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多紀連山は篠山盆地の北方に東西20kmにわたって連なる連峰で、主峰は御嶽(みたけ)で東の小金ヶ嶽、西の西ヶ嶽の3つの峰が中心となっています。岩峰の痩せ尾根が続き、その地形から多紀アルプスと呼ばれています。平安時代には修験道の行場として栄えていました。現在は筱見四十八滝キャンプ場から小金ヶ嶽、御嶽、西ヶ嶽、栗柄へと縦走路が整備されています。<br /><br />リハビリ登山第2弾として選んだのが多紀アルプスのうち、小金ヶ嶽までの縦走です。他にも目的があり、縦走路の前半の筱見四十八滝の滝めぐりと岩稜に咲くヒカゲツツジです。<br /><br />○○四十八滝というと、大小数多くの滝があるところから名付けられることが一般的ですが、筱見四十八滝は始終(しじゅう)涸れることのない滝が8つあるところから名付けられています。滝めぐり周回コースが整備されており、周回コースの途中からは多紀アルプス縦走路が分岐しています。なお筱見四十八滝のある地名は上筱見(かみささみ)であることから筱見四十八滝は「ささみじじゅうはちたき」ともよばれますが、正式には「しのみしじゅうはちたき」と読むようです。<br /><br />手洗滝滝見難易度:1、弁天滝滝見難易度:1、肩ヶ滝滝見難易度:1、長滝滝見難易度:2、シャレ滝滝見難易度:2、大滝滝見難易度:3、二ノ滝滝見難易度:4、一ノ滝滝見難易度:4<br />参考 滝見難易度0:道路から見える、1:片道徒歩5分以内、2:片道徒歩15分以内、3:片道徒歩30分以内、4:片道徒歩1時間以内、5:片道徒歩2時間以内、6:片道徒歩2時間以上もしくは2時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。<br />注意 滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

多紀アルプス縦走① 滝メグラーが行く80 ヒカゲツツジ咲く筱見四十八滝

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2010/04/18 - 2010/04/18

218位(同エリア327件中)

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GOTOCHAN

GOTOCHANさん

多紀連山は篠山盆地の北方に東西20kmにわたって連なる連峰で、主峰は御嶽(みたけ)で東の小金ヶ嶽、西の西ヶ嶽の3つの峰が中心となっています。岩峰の痩せ尾根が続き、その地形から多紀アルプスと呼ばれています。平安時代には修験道の行場として栄えていました。現在は筱見四十八滝キャンプ場から小金ヶ嶽、御嶽、西ヶ嶽、栗柄へと縦走路が整備されています。

リハビリ登山第2弾として選んだのが多紀アルプスのうち、小金ヶ嶽までの縦走です。他にも目的があり、縦走路の前半の筱見四十八滝の滝めぐりと岩稜に咲くヒカゲツツジです。

○○四十八滝というと、大小数多くの滝があるところから名付けられることが一般的ですが、筱見四十八滝は始終(しじゅう)涸れることのない滝が8つあるところから名付けられています。滝めぐり周回コースが整備されており、周回コースの途中からは多紀アルプス縦走路が分岐しています。なお筱見四十八滝のある地名は上筱見(かみささみ)であることから筱見四十八滝は「ささみじじゅうはちたき」ともよばれますが、正式には「しのみしじゅうはちたき」と読むようです。

手洗滝滝見難易度:1、弁天滝滝見難易度:1、肩ヶ滝滝見難易度:1、長滝滝見難易度:2、シャレ滝滝見難易度:2、大滝滝見難易度:3、二ノ滝滝見難易度:4、一ノ滝滝見難易度:4
参考 滝見難易度0:道路から見える、1:片道徒歩5分以内、2:片道徒歩15分以内、3:片道徒歩30分以内、4:片道徒歩1時間以内、5:片道徒歩2時間以内、6:片道徒歩2時間以上もしくは2時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意 滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

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  • 筱見四十八滝キャンプ場の駐車場は満車でした。大型バスまで停まっています。ヒカゲツツジを見るハイキングツアーのようです。仕方なく、キャンプ場手前の路肩の広くなったところに駐車しました。といっても駐車場とはさほど離れていません。<br /><br />駐車場にある筱見四十八滝の案内図です。

