2010/05/04 - 2010/05/05
74位(同エリア213件中)
京妓さん
熊野三山、残すは速玉大社。
でも個人的に最も感動したのは、神倉神社でした。
石段の傾斜がトンデモないことになっていますが、登る価値アリです。
午後は再び那智へ行き、補陀洛山寺を参拝。
ここの船も一見の価値アリです。
これまでミカンのイメージしかなかった和歌山県ですが(ゴメンナサイ…)、
心のアカがこそげ落ちていくような、何ともありがたい土地でした!
ついでに、5日間の古道歩きや石段登り下りのおかげで、
体脂肪が5%落ちました。ありがたや〜!
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-
【速玉大社】
熊野三山、ラストは熊野速玉大社です。 -
【速玉大社】
川舟下りを終えて、河原の方から歩いてきたので
表の鳥居をくぐらずにおじゃまします。
本宮大社も裏手から入るパターンだったなぁ。 -
【速玉大社】
速玉の神様から頂いた言葉(おみくじ)は、
「第35番末吉
出来るだけ身をへりくだって何事にも我から進んで
しないがよい。強いてしようとすると、思わぬ災いに
あいます。つつしんで事を行え」
という、ちょっとオモシロイ日本語でした(笑) -
【速玉大社】
ぶっとい注連縄。 -
【速玉大社】
かと思うと、屋根の上にはハート♪ -
【速玉大社】
天然記念物のナギの大樹。
なぜ皆さん、木を眺めずに下を向いているかと言うと、 -
【速玉大社】
ちょうど数日前に、パワースポット系番組で
「ここのナギの木の葉はご利益あり」という
内容の放送をしていたんですね。
それが「生えているものをブチッともいだらダメ、
落ちた葉っぱじゃなきゃいけません」
ということだったので、
「落ちてる葉じゃなきゃ、あかんねん」
「落ちてるやつ、もうないやん」
という声があちこちから聞こえました。
皆さん、あの番組を見て、探しに来ていたようです。 -
【速玉大社】
本来の意味合いは…
「ナギは凪に通じ、海上安全・家内安全を象徴するものとして速玉大社のご神木であり、玉ぐし、巫女の髪飾りに使用され、熊野参詣の証として熊野牛玉宝印とともに参詣者に持ち帰られた。ナギの葉は切れにくく、弁慶の力芝ともいい、縁結びの木としても昔から大切にされてきた」
ということで、
「熊野三山に詣でた人々の間では、参詣の願いが実ったしるしに熊野のお守り札(熊野牛玉宝印)とナギの葉をいただいて帰るのが慣わしであった」
だそうですよ。 -
【速玉大社】
本宮、那智に続き、
速玉大社でも「牛王神符」を購入。 -
【速玉大社】
熊野三山でしか販売されないという「熊野もうで餅」
本宮や那智で見つけられなかったのですが、
速玉で見つけて即購入。
(※本宮も那智も到着が午後だったので、
すでに売り切れていたのかもしれません)
ところが! -
【速玉大社】
売り子さんに
「つきたてのお餅だから、立てて持ったらダメよ」と
言われていたにも関わらず、
「ちょっとくらいなら…」と立て持ちした結果、
←帰宅して箱を開けたら、こんな形状に!
ヒトの言うことは、ちゃんと聞きませぅ…。 -
【速玉大社】
本当はココから入りたかったのですが、
私たちはココから出てきてしまいました。
神様、大変失礼いたしました。 -
速玉大社から少し歩いた所にある
神倉神社も参拝します。
ちなみに、神倉神社は無人です。
御朱印をいただきたい方は、
速玉大社内で、速玉と神倉の2つ分を書いてくれますよ。 -
【神倉神社】
ご覧ください、この傾斜!
1つ前の旅行記でお世話になった
川舟の語り部ニシウラさんが
「入口で傾斜にビックリすると思うけど、
そこで引き返さないで、絶対登ってみて!」
と繰り返し仰っていた意味が、やっとわかりました。 -
【神倉神社】
私たち、この5日間で熊野古道に始まり、
本宮大社の階段、那智の大門坂など、
たくさん歩き、たくさん登ってきたので、
足腰に自信を持っていましたが…
神倉神社の登り下りが一番ヘビーでした! -
【神倉神社】
5日間歩き続けた足に、この傾斜はキツイ!
