリタン美術館展、モネ、ピカソ<br />ライプチッヒでクラナッハ<br />リバプールでピカソ<br />デュッセルドルフでティツィアーノ<br /><br />国立新美術館のようにすばらしい企画展も確実に増えてはいるが。国内の特別展では目玉の作品を大きく宣伝しているが実は名品は数点だけで、その他のは(無理に関連づけてはいても)数を増やしているだけのことが多い。<br /><br />ゴッホ展はバーゼル美術館(Kunstmuseum)で開かれた。さすがにゴッホの魅力で日本のような混雑ではないが沢山の鑑賞客だった。<br />どこでもそうだが、特別展は貸し出し元への配慮か撮影禁止なので残念ながら写真がない。<br />貸し出し元は全部を記録したわけではないが、米国ではワシントンナショナルギャラリー、ハマー、サイモン、スイスではビュールレ、チューリッヒ・クンスト、オランダではクレーラミューラ、ドレンツ、日本からはたしかポーラと全世界に跨っている。<br /><br />入場料28フランにはびっくり。日本もずいぶん高くなったがそれ以上だ。まあ質に満足し、それに常設展も楽しめたのだからいいとする。<br />ミュージアムショップでゴッホの作品「アーモンドの花」に由来する絵付けの(アムステルダムゴッホ美術館制作の)朝食セット(カップ、シリアル(スープ)皿、パン皿)を4セット衝動買いしてそのせいで以後の移動で苦労する羽目になる。<br /><br />ジャコメッティ展のあるバイェラー財団(FondationBeyeler)はバーゼル駅から路面電車で約30分ほどの郊外にある。<br />この美術展はジョバンニとアルベルトの父子の共同展。父は画家でスイス・エンガディン地方ブレガリア谷のスタンパに住み、同じ地方のソーリオに住むセガンティニと親交があった。セガンティニの死後未完成の絵をジョバンニ・ジャコメッティが完成させたほどである。この絵は2006年3月に渋谷のザ・ミュージアムでの「山に魅せられた画家たち」に展示され、拝見できた。<br />息子のアルベルトははじめは画家だったが後に彫刻を主にする。彼の少年時代の画がスタンパの教会にあるらしいがソーリオへの往来でスタンパを2回歩き過ぎながらまだお目にかかってない。アルベルトは哲学者法政大教授矢内原伊作と親交があり矢内原がパリ滞在中は連日のようにジャコメッティのモデルになったことを彼の交遊録で読んだ覚えがある。<br />今回の作品展にも矢内原の名は書いてないが矢内原に似た肖像画と彫刻があった。<br /><br />ここの入場料金も展示の作品数が少ないのに25フランと高かった。<br /><br />鑑賞後ホテルに戻りスーツケースを受け取りバーデン駅に向けてライゼゲペックにする。バーデンの今夜の宿はユースホステルで駅からかなり歩かねばならないから駅に数日預けたままににすべく。<br /><br />写真は美術展のパンフレット<br /><br /><br /> <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

2009年スイスの旅(20)バーゼル ゴッホ展とジャコメッティ展

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2009/09/06 - 2009/09/06

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4nobu

4nobuさん

ウーリ湖から西にずっと離れたこのバーゼルまで来た動機はバーゼルの近くにある美しい小さな町を訪れることであった。しかしもうひとつの大きな動機はバーゼルで特別企画のゴッホ展とジャコメッティ展があったことだ。
旅行の時にこのような特別展の情報にはいつも注意している。外国美術館の特別展は日本の美術館のそれに比べて規模と質が格段に大きいのでこの少ない機会をできるだけ利用させてもらいたいから。
美術館の格なのか学芸員の普段の活動からか、外国の美術館の特別展の質の高さには落胆することがない。それが私の外国旅行のひとつの楽しみになっている。
常設展を除いて、記憶に残っている特別展は
ワシントンでゴーギャン
ウィーンでセガンティニ、クリムト
マーティニでメトロポリタン美術館展、モネ、ピカソ
ライプチッヒでクラナッハ
リバプールでピカソ
デュッセルドルフでティツィアーノ

国立新美術館のようにすばらしい企画展も確実に増えてはいるが。国内の特別展では目玉の作品を大きく宣伝しているが実は名品は数点だけで、その他のは(無理に関連づけてはいても)数を増やしているだけのことが多い。

