2009/10/09 - 2009/10/09
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yamada423さん
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ザルツブルグのミラベル庭園から、遠くにホーエン・ザルツブルグ城を望む
Distant view of Festung Hohensaltzburg from Mirabellgarten
ウィーン・ザルツブルグの旅10
2009年10月5~14日
年に一度の今年の海外旅行はクラシック音楽の中でも私がもっとも多くの好きな曲のあるモーツァルトが生まれ活躍したザルツブルグとベートーヴェンゆかりの地ハイリゲンシュタットがあるウィーンを訪れました。
ウィーンは5年前に中欧3国のツアーで一度立ち寄りましたが再度たずねたくなる魅力あふれる街で、今回はオ-ストリア1カ国に絞り、ハプスブルグ王朝の文化遺産と音楽と自然の美しさを堪能した旅でした。
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10月9日(金)
3日間かなり歩いたので今朝はゆっくりすることにした。でも昨夜は9時過ぎには寝てしまったので7時にセットした目覚ましは必要なかった。
7時半に食堂へ行っても早いせいかまだ客は少なかった。
ビュッフェスタイルの朝食はウィーンと同じほどの品々が揃っており十分満足できた。
特に果実の絵が描かれた容器に入った6種類のジャムは気に入った。
初めて絵葉書を書いた。切手はウィーンで買っておいたので出かけるときにポストを探しミラベル公園近くで投函した。
ホテルの出がけにフロントで乗り物や名所の入場が出来るザルツブルグカード48hr E32を買った。大変便利でお得なカードだった。
ミラベル公園の庭では赤いベゴニアで描かれたあざやかな模様が印象的で、遠くにお城を望む構図はガイドブックの「るるぶ ウィーン・・」の表紙そのものだ。
公園を出てすぐ近くのマルカスト広場に面したモーツァルトハウスを見学した。
ここは二度目に住んだ家で、オーディオガイドで曲の演奏も聴けてすごくよかった。
聴いたことのない多くの作品が紹介されて、あらためてモーツァルト好きが高じてしまった。
次にバスも通る大きな橋(ザルツァッハ川に架かるシュターツ橋)を渡り旧市街へ向かった。市街へ入ったとたん、狭い道の両側にびっしり立ち並んだ家並みは5,6階建てぐらいで、想像していたのとは大きく異なり見渡しが効かない迷路のようだった。
モーツァルト広場を横切り、歴代大司教の宮殿であるレジデンツを外から、大聖堂のドームには中へは入って見学した。数々の絵がちり嵌められた天蓋は実に見ごたえがあり、立派なパイプオルガンは見るだけではもったいない。
このオルガンはヨーロッパでも最大規模でモーツァルトも1779年から奏者を務めたそうだ。
レジデンツ広場から南に見える小高い山の上にあるホーエンザルツブルグ城へ行くことにした。
まずケーブルカーで登り、城塞の外周に着くと、そこからザルツブルグ市全体が見渡せる絶景に出会うことが出来る。
城のミュージアムでは築城の様子や武器の類、城での生活の様子、楽器などいろいろあって書ききれないが、いずれも面白かった。
城塞の中庭で会った花嫁さんやお茶目な男の子など写真を撮らせてもらった。
見学途中で昼食代わりに持ち合わせのスナック菓子しか食べていなかったので、城塞を下りてガイドブックで探した有名なカフェ・トマッセリ Café Tomaselli へ入った。創業は1705年でザルツブルグで最も古い。
コーヒーをと言って,いろいろ種類があって迷っているとウェイターが行ってしまい、再度来たときにブラックティー(紅茶)を注文すると Changed your mind? と怪訝な顔をするから、そーだよ、コーヒーは選ぶのが難しいからと笑いながら言ってやった。さほどウィーンのカフェではコーヒーの種類が多い。
有名なケーキはウェイトレスがトレイに載せてきたのを選び会計も別々だった。
いくつもの層の間にフルーツが入った食べ応えがありおいしいケーキだった。
一息入れたので旧市街の中心部にあるモーツァルトの生家Mozarts Geburtshausへ行ってみた。
外観の黄色い壁はよく手入れされた感じで、内部には幼いころのヴァイオリンや鍵盤楽器、楽譜、肖像画、書簡などが多数展示されている。
街一番の繁華街のゲトライデ小路Getreidegasseには店のシンボルを表現した鉄細工の看板がたくさんあり、絵になる風景だ。写真の題材として格好の被写体である。
5時を過ぎてこの後どうしようかと考えながらぶらついていると、同じ場所を堂々巡りしてしまい我ながらいやになってしまった。
一旦ホテルへ戻って休んでから食事に出かけるのも億劫になり、昨日のガイドが推奨していたザッハーホテルHotel Sacher Salzburgのレストランに行くことにした。
