2009/10/17 - 2009/10/17
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frau.himmelさん
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2023年9月、待ちに待ったヨーロッパ旅行に出かけます。実に4年ぶりの旅です。今回は久しぶりにベルギー・オランダ方面にも足を延ばしたいと思っています。
さて、前はどんな旅をしていたのか? 埋もれていた昔々の旅行記を引っ張りだして振り返りながら、旅計画を練っています。(2023・4月追記)
★☆★☆★☆★☆
この旅に出発する何日前だっただろうか、一通の手紙を受け取りました。
中を開けてみると「M子さんを偲ぶ会」のお知らせでした。
それはまさに青天の霹靂。
あんなにお元気だったM子さんが…!うそでしょう!?
急いで発起人のI先輩に電話をしました。
悲しいことにうそではありませんでした…。
M子さんとのいろんな出来事が思い出され、悲しみで胸が押しつぶされそうになりました。
でも・・・、私はM子さんの最後のお別れ会には出席できないのです。
もう半年前から計画していたヨーロッパへの出発は間近に迫っております。いまさら計画変更は出来ません。
とるものもとりあえず、M子さんのご仏前に飾っていただくお花を送らせていただいて、ご主人のN先輩にはお悔やみのお手紙を書きました。
そこで約束をしたのです。
M子さんと一緒に旅行した思い出の地ベルギーを、私だけのM子さんを偲ぶ旅、にしますと…。
◆◇◆
**M子さんを偲ぶ旅 ブルージュ①編より続く
M子さんとは旅行だけのお付き合いではありませんでした。
ご主人のNさんの同期の方たちで催される忘年会、新年会、お花見会などにもしょっちゅう呼んでいただきました。もちろんその時はM子さんもいつもご一緒です。
その他、Nさん宅でのホームパーティーにご招待して下さったり、あ、そうそう、我が家で皆様をお招きしてホームパーティーを開いた時など、お料理がお上手で家庭的なM子さんは、大きなタッパーウェアにたくさんご馳走をつめて持ってきてくださいました。
そんなことをいろいろ考えていると、涙が出てきます。
それが、ここ3,4年、そういうお誘いもなくなり、お会いすることもありませんでした。
時々、気になりながらも、Nさん達諸先輩方は私より14期も上の方々ですから、ヨーロッパ旅行はそろそろ年齢的にきつくなってきたのでは…、などと考えておりました。(M子さんは私より2,3歳上くらいですから、もっとお若いですが…。)
そんな中での今回の「…偲ぶ会」のお知らせでした。
-
*2001年のブルージュでの古城ホテル
ブルージュ近郊に位置する広大なお庭を持つ古城ホテルに宿泊しました。
夜、ここで晩餐会が開かれるとのこと。殆どの人はお洒落をして出席するらしい。
バスの中でそれを聞いた私と同行の叔母は困ってしまいました。そんな服は持ってきていません。
仕方がないじゃない、スカーフか何かでごまかしちゃおう、って話をしていました。 -
そして夕食会が始まる時間になりました。
女性陣は華やかなロングドレスやドレッシーなワンピースに身を包み、そこだけぱっと花が咲いたようです。
ところがM子さんは私達と同じくいつもの服装なのです。
最も情報が入ってきておかしくないM子さんのこと、彼女がその類のお洒落な服を持ってきていないはずがありません。
私と叔母のオシャレな洋服がないのよね、っていう話を聞いて、M子さんは私達が恥をかかないように合わせてくれたんだなーって今でも確信しています。そういう優しさのある人でした。
私には彼女が、昼間見た聖母マリア教会のマリア様のように輝いて見えました。素敵なロングドレスに身を包んでいる誰よりも…。
写真は2001年の古城ホテル、集合写真を加工した物です。 -
*2009年
朝食を済ませて、チェックアウトをして出発します。
このステキなブルージュに1泊しかしないと言うのは勿体無い話です。
その代わり、朝はゆっくりベギン会修道院と愛の湖公園を散策してから駅に向かいます。
ベギン会修道院はホテルのすぐ近くでした。 -
ホテルから少し歩くと小さな運河にかかる橋がありました。
きれいな景色。水面にはチリ一つ落ちていません。 -
この建物は昨日運河巡りのとき目にした建物です。
そちらに向かって歩きます。 -
リンゴがびっしり実をつけています。
写真が悪いので、梅の実か小さな柿の実のように見えますが(笑) -
2つ目の橋を渡ります。
ここにはゴミが見えますが、ほとんど枯れ葉や白鳥の羽のようです。
どこかの国のようにペットボトルや空き缶などは間違っても浮いておりません。 -
運河沿いに大きな家がありました。
カーテンの後ろではどんな優雅な生活が営まれているのだろう、ステキな家でした。 -
ベギン会修道院のお庭に入ってきました。
そう、ここでした。
何故だか私の中では、ベギン会修道院がM子さんを一番はっきり思い出せる場所なのです。
昨日ビール工場の屋上からここが見えたとき、ああM子さんだ~~、って思えて胸がいっぱいになりました。 -
2001年10月のあの日はお天気も今日より良くて、周りがもっと輝いていました。
中庭の美しい緑の芝生、修道女さんが暮らしているこの白い壁の家々、高く伸びて立っている木々。
