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 『日本書紀』雄略天皇4年に、この地を「蜻蛉野(あきづのをの)」名づけた物語がある。蜻蛉はトンボのことで、天皇は虻をやっつけたトンボを褒め、自ら歌を謡った。その「あきづのを」が吉野宮の辺りだといわれている。<br /> そのいわれを訪ねるべく、吉野郡吉野町、川上村を中心に、岩神神社、正岡子規の句碑、谷崎潤一郎文学碑、淨見原神社、そして「ホテル杉の湯」にて昼食。午後からは、丹生川上神社、本日のメインである、蜻蛉の滝へ、滝で一時の冷を取った。大宇陀経由で帰路に着いた。奈良の山奥の歴史に刻まれた日帰り旅であった。写真は蜻蛉の滝。

国栖の里と秋津嶋伝説(吉野蜻蛉の滝)

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2010/07/18 - 2010/07/18

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ひま人

ひま人さん

 『日本書紀』雄略天皇4年に、この地を「蜻蛉野(あきづのをの)」名づけた物語がある。蜻蛉はトンボのことで、天皇は虻をやっつけたトンボを褒め、自ら歌を謡った。その「あきづのを」が吉野宮の辺りだといわれている。
 そのいわれを訪ねるべく、吉野郡吉野町、川上村を中心に、岩神神社、正岡子規の句碑、谷崎潤一郎文学碑、淨見原神社、そして「ホテル杉の湯」にて昼食。午後からは、丹生川上神社、本日のメインである、蜻蛉の滝へ、滝で一時の冷を取った。大宇陀経由で帰路に着いた。奈良の山奥の歴史に刻まれた日帰り旅であった。写真は蜻蛉の滝。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
観光バス JRローカル 私鉄

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  •  上市の東西を貫く街道が伊勢南街道。

     上市の東西を貫く街道が伊勢南街道。

  •  正岡子規の句碑。「上市は灯をともしけり夕霞」

     正岡子規の句碑。「上市は灯をともしけり夕霞」

  •  岩神神社、祭神は岩穂押開神。本来は後方に見える巨岩が御神体。神殿は一間春日造り。境内には文禄3年(1690年)、文化元年(1806年)、安政3年(1856年)銘の石灯籠をみる。

     岩神神社、祭神は岩穂押開神。本来は後方に見える巨岩が御神体。神殿は一間春日造り。境内には文禄3年(1690年)、文化元年(1806年)、安政3年(1856年)銘の石灯籠をみる。

  •  谷崎潤一郎文学碑。「夕さればくぬぎはやしに風立ちて国栖のやまさと秋を来ぬらし」

     谷崎潤一郎文学碑。「夕さればくぬぎはやしに風立ちて国栖のやまさと秋を来ぬらし」

  •  淨見原神社(きよみはらじんじゃ)、祭神は天武天皇。

     淨見原神社(きよみはらじんじゃ)、祭神は天武天皇。

  •  丹生川上神社、「吉野郡十座 丹生川上神社 明神大」とあり、「雨師神」とも唱えられた。水源を守り、祈雨、止雨を司る神である。

     丹生川上神社、「吉野郡十座 丹生川上神社 明神大」とあり、「雨師神」とも唱えられた。水源を守り、祈雨、止雨を司る神である。

  •  蜻蛉の滝(せいれい)、吉野川へ流れ落ちる音無川に懸かる滝。『日本書紀』『古事記』に収められた雄略天皇のトンボの故事にちなんだ名前の滝。高さ50mの水量豊富な滝で、数段になって滝壺に落ちながらしぶきを上げて流れ下がる。芭蕉が「ほろほろと山吹ちるか滝の音」と詠んでいる。

    蜻蛉の滝(せいれい)、吉野川へ流れ落ちる音無川に懸かる滝。『日本書紀』『古事記』に収められた雄略天皇のトンボの故事にちなんだ名前の滝。高さ50mの水量豊富な滝で、数段になって滝壺に落ちながらしぶきを上げて流れ下がる。芭蕉が「ほろほろと山吹ちるか滝の音」と詠んでいる。

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