イタリア迷走　半縦断の旅　その１　【ローマ】

2006/05/02 - 2006/05/10

嫁のマイルが貯まった。ヨーロッパの必要マイル数は55000マイル、純粋なフライトマイルはないはずだから、残りはショッピングで貯めたことになる。改めて自分達の浪費癖を反省する。

が、貯まったものはしかたがない、行っとこう！という事で、イタリアへ旅発つ事にした。もちろん私は自腹である・・・

旅のルート

ローマ　→トスカーナ　→ベネチア　→ミラノ

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 レンタカー タクシー

当初の計画はイタリアを全縦断だった。

しかしプランを練るうちに8日間はかなりきついと感じたし、今回は嫁付き、少しはゆっくりしようと思い、イタリア半縦断の旅に出た。

何はなくともまずビール、これおじさんの鉄則。しかし今回はワインの本場イタリア、機内食で反射的にワインを頼んでしまった。典型的なミーハー日本人である。これがまたマズい。

12時間のフライトに耐え、ローマには夕方に降り立った。そこからレオナルドダビンチ急行に乗り込むのだが、これがまた結構な行列。

ガイドブックには「イタリア人は行列好き」と書いてあったが、あながち嘘ではなさそうだった。

そこでこれまたガイドブックの通り自動販売機コーナーに行くと空いている。

こいつはラッキーと10ユーロ札を入れて四苦八苦しながら切符を購入。

しかしお釣りの代わりに出てきたのは変な紙切れ。どうやら小銭以外のお釣りは現金引換券で出てくるらしい。

結局窓口に並ぶ羽目になった、余計に人が増えている、バカである。

ローマのテルミニ駅は英語で言うところのTerminalであるらしく、なかなかどうして大きな駅である。

そこから地下鉄で3駅ほどの所にホテルを取ったのだが、地下鉄に乗ったものの降りるべきはず駅がない！？

どうやら工事中のため通過してしまったらしい。

とりあえず次の駅に降りたが、なにやら寂しい町並み、タクシーもいなけりゃ店もない。しかたなく重いスーツケースを転がしながら一駅分テクテク歩き宿に着いた。

←修道院を改修したホテル
Domus Sessoriana

ホテルの食堂。

たぶん歴史好きの人にとってローマという都はヨダレが出るほど魅力的なのだろう、残念ながら神様は我々にそういった感性をお与えにならなかったようだ。

今回の旅のメインはトスカーナのワインだったので、ローマの観光は今日1日のみの強行スケジュールであった。

タクシー、地下鉄、路面電車、徒歩、全てを駆使して殆ど周った、ホントに自分自身に頑張ったと言いたいほどよく動いた。

ナヴォーナ広場にて

バチカンを望む

バチカン博物館

スペイン広場近くでランチ

それはそうと、電車の中でスリに出くわした。ドアが閉まった瞬間、被害者のイタリア人の夫婦が騒ぎ立て、近くにいたオバちゃんと10歳くらいの娘を罵っている。

混雑した電車の中で親子2人の服を殆ど脱がしにかかり、財布を探していたが結局見つからなかったようだ。

どうなるかと思ったが、意外にあっさり諦めて、「今日はついてないわね」って感じの雰囲気で降りて行った。そんなに日常的な事なのか？恐ろしいぜイタリア・・

夜はカンポデフィオーレ広場で夕食をとり、ワイン片手にいい気分に浸った。

イタリアに限らずヨーロッパの「広場」という文化は、日本ではあまり馴染みがないが、何より活気があるし、ゆっくりと落ち着けるから好きである

今夜も同じホテル。部屋はこんな感じ。可もなく不可もなくって感じ。