2009/07/18 - 2009/07/18
247位(同エリア393件中)
まみさん
2009/07/18土 キエフ観光4日目
・ロシア美術館
・ウラジミール聖堂
・ウクライナ国立美術館
・週末の独立広場
【キエフ泊:ホテル・フレシチャーチク(Khreschatic)】
私がここ数年、東欧旅行にハマっている理由の一つに、正教会の魅力があります。
正教会の内部は、壁一面に聖人の絵や装飾が描かれていて、総じてとても華やかで豪華に見えます。
ウクライナ正教会も例外ではありません。
この豪華さになじんでしまうと、カトリック圏を旅行しても、教会見学で物足りなく感じてしまうのでは、と心配になるくらいです。
でも、今回のウクライナ旅行では、正教会をいくつか見学できたものの、内部の写真を撮るチャンスはあまりありませんでした。
だから撮影代を払って堂々と撮影させてくれるところは大歓迎です。
キエフのウラジーミル聖堂はロシア美術館から歩いていける距離にあったので両方一緒に行くことにしました。
正教会は信者席がないため、カトリックやプロテスタントの教会より規模が小さいところが多いと思いますが、ここは広々としていました。
教会内には、中心となるイコノスタシス(聖なる礼拝堂と信者たちが立つ世俗エリアの境界にあるイコンの壁)の他にも、祭壇のある小さな礼拝堂もいくつかありました。
金箔や浮彫装飾やイコンですき間なく装飾された壁や光のウェディングケーキのような豪華なシャンデリアには圧倒されました。
フォトチケットは祈祷の申込みをする窓口と同じところで買います。
早く撮影したいとやきもきしながら順番を待ち、10.00フリヴニャ(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)を払ったら、堂々の撮影開始です!
ちょっと高めの写真代は、ささやかながらもぜひ教会の維持費にあててくださませ。
ちなみに、祈祷の申込が100.00フリヴニャもするのにはちょっと驚いてしまいましたが、日本でもお坊さんを呼んで法事をしてもらうことを考えたら、まだずっと安いかもしれません。
名高い教会だからか、週末の土曜日だからか、内部は混雑していました。
規模が大きく名高い聖堂で週末だからかな、と思ったら、結婚式の最中だったからでした。
珍しいチャンスではあるのですが、教会の中のハイライトのイコノスタシスの前で式が行われている関係上、そこは立ち入り禁止になっていたし、一般信者も大勢見学してそのエリアは撮影どころではなかったので、がっかりしてしまいました。
見学者の人垣はとても厚くて中に割り込む勇気はなかったのですが、まわりをうろうろしたところ、背後脇からなら見学することに気付きました。
花嫁さんはすごくきれいだったけど、花嫁さんの長いベールを持っていた男の子と女の子がとっても可愛らしかったです。
式の最中、男の子はちょっと手持ちぶたさにしていて(いや、その手には花嫁のベールがあったんですけど@)、視線をあちこちに飛ばしている様子が微笑ましかったです。
結婚式は、私がイコノスタシス以外のところをあちこち撮影している間に終わったので、結果的にはイコノスタシスまわりの写真も撮ることができました。
こういう機会やミサのときでなければ開かない王門のカーテンが開いていて、イコノスタシスの奥の礼拝堂が見えたのですが、残念、私がカメラを向ける前に、さっとカーテンが引かれてしまいました。
「アールヌーヴォー調のフレスコ画 ウラジーミル聖堂
1882年に完成した、キエフでは比較的新しい教会。外観はほかの教会と変わらない、どちらかというと地味なビザンチン建築だが、一歩中に入ると、豪華絢爛のフレスコ画に目を奪われる。
この内装は、ロシアの画家ヴィクトル・ヴァスネツォフをはじめネステロフ、ブルーベリといったそうそうたる面々によって描かれた。特にヴァスネツォフは中心部分のフレスコ「最後の審判」「聖母マリアと幼子キリスト」などを鮮やかな色彩で描き、薄暗い聖堂の中にあって非常に荘厳な雰囲気を作り出している。」
(「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より)
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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山吹色の壁に白い水玉の青い屋根のウラジーミル大聖堂
残念ながら屋根がはっきり写るアングルはなかったです。 -
正面入口上部にはウラジーミル大公のモザイク肖像画
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入口に入る前のポーチの装飾
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入ってすぐの両脇
ウラジーミル大公の洗礼シーンでしょう。
下は売店。 -
入ってすぐの両脇
ウラジーミル大公は今度はキエフ公国の民を改宗させているシーンでしょう。
集団洗礼させたといいますから。 -
向かって右、側廊に向かって
