ニリンソウ咲く上高地（前編）

2010/05/20 - 2010/05/20

朝からの雨、予報も雨の1日なので、もう諦めての出発でした。傘と雨具を用意して山の雄大な景色も望めないと・・・

ところがです、上高地に行くに従ってお天気が回復、傘も合羽も必要なく、そして寒くなく上着もいらない絶好のハイキング日和になりました。
　初めは雲がかかった山もだんだんクリアになり、一番の目的のニリンソウの群生も見事に見られました。白く可憐な可愛いニリンソウ、この時期しか見られない光景に友人とカメラに収めて、「ラッキ−だったね」と微笑みあいました。

エリア 上高地(長野)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

新宿のﾊﾞｽｾﾝﾀ-を７時に出て、１２時頃に上高地に到着。
これから４時間半の滞在で、自由にハイキングです。
私達は、ニリンソウを求めて徳沢方面を目指します。
お天気が回復して、外で昼食をとる人達。

河童橋まで歩いて５分、昨日からの雨で梓川がちょっと濁っています。
上高地の標高は1500ｍ、来る車窓から見える眺めは美しい深緑の山々でした。この辺りはまだこれからですね。

山はまだ雲がかかり、すっきりしませんが・・・

お馴染みの河童橋です。それにしても人が少ない。
私は、これで上高地は３回目ですが、前は夏の時期でもあったので、この辺りはいつも大勢の人で賑わっています。

河童橋から見る穂高連峰
　

河童橋
　西穂高岳から明神岳まで視野いっぱいに広がるロケ−ションは、上高地屈指のビュ−ポイントです。

橋を渡り、私達は行きは梓川左岸のコ−スで歩きます。

澄んだ水の流れ

ヤブデマリ
　これは紫陽花のような花が木に咲いていました。
あちらこちらで見られました。

面白いおじさん発見！自称ホ−ムレスとか？テントの中には羽毛布団が。　絵を描きながら自由な森の生活、ひよっとしてこれって幸せかも。なんか楽しそうにお話するおじさんでした。

ニリンソウが咲いていました！

ここにもニリンソウだ！友人の家の庭にも咲いているとか。

シロバナエンレイソウ

これもエンレイソウ

イチイの古木

中州の木々の緑が素敵です。穂高連峰の眺めもよく見えます。

素晴らしい眺めに、同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

ニリンソウの群生です。丁度今が見頃です。

ニリンソウ（二輪草）キンポゲ科

　ニリンソウは春の山菜フクベラとして知られていて、葉は食べられて美味らしいが、猛毒で有名な同じキンポウゲ科のトリカブトの葉と似ているので、注意が必要。毎年のように中毒事故の新聞記事を見かける。この時期に咲くもう一つのキンポウゲ科の花であるフクジュソウにも毒がある。キンポウゲ科の仲間は毒があるのがほとんどで、食べられるのはこの花とエゾノリュウキンカ（ヤチブキ）ぐらいであろう。

ニリンソウには、真っ白と少しピンクが入ったのがありました。小さく可愛い花です。

タツナミソウ（立浪草）
　マクロで写したら失敗、ボケでしまいました。

うんうん、ここもいい眺めだわ！

明神岳が見えてきました。１時間くらい歩いたでしょうか？

初めは徳沢の方まで行こうと思いましたが、明神橋間でのところでも沢山ニリンソウが見られたので、ここから明神池の方に行くことにしました。そのほうがゆっくり出来ますので。

ニリンソウの花言葉
　　愛らしい・予断・友情・協力・仲良し

お腹が空いてきたので、ここでお昼にします。暖かいので外のベンチで。温度は２０度以上あったようです。

明神岳
　標高2931ｍ

ミヤマキケマン

平坦な道だし、時折鶯の鳴き声が聞こえて、いい森林浴にもなります。おまけに可愛い花も見られて(o^-^o)

あそこにもここにもニリンソウです。

ハシリドコロ

フッキソウ

群生している花って大好き！

朝の雨から、信じられないお天気の回復に、友人と「私達日頃の行いがいいんだね」と妙に納得(o^-^o)