この旅で初めて、木の杖を使いました。
(鳥居の横に常備してあります) -
【神倉神社】
538段を登りきると、信じられない光景が!
こんな所にあんな巨岩が…? -
【神倉神社】
御神体の「ごとびき岩」です。
(ゴトビキ=ヒキガエルの方言) -
【神倉神社】
どうですかっ、この迫力!
横から見ると、
岩の大きさが実感できるでしょうか。
どうして山の上にこんな巨岩があるんだろう?
どうして落ちないんだろう? -
【神倉神社】
もちろん市内が一望できます。 -
【神倉神社】
登りも大変ですが、
高所恐怖症の方は下りが大変だと思います。
傾斜がきつすぎて、ちょっと先までしか見えません。 -
【神倉神社】
2月の「お燈まつり」では、
白装束の男性たちが松明を持って
ココを一気に駆け上がるそうです。
歩くのも大変なのに…!?
ぜひ見てみたい!
けど女人禁制で、女性は石段下で見学なのだとか。 -
【神倉神社】
神倉神社から下りてきて
10分ほど歩くと、そこはもう住宅街。
振り返ると、山はだいぶ遠くに見えます。
この山の、 -
【神倉神社】
左手側にズームして、 -
【神倉神社】
さらに鉄塔の脇にズームすると、神倉神社が見えます。
山のあんなに上の方にある巨岩が
ゴロンと落ちてこないのが、なんだか不思議。 -
【新宮駅】
川舟下り・速玉大社・神倉神社をお昼で完了。
半日余ったので、
那智の補陀洛山寺へ行くことにしました。
昨日はタクシーを使いましたが、今日はJRで!
JR新宮駅の駅舎には、こんな絵巻が飾られています。 -
【 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)】
ここも世界遺産。
JR那智駅から、すぐです。 -
【補陀洛山寺】
この船を見に来ました。
いったい何の船かと言うと、 -
【補陀洛山寺】
つまり、代々このお寺の僧侶は、
約1ヶ月分の食料を積んだこの船に 「生きたまま」 入り、
南方にあるといわれる補陀洛浄土を目指す
補陀洛渡海を行ったのだそうです。
修行の1つとはいえ、凄絶な最期…。 -
【補陀洛山寺】
渡海する僧侶はこの中に入り、
外から釘が打ちつけられたそうです。
恐怖との闘いなのか、
悟りを開くと恐怖すら感じなくなるのか、
凡人には想像もつきません…。
ところが、このお寺に詳しいツレによると、
渡海した僧侶の中には、
途中で逃げ帰って来てしまった人もいるのだとか。
無理もないと思いますが、
逃げ帰った後は生きていく道がなかったでしょう…。 -
【補陀洛山寺】
船は当然、流されて行って戻って来ないので、
この船はレプリカです。 -
【補陀洛山寺】
当時を再現した写真です。
最初は船頭さんがいて、
途中から僧侶だけ流されていくのだそう。
南へ南へと流されて、
僧侶の亡骸と船はどこへ行き着いたんでしょう…。 -
【補陀洛山寺】
那智駅からタクシーで来ていたのですが、
運転手さんが「お寺の裏は見たかい?」と
裏手を案内してくれました。
神武天皇ゆかりの跡地のようです。
そして、 -
【補陀洛山寺】
速玉大社に負けないような、ナギの大木が。
運転手さんのお話では、ナギの葉は、
・葉脈が縦だけで、横からちぎろうとしてもちぎれない
ことから、縁が切れないという意味があること
・葉が互い違いではなく対称なので、
夫婦で足並み揃えて仲良くという意味があること
と縁起が良いので、
お嫁入りの時に、母親が娘のタンスの中に入れてあげる
風習があるのだそうです。
すると…! -
【補陀洛山寺】
運転手さん、枝からブチッと…!
落ちてる葉じゃなければダメって、
どこかで聞いたような…?
