大学の木曜市場（木タラ）　＊ バンコク紀行(14) ＊

2010/07/08 - 2010/07/22

MRTアソーク駅とペッブリー駅の間にあるシーナカリン大学構内で毎週木曜に市場（タラート）が開かれます。
日本人の間では”木タラ”と呼ばれています。

近隣は外国企業や駐在員、特に日本人が多く住む地域で、お客さんの大半は日本人の奥さん方と聞きましたが、今日は朝早すぎたのか日本人学校の行事があったのか何故か一人も見かけません。

日本人の女性に人気があるというのは行ってみてよくわかりました。
＊大学構内で普段は駐車場に使われている場所なので、明るく、広く、清潔なこと。→普通の市場は狭くて忙しいので、慣れないと選ぶのにまごつきます。また水浸しで臭いもある。
＊食料品が小分けになっている。衣料品は少し高めだけど質が良さそうな女性向き。
→他では魚などは声をかけて袋に入れてもらったり、野菜は自分で詰めて測ってもらったりします。
＊タイの総菜やお菓子が並んでいる

誰でも入りやすく買いやすい。そして広いキャンパスに立つとバンコクで珍しく大きな空を見たような気分になれるいい場所です。

Srinakharinwirot University
Sukhumvit Soi 23,Sukhumvit Rd., Wattana, Bangkok 10110
毎週木曜日　7：00〜14：00頃

エリア バンコク(タイ)

Asok駅からが分かりやすいと思います

Asokの大通り（ソイ21。普通単にアソークと呼ばれる）から1本プロンポン寄りのソイ23をまっすぐ北へ。
駅の近くでAsokとSoi 23の間の路地はゴーゴーバー地帯のソイ・カーボーイと呼ばれる繁華街ですが、2-3分も歩くと閑静な外国人向けアパートとレストランが並ぶようになります。

10分ほど直進すると大学の門があり、入って右へ（間違って左に行ってキャンパスを1周してしまいましたが…）

直に突き当たり左を折れたところに200ｍほどの屋台が並ぶ市場が見えるでしょう。(木曜タラート(1)）

今日はAsok沿いの市場の中の屋台で朝ご飯にしました。

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再訪してみると今度は市場がキャンパス広場を挟んで反対西側に立っていました。（木曜タラート(2)）
周期的に東と西で変わるようです。

西側の時は衣料品が多いようです。

ソイ23

朝7時30分。朝らしい静かで爽やかな空気に満ちています。

左手に外国人向けサービスアパートメント、右手にタイ・レストランのバーン・カニタを見ながら進みます。　

10分で大学入り口に到着しました

入ってすぐ、バンコクにもこんなに広いスペースがあったのかと驚くキャンパス。

ここで右に曲がるべきでしたが、間違って直進しキャンパスを1周。思わぬところで大学巡りが出来ました。

シーナカリン大学構内

学生食堂

早くも営業していました。学生でなくても使えるそうです。
「市場はどこ？」とあちこち尋ね廻りますが、なかなか英語が通じない。結局最後に「あの人は先生に違いない」という男性に運良くすれ違い教えていただきました。

まだひっそりとしたレクチャールームの間を抜けていきます

ありました！市場です

200mほど屋台が続いているでしょうか。1店舗当たりの広さは通常の市場に比べると小さいので商品は限られています。

北側は雑貨や衣料品、真ん中辺りにお菓子類、南側は生鮮食料品になっていました

アクセサリーも露店よりちょっと良さそう。

露店でバックというとナイロンや合皮の安っぽいものが多いけど、こちらはちょっと覗いてみようかなって気分にさせられます。

小っちゃい民俗調の服や大人っぽいドレスもありました

タイのお菓子は揚げ物が多く、朝からどんどん揚げていってます

ドーナツ、おいしそうだな…

お買い上げ。

日本語で砂糖あり、砂糖無しの札が下がっていました。
（タイ人は甘いもの好き）
全然どびきりの味じゃありません(笑)　でもホットケーキの素を揚げたような家庭の味。
10個　20B(53円)

