2009/07/18 - 2009/07/18
228位(同エリア393件中)
まみさん
2009/07/18土 キエフ観光4日目
・ロシア美術館
・ウラジミール聖堂
・ウクライナ国立美術館
・週末の独立広場
【キエフ泊:ホテル・フレシチャーチク(Khreschatic)】
8日ぶりに戻ってきました、首都キエフ!
拠点となるホテルは最初に滞在したのと同じ、独立広場にほど近いフレシチャーチク・ホテルです。
これまで、ヤルタ、オデッサ、リヴィブ、コロミーヤと周遊してきて、最後にキエフに戻り、改めて思いました。
あーっ、キエフって、なんて巨大なの!
キエフがすべてそうでもなく、観光拠点が、近代に整備された独立広場だからとりわけ巨大なエリアなんだと思いますが、それにしても土曜日の朝の8時のこのあたりの閑散ぶりは、ゴーストタウンは言いすぎにしても、まるで休日や平日昼間のオフィス街のようです。
リヴィブからの寝台車でキエフに到着したのは7時半ですが、ホテルにチェックインするには早すぎるので、ホテルにスーツケースだけ預けて、安くて上手いと評判のセルフレストラン「プザタ・ハタ」で朝食をとりました。
ほんとはホテルにもっと近いセルフレストラン「ドヴァ・グシャ」ですませようと思ったのですが、ガイドブックには土曜も営業するとあったのに、時間になっても開店しなかったのです。
「プザタ・ハタ」もホテルから徒歩圏内です。
そして、評判どおり安くて美味しくて、しかもちゃんとウクライナ料理が取れることと実感し、その後のウクライナでの食事はすべてプザタ・ハタですませてしまいました@
プザタ・ハタの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662487/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662488/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662489/
たっぷりとった朝食の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662490/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその4:ウクライナの食べ物レポート」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361986/
本日の観光ハイライトは、撮影不可のミュージーアム2つです。
撮影不可なのは残念ですが、非常に興味ある美術館なので外せません。
1つめは、ロシア国外では最もロシア美術のコレクションが充実しているとLonely Planetで評されているロシア美術館。
2つめは、ウクライナ国立美術館です。
後者のウクライナ国立美術館はホテルから徒歩圏内ですし、土曜日は嬉しい開館1時間の延長の日。
なので先にロシア美術館に向かいました。
ロシア美術館の近くには、写真代を払えば内部の撮影が可能なウラジーミル聖堂があるので、両方見学しました。
ロシア美術館のある周辺も、巨大なエリアでした。
昔の貴族の屋敷と思われるすてきな建物ぞろいで、ロシア美術館もその一つでした。
ただ、中央の緩衝帯が公園になっていて、横断歩道を渡るのに1分以上かかるようなシェフチェンコ大通りには参りました。
そうでなくてもこのあたりのエリアは歩道も車道も幅広く、ちまちました日本の地方都市に慣れた私には、巨人の国に放り出されたような気分にりました。
さらに、街路樹の影がささないところは日差しがきつくてきつくて、オーブンに焼かれているようで、ただ立っているだけで体力を消耗するような、コンクリート都会の真夏でした。
また、美術館もクーラーが効いているわけではなく、窓は開放されているのですが、部屋の片隅に申し訳程度に扇風機があるだけです。
たまには風が吹く外の方がずっと快適で、建物の中は蒸し暑くてたまりませんでした。
ロシア美術館を見学した後に予定どおりウラジーミル聖堂に向かいました。
ちなみに、途中1〜2ブロック寄り道すればキエフ・オペラのシェフチェンコ劇場の建物が見られると知っていましたが、ロシア美術館での鑑賞時間が1時間程度だっのにどっと疲れてしまった上、コンクリート猛暑にバテ気味でしたから、とても寄り道する元気はありませんでした。
そんな文句は出てくるものの、ロシア美術館もウラジーミル聖堂も期待以上でした。
ロシア美術館は、一つの建物を特別企画展を含めていくつかのセクションに分けているため、常設展だけだと中規模の美術館でしたが、なじみのあるレーピンやニコライ・ゲーをはじめとする移動派の作品、どこか幻想的なロマン主義的な絵を描くブルーベリや海洋画家アイヴァゾフスキーが充実していました。
