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1998年1月23日、サンパウロ到着!<br /><br />夜行バスのシートで目覚めると、いきなり高層ビル群の中にいた。<br /><br />ここがブラジルなのか?<br />あのブラジル北部・アマゾン川流域のブラジルとは何だったのだろう?<br />ここにはピラニアもお化け亀も熱帯雨林もない。<br /><br />これは夢なのか?<br /><br />わけもわからないままバスターミナルに降り立つと、隣の建物に地下鉄が滑り込んできた。<br /><br />これは夢なのか?

BRASIL/SAO PAULO(ブラジル・サンパウロ)で大阪橋を渡って納豆を買いに行った日

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1998/01/23 - 1998/02/21

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北風

北風さん

1998年1月23日、サンパウロ到着!

夜行バスのシートで目覚めると、いきなり高層ビル群の中にいた。

ここがブラジルなのか?
あのブラジル北部・アマゾン川流域のブラジルとは何だったのだろう?
ここにはピラニアもお化け亀も熱帯雨林もない。

これは夢なのか?

わけもわからないままバスターミナルに降り立つと、隣の建物に地下鉄が滑り込んできた。

これは夢なのか?

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
  • 旅日記<br />『リベルタージ地区』<br /><br />地下鉄を降りるとブラジルが消えていた。<br />駅名は「リベルタージ」、これはどう見ても日本語じゃない。<br />しかし、あの看板には、どう見ても<br />「たびはみちずれ、とぶなら・・」<br />と書いてある。<br />(ブラジルに来て初めて意味が理解できる看板だ)<br /><br />そして、あの道路の奥にどうどうと立ちはだかっているのは<br />・・・「鳥居」?<br /><br />中国人街は世界中至る所に点在しているが、日本人街として機能しているのは、ロスのリトルトーキョーとここリベルタージの2箇所のみらしい。<br /><br />しかし、これはロス・アンジェルスの日本人街なんか眼じゃない。<br /><br />これは、・・・<br />日本そのものだった。<br />

    旅日記
    『リベルタージ地区』

    地下鉄を降りるとブラジルが消えていた。
    駅名は「リベルタージ」、これはどう見ても日本語じゃない。
    しかし、あの看板には、どう見ても
    「たびはみちずれ、とぶなら・・」
    と書いてある。
    (ブラジルに来て初めて意味が理解できる看板だ)

    そして、あの道路の奥にどうどうと立ちはだかっているのは
    ・・・「鳥居」?

    中国人街は世界中至る所に点在しているが、日本人街として機能しているのは、ロスのリトルトーキョーとここリベルタージの2箇所のみらしい。

    しかし、これはロス・アンジェルスの日本人街なんか眼じゃない。

    これは、・・・
    日本そのものだった。

  • 納豆とこんにゃくとキッコーマンを買い込んで、ジャンプとマガジンを立ち読みした帰り道、ふと橋の中央に立ち止まる。<br /><br />「大阪橋」?<br />・・・ここは本当にどこなんだ?

    納豆とこんにゃくとキッコーマンを買い込んで、ジャンプとマガジンを立ち読みした帰り道、ふと橋の中央に立ち止まる。

    「大阪橋」?
    ・・・ここは本当にどこなんだ?

  • 旅日記<br />『ペンション荒木』<br /><br />朝7:30、人型にくぼんだベッドに、いつしか寝袋ごときれいに収まった身体を引っぺがす。<br />サンパウロの朝は寒い!<br />いや、この寒さは異常だ!<br />この前まで熱帯雨林の中で汗だくで滝見物をしていたのに、今はセーターを着込んで震えているとは!<br />昼間は我が物顔に飛び回る巨大ゴキブリさえまだ冬眠中らしい。<br /><br />まぁ、いい、今日も無事に朝を迎えられた。<br />玄関の2重ドアにかけられたどでかい施錠がやけに頼もしく見える。<br />「強盗が2カ月おきに押し入る」、「物が忽然と消える」等、世界各地に点在する日本人宿の中でも、そのエキサイティングな環境はアフリカまで聞こえてくる「ペンション荒木」。<br /><br />この宿に腰を落ち着ける事になったのは、ひとえに1ヶ月先のリオのカーニバルのせいだった。<br />日本までの航空チケットを無事US$800で入手した俺の財布は、そのままこの国を旅行するにはあまりにも軽くなりすぎた。<br />リオまでの期間を生き抜く為に俺にできるのは、亀の様に首を引っ込め、襲い掛かるブラジル物価に耐えるしかない。<br />ペンション荒木の1ヶ月の宿代US$180を払った後、俺はただひたすらここで時を待っていた。

    旅日記
    『ペンション荒木』

    朝7:30、人型にくぼんだベッドに、いつしか寝袋ごときれいに収まった身体を引っぺがす。
    サンパウロの朝は寒い!
    いや、この寒さは異常だ!
    この前まで熱帯雨林の中で汗だくで滝見物をしていたのに、今はセーターを着込んで震えているとは!
    昼間は我が物顔に飛び回る巨大ゴキブリさえまだ冬眠中らしい。