色つき寒天も食べてみたかったの

タイのお菓子や食べ物って形や色に拘ってます。日本人以上に細工好きなのでは？
何層も色違いにした寒天デザートを食べてみたかった。
6個　35B(95円)

凝ってるでしょ

ただの寒天に見えてもタイ風でした。白い色はココナッツミルク味。
でもまだ何か入っている…作り方をみるとバイトーイ（タコヤシ）の葉を一緒に煮立てて香り付けしているようです。

おこげの揚げせん

ご飯をまとめて乾かしてから揚げた中華料理のおこげ。その上にキャラメルが溶かしてあります。

エンポリアムで売っている袋は10個ぐらいで40Bですが、同じ値段で市場だと袋一杯。

新鮮そうな魚介類も売っていました

お寿司は準備中

炎天下にお皿に並んでも手は出ないな…。

トースト屋さんではバターとココナッツジャムをたっぷり塗っていました

市場を一往復してまた大学の棟の中を通り抜け…

朝早くからPCを開いて勉強する学生さん達

どこの国でも同じだな…

何となく切なく甘い気分。

アソークの大通りに出てきました

朝のラッシュ時間帯です。

高層のオフィスビルが並ぶ隙間に…

小さな市場があります

「タイの街角ごはん」（alt.re-search編、アスペクト）というバンコクの屋台料理を紹介した本を手に入れました。
食べ歩いておいしいと思ったお店で聞いたレシピとエッセイが載っています。

どうせ初めてのタイ料理ならおいしいと言われて物語があるお店に行きたい。30店紹介されている内の2店がこの市場にあるというので行ってみました。

犬のしっぽを踏まないように進んで…

場所
アソーク駅からペップリー駅に向かってアソーク（ソイ21）を歩き、GMM GRAMMY本社を過ぎた辺り。
大学の西壁にアソークに通じる路地があって、路地を出てアソーク駅方面へ1分。

果物屋さん以外はすべて飲食関係の屋台がこじんまりと並んでいます

大きなフードコートのような市場

クルア・タイ・ナコンシー

このお店は本に写真が載っていたのですぐ見つかりましたが、もう1つの方はカタカナ表記の店名だけなのでタイ語が読めない私には探せず…。

日本のタイのガイドブックはタイ語で店名が書かれていないので、（読めないながら形あわせが出来ず）探し出せないことが多くて困っています。

ニガウリの肉詰めスープがおいしいと評判ですが、今日は残念ながら無かった

代わりに3品選んでご飯に載せてもらいました

豚ひき肉の炒め物とキャベツの炒め物と冬瓜の煮物。
冬瓜はあっさりと上品な味で、屋台料理でこんなものもあるのかとびっくり。
他の2品も辛いながらもあっさりとしていて食べやすく、この屋台はニガウリじゃなくてもおいしい！

ご飯プレート　60B(160円)
オレンジジュース　20B(55円)

帰りにお向かいのオフィスビルの中にあるGloria Jean's Coffeeへ

サンフランシスコでもよく行ったスタバのようなカフェです。市場の後は涼しいところで食後のコーヒーを。

ここがねぇ、意外な穴場発見でして…

おいしいチョコレートケーキ発見

まるでトリュフをケーキにしたみたい。生クリームまで付けちゃって、徹底的に自分を甘やかしました(笑)

アイスコーヒー　105B(285円)
チョコレートケーキ　95B(260円)