それから、シシューキンの大作もたくさんありました。
近現代美術コレクションでは画家の名前を確認するほどの元気がなくなっていたのですが、それでも私好みの絵がたくさんでした。
シシューキンの作品はとても感動したので、ポストカードはあるだけすべて買った上に、持ち帰るのにかさばるだろうと思いながら特大ポスターまで買ってしまいました。
ちなみに、売店のおばさまに、日本語でのメジャーな表記どおり「シーシキン」と言ったら、はじめは通じず、ポスターを指さして通じたときには大笑いされてしまいました。
正しく発音できるまで治されました。
一番それに近いカタカナ表記が「シシューキン」でした。
そのあとに見学したウラジーミル聖堂で撮った写真は、次の旅行記にまとめました。
「2009年ウクライナ旅行第14日目(2)キエフ:豪華絢爛な正教会のウラジーミル聖堂で結婚式を見学しつつ内部の撮影三昧」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10462030/
ロシア美術館とウラジーミル聖堂を見学しおえた後、ホテルにチェックインしたのですが、部屋のクーラーで猛暑にほてった体を冷ましながら1時間ほどへたばってしまいました。
1時間の休憩のあとでクーラーの部屋を出るのは勇気がいりました。
ウクライナ国立美術館では、鑑賞に2時間が体力の限界でした。
ほんとはもっと1つ1つの作品の前でゆっくり粘っていたかったです。
もっとも、美術館の中は空いていたので、展示室によっては、特に大作ぞろいのところでは、部屋の中央にあるソファにどんと腰掛けたままぐるりと見回すことができました。
同じことはロシア美術館でも後半の大作ぞろいのところではできました。
そうやって少し離れた位置から全体をじっくり鑑賞してから、1つ1つ近くで眺めなおすということを繰り返しました。
美術館を出てみると、あたりにぞくぞくと人が集まり、警官隊が歩行者の交通整理をしていました。
ドキッとしました。
確かこの先にどこぞの大使館があったのではなかったかしら。
ひょとして何かの抗議デモでも始まるのでしょうか。
と思ったら、なんのことはない、すぐそばにスタジアムがありました。
たぶんみんな、サッカーの観戦のためにやって来たのでしょう。
美術館に入るまでは、朝からずっと渋滞気味だった車道はともかく、とても閑散としていたエリアだったのに、休日の渋谷並み!
といったら大袈裟ですが、これからの観戦でわくわくご機嫌の群衆のただ中に紛れて逆行しなければならなかったのも、これ一日限りのことですし、あとは夕食をゆっくりとるくらいしか予定はなかったので、そんなに悪いことでもありませんでした。
観戦客をあてこんで路上に売店が出ていたりして、いい具合に賑わっていました。
ハメを外しそうな体格のいい若者の群にはちょっとビビりましたが、はしゃぐ子供連れの家族、恋人同士、友人同士のグループなど、すれちがいざまにちらちら眺めてしまいましたが、なかなか微笑ましかったです。
夕食は、すっかり気に入ったセルフレストラン「プザタ・ハタ」でウクライナ料理っぽい食事をとりましたが、その途中の独立広場は、これまた今朝の閑散ぶりからする同じ場所とは思えないほど、週末を楽しむ人々で賑わっていました。
おのぼりさんの国内ツアーがどっと押し寄せたのかと思ってしまいました。
フレシチャーチク大通りは、独立広場以南は車両通行止めの歩行者天国にすらなっていて、ウィークデイには見当たらなかったお土産屋の屋台をあちこちで見かけました。
こういうノリはなかなか楽しくて、何かしたわけでもなくただぶらぶらしていただけなのですが、最終日2日前のキエフの夕方をのんびり楽しむことができました。
ほんとうはキエフでは、コサックダンス・ショーのようなナイトライフを楽しみたかったのですが、どこでやっているかわかりませんでした。
最初のキエフ滞在でインフォメーションらしきところで公演情報がゲットできず、プレイガイドのようなところも見つけられず、あきらめてしまいました。
でもこういう夜も、お手軽に楽しめて、悪くなかったです。
バレエやオペラ、ミュージカルなどの観劇も趣味にしている私ですが、よく言われるとおり、人生だって芝居のようなもの。
異国の地で週末を楽しむ人々の姿を眺めることだって、私という観客も参加できる舞台みたいなものではないでしょうか@
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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独立広場の向かって右にあったコサック・ママーイ像を射し込む朝日と共に
ウクライナのセルフ・レストラン「プザタ・ハタ」で朝食をとった帰りです。
週末の朝の独立広場は閑散としていましたが、ウクライナに着いた翌日のキエフ観光1日目の午前も似たようなものでしたから、そんなものだろうと思っていました。