エゾムラサキ

明神橋の前で友人を写す。

日本の美しい自然に感謝です。

この明神橋は、平成１５年に出来たので、まだ新しい。
もう１０年前だったから、あまり覚えてないけど・・・

これから深緑の季節、もっともっと美しい景色になることでしょう。

これから明神池に入ります。

　後編に続く

この旅行記へのコメント （6）

• morino296さん 2010/05/22 00:01:06

  お天気でなにより

  ミモザさん
  
  こんばんは。
  上高地、予報に反して良いお天気になりよかったですね。
  普段の心掛けが良いのでしょうね。
  
  新宿７時出発と言うことは、ご自宅は相当早く出られたのですね。
  
  ＧＷも終り、夏山シーズンの前で、今が一番空いているのではないでしょうか。
  
  ニリンソウも一杯咲いていて良かったですね。
  
  morino296

  ミモザさん からの返信 2010/05/22 10:37:50

  RE: お天気でなにより

  morino296さん、おはようございます。
  
  　「普段のこころ掛けがいい」は〜い自分でいいように解釈して
  います。ほんと嬉しい誤算でした、あの日は東京地方、１日雨の
  ようでした。日帰りバスツア−、手軽だけど、お天気ばかりは
  どうしようもありません。
  
  　朝は５時半には家を出ました。やっぱり近くの所沢発がいいですね。
  帰りも夜の１０時過ぎになりました。でも遊ぶことにはなんとか疲れも
  我慢できますね。毎日の仕事ではないので、翌日ゆっくり休めますから。
  これからハイキングにはいい季節になりましたので、大いに出かけたいと
  思っています。

• spa3pさん 2010/05/21 22:16:34

  上高地のナンチャッテ画伯達

  河童橋周辺で毎年絵を描いているナンチャッテ画伯。弟子も増えノレン分けもありで現在３〜４人から増殖中。この人たち実は観光客相手に絵を売っているのです。もちろん違法行為ですから彼らもそこは慎重ですが、うっかり話しかけて商売になると値踏みされたら、連絡先を交換し商談は後日。きっと買わされるはめになります。描きあげた絵は通行者に向けて並べられ周囲にサクラもいます。上高地の素晴らしい景観に感激する上高地ビギナーの心理につけ込んだ巧妙な手口。一人上手な人がいますが、何年も同じ絵を描いていればソコソコ売り絵程度の域には達する。しかし所詮売り絵は売り絵で気持ちのこもっていないつまらない絵。街中で絵を描いていても殆んどの人は無関心に通り過ぎますが、上高地だと人だかりができる。穂高連峰を目の当たりにしてクレグレも勘違いなさらぬようご注意下さい。

  ミモザさん からの返信 2010/05/22 10:30:22

  RE: 上高地のナンチャッテ画伯達

  趣味で絵を描いているのかと思いました。
  絵は所有するものでなく、鑑賞するものだと思っているので、心配無用ですが、
  いろいろな人がいるのですね。
  　そういう板谷さんは、被害にあわれたんですか？それとも同業者？
  失礼があったらお許しください。

  spa3pさん からの返信 2010/05/22 12:43:47

  RE: 上高地のナンチャッテ画伯達

  いいえ四季を通じて上高地へ出掛けている山屋です。シーズン中は小梨平をベースにして周辺の山をウロチョロ。停滞の日は河童橋辺りでのんびり人の往来を眺めているのですが、目の前で観光客が釣られるのを見る度苦々しい気持ちになります。大体本当の画家だったら描きあげた絵を何枚も道路に並べるなんて事はしないでしょう。小梨平のメイン通りにド派手なテントを設営し興味を持った観光客が近寄って来るのを待っている。現地で取り引きはしないので取り締まる事はできません。五千尺も白樺も西糸屋さんも見て見ぬふり、黙っていても観光客の来る立地にアグラをかきひたすら己の利益追求に走っている。半年で一年分稼ぎ出さなければならない事情は分かりますが、そろそろ上高地全体の事をみんなで考えなければならない時期に来ていると思うのです。しかしバラバラでまとまらない。各々創建時のそもそもの理念を思い出してほしい。何故殆んどの山屋達は上高地を素通りしてしまうのか改めて考えて頂きたい。
  せっかくの上高地、旅の思い出に汚点が残るような事はあってはならないと思うのです。
  
  

  ミモザさん からの返信 2010/05/23 15:00:12

  RE: 上高地のナンチャッテ画伯達

  あれ〜HMが変更ですね。
  
  　上高地ファンの方なんですね。以前上高地に行ったのはもう１０年前に
  なりますので、そのときはあんな人達はいなかった。
  確かにその人その人の生活が有るから、なんとも言えませんが
  紹介文（彼のプロフィ−ルを書いた封筒をいただいのですが）の
  ”上高地の魅力に感動して、１９６０年以来・・・多くの人に支えられ
  絵を製作する時間的余裕ができた・・・”には嘘があるのですね。
  素直な人はそのまま解釈してしまいます。
  騙されても騙す人にはなりたくないですね。