午前10時、散歩終了。いい朝です。

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2010年7月22日

再びやって来ました。
でも前の場所には店がない！

2時近いから店じまいかな〜と思いながら大学の西側（Asok大通り寄り）に来てみると、今週はこっちで市場ができてる！

どういう周期で場所を変えているのかわからないけど、大学の東と西側境のどちらかで開かれるようです。

日本人奥様御用達の市場なので、日本語表記の看板や価格表が…

反対側で開かれていた時よりも賑やかで、衣料品が多いようです

バービーの着せ替え衣装は着物もありました

お菓子屋さんももちろんあります

これを買いに来たの

お焦げ煎キャラメル和え。すっかり取り憑かれてます(笑)
どうも反対側の市場の時と比べて盛りが少ないような…。でもおまけの試食に出来たてホカホカをいただきました。

この旅行記へのコメント （4）

• manoaさん 2010/08/30 12:20:36

  初めまして。

  Muffinさん、初めまして、kazunと申します。
  
  丁寧に説明されておられる旅行記、じっくり読ませていただきました。
  
  １１月に２度目の渡タイの予定で今回は木曜タラートに是非行ってみたいと思っているのでいくつか質問させて下さい。
  
  アソークのウェスティンからタクシーを利用するのですが「シーナカリン大学」で行かれますか？また帰りはタクシーがつかまりますか？
  
  タラートは２箇所交互で、とのことですが開催場所が違った場合道に迷いますか？
  
  恐れ入りますが教えていただけると助かります。
  
  旅行まであと２ヶ月ありますが今からワクワクしています。
  
  kazun

  Muffinさん からの返信 2010/08/30 19:47:48

  RE: 初めまして。

  kazunさん、はじめまして。
  
  シーナカリン大学で大丈夫だと思いますが、ドアマンなどがわからなかった時はSukhumvitのSoi 23と伝えて、Soiに入ったら一番奥の大学の門まで進んでもらうといいでしょう。
  
  帰りはThanon Asok側（Soi 21）の門から出れば流しのタクシーが取れるかと思いますが、Soi 23側からだとモーターサイが集まっているぐらいです。Soi 21から乗ってもウェスティンはSukhumvitの反対側なのでUターンするのにNana方面まで大回りしなくてはいけないでしょう。（たぶんAsokを北側から来て途中でSoi 19には右折できなかったはず）歩かれてもウェスティンまでは15-20分ぐらいで、昼間は歩いていても問題はない外国人向け住宅街なので大丈夫です。
  
  Soi 23側からキャンパスに入った場合、一見してはどちら側で市が立っているのかわからないのですが、中はオープンな作りなので行き来して確認することは出来ます。（端から端まで広いので10分ほどかかるかと思いますが…）校舎が並ぶ奥の方から行くと迷いやすいのですが、手前の大広場を突っ切っていけばすぐに分かると思います。セキュリティの人にも何度か聞きましたが、英語が通じないためか、どちらで立っているのかわからないのか、要領を得ませんでした。
  
  11月になれば涼しくなると聞いております。楽しみですね。
  良い旅になりますように。
  
  Muffin
  

  manoaさん からの返信 2010/08/31 11:08:56

  RE: RE: 初めまして。

  Muffinさん、こんにちは。
  
  帰りのタクシーまで詳しいご説明,とてもよく解りました。
  
  タラートはこちらの写真でいうと緑○印の横のあたりでしょうか？
  
  http://photozou.jp/photo/photo_only/189471/47865947
  
  英語が通じないとのことですのでなんとか頑張ってタイ語を話してみます。
  
  いろいろ教えていただき本当にありがとうございました。
  
  
  
  kazun
  
  

  Muffinさん からの返信 2010/08/31 13:26:38

  RE: 初めまして。

  朝早く行った方の市場は、緑印からずっと右手の画面右下に斜めに伸びる紫色っぽく写る路地で、ちょうど大学敷地の境のコンクリート塀が建っています。
  
  旅行記後半、午後に行った方は大きなオレンジ色円形屋根と広場の間から左手にThanon Asokまで伸びる広い道沿いに立ちます。
  
  帰りのタクシーですが、勘違いをしていましてThanon Asok（Soi21）から乗れば、Sukhumvit Rd．に出る前に右折してSoi19に入りウェスティンまで行ってくれるでしょう。
  
  学生さんや警備員さんは英語が通じないことがありますが、教員の方が見つかればなんとか話が通じて親切に教えてくれました。タイ語をお話になられるのでしたら市場を目指す方も多いので、大丈夫でしょう。
  
  Muffin