※コサック・ママーイとは
コサック・ママーイは、ウクライナの伝統美術におけるコサックの理想像である。ウクライナの守り神、ウクライナ人のシンボルとされる。コサック・ママーイの絵画は、18世紀から20世紀にかけてウクライナの民家においてイコンと同様に扱われ、神聖視された。
(中略)
絵画におけるコサック・ママーイは、樫の林で愛馬の隣にあぐらをかき、ウクライナの楽器であるバンドゥーラを弾く姿で描かれることが多い。彼は東洋風な上着(ジュパーン)を着、広々としたズボン(シャロヴァールィ)と錦の長靴をはいている。頭にはコサックの前髪(オセレーデツィ)、顔には長い口髭、口には長いコサック・パイプ、周りには槍が据えられ、ウクライナ酒(ホリールカ)の酒瓶と酒杯が置かれている。
コサック・ママーイの絵画に描かれているものは、それぞれの意味を持っている。バンドゥーラはウクライナの歌、馬はウクライナの自由、樫はウクライナのしぶとさを象徴している。酒瓶・酒杯が埋葬品としてコサックの墓に入れられ、槍がコサックの墓の上に立たされることがあったので、槍・酒瓶・酒杯は人生の儚さと死の覚悟を表している。
(中略)
コサック・ママーイの絵画は、ウクライナ人の民家でのお守りのような役割を果たし、戸・壁・窓際・櫃・食器などの家庭品に描かれた。(後略)」
(ウィキペディアフリー百科事典より) -
ゴーリキー通りの家を逆光に透ける緑と
フレシチャーチク駅からチアトラーリナ駅まで一駅だけ地下鉄を利用し、ロシア美術館に向かう途中です。 -
真っ赤な建物、キエフ大学
シェフチェンコと思われる巨大な彫像の台座に上がって撮影していたら、通りがかりのおじいさんに叱られてしまいました(苦笑)。 -
ロシア美術館と勘違いしかけた建物
ロシア美術館ではありませんでした。
タラス・シェフチェンコ通り14番です。
今回はLonely Planetの地図の方が不正確で、「地球の歩き方」の地図の方があっていました。
到着するまでに、暑くてもうすでに体力消耗気味。 -
美しい水色の国立タラス・シェフチェンコ博物館
国民的詩人シェフチェンコの博物館。
彼が描いた絵画などもあるようですが、シェフチェンコの詩の人も知らないし、ウクライナ語は読めないし、本日のハイライトとしている2つの美術館の方にゆっくり時間と体力をかけたいため、シェフチェンコ博物館はスルーしました。 -
美しい水色の国立タラス・シェフチェンコ博物館
このような水色の美しい建物を見ると、私の場合、サンクトペテルブルクを連想してしまいます。 -
美しい水色の国立タラス・シェフチェンコ博物館
ロシア美術館かと勘違いして近付き、戻らなくてはならないとわかって戻っている途中で撮ったものです。
具体的には、1度では横断歩道をわたりきれなかったシェフチェンコ大通りの、公園となっていた緩衝帯のあたりから。 -
やっと見つけた、ロシア美術館
入場料は24.00フリヴニャ。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
<ロシア美術館の簡単な感想>
私の好みのロシア美術は、なんとなくロシアだなと思えるような、涼しげで広々として雄大かつ寂寥とした風景と、大自然を敬いながらひっそりと息づく人々や動物が描かれた風景画だなぁとつくづく思いました。
そういう絵からは、人々がさびしくないように大自然の中から神が見守っているよ、というメッセージやそういった神の存在が感じられることが多いです。
自然の中に神の存在が感じられるのはアミニズム的ですが、日本のあらゆる物に神が宿っているというよろずの神とはやはり違っていて、あくまで唯一無二の存在としての神が、生活の中のあちこちのちょっとした事象の中で見守っていることを伝えてくれているのが絵に出ているというかんじでしょうか。
また、なかなか興味深いと思ったのは、19世紀のロシア絵画の風俗画では、老人と政略結婚させられられる哀れな若い花嫁の絵がよくあることです。
当時は確か花嫁の家族に払うお金の負担が大きくて、若い貧しい青年はなかなか花嫁をもらえず、金持ちの老人と若い娘の結婚はよくあったと聞きます。
19世紀くらいなら、お家のための政略結婚も多いけれど、そろそろ個人主義にも目覚めてきたころだろうから、そういう傾向に疑問を覚える人々も多くなり、社会風刺・批判として描かれるようになったのだろうと思います。
この美術館には陶磁器コレクションもあって、興味深いものがたくさんありました。 -
ロシア美術館で買ったリーフレットの表紙
ウクライナ語&ロシア語オンリーですが、全頁カラーで、最初の2ページ以外はほとんど写真集みたいなリーフレットでしたので、買ってしまいました。
14.00フリヴニャ。
作品の写真は34枚、美術館内部の写真は表紙と裏表紙をあわせて3枚掲載されています。 -