    筱見四十八滝キャンプ場の駐車場は満車でした。大型バスまで停まっています。ヒカゲツツジを見るハイキングツアーのようです。仕方なく、キャンプ場手前の路肩の広くなったところに駐車しました。といっても駐車場とはさほど離れていません。

    駐車場にある筱見四十八滝の案内図です。

  • 駐車場にある筱見四十八滝の説明文です。

    駐車場にある筱見四十八滝の説明文です。

  • 周回コースに入ってすぐにあるのが手洗滝。

    周回コースに入ってすぐにあるのが手洗滝。

  • 筱見四十八滝は水量に難ありというイメージでしたが、想像以上の水量にビックリです。

    筱見四十八滝は水量に難ありというイメージでしたが、想像以上の水量にビックリです。

  • 弁天滝と肩ヶ滝。ここまでは登山口から5分とかかりません。

    弁天滝と肩ヶ滝。ここまでは登山口から5分とかかりません。

  • 下が弁天滝。落差8m。左から落ちてきている上の滝が肩ヶ滝。落差5m。

    下が弁天滝。落差8m。左から落ちてきている上の滝が肩ヶ滝。落差5m。

  • 弁天滝と肩ヶ滝。

    弁天滝と肩ヶ滝。

  • ここからが登りも本格的になります。木の根っこを掴んでよじ登ります。

    ここからが登りも本格的になります。木の根っこを掴んでよじ登ります。

  • 先ほどの急登をクリアするとコバノミツバツツジが咲いていました。低山でも普通に見ることのできる花ですが、不思議と多紀アルプスではほとんどありませんでした。

    先ほどの急登をクリアするとコバノミツバツツジが咲いていました。低山でも普通に見ることのできる花ですが、不思議と多紀アルプスではほとんどありませんでした。

  • 4つめの長滝は周回コースから外れたところにあります。この分岐から急坂を下ります。

    4つめの長滝は周回コースから外れたところにあります。この分岐から急坂を下ります。

  • 長滝への下りの途中で肩ヶ滝が見えました。

    長滝への下りの途中で肩ヶ滝が見えました。

  • 長滝は落差33mと筱見四十八滝の中で最大です。滝身は太陽の光をまともに浴びて明るく、周辺は陰になって暗いという撮影にはコントラストがきつすぎて条件はよくありません。この長滝の岩壁でお目当てのヒカゲツツジに出会うことができました。滝の周りに咲いているクリーム色の花がヒカゲツツジです。

    長滝は落差33mと筱見四十八滝の中で最大です。滝身は太陽の光をまともに浴びて明るく、周辺は陰になって暗いという撮影にはコントラストがきつすぎて条件はよくありません。この長滝の岩壁でお目当てのヒカゲツツジに出会うことができました。滝の周りに咲いているクリーム色の花がヒカゲツツジです。

  • 長滝の滝口辺りにもヒカゲツツジが見える。

    長滝の滝口辺りにもヒカゲツツジが見える。

  • 滝壺。

    滝壺。

  • ヒカゲツツジと長滝。滝横の急斜面を登って撮影しました。

    ヒカゲツツジと長滝。滝横の急斜面を登って撮影しました。

  • 周回コースに戻り先へ進むと鎖場が現れました。

    周回コースに戻り先へ進むと鎖場が現れました。

  • 鎖場をクリアしてしばらく進むとシャレ滝です。

    鎖場をクリアしてしばらく進むとシャレ滝です。

  • シャレ滝。落差8m。

    シャレ滝。落差8m。

  • この後次々と鎖場がありますが、ここで高齢者の団体の渋滞に巻き込まれました。約30名の団体で、おそらく駐車場に停まっていたバスのツアー客でしょう。

    この後次々と鎖場がありますが、ここで高齢者の団体の渋滞に巻き込まれました。約30名の団体で、おそらく駐車場に停まっていたバスのツアー客でしょう。

  • この鎖場から見上げた岩壁には見事なヒカゲツツジの群生地があります。

    この鎖場から見上げた岩壁には見事なヒカゲツツジの群生地があります。

  • ヒカゲツツジの群生。ところでヒカゲツツジですが兵庫県では絶滅危惧種となっており、丹波や但馬の一部でしか見ることができません。兵庫県のレッドデータブックCに指定されています。

    ヒカゲツツジの群生。ところでヒカゲツツジですが兵庫県では絶滅危惧種となっており、丹波や但馬の一部でしか見ることができません。兵庫県のレッドデータブックCに指定されています。