まぁ、
地元の人がご利益をおすそ分けして下さったんだから、
ありがたく頂戴していいんですよね…? -
【徐福公園】
JRで新宮駅に戻ってきました。
夕食まで時間があったので、徐福公園をお散歩。
←秦の始皇帝の命を受けて、
不老不死の薬を求めて来日した除福さん。
でも中国に帰らず、この地に留まったのだそうです。 -
【徐福公園】
徐福茶。 -
【日本料理 谷の花】
今日の夕食は、こちらのお店。
コース料理は、
予算を告げると見合ったものを出してくれます。 -
【日本料理 谷の花】
お刺身は、ブリとわらさ。 -
【日本料理 谷の花】
アサリのスープ。 -
【日本料理 谷の花】
豚しゃぶは、紀州石清水豚です。 -
【日本料理 谷の花】
・スズキの木の芽焼き(左)
・野菜のハンバーグ(右) -
【日本料理 谷の花】
揚げ物。 -
【日本料理 谷の花】
熊野地鶏。
…あれ?
和食屋さんに来ていたはずなんだけど? -
【日本料理 谷の花】
あっ、ちゃんと 「和」 に戻りました。
がっ、この後! -
【日本料理 谷の花】
しめのデザートで、再び 「和」 から脱線。
お店のおかみさんは親しみやすい方なのですが、
調理中はずっと奥の厨房に。
その間、料理を運んで来てくれる年配の女性が、
ちょっと残念なことに、
こちらの食べるペースはお構いなしで
お料理をどんどん運んで来て、
食べているお皿の周りに次々と並べていくものだから、
後半はフードファイト状態に…ちょっとツラかった。 -
【阿須賀神社】
お腹がパンパンだったので、
食後の散歩に、夜の阿須賀神社へ。
夜の神社なんて、子どもの時のきもだめし以来。
まだ20時くらいでしたが
街の生活音がほとんど無いので、
砂利を踏むザリッザリッという音がやけに響きました。 -
【 5/5(水)】
朝6時台にJR新宮駅を出て、
10時前に名古屋に着く特急で名古屋へ。
名古屋でブランチをとって、
・名鉄線 名古屋11:50 →中部国際空港12:18
・ANA711便 中部国際空港13:50 →札幌15:30
☆ 高野山&熊野参詣の旅、完結 ☆
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この旅行記へのコメント (12)
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 10:20:00
- お疲れ様でした。
- お疲れ様でした。
良い旅をなさいましたね。
私も一緒に堪能させていただきました。
何度もコメントを入れて申しわけありません。
ご無礼お許しくださいませね。
- 京妓さん からの返信 2010/07/27 17:04:53
- RE: お疲れ様でした。
- ゆうこママさん
神倉神社編にも、たくさんのコメントをありがとうございました。
とても丁寧に読んで頂いた様子が伝わってきて、すごくうれしいです。
神倉神社の石段、すごかったですよねぇ。
疲労のたまった足には、かなり堪えました。
杖だけでなく、まさに「手」が必要。
(でも私の手登り?デビューは屋久島でした)
ゆうこママさん、
よく眩暈を起こされるというのは、お身体が弱い方なのでしょうか?
ホントあの石段で眩暈が起きたら一大事ですね。
というか、普段からお大事になさってくださいね。
和歌山は本当に素敵なところでした。
今度は、岐阜・郡上八幡の旅行記を作成中です。
またお時間のある時にでも、遊びにいらしてくださいね〜!