Salzach Grillでウィンナーシュニツェルと赤ワイン。薄い牛肉のパン粉をつけたカツではなく天ぷらのような衣をつけて揚げたもので、色はキツネ色ですごくおいしかった。
支払いのとき請求書が挟まれた折片紙に店名、メニュー、日付などを書いてサインしてもらった。
ホテルにはピアノバーがあると書いてあったので行ってみた。そこでゆっくりとピアノを聴きながらバランタインのロック。
宿泊のホテルは一泊E59の三ツ星だがザッハーホテルでの食事やバーの雰囲気はなんと贅沢な気分になれるのだろう。(食事とバー合わせてE55)
隣の席の子連れの夫婦が「どこの国から来たの?」と声をかけてくれたので話が始まり、彼らは奥さんがドイツ人で旦那はユーゴスラビア人で子は12,3歳のはにかみ娘だった。
旦那が自己紹介の冒頭で「妻は純粋のドイツ人で・・・・」と言うのには一瞬戸惑ったが、ヨーロッパの近代史をチラッと考えたときコメントのしようがなかった。
中座から戻ってくるとピアノ演奏がまた始まっており2杯目のスコッチを注文した。
今夜はまさに至福のとき。音楽好きの連れがいればとの願望は贅沢すぎるというもの。
歩いて帰るころにはしっとりと小雨が降り始めていた。楽しい一日を無事にホテルに戻れて感謝〃〃 。
これだから一人旅はやめられない。
本日の歩数:13905歩
CANON EOD40D EF-S17/85 IS USM
編集・公開 2010.6
増補改訂 2010.9.21(英文説明無し)
ウィーン・ザルツブルグの旅2009総集編はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10461966/
現地の日の出・日没時刻はこのクチコミ記事で簡単に調べられます。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/france/mont_st_michael/tips/10177076/
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- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
125.ミラベル庭園は朝早い時間帯で、ひんやりとした空気の中でひっそりとしていた。
Mirabellgarten was in cool and calm atmosphere in early morning.
125は画像の整理番号で意味はありません。 -
126.真っ赤なベゴニアが映えるミラベル庭園の向こうにはクアハウスが見える.
庭園は17世紀末にフィッシャー・フォン・エアラッハが設計したもので、季節ごとに花が植えかえられ、 随所に置かれたギリシャ神話の彫刻、噴水など、いつも華やかだ。
Cardinal red begonia illuminates Mirabellgarten. -
127.ミラベル庭園の南にあるマカルト広場に面した三位一体教会
左のバス停の案内板には、路線ごとに到着までの時間が表示され、IT化が進んでいる。
Dreifaltigkeitskirche faces Makartplatz on the south of Mirabellgarten. -
128.マカルト広場に面したモーツァルトが2度目に住んだ家(1773-1780)オーディオガイドで曲の演奏も聴けてすごくよかった。
聴いたことのない多くの作品が紹介されて、あらためてモーツァルト好きが高じてしまった。
Mozart’s secondary house in Saltburg faced Makartplatz
セレナードNo.10
Mozart - Serenade No. 10 (Gran Partita, K 361), 3rd Movement: Adagio
http://www.youtube.com/watch?v=1l-_xHDeYXM -
130.プラッツル広場で信号待ちする生徒たち
バスも通る大きな橋(ザルツァッハ川に架かるシュターツ橋)を渡ると旧市街への入り口であるラートハウス(市庁舎)広場につながる。
Pupils waiting traffic signal at Plazl platz. -
132.旧市街では人通りが最も多いゲトライデ小路 鍛鉄製の看板が有名で、恰好の撮影材料だ。
Getreidegasse is the most crowded street in the Old City of Salzburg and
famous for forged iron sign board. -
134.レジデンツ広場の中央にはギリシャ神話を題材にしたと言われる大きな噴水がある