    まぁ、いい、今日も無事に朝を迎えられた。
    玄関の2重ドアにかけられたどでかい施錠がやけに頼もしく見える。
    「強盗が2カ月おきに押し入る」、「物が忽然と消える」等、世界各地に点在する日本人宿の中でも、そのエキサイティングな環境はアフリカまで聞こえてくる「ペンション荒木」。

    この宿に腰を落ち着ける事になったのは、ひとえに1ヶ月先のリオのカーニバルのせいだった。
    日本までの航空チケットを無事US$800で入手した俺の財布は、そのままこの国を旅行するにはあまりにも軽くなりすぎた。
    リオまでの期間を生き抜く為に俺にできるのは、亀の様に首を引っ込め、襲い掛かるブラジル物価に耐えるしかない。
    ペンション荒木の1ヶ月の宿代US$180を払った後、俺はただひたすらここで時を待っていた。

  • 旅日記<br />『ジムニーがいた』<br /><br />もう半年以上も前になる。<br />中米ガテマラにてスペイン語学校に通っていた時の事、「ジムニーで世界一周」を始めている渋谷さんと出会った。<br />年齢も同じ、その気さくな人柄にすぐに打ち解け、またいつの日にか再会を誓ってはいたが・・<br />ペンション荒木のドアをくぐった時、その人物は野菜炒めを食べていた。<br />「世間は広い様で狭い」とはよく言われるが、俺達長期旅行者にとって「世界は広いようで狭い」。<br /><br />ある日、渋谷さんがアイルトン・セナのお墓に行こうと誘ってくれた。<br /><br />

    旅日記
    『ジムニーがいた』

    もう半年以上も前になる。
    中米ガテマラにてスペイン語学校に通っていた時の事、「ジムニーで世界一周」を始めている渋谷さんと出会った。
    年齢も同じ、その気さくな人柄にすぐに打ち解け、またいつの日にか再会を誓ってはいたが・・
    ペンション荒木のドアをくぐった時、その人物は野菜炒めを食べていた。
    「世間は広い様で狭い」とはよく言われるが、俺達長期旅行者にとって「世界は広いようで狭い」。

    ある日、渋谷さんがアイルトン・セナのお墓に行こうと誘ってくれた。

  • ブラジルの国民的英雄セナの墓ならば、巨大な記念碑を想像していたのだが、到着した場所は芝生が広がる共同墓地らしき場所。<br /><br />碁盤の目状に埋め込まれたプレートの一群の中に、ポツンと「アイルトン・セナ」と刻まれた墓標が埋まっていた。

    ブラジルの国民的英雄セナの墓ならば、巨大な記念碑を想像していたのだが、到着した場所は芝生が広がる共同墓地らしき場所。

    碁盤の目状に埋め込まれたプレートの一群の中に、ポツンと「アイルトン・セナ」と刻まれた墓標が埋まっていた。

  • 旅日記<br />『リオへ』<br /><br />1998年2月21日、サンパウロのメイン・バスターミナルは、すごい人ごみで息をもつけない状態だった。<br /><br />それにしても、ブラジルのバスターミナルは何故これほどモダンな造りなんだろう?<br />国際空港並みに電光掲示板が天井から無数にぶら下がり、リノリウムの床は計算された照明を反射している。<br />特にこのサンパウロのターミナルは、日本のバスターミナルが発展途上国のものに見えてしまうほど力が入っていた。<br /><br />まぁいい。<br />とにかく、俺はこの日を待っていた。<br />来る日も、来る日も、食っちゃ寝、食っちゃ寝、怠惰で心身ともに腐りそうだった。<br />出発が後1週間長引いたら、俺の身体は糸を引いていたかもしれない。<br /><br />バスを待つ俺に、地元の乗客が話しかけてきた。<br />「どこまで?」<br />にっこりと笑いながら、俺の唇は形を作る。<br />「カーニバルまで!」

    旅日記
    『リオへ』

    1998年2月21日、サンパウロのメイン・バスターミナルは、すごい人ごみで息をもつけない状態だった。

    それにしても、ブラジルのバスターミナルは何故これほどモダンな造りなんだろう?
    国際空港並みに電光掲示板が天井から無数にぶら下がり、リノリウムの床は計算された照明を反射している。
    特にこのサンパウロのターミナルは、日本のバスターミナルが発展途上国のものに見えてしまうほど力が入っていた。

    まぁいい。
    とにかく、俺はこの日を待っていた。
    来る日も、来る日も、食っちゃ寝、食っちゃ寝、怠惰で心身ともに腐りそうだった。
    出発が後1週間長引いたら、俺の身体は糸を引いていたかもしれない。

    バスを待つ俺に、地元の乗客が話しかけてきた。
    「どこまで?」
    にっこりと笑いながら、俺の唇は形を作る。
    「カーニバルまで!」

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