コリノリ
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 10:18:02
- 船
- 仰るとおりですよね。
私もここに行きましたが、信仰の力の大きさに息をのみました。
ただ、不思議なことに、熊野の空や海の明るさに、重苦しい悲壮感は感じなかったのです。
明るい海のかなたに自分の行くべき世界があると信じ、船に乗り込んだのでしょうか。
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 10:08:52
- 桜
- みどりがきれいですね。
桜の季節は、このグリーンが桜の花になり、また別の美しさです。
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 10:07:33
- ゴトビキ
- この岩、ぐらぐら揺れて大蛙のように鳴くらしいですよ。
おお、コワッ。
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 10:05:28
- こっ、ここです
- ここです。
私も、旅の最後に行きました。
で、生まれて初めて、杖どころか、途中、手を突いて石段を登りました。
途中で引き返そうとしましたが、それさえ出来ず、必死(決死)の思いで登りました。
しばしば眩暈を起こすタチなので、ここでそうなったら絶対死ぬってマジで思いましたよ(笑)。
和歌山にいったら、絶対にここに行くべきですよね。
それも、さんざん歩いた挙句にが、楽しさ怖さ倍増します。
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 09:57:28
- おやおや
- おやおや土砂崩れ(笑)
でも、味には違いありませんから。
-
- ゆうこママさん 2010/07/25 09:54:57
- ハート
- 続けておじゃましてます。
ハート、なんともラブリーですね。
私、全く気付きませんでした。
さすが、観察力がするどい
-
- ありママさん 2010/07/21 14:24:38
- なぎの木
- コリノリさん、こんにちは♪
お写真を見るだけでも息が切れそうな急な坂ですが、体脂肪が5%も落ちたのなら、挑戦する価値ありですね。
さて、”なぎの木”って初耳でしたので、興味深く読ませていただいていましたが、昨日、こちら(福岡)の朝のローカル番組のパワスポ特集で、福岡市内のとある神社に、このナギの木が御神木として注目を集めている、と放送されました。
「あ〜、コリノリさんの旅行記に出ていてアレだぁ!」とテンションが上がり見入ってしまいました。
北九州のわが家からは離れていますが、熊野よりは近いので、子ども達の良縁祈願に行って来ようかしらって本気で思いました。
TVには、レポーター以外に人はいませんでしたが、放送後は多くなるかもしれませんね。
早く行かなきゃネ。
では、また。
ARIC
- 京妓さん からの返信 2010/07/22 21:01:26
- RE: なぎの木
- ARICさん
こんばんは。旅行記を読んでいただき、ありがとうございました。
ARICさんは北九州にお住まいなんですね。私は札幌です。
なぎの木は、私も今回初めて知りました。
熊野のガイドブックのおみやげのページに
よく「なぎの苗木」が出ているのですが、
いま一つピンときていませんでした。でも良縁のシンボルのようです。
福岡の神社にも、なぎの木があるのですね。
お子さんの良縁祈願にいいですね〜。人であふれる前にぜひ!
もし行ってきたら、なぎの木のお写真をアップしてくださーい。
あ。そういえば、熊野の旅を終えて普段の生活に戻った途端に、
筋肉と化したはずの脂肪も、
元のぷよぷよ脂肪に戻ってしまいましたよ〜。残念 \(>_<)/
コリノリ
-
- 酒飲む旅人さん 2010/07/19 21:52:02
- はじめまして
- 熊野三山関連の旅行記、読ませていただきました。
去年の夏に速玉、那智と神倉神社に行きましたが、神倉の階段は確かにきつかったです。
意外と距離が短かったのが救いだった気が。もっと長かったら途中で倒れてました。(笑)この写真みたいにたくさん観光客がいるわけではなく、ひっそりとしてました。
それにしても、ここのご神体は本当に不思議ですね。一体どうやって作ったのかもですが、雰囲気というか存在自体が不思議な感じ。
那智の滝は雄大というかなんというか、ものすごいの一言に尽きますよね。
大門坂は時間の都合で登れなかったので、次行く時は登ってみたいと思います。速玉大社は僕も鳥居を後でくぐる形になってしまいました。
では、これからもちょくちょく拝見させていただきたいのでよろしくお願いします。
- 京妓さん からの返信 2010/07/20 00:17:12
- RE: はじめまして
- 酒飲む旅人さん
はじめまして。
熊野旅行記を読んでくださり、投票までしていただき、ありがとうございました。
神倉神社の石段が、距離の割にきつく感じられたのは、
高野山〜熊野古道〜本宮〜那智と5日間歩き続けて、
足に疲労がたまっていたせいもあるかもしれません…。
しんどい思いをして登った分、ゴトビキ岩には感激しました。
もちろん、那智の滝も圧巻でした。
熊野三山は、あまり観光地化せずに、神秘的な雰囲気を残して欲しいですね。
よかったらまた旅行記を見にいらしてくださいね。
コリノリ
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