ロシア美術館のリーフレットより、美術館の内部の写真
シーシキンならぬシシューキンやゲー、クラムスコイなどの移動派の大作が並んでいた展示室の写真です。
見学者は他にはほとんどいませんでしたから、このように大作が並んでいた展示室では中央にあるイスに座って目の届く限りの絵を少し離れたところから見渡し、それから近付いてじっくり見るということを繰り返すことができました。 -
ロシア美術館のリーフレットより
上の雪景色も素敵ですが、下の3人のお姫様の絵がとても気に入りました。
これがあったからこのリーフレットを買ったようなものです。
タイトルは「地下の王国の3人の王女」。
歴史上のお姫様かと思ったけれど、むしろ伝説上のお姫様かもしれません。 -
ロシア美術館のリーフレットより
下の絵も素敵ですが、上の絵がとても気に入りました。
タイトルはさしずめ「丘で」くらい。 -
ロシア美術館のリーフレットより
キエフのインフォメーションでもらったキエフ案内「Yours Truly, Kyiv」でロシア美術館の紹介のところに掲載されていたのがこの絵の写真で、そのときから印象的でした。
画家はブルーベリ。タイトルは「ペルシャ絨毯の前の少女」。 -
シシーキンあるいはシシューキンの絵のポストカードより
ポストカードは1枚3.00フリヴニャでした。
この絵のタイトルは「曇りの日の木立ち」あるいは「日が射さない木立ち」あたりかな。
巨大な絵でした。1877年制作。 -
シシーキンあるいはシシューキンの絵のポストカードより
タイトルは「森の中の小川」。1880年制作。 -
シシーキンあるいはシシューキンの絵のポストカードより
タイトルは「森の冬」。1877年制作。 -
シシーキンあるいはシシューキンの特大ポスター
35.00フリヴニャでした。ちょっと奮発しました。
雪をかぶったモミの木が、まるで大自然の前に立ち、感動している人、あるいは自らの人生を振り返っている人の姿に見えました。
ポストカードのような小さなものではその感動はとても持ち帰れなくて、思い切ってポスターを買ったのですが、家に飾ろうとしたら、母には「よりにもよって、なんでそんなに暗い絵を買ってきたのよ」と文句を言われました(苦笑)。 -
横断歩道を渡るのに1分以上かかるタラス・シェフチェンコ大通り
なにしろ真ん中の緩衝帯が公園なんですもの。
ウラジーミル聖堂に向かうため、またまたタラス・シェフチェンコ大通りを渡りました。
ここで渡っておかないと、次にどこで横断歩道に出会えるか、分かりません。
ウラジーミル聖堂は、シェフチェンコ博物館がある側にあるはずですから。
ウラジーミル聖堂の写真は次の旅行記にて。
「2009年ウクライナ旅行第14日目(2)キエフ:豪華絢爛な正教会のウラジーミル聖堂で結婚式を見学しつつ内部の撮影三昧」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10462030/ -
週末の昼過ぎの独立広場のにぎわい
噴水で水遊びする人たちがいたりして、キエフ観光、いやウクライナ観光初日の月曜日や今朝とは比べものにならないくらい賑わっていました。
キエフ観光初日の独立広場の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第2日目(1)キエフ:せっかくだから独立広場から」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10367605/ -
伝説のキエフの創始者キー兄弟の像の前でも記念撮影の人々やら水遊びをする人々やら
おのぼりさんかなぁと思ったのですが、地元のキエフっ子の可能性も否定できません。
キエフ観光初日にはこの像の写真をゆっくり撮ることができたのですが、週末ではとても無理だったかもしれません。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16830570/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16830574/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第2日目(1)キエフ:せっかくだから独立広場から」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10367605/ -
国立ウクライナ美術館
入場料は10.00フリヴニャ。
見学者はあまり多くなかったのですが、学生らしき若い人が意外に多かったように思います。
ウクライナの画家はほとんど知らないので、なるほどウクライナらしいなと思えるような景色や風俗の絵画を、これまで見て回ってきたものを補充するような気持ちで気楽に鑑賞しました。