  • 団体さんに道を譲ってもらい大滝に到着。

    団体さんに道を譲ってもらい大滝に到着。

  • 落差は20mと長滝には及びませんが、筱見四十八滝の中では一番立派な滝でしょう。三脚を立ててじっくりと撮影したいところですが、団体に抜かれると厄介なので撮影はさっさと切り上げました。

    落差は20mと長滝には及びませんが、筱見四十八滝の中では一番立派な滝でしょう。三脚を立ててじっくりと撮影したいところですが、団体に抜かれると厄介なので撮影はさっさと切り上げました。

  • 筱見四十八滝終点の標識。実際にはこの先にも2つ滝があるのですが??しかももうひとつおかしなことが。標高613.2mとありますが、この辺りの最高地点は地形図で見る限り標高は約600mです。そしてこの後まだまだ登ることになります。どう考えてもこの標識はおかしいことになります。

    筱見四十八滝終点の標識。実際にはこの先にも2つ滝があるのですが??しかももうひとつおかしなことが。標高613.2mとありますが、この辺りの最高地点は地形図で見る限り標高は約600mです。そしてこの後まだまだ登ることになります。どう考えてもこの標識はおかしいことになります。

  • 筱見四十八滝終点の標識のすぐそばにある鎖場。ご丁寧に登山の標識も。

    筱見四十八滝終点の標識のすぐそばにある鎖場。ご丁寧に登山の標識も。

  • 鎖場をクリアすると大滝の滝口があります。

    鎖場をクリアすると大滝の滝口があります。

  • 筱見四十八滝最後の滝、二ノ滝(下)と一ノ滝。

    筱見四十八滝最後の滝、二ノ滝(下)と一ノ滝。

  • 落差はそれぞれ二ノ滝3m、一ノ滝8m。

    落差はそれぞれ二ノ滝3m、一ノ滝8m。

  • 滝は終わりましたが、周回コース最大のハイライトはこれからです。超急斜面の鎖場が延々と続きます。でも楽しい。ヒカゲツツジも咲いています。

    滝は終わりましたが、周回コース最大のハイライトはこれからです。超急斜面の鎖場が延々と続きます。でも楽しい。ヒカゲツツジも咲いています。

  • 鎖場の途中からの展望。岩壁にはヒカゲツツジの群生が見られます。

    鎖場の途中からの展望。岩壁にはヒカゲツツジの群生が見られます。

  • 鎖場をクリアするとのどかな雑木林です。しばらくはハイキング気分。

    鎖場をクリアするとのどかな雑木林です。しばらくはハイキング気分。

  • 無名峰の600mピークを越えて、多紀連山縦走路との分岐点に到達しました。縦走しない場合は周回コースを進むと20分ほどでキャンプ場に戻ります。私は縦走路へ進み、小金ヶ嶽を目指します。これが苦難の始まりです。

    無名峰の600mピークを越えて、多紀連山縦走路との分岐点に到達しました。縦走しない場合は周回コースを進むと20分ほどでキャンプ場に戻ります。私は縦走路へ進み、小金ヶ嶽を目指します。これが苦難の始まりです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • フジケンさん 2010/04/27 01:06:33
    48滝って・・・
    よどみなく流れる8つの滝だから四十八滝でしたよね
    誇張過ぎるようなネーミングですが・・・

    いい時期に訪問されましたね〜。
    私も一度だけですが行ったことあります。
    山には向かわずにぐるっと回って帰ったので2時間ほどだけでしたが(^ ^

    あそこのアプローチは結構好きです。
    滝に山に、GOTOCHANさんはアクティブですね(^ ^

    GOTOCHAN

    GOTOCHANさん からの返信 2010/04/28 00:32:24
    RE: 48滝って・・・
    こんばんは。

    > よどみなく流れる8つの滝だから四十八滝でしたよね
    > 誇張過ぎるようなネーミングですが・・・

    四十八滝はどこも名前負けしていますね。だいたい無理やりですから。

    > いい時期に訪問されましたね〜。

    ヒカゲツツジ狙いです。ただ、滝は水量に難ありと思っていたので嬉しい誤算でした。それに8つの滝はどれも個性があって意外と良かったです。

    > 滝に山に、GOTOCHANさんはアクティブですね(^ ^

    今年はちょっと山に重心を置くつもりです。とはいえ滝も捨てがたいので忙しそうです。

    GOTOCHAN

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