1998/02/21 - 1998/02/21
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北風さん
1998年2月21日、とうとうリオに乗り込んだ!
サンパウロじゃセーターを着込んで震える寒さがここにきて一変する。
「暑い!」
Tシャツが汗でべったりと張り付くほどの暑さだ。
さて、カーニバルまであと一日、さぞかし街は賑わっているだろうと思いきや、・・・
なんだこの静けさは?
浅草のカーニバルの方が前夜祭に活気がある。
あぁ半裸の女の子が走り回っている妄想が消えていく・・・
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス
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-
サンパウロじゃ、「カーニバルの1ヶ月前から安宿は埋まっている」との噂が流れていた。
そして、俺達ペンション荒木組はなんの予約も無しでこの地へ乗り込んできている。(しかも10人で!)
門前払い覚悟のドキドキもんで、ホテルのドアを叩いた。
すると、何のことは無い2件目であっさりと10人でも泊まれるホテル発見!
・・・本当に明日からカーニバル? -
<マラカナン・スタジアムにて>
観光客は少しの時間も無駄にしない。
ましてや日本人ツーリストならば、寝る間も惜しんでシャッターを切るのがお国柄。
ホテルがあっさり決まったので、カーニバルの前に世界一のサッカー・スタジアムを見に行く事にした。
静かだ。
確かに巨大な広さだが、老朽化が進み、あちこちにヒビが目立つ。
あのサッカーグラウンドと観客席の間の溝は何だろう?
幅は3m、深さも3mはある溝がグラウンドの周りにぐるりと一周している。
まるで、動物園の象の檻みたいだ。
もしかしてこれは、熱狂してなだれ込んでくる暴徒から、選手達を守るためなのか?
それとも休日には白熊でも放し飼いにする為だろうか? -
旅日記
『2軍?(Bチーム)のパレード』
夜8時、昼間は車がぎっしりと渋滞しているオフィス街の大通り、今夜はきらびやかな衣装を身にまとった踊り子の群れがぎっしりと埋め尽くしていた。
見物人も「これでもか!」と言うほど溢れ出てはいるが、ここは南米、あまりにも広大な道幅と何キロにも続く直線道路の為、遠目から見るとこじんまりとしたコスプレ集団にしか見えない。
が、しかし、この耳に飛び込む爆竹の破裂音!サンバ、人の叫び!
暑い!熱いぞ!今夜は! -
「うぉーっ」と言わんばかりのセクシー・サンバ・コスチュームを着飾ったお姉ちゃん達が、「うぉぉぉっ」と叫ばんばかりの腰のグラインドを繰り広げている。
ここはオープン・スペースのストリップ劇場かもしれない。
もしかして、お触りOK? -
そうこうする内に、欲望を抑え切れなかった酔っ払いのオヤジが、お姉ちゃんにフライングボディアタックをかましに宙を飛んだ!
すると、どこからともなくセキュリティの黒人ゴリラが登場!
タイソン張りの幻の右を食らって、オヤジが再び宙を舞う。
転がるオヤジに降り注ぐ、踊り子達のハイヒール・ピン・ポイント・キック!
むごい!これはむごすぎる! -
この場でじっとたたずんでいる見物人はいない。
いや、許されない。
最もおとなしい民族と言われる日本人も、いきなりサンバコスチュームを被せられ、見物人のお姉ちゃん達と見よう見まねのステップをアスファルトに叩きつける。 -
サンバの合間を目ざとく見つけては、シャカシャカと踊り子達に近づき一緒に記念撮影。
とりあえず、日本人として記念撮影はお約束だから・・・ -
ちなみに両脇を飾る踊り子達は、なんと親子らしい。
さすが、ブラジル、カーニバルを家族で楽しんでいる。
・・・しかし、よく考えると、この娘が、こうなるのだろうか?
恐るべしラテン民族! -
リオの今昔物語
老いも若いも入り乱れ、一晩中踊り子達はステップを踏み続ける。
ん?
良く見ると、どうも年齢別にコスチュームに特徴があるような・・・
若くなるほど露出度がアップ!
いかにも「素肌で勝負!」となるみたいだ。 -
大人になるにつれ、コスチュームがガンダム並みの重装備になっていくわけか?
-
最後は、あの人類から遠く離れたコスプレに身を包むらしい。
-
旅日記
『リオのおばちゃん』
クルクル、クルクルと回りながら、器用に前進を続けるグループ。
あれほど踊り続けるには相当の体力がいるはずだ。
と、集団から一人の踊り子が近づいてきた。
俺を見て「バツッ」とウィンク!
ん?これは・・・
この前りんごを買った市場のおばちゃんじゃないのか?
あの歳で若いお姉ちゃんと張り合うほどのステップを踏んでいるのか!
恐るべし!ブラジル女性!
一体いつから踊り始め、いつまで踊り続けるのだろう? -
旅日記
『リオのサンバ屋』
自分のひいきのグループについて、人々はぞろぞろと移動する。
若い母親がそのままストリップに出場できそうな過激なコスチュームのまま子供の手を引いていた。
当然、子供のコスチュームも決まっている。
リオの街のショッピング・エリアを思い出した。
あそこで行列を作っていた店は、たしか「サンバ屋」なるものだった。
つまり、この現実離れしたコスチュームは、あそこから皆買っているのか?
母親に尋ねると、サンバ屋で買うのは生地やアクセサリーだけで後は自分で仕立てるとの事。
「サンバ屋」、多分、世界でこの国でしか成り立たない商売だろうなぁ。 -
うーん、この歳から踊っているのか!
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