2010/05/03 - 2010/05/04
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raicoさん
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母島は東京から日本で一番遠い島。GW前半は霧雨や曇がつづいていた。隅から隅へと陸を探索するつもりが、ここ母島は簡単には人を踏み入れさせてはくれなかった。
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まずは、島の南をめざし脇道にそれ旧ヘリポート方面に向かう。生憎のお天気であたり一面はドンヨリと鉛色。見えるのは先程ダイビングでもぐった平島あたり。
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ここが旧ヘリポート跡地。今では、絶好の星空観察のポイントのよう。
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ヘリポートは島の東側の切り立った崖の上にあり西も東も見渡せる。東側の海から吹き付ける風はかなりのもの。そういえば、東側は全体的に断崖になっていて
浜らしきものは見当たりません。 -
坂を下ってくるとビニールハウスが見えてきたので写真をとらせていただこうと中をのぞくと今が旬のパッションフルーツがたわわに実っていた。
ここは、福田農園さんのハウス。「今年は気候がちょっといつもとは違うよ、2月あたりの方が暖かかったからね」と。帰えろうとすると、「食べて!」とおみやげを頂きました。ありがとうございました。^^ -
悪天候のためレンタカーでの移動。南側の車で行けるところはここまで。ここが都道の最南端。ここからは徒歩で南崎を目指します。
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階段の横には小さな箱を設置してあり中を開けるとタワシが入っています。南崎には貴重なカタマイマイが生息しています。しかもその天敵、プラナリアがまだ侵入していないのです。ははじま丸下船時に海水マットで靴底を洗っているようですが、更に貴重な生育地への侵入を防止するためにタワシが設置されているようです。
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昨日、ここを訪れた方に帰りは厚底靴になるくらいドロドロだよ。と聞いた通り、1週間ほど降り続いてる赤土土壌はヌルヌルのズルズル。お天気がよければ南崎まで目指したい所ですが、この状態ではとあえなく断念。
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南下した道を引き返し、ヘリポートの西側にあたる南京浜へ。海中にはサンゴ礁も広がっているようだけど、この天気では。。。
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でも、ありました。表紙につけたこの写真は、打ち上がった珊瑚でした。Help Me!!と言っている白骨ではありません。
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坂を下ってくると港のある集落へたどり着く。母島の集落は三方を山に囲まれた谷間のような場所に集っている。農協、漁協の商店が2件が並んでいる島一番の商業地!?の前にある大きなガジュマルの木が島の皆さんの憩いの場所のようです。
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沖港を通り過ぎ、坂道を登り北へ向かっていくと夕日の丘あたりから向こうに見えたのは四本岩。
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この四本岩の下には数十匹のイソマグロが回遊している。
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周囲の山々は400Mクラスですが、島内で見るとかなり高い山に見えます。やっぱりもやっていて頂上までは見えません。
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北に進む山道は、霧がかかっていて昼間なのにライトをつけないと、先が見えない状況。GWなのにすれ違う車は皆無(笑)
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沖港より車で20分位進むと、ビックベイという景勝地へ到着。ここで、北港まで半分位の距離。
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小雨の中お散歩中の、アフリカマイマイ。小笠原にはカタツムリが約100種近くいるようですがよく見かけたのはこの種類。どこへ行っても何故か外来種と呼ばれるモノのほうが強力だったりする。
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やはり、絶海の孤島はどちらも断崖絶壁で容易には海へとは下りては行けなさそう。
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北港の少し手前を右手に曲がると、東港に到着。1981年〜1985年までは捕鯨が行われていたようです。この辺りにも砲台跡やらが多く残存しているようですが、雨足も次第に強くなり車から降りることはできませんでした。
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晴れていたら綺麗そうですが、波も荒く南の島感はゼロ。しかしながら、この日の夜に道中が一緒だった女性4名は大荒れの海の中なんと上の写真の場所からナイトダイブで飛び込んだとか。。。
皆さんはもうこれで怖いものは無くなった!と。
恐るべし女性Power!! -
ようやく母島の北端の入江、北港へ到着。戦前には北村集落があり、小学校も存在していたようです。
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北港の東屋に到着するとこんなに大きな雨粒が。
ちょっと残念なので翌日の夕方の晴天時のものと比較してください。 -
晴れていいるとこんなに雰囲気が変わります。
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海の色だってこの通り。残念ながら、3時を回っての訪問だったので少し水が冷たかった。
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大沢海岸へ向う坂から見下ろすとほんとに透き通るシュノーケリングポイントです。
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これは、グリーンではないので小笠原トカゲ?
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家政婦は見た!!
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晴れだと北港でも南国なんですよ〜
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この通りあたりに、昔は集落があったようです。
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動物注意の大ヤドカリの標識。これは今まで初めて見るパターン@@
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というわけで、また雨の日に戻して、宿への帰路。山の斜面には小笠原固有のマルハチ。葉が落ちた跡が、丸に八の字をひっくり返したように見えるからこのように呼ばれているようです。
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トンネルを抜けると。。。
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雨と霧に覆われてまるで迷いの森の様相。雨がシトシト降る山道をまたしても、すれ違う車に会うこともなく引き返す。。。まあ、誰も住んでいない島の北側に悪天候の夕方から向かう方が一寸怖いかも。
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宿の入り口には母島で有名なロース石で作られたと思われる、鯨のオブジェがあります。
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宿から徒歩すぐの場所にある脇浜なぎさ公園にはウミガメの人工孵化場があります。
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産業振興のためにアオウミガメ漁業が当時の農商務省により奨励されていた歴史もあり、食用として供されているようですが。。。守られている反面その捕獲の仕方はかなり凄いです。その捕獲の方法とは?。。。この姿から想像してください;;
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ここは夜になるとウミガメが産卵のため砂浜に上陸します。TVなどではお馴染みですが実際には「ザッザッ」という足音と「フウッ〜フウウッ〜」という呻き声だけが聞こえて、なんとも感動的でした。
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このキャタピラみたいな跡がウミガメの足跡です。この日は4頭ほど上陸したようですが、一頭だけが産卵したようです。
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卵を保護しているクラブノアの方に触らせてもらいましたがピンポン玉をズシッとしたような感じです。
但し、上下を反対にすることは厳禁だそうです。
手のひらから、ささやかな命に触れられたような貴重な経験でした。 -
産卵場のとなりは普通のビーチ。でも、ネムリブカがうじゃうじゃ。この種は特に人を襲ったりはしません。
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行けなかった南崎や乳房山よりの美しい景観等々母島もまだ、やり残した事が沢山あるなあ〜
次回はいつになる事やら。。。
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