The large fountain in Residenzplatz is said to model Greek myth. -
135.ザルツブルグ大聖堂(ドーム)は高さ99mもあり、見事な天井画が描かれている
Dom is 99m high and many ceiling paintings were drawn. -
136.パイプオルガンはヨーロッパ最大級で6000本ものパイプが使われているそうだ
The pipe organ of the Dom is said to be the biggest in Europe. 6000 pipes in it -
138.ホーエン・ザルツブルグ城へ登るケーブルカー車内からの眺め
View in the cable car to Festung Hohensaltzburg -
イチオシ
139.ホーエン・ザルツブルグ城から見たザルツブルグ旧市街全景
高さ120mの小山にケーブルカーで登り、城塞の外周に着くと、そこからザルツブルグ市全体が見渡せる絶景に出会うことが出来る。
A grand view of Salzburg old city from Festung Hohensaltzburg -
140.ホーエン・ザルツブルグ城の城砦と呼ぶのがふさわしい堅牢な城壁
The stiffened wall of Festung Hohensaltzburg suits to be called fortress. -
143.城の中庭にある菩提樹 樹齢100年以上と言われている
Big Linden baum tree in the garden is said to be more than 100 years old. -
城塞の居住区域のようです。
-
階段はかなり急です。明かりの雰囲気は悪くない。
-
144.城砦のミュージアム(城砦博物館)では築城の様子を模型で展示している
In the Museum the process of construction is exhibited. -
陶製のザルツブルグ城
-
145.電話施設の当時の設備は興味深かった
The equipment of Telephone center in old ages is interesting. -
146.ミュージアムで出会った家族 母親同士が姉妹みたい
二人の娘は母親そっくり
I took photos of a joyful family first with his camera and next with my camera. -
147.城塞のミュージアムの一室にある美しい絵模様のタイルが張られた
暖炉(ストーブ)
A kind of heater (stove) put drawing tile on in a room of the Museum. -
ザルツブルグの旧市街を一幅の絵に収めたようです。
-
148.城のミュージアムに展示されているさまざまな形の古典楽器
Variety kind of music instruments of classical style in the Museum. -
天狗は西洋にもいるようです。
-
149.見方によっては音符が並んでいるような楽しげに歩く親子連れ
I imaged a line of musical note on a family walking with joyful step. -
150.結婚式を挙げたばかりの熱々のカップルに出会った。
こちらも幸せを分けてもらった気分
A couple just married
Congratulations! -
151.おどけたポーズをとる男の子はみんなの注目の的 カッワイー!
He amused us in clownish manner. -
152.半円形のガラス円板にバランスウェイトをつけた動く現代アート
A moving modern art of half-moon glass board with counter weights -
レジデンス・ギャラリー前の文字で出来た胸像
中へ人が入れます。 -
154.レジデンツ・ギャラリーの入り口階段 落ち着いた柔らかい光で包まれ、期待がふくらむ
I felt the entrance of Residenz Gallery to be also one to Paradise. -
155.アルター・マルクト広場に面したカフェ・トマッセリは自家製ケーキが自慢とか
Cafe Tomaselli is oldest in Salzburg and famous for house-made cakes. -
イチオシ
156.カフェ・トマッセリで支払うのを見つめる女性と遠くに目をやるウェイトレス
(視線の妙)
She watched him paying and the waitress saw far beyond in Cafe Tomaselli.