ゴッホ展はバーゼル美術館(Kunstmuseum)で開かれた。さすがにゴッホの魅力で日本のような混雑ではないが沢山の鑑賞客だった。
どこでもそうだが、特別展は貸し出し元への配慮か撮影禁止なので残念ながら写真がない。
貸し出し元は全部を記録したわけではないが、米国ではワシントンナショナルギャラリー、ハマー、サイモン、スイスではビュールレ、チューリッヒ・クンスト、オランダではクレーラミューラ、ドレンツ、日本からはたしかポーラと全世界に跨っている。

入場料28フランにはびっくり。日本もずいぶん高くなったがそれ以上だ。まあ質に満足し、それに常設展も楽しめたのだからいいとする。
ミュージアムショップでゴッホの作品「アーモンドの花」に由来する絵付けの(アムステルダムゴッホ美術館制作の)朝食セット(カップ、シリアル(スープ)皿、パン皿)を4セット衝動買いしてそのせいで以後の移動で苦労する羽目になる。

ジャコメッティ展のあるバイェラー財団(FondationBeyeler)はバーゼル駅から路面電車で約30分ほどの郊外にある。
この美術展はジョバンニとアルベルトの父子の共同展。父は画家でスイス・エンガディン地方ブレガリア谷のスタンパに住み、同じ地方のソーリオに住むセガンティニと親交があった。セガンティニの死後未完成の絵をジョバンニ・ジャコメッティが完成させたほどである。この絵は2006年3月に渋谷のザ・ミュージアムでの「山に魅せられた画家たち」に展示され、拝見できた。
息子のアルベルトははじめは画家だったが後に彫刻を主にする。彼の少年時代の画がスタンパの教会にあるらしいがソーリオへの往来でスタンパを2回歩き過ぎながらまだお目にかかってない。アルベルトは哲学者法政大教授矢内原伊作と親交があり矢内原がパリ滞在中は連日のようにジャコメッティのモデルになったことを彼の交遊録で読んだ覚えがある。
今回の作品展にも矢内原の名は書いてないが矢内原に似た肖像画と彫刻があった。

ここの入場料金も展示の作品数が少ないのに25フランと高かった。

鑑賞後ホテルに戻りスーツケースを受け取りバーデン駅に向けてライゼゲペックにする。バーデンの今夜の宿はユースホステルで駅からかなり歩かねばならないから駅に数日預けたままににすべく。

写真は美術展のパンフレット


 









同行者
一人旅
交通手段
鉄道
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • ゴッホ展で衝動買いした朝食セット。好ましい色と柄に加えて1セット約2000円と安かったから。ゴッホ展関連の写真はこれきりですみません。

    ゴッホ展で衝動買いした朝食セット。好ましい色と柄に加えて1セット約2000円と安かったから。ゴッホ展関連の写真はこれきりですみません。

  • バーゼル駅から乗換え一回約30分で美術館と同じ名のバイェラー停留所に着く。右手に見えるのがバイェラー美術館入り口。<br />道路上には美術展の横断幕がある。<br />

    バーゼル駅から乗換え一回約30分で美術館と同じ名のバイェラー停留所に着く。右手に見えるのがバイェラー美術館入り口。
    道路上には美術展の横断幕がある。

  • 入り口の正面にあるこの建物がいかにも個人の美術館らしくて(チューリッヒ・ビュールレ、ビンタートゥール・オスカーラインハルトと同じ雰囲気)これが美術館と思って近づくと壁に「ここはカフェで美術館は右方」と書かれてた。

    入り口の正面にあるこの建物がいかにも個人の美術館らしくて(チューリッヒ・ビュールレ、ビンタートゥール・オスカーラインハルトと同じ雰囲気)これが美術館と思って近づくと壁に「ここはカフェで美術館は右方」と書かれてた。

  • カッフェの横を通り過ぎて美術館へ向かう途中で振り返ってカッフェを見る。

    カッフェの横を通り過ぎて美術館へ向かう途中で振り返ってカッフェを見る。

  • 緑の下を気持よく歩いて美術館へ。

    緑の下を気持よく歩いて美術館へ。

  • モダンな美術館。おそらくは先ほどのカフェに変わった旧館から移ったのだろう。

    モダンな美術館。おそらくは先ほどのカフェに変わった旧館から移ったのだろう。

  • 美術館の入口

    美術館の入口

  • 美術展を見た帰りに道向えの緑地で休息。美術館のはしごは疲れる。

    美術展を見た帰りに道向えの緑地で休息。美術館のはしごは疲れる。

  • 緑地の並木道

    緑地の並木道

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