王冠かウェディングケーキのようなシャンデリアに注目@ -
結婚式の最中で人がぎっしり
ふだんは閉ざされているイコノスタシスの中央の門(王門)が開いていました。 -
美しい天井
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向かって右手、主廊と側廊を区切るアーチ
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イコノスタシスの王門の上部
イコノスタシスの奥の礼拝堂の壁画がちらっと見えます。 -
向かって右手のアーチ
女性の聖人に注目。もしかしたらビザンチン王家からお嫁入りしたビザンチンの姫かな。
ウラジーミル大公はキエフ公国の権威向上のため、ビザンツ帝国の皇帝バシレイオス2世の妹アンナを花嫁に迎えています。 -
側廊の礼拝堂
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向かって左手、アーチから吊り下がる豪華なシャンデリア
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向かって左手のアーチとイコノスタシス
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向かって左手のアーチの壁、武装した聖人
てっきりウラジーミル大公(のちにウクライナでのキリスト教布教の功績のために聖人に列せられる)かと思ったのですが、足下の半分隠れている文字からすると、違うような……。 -
側廊の壁画
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左の側廊から撮影、ひょっとしたらウラジーミル大公のお墓?
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イコノスタシス左端、側廊にかかっている部分
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イコノスタシスの左上の壁、祭壇のある空間、どこかアールヌーヴォーチックな装飾
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イコノスタシスの左上の壁、下の方、やっぱりアールヌーヴォーチック@
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左側のイコノスタシスの一部
イコノスタシスには真ん中の王門と両サイドに2つ入口があります。
これはその左サイドの入口。
真ん中の王門の前では結婚式の最中でしたから撮影できませんでした。 -
ちょっと手もちぶたさなかんじで花嫁のベールを持つつきそいの男の子
式の様子をななめ後ろから覗いています@
花嫁のベールは男の子と女の子の2人で持っています。 -
式のあと、すばやくカーテンが閉められた王門
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イコノスタシスを縁取る飾り
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イコノスタシスとその前のイコン
豪華な柵の外に追い出される前に急いで撮ったので、ピントが甘いです、あしからず。 -
イコノスタシスを背に記念写真を取る新婚さんたち
イコンをもっている二人と付き添いの子供たちもいます。 -
向かって右の側廊のキリスト磔像
式が終わって聖堂内が空いたので、もう少し撮影して回ることにしました。
正教会はカトリックやプロテスタントと違って聖像や教会内部の装飾は二次元の平面で表現され、三次元の彫刻は使われません。 -
中央ドームの天井、パンタクラトールと呼ばれる全能のキリスト、あるいは荘厳のキリストが決まって描かれるところ
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中央のシャンデリアを横から
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イコノスタシスの前の豪華な柵を右手から撮ったもの
奥にウラジーミル大公の墓らしきものがあります。
そしてあちらの柱に描かれた聖人はきっと聖ウラジーミルでしょう。 -
新婚さん用の長い車とウルジーミル聖堂
クリミア半島観光中にこういう白くて長い車を見て、現地ガイドのニーナに教えてもらったので、新婚さん用の車だと分かりました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18003674/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第8日目(3)クリミア半島:ヤルタを出てフォロス村のロマンチックな教会へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10401563/
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