ポーランドとバルト3国、噴火事件でひやひやの旅

2010/05/09 - 2010/05/16

Yさんからさそわれて、ポーランドとバルト3国のツアーを申し込みました。4月中ごろになったらアイスランド噴火でヨーロッパ中の空港が閉鎖。

北欧に行ったTさんはコペンハーゲンで1週間の足止めときいて不安になってキャンセルしようとするとキャンセル料がかかるし。

ええい、こうなったら足止め覚悟でいってやるわよ。ヘルシンキで足止めになったら市内観光ができるし、そんなこと人生でもそうそう経験できることでもないし・・・

ドルもユーロも余分に持て行けば何とかなるでしょう。ノーテンキな女2人旅の始まりです。

エリア クラクフ(ポーランド)

セントレア発セルシンキ行きのフィンエア。
先回乗ったのはロシアへ行ったときであの時は機体の到着が2時間も遅れたので、今回は何事もありませんように・・・

アイスランドの噴火も私たちだけには関係しませんように・・

とにかく何事も起こらず、じっと我慢の約10時間。ヨーロッパは時間がかかるのよね。ヘルシンキで5時間のトランジットでポーランドのクラクフまで行きます。

フィンランドといえばムーミンが有名。
かといって特別ファンでもないし、はじめからお土産買ってバッグが重くなるのはいやだし・・・

同じツアーの人とはまだ仲良くなっていないのでトランプで時間つぶしもできないし。結局ぶらぶらしていました。

クラクフに到着。くたびれはて今夜はシャワーも浴びずに寝ようかと思ったけど、バスタブにつかれば疲労が取れるかとあったまって就寝。

翌日はアウシュビッツの見学から。
実は暴力とか戦争が嫌いで（誰でもか？）、アウシュビッツの見学も気が重かったけど、一生に二度とはこないだろうと、気を取り直して歩きます。

ここではただ一人の日本人男性ガイドさんがついてくれたので、話を良く聞くことができました。

テレビや写真では何度も見たことがあるけど、思っていたよりうんと広い。

囚人たちが逃げ出さないように鉄条網が張り巡らされている。

ビルケナウは第二強制収容所で、鉄道の引き込み線。
人生の分かれ道だ。

こちらの収容所は木造でひとつのベッドに6人も7人も寝て暮らしていたそうだ。人間扱いしていない。

ポーランドとは「緑の平原」といわれるように、山がほとんどなく、草原が続く。
広大な菜の花畑は、北海道でみたよりもずっと広い黄色のじゅうたんのようで、心がうきうきしてくる。

欧州最古の世界遺産、ヴィエリチカの岩塩坑の見学。
かなり古めかしいエレベータに乗って地下に降りていくのだけど、そのスピードの遅いこと。

地下６４〜３２７Mにいたる９層あって、地下通路は約２５０ＫＭ。

見学できるところは地下１３５Mまでで英語をしゃべるガイドがついてくれる。それを添乗員が通訳してせつめいしてくれる。

壁も岩塩でできているのだって。

ところどころに当時の採掘の様子を再現した人形の展示がある。

今までは写真の撮影もOKだったけど、この先は有料といわれたので、撮影料をはらってうつしてきた。

聖キンガ礼拝堂。天井、壁、床、レリーフ、祭壇もすべて塩でできている。

レリーフは「最後の晩餐」

工夫たちが暇つぶしに彫ったのだそうだ。

このシャンデリアも塩でできている。

旅行に行くたびに各国で「塩」を買っている私は当然ミル付の粒塩を購入。約千円。ミル付ならやすいよね。

クラクフの旧市街の中心地の広場。このあたりから雨が降ってきた。

自由行動の時間がもらえたのであたりを散策。
ポーランドは2回目なので今日の観光を離団した人とばったり会って、広場中央にある織物会館の中の土産物屋に連れて行ってくれた。

雨が降っているので屋内の売店の法が見学しやすい。

ここでキーホルダーと、イースターエッグの小さいのをゲット。

聖マリア教会。13世紀ごろに建てられたゴシック様式の教会。1時間ごとにラッパの音が鳴り響き、ちょうどそれを耳にすることができたのでうれしかった。

客待ちの馬車。「撮ってもいい？」と聞いたらポーズをとってくれたのでパチリ！