2010/06/15 - 2010/06/20
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ヌールッディーンさん
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三井本館は昭和4年(1929年)に竣工した鉄筋コンクリート7階建ての建物。
スタイルは「コリント式オーダーを用いたアメリカン・ボザール・スタイル」(大きくは新古典主義)であるとされています。
巨大なコリント式の柱が特徴的な、重厚感溢れる建築でした。
7階は三井記念美術館になっています。
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すぐ隣には日本橋三井タワーが聳え立ち、本館は小さく見えてしまいますが、三井本館は当時の日本にある建築としては恐らく相当巨大なものだったのではないでしょうか。
実際に目の当たりにすると、この柱の太さは尋常ではなく、欧米で目にする古典主義の建築に匹敵するスケール感があります。 -
柱の太さは近くを歩いている人の大きさと比べるとお判りいただけるかと思います。
この建築を建てた当時の理事長團琢磨は「壮麗(Grandeur)」「品位(Dignity)」「簡素(Simplicity)」の三つのデザインポリシーを掲げてこの建物を建てたそうですが、装飾が少ない点で簡素であり、威厳のあるオーダーやそれを引き立てる窓の配置などからは壮麗さと品位が感じられ、まさに設計者の意図がしっかりと具現化していると感じられました。 -
建物の7階は三井記念美術館になっています。エレベーターで上がりますが、このエレベーターが古風でありながらも豪華でした。
このエレベーターは三菱製であるところまでは訪問時に気付いたのですが、帰宅後ウィキペディアで調べたところ、こんな逸話がありました。
第二次大戦後の財閥解体の際に、三井、三菱、住友の3つの財閥はその商号を使うことさえ禁止されましたが、これら3つの財閥は協力してGHQと交渉を行い、最終的にそれぞれの商号を再び使うことが認められ、それを記念して三井本館に三菱製のエレベーターが設置されたのだそうです。
この他にも、いろいろと歴史の逸話が隠されていそうな建物でした。 -
美術館の入口は隣の日本橋三井タワーにあります。この吹き抜けもなかなか見事でした。
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夜はライトアップされていて、これもなかなか良かったです。
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