客の手元を見ずに視線を外すこのウェイトレスの配慮は見上げたものです。
この旅行記の写真の中では断然イチオシです。
(旅行記より)
<城塞を下りて有名なカフェ・トマッセリ Cafe Tomaselli へ入った。コーヒーをと言って,いろいろ種類があって迷っているとウェイターが行ってしまい、再度来たときにブラックティー(紅茶)を注文すると Changed your mind? と怪訝な顔をするから、そーだよ、コーヒーは選ぶのが難しいからと笑いながら言ってやった。>
ホット、アイス、ブレンド、アメリカンなどで注文できる日本での日常から考えると煩わしですが、この一種のカルチャー・ショックは貴重な経験でした。
飲み物はウェイター、ケーキはウェイトレスと担当が分かれているのも珍しい。 -
アルター・マルクト広場に面したカフェ・トマッセリの向かいのカフェ
-
157.フクロウは知恵のシンボルと言われている。これは1594年創業の本屋の看板
A owl is said to be symbol of knowledge. A signboard of the bookstore found
1594 -
158.モーツァルトクーゲル(球形チョコ菓子)で有名なフュルスト。ウィーンにはない
Furst is famous for its original chocolate Mozart Kugel. -
おみやげ屋
1個 6.00、2個 11.00、 3個 15.00ユーロ -
イチオシ
160.惣菜屋のカウンターに登って興味深げに見つめる未来の栗原はるみ
Future Harumi Kurihara who is famous for Japanese home cooking -
この子はよほど惣菜に興味を持ったようです。
他の客も咎めたりせず、優しく見守る雰囲気はぬくもりを感じる心地よさです。
こういう社会を垣間見ただけでも、ウィーンの一人旅は一生の思い出に残る貴重な体験でした。
これが東京都内だったら・・・??? -
10月でも向日葵の季節のようです。
-
真っ赤なのはパプリカと巨大なトウガラシです。
-
161.人気の店は大忙し 暖色系の照明がよりおいしく見せている
They are always busy at popular shops. Lighting makes goods more delicious. -
163.モーツァルト(1756.1.27誕生)の生家。マカルト広場の家に移るまでの18年間住んだ
W.A.Mozart’s birth house The date of birth is 27 Jan.1756 -
166.ゲトライデ小路の時計屋の看板 ゲトライデ小路は鍛鉄製の看板が有名だ
A signboard of clock shop in Getreidegasse where forged iron signboards are
famous. -
モーツァルトに因んだお菓子類の店です。
ウィーンではめずらしくド派手な店構えです。 -
167.ガラスに毎週土曜日18:00-22:00寿司特売と書かれた多国籍料理の店
Every Saturday 18:00-22:00 Happy Sushi Hour, so written on the glass. -
168.ヴァーク広場で見かけたビール醸造所の豪華な鍛鉄看板 右上には、樽に麦と柄杓
A gorgeous signboard of the brewery made of forged iron on Waagplatz -
169.ザルザッハ・グリルでの夕食 ウィンナーシュニッツェルとサラダと赤ワイン
ウィンナーシュニツェルは薄い牛肉のパン粉をつけたカツではなく、天ぷらのような衣をつけてキツネ色に揚げたものですごくおいしかった。
Dinner at Salzach Grill in Hotel Zacher Salzburg:Winner Schnitzel and green salad
下記URLの「食べる頁」1をネットで検索すると、私のホームページ「旅行写真展示室」のこの料理に関するエピソードやお薦めのレストランなどの記事が載っていますので、ぜひ御覧下さい。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamada423/taberu1.html -
170.シャンデリアや蝋燭の光が暖かく、寛いだ雰囲気を醸しだすザルザッハ・グリル
Chandelier and candle light make warm and relaxed atmosphere at Salzach Grill -
171.ディナーのメニューなどを書いてくれたザルザッハ・グリル のウェイター
The waiter of Salzach Grill who willingly wrote menu, name of grill, date and
signed. -
172.ホテル内のピアノ・バー 落ち着いた雰囲気の中でバランタインのロック
I relaxed with Valentine on the rock. I supposed my pianist plays like this. -
173.彼女は父がユーゴ人で母がドイツ人 最初はにかんで母親を見つめていた
At first she was watching her mother. Her father Yugoslavian her mother Germany -
イチオシ
174.少し慣れてきて横目でチラッとカメラ(私)を見た瞬間 カッワイー
After a while she was relaxed and cast a side glances at me i.e. camera. -
175.メガネ店のショーウィンドウで道往く人をじっと見つめるタマちゃん
He is watching pedestrian in the show widow of eye glass shop.
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