そんな風景の中で、ガイドさんの話を真剣に聞いている背筋をピンと伸ばしたM子さんの姿が、なぜか鮮明に思い出されるのです。 -
朝が早いせいか人も少なくてよかった。
静かにM子さんを偲ぶことができます。
教会の中に入ります。 -
教会の中は、豪華ではないけど落ち着いた静かな雰囲気が漂っています。
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このロウソクに一つ火を点して…。
-
祭壇の前に行き、M子さんのご冥福をお祈りするために、しばしの間、頭を下げていました。
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観光客がまだ訪れないこの静謐な空間は、今の私にとって何者にも代えがたいものでした。
-
もう少し感傷的な気分に浸るために、この静かな界隈をもう少し散策します。
教会を出て運河の方に引き返します。 -
修道院に入る門があります。
ここで、一人旅のオランダの女性に写真を撮ってほしいと頼まれました。 -
本当にこの風景は写真に残しておかなければ…、って思いますね。
彼女を撮ったあと、私達もツーショットの写真をお願いしました。
最近めったに人物が入っている写真、特にツーショットなど撮らないんですけど…。 -
運河沿いの小路を行くと、愛の湖公園に出るはずです。
湖では白鳥が静かに泳いでいます。 -
いつの間にかこういうステキな路地に迷い込んでしまいました。
奥のほうから中世フランドルの服装をした女性がひよっこり出てきそうな感覚に陥ります。 -
こんな緑の並木道を通って…。
ホントに人っ子一人通りません。
静かな公園です。 -
ホテル・エグモント、久しぶりの(?)ドイツ語です。
立派な建物ですね。
ベートーベンのエグモント序曲を連想しました。 -
ここも素晴らしい立派な建物です。
緑の林の中にぽつんと建っているレストランです。 -
運河かしら、それとも小川なのかしら?
この公園の人工的でないところがステキです。 -
公園の緑の中に溶け込むと、運河って人工的な響きより、小川って言うほうが似合っていますね。
でも、ここはかつてはブルージュとゲントを結ぶ賑やかな波止場だったそうです。 -
公園の中に立っている胸像。
きれいな公園を独り占めにしているこの方はどなたでしょう? -
Minnewaterparkは、愛の湖公園ですね。
その下にあるKasteel't Minnewaterって愛の湖城っていう意味なのでしょうか?, -
ここにひときわ広い敷地を持った大きな建物がありますが、もしかしてこれがお城?
違っていたらごめんなさい。 -
違う角度から撮るとこんな感じですが…。
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駅への表示板が出てきました。
-
ブルージュの駅に着きました。
M子さんの思い出が深く残るブルージュの町には後ろ髪をひかれますが、次はゲントでM子さんの思い出探しをしたいと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ねもさん 2023/05/18 21:26:30
- 普段着のM子さん
- himmelさん お久しぶりです。
素敵なエピソードです。こちらもhimmelさんらしい賛辞↓
「私には彼女が、昼間見た聖母マリア教会のマリア様のように輝いて見えました。素敵なロングドレスに身を包んでいる誰よりも…」
私はまだ60歳代なかばですが、同年代でも亡くなる方は珍しくなく、リアルで会う機会は逃してはいけないと思うようになりました。
秋のヨーロッパ、楽しみにしておられることと推測します。充実の旅行記を首を長くしてお待ちしています。
- frau.himmelさん からの返信 2023/05/19 18:49:10
- RE: 普段着のM子さん
- ねもさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
私の方はいつも読み逃げで、コメントも残しませずごめんなさい。
でも、いつもねもさんの旅行記拝見させていただいています。
今日は東に明日は西に・・・。まさに東奔西走!
行動的なねもさんには本当に驚きます。と共にいつまでもお若いねもさんがものすごく羨ましい。
旅行記で、あちこちの山々はもちろんのこと、山野草をとりあげてくださるのも嬉しい。
そして山菜!。タラの芽・こごみ・・・。あれえーワラビは?なんてねもさんの旅行記の写真を隅から隅まで眺めては一喜一憂(笑)。
私も田舎育ちですからねもさんの旅行記、懐かしくてたまらないのです。
あら、私へのコメントをいただいたお返事なのに、ずれてしまってすみません・・・。
>「私には彼女が、昼間見た聖母マリア教会のマリア様のように輝いて見えました。素敵なロングドレスに身を包んでいる誰よりも…」
2009年の旅行記ですから、14年前はまだ私も若かったのですね。臆面もなくあんな言葉が書けるとは。
いまは恥ずかしくて書けません(笑)
そしてあれから14歳も経ってしまったのですね。早いものです。
はい、待ちに待った秋のヨーロッパ、4年ぶりです。楽しんでまいります。
と言ってもまだ3か月も先の話ですが。
コメントありがとうございました。
himmel
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