その意味で惹かれたのは、農村や自然を描いた19世紀の絵画でした。
今でも田舎に行けばきっとほとんど変わらないのではないかと思えました。
そういう田舎風景を味わいたくてここ数年、東欧ばかりに出かけている気がしますが、逆に絵画を見て、いいなぁと思ったからこと、現在もそういう景色が残っていそうな国々を旅行ターゲットにしているところもあります。
日本で見られる東欧の田園風景の絵画は主にロシア絵画ですが、そういう絵がたくさん描かれた帝政ロシア時代は周辺の東欧諸国を飲み込んでいましたし、ロシアの田園風景との違いを感覚でなんとなく感じ取ろうとするのも楽しいです。
ちなみにロシアの画家で有名なイリヤ・レーピンや海洋画家のアイヴァゾフスキーはウクライナ生まれです。
イコン・コレクションもありました。
去年(2009年)のブルガリアのイコンは青を多用したものが多かったけれど、ウクライナのイコンは赤を多用したものが多くて、さらに華やかでした。 -
国立ウクライナ美術館、正面のフリーズ部分の女神像たちに注目
真ん中の女神の衣装はとっても薄い布でできているようです(笑)。 -
入口を守る2頭のライオンのうちの1頭
銀座・三越やロンドンのトラファルガー広場のライオンに似てるかなぁと思ったけど、似てないですかね。
ライオンたちは外側を向いていたので、正面から撮影できませんでした。 -
美術館を緩衝し終えて外に出たから、若者がぞくぞく、警備員もたくさん!
なにごとかと思ったら、近くにあったのはサッカースタジアムでした。
ベルリン・スタジアムがモデルだそうです。
フレシチャーク通りはサッカー観戦客と思われる人々がぞろぞろ。
チームのデザインの旗や帽子やTシャツを売っている売店もありました。
酒のつまみにでもするのか、木の実やひまわりの種を売る路上の売人もいました。 -
独立広場の前から歩行者天国になっていたフレシチャーク通り
何かの宣伝グループかな? -
歩行者天国のど真ん中で似顔絵描きさん
楽器を演奏したり歌などの大道芸人たちもところどころにいました。 -
お城のようにも見える独立広場近くの古めかしい建物
ウクライナ料理のセルフ・レストラン「プザタ・ハタ」はこのすぐ近くです。
こちらの写真の左の端に写っている建物です。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16830572/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第2日目(1)キエフ:せっかくだから独立広場から」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10367605/ -
壁のタイルが美しい
-
クラシカルな装飾に注目
窓辺の外の無粋なエアコンがファインダーの中に入らないように苦心した1枚です。 -
ちょっとアラブチック?
そして朝食をとったのと同じセルフ・レストラン「プザタ・ハタ」で夕食をとりました。
夕食の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662491/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662492/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその4:ウクライナの食べ物レポート」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361986/ -
旧ソ連っぽい重厚な建物が並ぶ、週末限定の歩行者天国のフレシチャーク通り沿い
ちなみに、通り沿いのショッピングセンターをぶらつきながら、ウィンドウ・ショッピングをしました。
カメラ屋さんがあったのでキャノンのカメラの価格を見てみました。
IXY 95:2,475フリヴニャ
PowerShot A480:1,587フリヴニャ
PowerShot SX 200 IS:3,699フリヴニャ
PowerShot SX 200 ISの3,699フリヴニャを1フリヴニャ=約14円(2009年7月現在の換算目安)で計算すると、51,786円になります。
私は、ビッ○カ○ラで、まだ新発売の時期に、販売店の5年間長期保証料金を含めて41,800円で買ったので、1円以上高いですが、日本製のものを輸入していることを考えると、しょうがないのかな。
「2009年ウクライナ旅行第14日目(2)キエフ:豪華絢爛な正教会のウラジーミル聖堂で結婚式を見学しつつ内部の撮影三昧」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10462030/
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